本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。 それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。 本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。 一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。 (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2012年1月14日10時16分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岡山市内で昨年12月、ネパール人の家族が引っ越しの荷物を路上に置いていたところ、市職員が不法投棄されたごみと勘違いして回収し、一部を焼却処分していたことが分かった。
民族衣装や形見の写真など思い出の品も含まれており、家族は「日本は治安がいいと思って置いていた。処分されるなんて……」とショックを受けているという。
市は家族に謝罪し、約20万円を弁償する意向を伝えた。
市によると、昨年12月19日午後1時20分頃、岡山市の市道脇で、不法投棄のパトロールをしていた職員が、スーツケースや掃除機、炊飯器、袋に入った布団、衣類など約30点を見つけ、回収した。
その後、ネパール人家族から「荷物を盗まれた」と相談を受けた警察が市に問い合わせ、その日のうちに不法投棄ではないことが判明。
しかし、既に布団や衣類などは焼却されており、処分を免れた家電品やスーツケースなど数点だけが家族に戻された。
家族は、40歳代男性と妻、娘の3人で、同市内の別の場所から越して来た。
荷物は、家族が路上に置いて数十分、目を離した間に回収された。
焼却された物の中には、男性の父親の手紙と写真、妻の民族衣装もあったという。
市は「数m先にごみ収集所があったので不法投棄と勘違いした。通常は不法投棄を見つけた場合、警告シールを張って10日ほど様子を見るが、年末で収集車が休みに入るため、回収した」と釈明している。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120114-OYT1T00173.htm
(ブログ者コメント)
産業安全に直接の関係はないが、以下の点で示唆に富む事例だ。
□たまたま年末だったがために警告シールなしに撤去され、かつ、たまたまパトロールの直前に荷物を置いたためのトラブルだ。
事故というもの、タイミングにも大きく左右される。
□ごみ収集場の近くでなく、家の玄関先に置いていれば、パトロール員も勘違いしなかったかもしれない。
ヒューマンエラーを誘発しないための自衛策も必要だ。
岡山市内で昨年12月、ネパール人の家族が引っ越しの荷物を路上に置いていたところ、市職員が不法投棄されたごみと勘違いして回収し、一部を焼却処分していたことが分かった。
民族衣装や形見の写真など思い出の品も含まれており、家族は「日本は治安がいいと思って置いていた。処分されるなんて……」とショックを受けているという。
市は家族に謝罪し、約20万円を弁償する意向を伝えた。
市によると、昨年12月19日午後1時20分頃、岡山市の市道脇で、不法投棄のパトロールをしていた職員が、スーツケースや掃除機、炊飯器、袋に入った布団、衣類など約30点を見つけ、回収した。
その後、ネパール人家族から「荷物を盗まれた」と相談を受けた警察が市に問い合わせ、その日のうちに不法投棄ではないことが判明。
しかし、既に布団や衣類などは焼却されており、処分を免れた家電品やスーツケースなど数点だけが家族に戻された。
家族は、40歳代男性と妻、娘の3人で、同市内の別の場所から越して来た。
荷物は、家族が路上に置いて数十分、目を離した間に回収された。
焼却された物の中には、男性の父親の手紙と写真、妻の民族衣装もあったという。
市は「数m先にごみ収集所があったので不法投棄と勘違いした。通常は不法投棄を見つけた場合、警告シールを張って10日ほど様子を見るが、年末で収集車が休みに入るため、回収した」と釈明している。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120114-OYT1T00173.htm
(ブログ者コメント)
産業安全に直接の関係はないが、以下の点で示唆に富む事例だ。
□たまたま年末だったがために警告シールなしに撤去され、かつ、たまたまパトロールの直前に荷物を置いたためのトラブルだ。
事故というもの、タイミングにも大きく左右される。
□ごみ収集場の近くでなく、家の玄関先に置いていれば、パトロール員も勘違いしなかったかもしれない。
ヒューマンエラーを誘発しないための自衛策も必要だ。
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プロフィール Profile
HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
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そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
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