2020年1月14日18時36分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事が装置の写真付きでネット配信されていた。
信州大学を中心とする医工連携グループは14日、医療用酸素ボンベの残量低下を知らせる警報装置を開発・商品化したと発表した。
様々なボンベの圧力調整装置に対応できて汎用性が高いうえ、安価という。
医療機関だけでなく、在宅酸素療法が必要な患者にとっても、酸素ボンベの管理で安心・安全性の向上に役立つ。
開発したグループは医工連携組織の信州メディカル産業振興会(事務局・信大)や丸の内病院(長野県松本市)、ガス制御機器のユタカ(東京・大田)など。
新製品は「e―アラート」。
手のひらに載るサイズで、乾電池で作動するように消費電力を抑えた。
酸素残量が減って圧力が低下するとブザー音が鳴り、ランプも点滅する。
ボンベが空になるリスクを軽減できる。
また電池交換時期も知らせる機能がある。
2種類あり、価格は1台1万8千円と2万1千円。
類似の製品が最近登場しているが、価格が5万円と高価だったり、特定の圧力調整装置にしか使えないタイプだったりするという。
同病院はこれまで、酸素ボンベが空になるまで気がつかないといったリスクを懸念し、職員による巡回を頻繁にするなどで対応していた。
同振興会が日本医療研究開発機構(AMED)の制度を通じて同病院の医療現場のニーズを知り、ユタカに紹介して開発した。
同社は松本市に工場があり、市も助成金を交付して実用化を後押しした。
14日は同社から丸の内病院へ新製品を寄贈した。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54374030U0A110C2L31000/
(ブログ者コメント)
以下はボンベ残圧と使用量から残り時間を知るための早見表。(小池メディカル社)
現状、こういった表を利用して管理しているのかもしれない。
http://www.koike-medical.co.jp/checkpoint2.pdf
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。