2024年1月19日14時40分にYAHOOニュース(テレビ新潟)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
新潟市民病院に重症コロナ肺炎で入院した女性がレジオネラ肺炎と診断され死亡し、病室の蛇口からレジオネラ菌が検出されていたことがわかりました。
新潟市民病院によりますと、患者は新潟市在住の当時70代の女性です。
2023年10月、重症コロナ肺炎で入院し改善傾向にありましたが、入院10日後頃から肺炎が悪化、レジオネラ肺炎と診断され、10月に死亡しました。
その後の調べで、患者が初期に入院した病室内にある洗面台の蛇口からレジオネラ菌が検出されました。
給湯管の末端での湯温の低下と滞留などで菌が増殖、その水を免疫力が低下している患者の口腔ケアに使ったことで発症したということです。
病院では、定期的にレジオネラ菌の検査や貯湯槽の点検洗浄を行っていたということですが、病院として安全な療養環境を提供する義務を十分果たしたとは言えないため損害賠償責任があるとしています。
すでに遺族にも説明しているということです。
また給湯系統の水温の引き上げなどの対策をとっているということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9d03292f2b73ea6919a273ac14b5810954ea41d2
1月19日14時4分に新潟総合テレビからは、菌が検出されたのは個室の蛇口(混合栓)だった、病院では定期的に給湯系統の菌の検査や貯湯槽の点検洗浄を行っていたが病室毎の検査は行っていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
新潟市民病院は19日、去年10月に新型コロナウイルス肺炎で入院した70代女性患者が、その後、レジオネラ肺炎で死亡したと発表しました。
市民病院によりますと、女性患者の口腔ケアで使用していた個室の蛇口からレジオネラ菌が検出されたということです。
死亡したのは、新潟市に住む当時70代の女性です。
女性は去年10月、重症のコロナ肺炎で新潟市民病院に入院。
症状は改善傾向にありましたが、入院10日後頃から肺炎が再増悪し、レジオネラ肺炎と診断されました。
レジオネラ症に有効な抗菌薬も使用して治療を行いましたが、女性は10月に亡くなりました。
新潟市民病院によりますと、患者が入院した病室の蛇口からレジオネラ菌が検出。
この蛇口から出る冷水と温水の混合水を患者の口腔ケアに使用していたということです。
病院では、循環給湯系統は定期的にレジオネラ菌の検査を行っているほか、貯湯槽の点検洗浄を行っていて、直近の9月の検査でもレジオネラ菌は検出されていませんでした。
また、全病室の定期的なレジオネラ菌の検査は義務付けがなく、今回のレジオネラ菌検出を予測することは困難だったとしていますが、病院として安全な療養環境を提供する義務を十分に果たしたとは言えないとして、損害賠償責任があるとして今後遺族に対応していく考えです。
市民病院では、すでにレジオネラ菌が検出された一部の蛇口については消毒を行うなどの対応をとっていて、今後は定期的にレジオネラ菌の自主的な検査を行い、レジオネラ菌が検出された場合には、蛇口を必要に応じて一時的に使用停止したうえで、消毒作業を行うとしています。
https://www.nsttv.com/news/news.php?day=20240119-00000007-NST-1
(ブログ者コメント)
関連情報調査結果、大津市HPに、レジオネラ菌は36℃前後が最も増殖に適した温度だと書かれていた。
https://www.city.otsu.lg.jp/soshiki/021/1441/g/se_eisei/ks/1478225032590.html
レジオネラ菌については、これまで、公衆浴場などでの危険性を訴える記事しか記憶にないが、今回の事例から考えると、台所の混合栓から出した水を飲む、あるいはウガイすることにも危険が潜んでいるのかもしれない。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。