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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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202521726分に読売新聞から下記趣旨の記事が説明図付きでネット配信されていた。

北海道砂川市のJR函館線砂川駅の上り線で昨年11月、走行中の貨物列車(20両編成)が直前に線路上にいた保線作業員3人に気づき、緊急停止したことが31日、JR北海道への取材でわかった。

作業員はいずれも待避して無事だったが、列車は作業員がいた地点を過ぎてから止まった。

作業員はJR北の社内規定を守らずに作業し、列車の接近を知らせるのに不可欠な見張り役も配置していなかった。

重大事故につながりかねず、専門家は組織としての安全意識の低さを指摘する。

走行中の列車と現場作業員が異常接近するトラブルは「待避不良」と呼ばれる。

読売新聞が入手したJR北の事象報告書などによると、待避不良が起きたのは昨年11月9日午前1時40分頃。

北旭川発札幌貨物ターミナル行きの貨物列車が通過のため砂川駅に進入した際、運転士は約400メートル先の駅構内の線路上に作業員3人がいるのを発見し、汽笛を鳴らして非常ブレーキを作動させた。

作業員は気づいて線路を離れたが、列車はそのまま走り続け、作業地点から約100メートルを過ぎてようやく停車した。

社内規定では、線路内に立ち入って作業をする際、列車が前の駅を通過・出発する時間までに待避するよう定めている。

砂川駅の待避不良では、列車が滝川駅を通過する時刻の午前1時31分には線路を離れる必要があったが、作業員は「接近時間を失念していた」と説明。

列車は時速85キロで走行し、作業員は約17秒前に気づいたことになる。

当時は線路の間に設置した「絶縁ブロック」という部品を交換し、仕上げの作業をしていたという。

また線路内の作業では、前方と、隣の線路を監視する「列車見張員」「隣接線見張員」をそれぞれ配置し、列車見張員は無線で作業員に列車の接近を伝えるとともに、作業中を知らせる赤色のLEDライトを点灯させる決まりになっている。

だが砂川駅では見張員がゼロで、LEDライトも設置していなかった。

理由について、作業員は「マニュアルで定められた保安体制を取るより、作業を(効率よく)遂行することを優先してしまった」と釈明。

さらに「函館線は夜間の貨物列車の本数が少なく、見張員を配置しなくても接近時間が把握できると思った」と述べたという。

JR北は「作業員の命を失いかねない事態で、ルールが守られていない中で起きたことは重大だと受け止めている。これまでもルールを守る重要性について指導をしてきたが、引き続き徹底する」とコメントした。

国土交通省は「鉄道事故等報告規則」で脱線事故や衝突事故、輸送障害などがあった場合、鉄道事業者に報告を義務づけている。

同省北海道運輸局は、今回の砂川駅の待避不良は該当しないことから、JR北やJR貨物から報告は受けていないとしている。

 

■死傷事故 全国で

全国では、保線作業員が列車にはねられて死傷する事故が相次いでいる。

昨年12月には浜松市のJR東海道線高塚駅近くの線路で交換用レールを溶接していた作業員が貨物列車にはねられ、死亡した。

2023年4月にも富山市の富山地方鉄道で、枕木の下に砂利をまいていた作業員が列車と接触し、亡くなっている。

 

■仰天するような大問題

日本大の綱島均・特任教授(鉄道工学)の話 
「見張員を配置しないなど基本ルールが全く守られていないのは大問題だ。
仰天するような話で、他の鉄道事業者でも聞いたことがない。
ヒヤリハットというレベルを超え、重大インシデントに該当しかねない事案で、JR北は安全に対する姿勢が足りないと言わざるを得ない。
現場任せにせず、安全の取り組みが実効性を持って行われているか総点検すべきだ」

https://www.yomiuri.co.jp/national/20250201-OYT1T50043/

 

221443分にYAHOOニュース(北海道文化放送)からは、作業中を示すLEDライトもつけられていなかった、岩見沢駅でも類似ヒヤリがあったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

JR北海道の社内規定では、列車の接近を確認する監視員の配置やLEDライトをつけて作業中であることを示すことが義務付けられていますが、当時はいずれも実施されていませんでした。  

この事案を受けての社内調査に対し、作業員は当初、「道具を忘れて取りに戻った」という旨の説明をしていましたが、一転して、「実際は、そのまま保線作業をしていた」と説明内容が変わったため、同社は理由を詳しく調べています。  

また、202484日深夜~5日未明にかけての岩見沢駅~峰延駅間の保線作業の際にも、現場の責任者が誤って線路の閉鎖を解除し、作業中にも関わらず、約20分間列車が走行できる状態になっていました。

このとき列車の通過はありませんでしたが、責任者がすべての作業が終了したと勘違いしたということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2ddfff866a2bf668bf01d25659a20e29fde49e07

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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