2023年9月26日20時22分にYAHOOニュース(テレビ静岡)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2022年9月、台風15号で停電した排水処理施設で男性が死亡した事故をめぐり、静岡市が責任を認め、遺族1人に約2200万円の賠償金を支払う方針を固めたことがわかりました。
2022年9月24日、静岡市葵区平野にある市の排水処理施設で、管理を委託されていた70代の男性が水に浮かんだ状態で見つかり、病院で死亡が確認されました。
当時、この施設は台風15号で停電し、自家発電機を使って排水処理をしていて、男性は静岡市から頼まれ、燃料を補充しようとしていました。
関係者によりますと、その後の調査で、男性の死因は一酸化炭素中毒で、発電機の老朽化が燃料の不完全燃焼につながり施設内に一酸化炭素が充満していたことがわかりました。
市は施設の維持管理を怠った責任があるとして、法律に基づき、遺族側と協議を行なった結果、遺族1人に賠償金2200万円あまりを支払うことで合意しました。
市は賠償金の支払いに関する議案を、市議会9月定例会に提出する方針です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/95879e4967f8db07fee4db9292c40362323c6563
※事故当時、2022年9月25日14時32分に読売新聞からは、冠水した地下室内に浮かんでいたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後7時半頃、静岡市葵区平野の農業集落排水処理施設で、近くの農業男性(71)が膝くらいの高さまで冠水した地下室でうつぶせで浮かんでいるのが見つかり、死亡が確認された。
静岡中央署の発表によると、男性は台風15号の影響で施設が停電したため、自家発電用の燃料を補給しようと施設に入り、何らかの原因で倒れたとみられ、同署が詳しい状況を調べている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220925-OYT1T50132/
(2023年10月12日 修正1 ;追記)
2023年10月10日19時48分にYAHOOニュース(静岡放送)からは、マフラーに腐食で穴が開いていた、マフラーの腐食有無は点検項目に入っていなかった、CO中毒で倒れ顔が水に浸かって溺死したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
静岡市は責任を認め、遺族側に約3,250万円の賠償金を支払うと発表しました。
市の説明によりますと、この施設の非常用ポンプのマフラーには、腐食によって穴が開いていました。
ここから漏れ出した一酸化炭素が地下室に充満、男性は一酸化炭素中毒で倒れた際に部屋にたまった水に顔が浸かり、溺死したということです。
<難波市長> :
「マフラーの腐食については(点検の)項目として書かれておりません」
難波市長は、市が施設の維持管理を怠ったとして、男性の遺族2人に対し、賠償金あわせて3,250万円あまりを支払うことで合意し、議案を9月定例会に上程すると発表しました。
静岡市は、市内にある同様の排水処理施設11のうち、5か所でポンプの腐食を確認していて、今後は業者による点検の項目を増やすなど、再発防止に努めるとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f92b23581ea4531cf06f26de4dc7aa1f3feaee35
10月10日16時43分にNHK静岡からは、点検でマフラーの穴を見つけられなかったことが死亡につながったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察が詳しく調べた結果、排水ポンプのエンジンのマフラーに老朽化で穴が開いていたことから一酸化炭素が漏れて、男性が中毒を起こし、冠水した床に倒れ溺れたということです。
このため市は、点検でマフラーの穴を見つけられず、施設の管理の不備が男性の死亡につながったとして、遺族側と協議した結果、3252万円あまりの賠償金を支払うことで合意したということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20231010/3030021810.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。