本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。 それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。 本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。 一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。 (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2012年10月5日23時6分にmsn産経ニュース東京から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京都が東日本大震災後、硫酸や塩酸といった毒劇物を保管する工場などの大型タンクを調査したところ、日常の点検マニュアルを整備していない施設が半数弱にのぼったことが5日、明らかになった。
震災などでタンクが破損した場合、毒劇物や化学物質の流出で被害が起きる可能性もあり、都では指導を強めたいとしている。
都によると昨年5~7月、容量1千ℓ以上の毒劇物保管タンク72施設を実地調査。
その結果、日常点検について全くマニュアル化していない施設が半数近い44%に上り、タンクの基礎部分などの定期検査を行っていない施設も10以上あったという。
また、54%の39施設は住宅地に隣接した場所にあった。酸性とアルカリ性の物質のタンクが隣り合い、漏れ出した場合に混ざって有毒ガスを出すおそれがあるケースもみられたという。
都内では昨年の東日本大震災当日、江東区の工場内で金属洗浄に使う化学物質「トリクロロエチレン」がタンクから漏れて気化、吸い込んだとみられる工場長ら2人が死亡する事故が発生。施設外に被害はなかったが、流出量が多ければ、外部被害が拡大する恐れがあった。
都は「日常点検態勢や点検マニュアル作成の指導を強化していきたい」としている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121005/tky12100523060008-n1.htm
東京都が東日本大震災後、硫酸や塩酸といった毒劇物を保管する工場などの大型タンクを調査したところ、日常の点検マニュアルを整備していない施設が半数弱にのぼったことが5日、明らかになった。
震災などでタンクが破損した場合、毒劇物や化学物質の流出で被害が起きる可能性もあり、都では指導を強めたいとしている。
都によると昨年5~7月、容量1千ℓ以上の毒劇物保管タンク72施設を実地調査。
その結果、日常点検について全くマニュアル化していない施設が半数近い44%に上り、タンクの基礎部分などの定期検査を行っていない施設も10以上あったという。
また、54%の39施設は住宅地に隣接した場所にあった。酸性とアルカリ性の物質のタンクが隣り合い、漏れ出した場合に混ざって有毒ガスを出すおそれがあるケースもみられたという。
都内では昨年の東日本大震災当日、江東区の工場内で金属洗浄に使う化学物質「トリクロロエチレン」がタンクから漏れて気化、吸い込んだとみられる工場長ら2人が死亡する事故が発生。施設外に被害はなかったが、流出量が多ければ、外部被害が拡大する恐れがあった。
都は「日常点検態勢や点検マニュアル作成の指導を強化していきたい」としている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121005/tky12100523060008-n1.htm
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2012年2月10日付の朝日新聞大阪市内版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪府立公衆衛生研究所が保管している劇物指定の薬品の管理が不適切だったことが、9日公表された府の包括外部監査でわかった。
包括外部監査人などによると、昨年10月の現地調査で、劇物の水酸化カリウムが所内の薬品管理システムに登録がなく、研究者が水酸化ナトリウムを劇物と知らずに鍵のかからない棚に保管していたことも判明。
また、大半の劇物は目視だけで残量を測っていたため、実際の残量とシステム上の残量が大きく異なっていた。
劇物は毒劇物取締法で盗難や流出防止の措置を取るよう定められ、厚労省は施錠した専用の保管庫で管理するよう通知している。
同研究所は「保管、管理を徹底したい」としている。
出典URL
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001202100001
(ブログ者コメント)
該研究所のHPによれば、感染症や食の安全などについて研究している組織。
職務上、人一倍、危険に対して感度が良くなければいけないのに、なぜ、この程度のレベルだったのだろうか?
取り扱う前にMSDSなど確認したのだろうか?
