2022年8月19日19時35分にYAHOOニュース(テレビ長崎)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2022年4月、諫早市内の公園でシーソーで遊んでいた児童が指の骨を折る事故がありました。
公園を管理する市は「認識が甘かった」などと責任を認めています。
事故は2022年4月、諫早市が管理する久山公園で起きました。
当時10歳の男子児童は、シーソー下のクッションタイヤが劣化していたため、一緒に遊んでいた女子児童が安全に降りられるように座る部分を押さえました。
しかしシーソーが跳ね上がって男子児童の手に当たり、親指を骨折したということです。
シーソーは設置から40年以上が経ち、タイヤは事故当時国の安全基準の半分以下の高さまでつぶれていました。
市は定期点検でタイヤの劣化を把握していましたが、シーソー本体への影響はなかったため、使用を続けていました。
市は「認識が甘かった」などと責任を認めています。
事故があったシーソーは8月、タイヤを交換して使えるようになりましたが、影響は広がっています。
事故後、ほかの公園でもシーソー6基でタイヤの劣化が分かり使用禁止となっていて、市は10月末までに取り替えるとしています。
このほかブランコにも不備が見つかり、54基のうち31基が使えない状態です。
骨折した男子児童の家族との示談が成立し、市は治療費や慰謝料など損害賠償を支払うため、19日、市議会の全員協議会で事故について報告しました。
事故後、すぐに公表しなかったことについては、市は「男子児童のケガの程度と国の指針を踏まえて判断した」と説明しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a13c4b23b5933448ab720b27563ad7d0566374d9
8月20日10時30分にYAHOOニュース(長崎新聞)からは、女児の体重で板が跳ね上がったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
長崎県諫早市は19日、久山公園(久山町)のシーソーで遊んでいた男児(10)が左手親指を骨折する事故が発生し、市の安全管理に問題があったとして男児側に謝罪、損害賠償(約6万4千円)をしたことを明らかにした。
市によると4月、対面に乗っていた女児を安全に降ろそうとした男児が先に降り、座板部を手で持ち支えていたが、女児の体重で跳ね上がり、その衝撃で骨折した。
シーソーの緩衝材として使われていたクッションタイヤが経年劣化のため、厚みが国の安全基準(地表から23センチ以上)を下回る9センチしかなく、跳ね上がり方が大きくなったことなどが原因だとして、管理瑕疵(かし)責任を認めた。
シーソーは1981年の開園と同時に設置。
市は委託業者による年1回の点検などで、緩衝材の破損を認識していたが、遊具本体ではなかったため、供用を続けていた。
事故を受け、市が管理する公園のシーソー、ブランコを緊急点検。
シーソーの全てとブランコの一部を使用禁止とし、修繕などの対応を急ぐ。
7月に示談が成立し、損害賠償の専決処分を19日の市議会全員協議会で報告。
市側は「安全に子どもたちが遊べるよう努めていきたい」とした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5e3e5a12dc034280a1b1a772ceecc7204c6c4dce
8月20日10時36分に読売新聞からは、クッション性が低下していたため想定以上に跳ね上がったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
シーソーを降りた後、対面に座っていた女児を降ろすため、自分が座っていた部分を抑えていたが、跳ね上がったシーソーが左手に当たった。
緩衝材のタイヤが劣化してクッション性が低下していたことから、想定以上に跳ね上がったとみている。
市はタイヤの劣化を把握していたが、緊急的な対応が必要とは判断しなかったという。
同課の小川課長は、「点検を徹底する。設置してから長期間経過している遊具は、更新も検討していきたい」と話した。
(ブログ者コメント)
状況がイマイチ不明だが、ちょっとした不具合を把握してはいたが、それが人身事故につながるとは思ってもみなかった・・・そんな事例として紹介する。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。