本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。 それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。 本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。 一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。 (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2011年12月22日付で毎日新聞東京版からベルト構造の図解付きで、また、12月23日付の神奈川新聞から付近に置かれていた瓶が原因らしいとの記事が、下記趣旨でネット配信されていた。
21日午前8時半ごろ、川崎市のJR南武線武蔵溝ノ口駅で、会社員の女性(55)がエスカレーターの手すりベルトに左手を挟まれ、中指の先端部分切断と薬指を骨折する重傷を負った。
警察などによると、女性は上りエスカレーター左側に乗り、左手でウレタン製のベルトをつかんだところ、金属製の台座との2mm程度の隙間に指先が巻き込まれたという。
女性は革製の手袋をしており、乗った直後だった。
ベルトの隙間に異物などが入った場合、安全装置がエスカレーター全体を停止させるが、今回は作動しなかった。
日本エレベータ協会によると、エスカレーターの絡む事故は08、09年の2年間に全国で少なくとも1200件あったが、手すりに挟まれる事故は4件だけで、ほとんどが踏み板上での転倒や側面との間に足などが挟まったものだった。
その後の調べで、女性が「手すりのベルトと袋に入った固い物に指が挟まった」などと話していることが22日、分かった。
警察などによると、現場からウイスキーの空の小瓶(180mℓ)が入った白いレジ袋を回収した。
小瓶は高さ約15cm、幅8cmで、袋はエスカレーターの乗り口から約90cmの壁と手すりの間にある左側の隙間(幅13.5cm)に置かれていた。
女性が乗る約2分前に、男性と思われる利用者が袋を置く姿が監視カメラに写っていたという。
警察などに対し、女性は「袋があることには気付かなかった」と話しているという。
出典URL■■■
■■■
(ブログ者コメント)
回転機に衣服や手袋が巻き込まれた事故は、過去に数多く起きているが、エスカレーターのベルトに巻き込まれた事例は、初耳だ。
ブログ者は、過去に何回か、エスカレーターの降り口でゴミが行き場を失って振動しているのを見かけ、外に蹴り出したことがあるが、それは、ゴミが内部に巻き込まれてエスカレーターが停止することを防ぐためだった。
今回の事例に際し、もしブログ者がそのレジ袋の横を通ったとして、どうしただろうか?
おそらくは放置していただろう。
なぜなら、ベルトの隙間にレジ袋が巻き込まれることまでは考えが及ばず、ましてや、人身事故につながるなど、予想だにしないだろうからだ。
安全に携わる者としては、現場のちょっとした異状にも感度よく反応することが大切、また現場の整理整頓が事故防止の第一歩だということを、この事例は教えてくれているような気がする。
(2012年9月17日 修正1 ;追記)
2012年9月11日付で読売新聞から、9月10日17時59分にNHK横浜から、9月11日付で朝日新聞横浜版(聞蔵)から、瓶を捨てた男が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
高津署は10日、同市宮前区の会社員の男(48)が瓶を手すりに捨てたことが事故の原因と断定したが、過失傷害容疑での立件は見送り、廃棄物処理法違反容疑で書類送検した。
昨年12月21日午前8時25分頃、同駅南口の上りエスカレーターで、左側の壁と手すりの間にある台の上に、ウイスキーの小瓶が入った袋を捨てた疑い。
警察によると、袋に入った空き瓶は幅8cm、高さ15cmほどの大きさ。
捨てた約2分後、女性の手が袋にひっかかり、瓶とベルトの間に指が挟まれた状態のまま数10cmほど上に動き、その後、瓶が壁の継ぎ目に引っかかって斜めになったため、挾まれた指が押しつぶされる状態になり、中指の先を切断し、薬指を骨折する重傷を負った。
近くの防犯ビデオに瓶を捨てた男が映っており、事故から5日後に、警官が駅でこの男を見つけた。
調べに対し、男は「飲み終えたウイスキーの瓶は普段、通勤途中にコンビニで捨てていた。(この時は)なぜ手すりに捨てたのか覚えていない。けがをした女性には申し訳ない」と話しているという。
同署は男が無意識に瓶を捨てており、女性のけがを予見するのは困難だったとして、過失傷害容疑については適用を見送った。
一方で、「重大な結果を招いており、刑事責任を問う必要がある」と判断。廃棄物処理法違反容疑で立件するという異例の措置を取った。
書類送検を受けて、女性は10日、県庁で記者会見し、「(男が)瓶を捨てなければ、こんなけがをしないで済んだので、悔しい思いでいっぱい」と心境を語った。
一方、川崎市からエスカレーターの警備を委託されていた業者が、事故について長時間気づかず、周囲の人に挟まった指を外してもらうなどした経緯を説明。
「(周囲の人に)気付いてもらえなければ、さらに大事故になった可能性がある」として、市に再発防止策の徹底を求めた。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20120911-OYT8T00071.htm
http://www.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1006637391.html
(2012年10月21日 修正2 ;追記)
2012年10月19日19時42分にmsn産経ニュース神奈川から、起訴猶予処分になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
横浜地検川崎支部は19日、廃棄物処理法違反の疑いで書類送検された男性会社員(48)を起訴猶予処分とした。
処分理由は明らかにしていない。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121019/kng12101919430005-n1.htm
(ブログ者コメント)
引き起こした結果は重大だったが、街中で安易にゴミを捨てる行為そのものについて起訴するのは、無理があったのだろう。
警察としては、世間にポイステ禁止をアピールするための書類送検だったのかもしれない。
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プロフィール Profile
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魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
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