報道されていないだけかもわからないが、「お恥ずかしい限りだ」くらいのコメントがあってしかるべきではないかと感じた。
大阪府立公衆衛生研究所が保管している劇物指定の薬品の管理が不適切だったことが、9日公表された府の包括外部監査でわかった。
包括外部監査人などによると、昨年10月の現地調査で、劇物の水酸化カリウムが所内の薬品管理システムに登録がなく、研究者が水酸化ナトリウムを劇物と知らずに鍵のかからない棚に保管していたことも判明。
また、大半の劇物は目視だけで残量を測っていたため、実際の残量とシステム上の残量が大きく異なっていた。
劇物は毒劇物取締法で盗難や流出防止の措置を取るよう定められ、厚労省は施錠した専用の保管庫で管理するよう通知している。
同研究所は「保管、管理を徹底したい」としている。
出典URL
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001202100001
(ブログ者コメント)
該研究所のHPによれば、感染症や食の安全などについて研究している組織。
職務上、人一倍、危険に対して感度が良くなければいけないのに、なぜ、この程度のレベルだったのだろうか?
取り扱う前にMSDSなど確認したのだろうか?
報道されていないだけかもわからないが、「お恥ずかしい限りだ」くらいのコメントがあってしかるべきではないかと感じた。
2012年2月3日付の毎日新聞栃木版と読売新聞栃木版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
那須塩原市の「T鍍金(めっき)工業」から2日朝、「保管していたシアン化カリウム(青酸カリ)がなくなった」と那須塩原署に届け出があった。
同署の調べによると、同社で保管していた容器(500g入り)が1本足りなくなっていた。
約2500人分の致死量に相当し、同署は盗まれた可能性が高いとみて調べている。
現在、外部で使われた形跡はないという。
同日午後、同社で説明した社長によると、1月31日の在庫確認の際、15本あるはずなのに14本しかないのに気付いたという。
昨年12月10日に20本仕入れ、残っていた1本と合わせて21本を保管。1月14日に6本使ったのが最後だった。
保管は1階事務室の保管庫で、使用の際は2階事務室の机の中にある鍵を女子事務員から受取り、台帳に使用量などを記載する決まりだ。
使用者は劇毒物取扱主任とペアで保管庫から取り出して使うことにしている。
鍵は1本だけ。引出しに鍵はなく、事務員が不在の時は誰でも入手できた。
先月14日は主任は休みだったが、社内の規定通り課長が代理を務めたという。
保管庫は出入り口の1カ所に鍵が付けられ、他のシアン化銀などの劇毒物と一緒に保管。他の劇毒物の紛失はなかった。
保管庫に監視カメラはない。事務所が荒らされた形跡はない。現場周辺には小中学校がある。
同社は従業員14人で、社内調査でも行方が判明しなかったため届け出た。
社長は「ご迷惑をおかけして申し訳ありません。従業員は皆知らないと言っている。保管には万全を期していたつもりだった。見つけた場合は触らずに警察に通報してほしい」と話した。
出典URL
http://mainichi.jp/area/tochigi/news/20120203ddlk09040233000c.html
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news/20120203-OYT8T00085.htm
※保管庫の鍵の管理状況に関し、2月3日付の東京新聞には、読売新聞栃木版とは違った記事が掲載されていた。
一階にある半畳ほどの薬品室の扉の鍵は二階事務所の机の引き出しに入れて管理していた。「日中は事務所に常時事務員がいるし、夜間は引き出しに鍵をかけている。誰かがこっそり鍵を持ち出した可能性は考えにくい」と社長はいう。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20120203/CK2012020302000074.html
(ブログ者コメント)
□机の引出しに鍵がかけられるのとかけられないのとでは、大違い。どちらの報道が正だろうか?
