2022年8月23日19時1分に読売新聞から下記趣旨の記事が、針金ハンガーで作られた巣などの写真付きでネット配信されていた。
電柱に作られたカラスの巣が原因で起きる停電が、群馬県内で増えている。
東京電力パワーグリッド群馬総支社によると、県内の停電件数は毎年度1桁で推移してきたが、今年度は7月末時点で13件発生し、停電した建物も5月末時点で8659軒と、昨年度の2倍超となった。
専門家は要因として、コロナ禍での外出自粛による家庭ゴミの増加で、カラスの数が増えた可能性を指摘する。
カラスは2~4月に巣を作り、ヒナが巣立ちする夏頃まで巣で活動する。
木や電柱の上に巣を作る習性があり、材料の金属製ハンガーなどが高圧の電線に接触すると、漏電や停電を引き起こす恐れがある。
木の枝で作られた巣でも、雨で水分が含まれると電気を通すため、同様の現象が起こりうる。
同総支社によると、今年4~5月は、カラスの巣が原因の停電が全体の停電件数の半数ほどを占めた。
5月22日にはみどり市で、巣のハンガー部分が高圧の電線に触れて漏電し、午後10時過ぎから約1時間半にわたり536軒が停電した。
日本獣医生命科学大の羽山伸一教授(61)は、停電が急増した要因として、「コロナ禍でテイクアウトなどが広がったことで家庭ゴミが増え、それを餌にする成鳥が増えた可能性がある」と指摘する。
同総支社は巣の撤去に追われており、今年度は5月末までに150件超を撤去した。
撤去作業には高所作業車を使う。
高さ10メートル付近の電柱に作られた巣に作業員が近づき、感電しないように棒状の器具で枝やハンガーを何度もつまんで巣を崩していく。
ただ、カラスは巣を撤去されても、同じ場所に再び作る傾向があるといい、同総支社の室橋グループマネジャー(51)は、「地道に撤去を続けるしかない」と言う。
再び巣を作ることを防ぐため、巣の撤去後、とげの付いた鳥よけなどを設置する場合もある。
カラスは民家のベランダからハンガーを運び出すことが多いといい、室橋さんは「ハンガーを置きっ放しにしないようにしてもらえるとありがたい。できれば金属製より、木製のものを使用してほしい」と話した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220823-OYT1T50112/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
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