□その点以外は、管理状態に特段の問題はなさそうだ。
□類似事例として、昨年1月、日光市のメッキ工場で毒物が盗難に遭っている(本ブログ掲載済)。その時は、以前働いていた人間が犯人だった。
事情を知る人間が犯人となれば、盗難を完全に防止するのは困難だ。
(2011年3月12日 修正1 ;追記)
2012年3月8日2時6分にmsn産経ニュース栃木から、盗難ではなかったらしいとの情報が、下記趣旨でネット配信されていた。
県警は7日、メッキ加工に使うメッキ槽の濃度分析の結果、1本分多く使用していたとみられると発表した。
同社の毒劇物のずさんな管理が露呈した格好となり、社長は7日、「管理態勢を強化したい」と話した。
県警によると、同社から2月2日に紛失届が出たことを受け、那須塩原署がメッキ槽を調べたところ、会社側の「1月14日に6本を使用した」という説明よりも多い7本分の濃度が検出されたという。
さらに、2月6日に男性従業員が「保管部屋から6本持ち出したつもりだったが、使用した容器を洗っていたら7本あることに気付いた」と、社長に申し出ていたことが判明。
外部からの侵入の形跡などがないことから、県警は「1本多く使っていた可能性が高い」とみている。
社長は2月2日、報道陣に対して「多く使用した可能性は低い」「(管理は)万全を尽くしているつもりだった」などと説明していた。
しかし、保管部屋から青酸カリ容器を何本持ち出したかさえ正確に把握できていなかったという管理態勢の甘さが問われそうだ。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120308/tcg12030802060001-n1.htm
(ブログ者コメント)
盗まれたのではなさそうとのこと。
関係者一同、胸を撫で下ろしていることだろう。
しかし、帳簿をつけ間違った従業員は、なぜ社内調査の際に「知らない」と言ったのだろう。
自分が6本も使っていれば、ひょっとして7本?という気が起こらなかったのだろうか?
仮に、うすうす気がついてはいたが、ミスを打ち明け難い職場だった・・・そんなことがあったとすれば、安全な職場づくりという点で問題だ。
自分のせいでトラブルが起きた時は、ただちに上司などに報告することが大切。
自分のミスを隠し続けたことが大事故の遠因になった事例も、過去にはある。
那須塩原市の「T鍍金(めっき)工業」から2日朝、「保管していたシアン化カリウム(青酸カリ)がなくなった」と那須塩原署に届け出があった。
同署の調べによると、同社で保管していた容器(500g入り)が1本足りなくなっていた。
約2500人分の致死量に相当し、同署は盗まれた可能性が高いとみて調べている。
現在、外部で使われた形跡はないという。
同日午後、同社で説明した社長によると、1月31日の在庫確認の際、15本あるはずなのに14本しかないのに気付いたという。
昨年12月10日に20本仕入れ、残っていた1本と合わせて21本を保管。1月14日に6本使ったのが最後だった。
保管は1階事務室の保管庫で、使用の際は2階事務室の机の中にある鍵を女子事務員から受取り、台帳に使用量などを記載する決まりだ。
使用者は劇毒物取扱主任とペアで保管庫から取り出して使うことにしている。
鍵は1本だけ。引出しに鍵はなく、事務員が不在の時は誰でも入手できた。
先月14日は主任は休みだったが、社内の規定通り課長が代理を務めたという。
保管庫は出入り口の1カ所に鍵が付けられ、他のシアン化銀などの劇毒物と一緒に保管。他の劇毒物の紛失はなかった。
保管庫に監視カメラはない。事務所が荒らされた形跡はない。現場周辺には小中学校がある。
同社は従業員14人で、社内調査でも行方が判明しなかったため届け出た。
社長は「ご迷惑をおかけして申し訳ありません。従業員は皆知らないと言っている。保管には万全を期していたつもりだった。見つけた場合は触らずに警察に通報してほしい」と話した。
出典URL
http://mainichi.jp/area/tochigi/news/20120203ddlk09040233000c.html
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news/20120203-OYT8T00085.htm
※保管庫の鍵の管理状況に関し、2月3日付の東京新聞には、読売新聞栃木版とは違った記事が掲載されていた。
一階にある半畳ほどの薬品室の扉の鍵は二階事務所の机の引き出しに入れて管理していた。「日中は事務所に常時事務員がいるし、夜間は引き出しに鍵をかけている。誰かがこっそり鍵を持ち出した可能性は考えにくい」と社長はいう。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20120203/CK2012020302000074.html
(ブログ者コメント)
□机の引出しに鍵がかけられるのとかけられないのとでは、大違い。どちらの報道が正だろうか?
□その点以外は、管理状態に特段の問題はなさそうだ。
□類似事例として、昨年1月、日光市のメッキ工場で毒物が盗難に遭っている(本ブログ掲載済)。その時は、以前働いていた人間が犯人だった。
事情を知る人間が犯人となれば、盗難を完全に防止するのは困難だ。
(2011年3月12日 修正1 ;追記)
2012年3月8日2時6分にmsn産経ニュース栃木から、盗難ではなかったらしいとの情報が、下記趣旨でネット配信されていた。
県警は7日、メッキ加工に使うメッキ槽の濃度分析の結果、1本分多く使用していたとみられると発表した。
同社の毒劇物のずさんな管理が露呈した格好となり、社長は7日、「管理態勢を強化したい」と話した。
県警によると、同社から2月2日に紛失届が出たことを受け、那須塩原署がメッキ槽を調べたところ、会社側の「1月14日に6本を使用した」という説明よりも多い7本分の濃度が検出されたという。
さらに、2月6日に男性従業員が「保管部屋から6本持ち出したつもりだったが、使用した容器を洗っていたら7本あることに気付いた」と、社長に申し出ていたことが判明。
外部からの侵入の形跡などがないことから、県警は「1本多く使っていた可能性が高い」とみている。
社長は2月2日、報道陣に対して「多く使用した可能性は低い」「(管理は)万全を尽くしているつもりだった」などと説明していた。
しかし、保管部屋から青酸カリ容器を何本持ち出したかさえ正確に把握できていなかったという管理態勢の甘さが問われそうだ。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120308/tcg12030802060001-n1.htm
(ブログ者コメント)
盗まれたのではなさそうとのこと。
関係者一同、胸を撫で下ろしていることだろう。
しかし、帳簿をつけ間違った従業員は、なぜ社内調査の際に「知らない」と言ったのだろう。
自分が6本も使っていれば、ひょっとして7本?という気が起こらなかったのだろうか?
仮に、うすうす気がついてはいたが、ミスを打ち明け難い職場だった・・・そんなことがあったとすれば、安全な職場づくりという点で問題だ。
自分のせいでトラブルが起きた時は、ただちに上司などに報告することが大切。
自分のミスを隠し続けたことが大事故の遠因になった事例も、過去にはある。
2012年1月14日10時16分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岡山市内で昨年12月、ネパール人の家族が引っ越しの荷物を路上に置いていたところ、市職員が不法投棄されたごみと勘違いして回収し、一部を焼却処分していたことが分かった。
民族衣装や形見の写真など思い出の品も含まれており、家族は「日本は治安がいいと思って置いていた。処分されるなんて……」とショックを受けているという。
市は家族に謝罪し、約20万円を弁償する意向を伝えた。
市によると、昨年12月19日午後1時20分頃、岡山市の市道脇で、不法投棄のパトロールをしていた職員が、スーツケースや掃除機、炊飯器、袋に入った布団、衣類など約30点を見つけ、回収した。
その後、ネパール人家族から「荷物を盗まれた」と相談を受けた警察が市に問い合わせ、その日のうちに不法投棄ではないことが判明。
しかし、既に布団や衣類などは焼却されており、処分を免れた家電品やスーツケースなど数点だけが家族に戻された。
家族は、40歳代男性と妻、娘の3人で、同市内の別の場所から越して来た。
荷物は、家族が路上に置いて数十分、目を離した間に回収された。
焼却された物の中には、男性の父親の手紙と写真、妻の民族衣装もあったという。
市は「数m先にごみ収集所があったので不法投棄と勘違いした。通常は不法投棄を見つけた場合、警告シールを張って10日ほど様子を見るが、年末で収集車が休みに入るため、回収した」と釈明している。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120114-OYT1T00173.htm
(ブログ者コメント)
産業安全に直接の関係はないが、以下の点で示唆に富む事例だ。
□たまたま年末だったがために警告シールなしに撤去され、かつ、たまたまパトロールの直前に荷物を置いたためのトラブルだ。
事故というもの、タイミングにも大きく左右される。
□ごみ収集場の近くでなく、家の玄関先に置いていれば、パトロール員も勘違いしなかったかもしれない。
ヒューマンエラーを誘発しないための自衛策も必要だ。
岡山市内で昨年12月、ネパール人の家族が引っ越しの荷物を路上に置いていたところ、市職員が不法投棄されたごみと勘違いして回収し、一部を焼却処分していたことが分かった。
民族衣装や形見の写真など思い出の品も含まれており、家族は「日本は治安がいいと思って置いていた。処分されるなんて……」とショックを受けているという。
市は家族に謝罪し、約20万円を弁償する意向を伝えた。
市によると、昨年12月19日午後1時20分頃、岡山市の市道脇で、不法投棄のパトロールをしていた職員が、スーツケースや掃除機、炊飯器、袋に入った布団、衣類など約30点を見つけ、回収した。
その後、ネパール人家族から「荷物を盗まれた」と相談を受けた警察が市に問い合わせ、その日のうちに不法投棄ではないことが判明。
しかし、既に布団や衣類などは焼却されており、処分を免れた家電品やスーツケースなど数点だけが家族に戻された。
家族は、40歳代男性と妻、娘の3人で、同市内の別の場所から越して来た。
荷物は、家族が路上に置いて数十分、目を離した間に回収された。
焼却された物の中には、男性の父親の手紙と写真、妻の民族衣装もあったという。
市は「数m先にごみ収集所があったので不法投棄と勘違いした。通常は不法投棄を見つけた場合、警告シールを張って10日ほど様子を見るが、年末で収集車が休みに入るため、回収した」と釈明している。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120114-OYT1T00173.htm
(ブログ者コメント)
産業安全に直接の関係はないが、以下の点で示唆に富む事例だ。
□たまたま年末だったがために警告シールなしに撤去され、かつ、たまたまパトロールの直前に荷物を置いたためのトラブルだ。
事故というもの、タイミングにも大きく左右される。
□ごみ収集場の近くでなく、家の玄関先に置いていれば、パトロール員も勘違いしなかったかもしれない。
ヒューマンエラーを誘発しないための自衛策も必要だ。
(2011年1月8日 旧ブログ掲載記事)
2011年1月7日21時36分に読売新聞から、同日21時46分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日光市の古河電気工業日光事業所で、物置に保管してあった猛毒物質「シアン化金カリウム」100グラムが入った瓶11本(計280万円相当)が盗まれたと、同事業所が7日、警察に届け出た。警察によると、895人分の致死量に相当するという。
この化合物には金が約900グラム含まれており、警察は、何者かが金を取り出す目的で盗み出した可能性もあるとみて捜査している。
瓶は、「医薬用外劇物」というラベルを貼り、工場1階のスチール製物置に鍵をかけて保管していた。作業員が年末年始の休業明けの5日に鍵を開けたところ、休業前の昨年12月28日にはあった33本のうち11本がなくなっていた。
物置のシリンダー錠には、こじ開けたような跡はなく、2本ある鍵も確認されている。同じ物置には青酸カリ約40キロが保管されていたが、そのまま残されていた。
シアン化金カリウムは毒劇物取締法で厳重管理が義務づけられ、金メッキなどに使われる。吸入すると、重度の場合は呼吸困難や意識障害を起こし、死に至る。
この化合物には金が約900グラム含まれており、警察は、何者かが金を取り出す目的で盗み出した可能性もあるとみて捜査している。
瓶は、「医薬用外劇物」というラベルを貼り、工場1階のスチール製物置に鍵をかけて保管していた。作業員が年末年始の休業明けの5日に鍵を開けたところ、休業前の昨年12月28日にはあった33本のうち11本がなくなっていた。
物置のシリンダー錠には、こじ開けたような跡はなく、2本ある鍵も確認されている。同じ物置には青酸カリ約40キロが保管されていたが、そのまま残されていた。
シアン化金カリウムは毒劇物取締法で厳重管理が義務づけられ、金メッキなどに使われる。吸入すると、重度の場合は呼吸困難や意識障害を起こし、死に至る。
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魚田慎二
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男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。