2010年12月3日に前ブログに掲載し、2011年4月12日に現ブログに転載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正5として掲載します。
元記事は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/85/
(2014年3月27日 修正5 ;追記)
2014年2月21付で毎日新聞北海道版から、第5回公判で姉が棚などに体が当たったことはないと証言したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
業務上過失致死傷罪に問われた書店の元経営者の被告(43)の第5回公判が20日、札幌地裁であり、姉(18)が検察側証人として出廷し、当時店内で本棚によじ登って本を取ろうとしたり、棚や本に体が当たったりしたことはないと証言した。
被告の弁護側はこれまでの公判で、姉が棚によじ登って倒れた可能性があるとして、無罪を主張していた。
証言台と傍聴席の間にはついたてが置かれた。
姉は、「(本棚が倒れる)予兆はなかった。横歩きで本棚の間を進んでいたら、棚が倒れてきた」と当時の状況を語り「(高い位置の本を)自分で取ろうとは思わなかった」と述べた。
姉は、事故当時10歳だった妹が意識不明になり亡くなるまでの約3年間、両親と共に病院に通い回復を祈った。
公判では、被告に対して「(妹に)お線香を上げに来てください」と訴えたが、処罰を求める気持ちは「ないです」と述べた。
出典URL
http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20140221ddlk01040216000c.html
2014年3月19日付で朝日新聞北海道版(聞蔵)から、第6回公判で古書店関係者が設置方法に関し安定性が不十分と証言したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
元経営者の男性の第6回公判が18日、札幌地裁であった。
古書店関係者が証人として出廷し、被告の本棚の設置方法について「安定性が不十分」などと証言した。
全国古書籍商組合連合会幹部の古書店経営者は、「設置に関するガイドラインはない」とした上で、「奥行きがない本棚を7つもつなげて設置したうえ、壁と固定していないので、弱い力でも倒れた可能性が高い」と指摘。
事故があったのと同じ本棚を使っていた別の古書店の店長は、「背中合わせにした背面同士が固定されておらず、安定性が保てない」と述べた。
(2014年10月12日 修正6 ;追記)
2014年10月10日付で毎日新聞から、危険を放置したとして元書店経営者に有罪判決という、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月9日19時28分にNHK北海道NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
本棚を壁に固定するなどの安全管理を怠ったとして業務上過失致死傷罪に問われた元書店経営者(43)に対し、札幌地裁は9日、禁錮1年、執行猶予3年(求刑・禁錮1年)の判決を言い渡した。
裁判長は、「経営者として必要な転倒防止策をとらずに姉妹2人を死傷させた結果は重大で、刑事責任は軽視できない」が、「被害者の入院費用を一部負担するなど責任を感じている」と判決理由を述べた。
「事故は予見できなかった」などと無罪を主張している弁護側は、「すべての証拠が被告にとって不利に評価されていて納得できない」として、控訴する方針。
争点の事故原因について裁判長は、棚の連結や壁などへの固定が不十分だったとし、「長期間の荷重によるゆがみで転倒の限界に近い状態にあった」と指摘。
「棚から本を取り出すなどの軽い力や振動でバランスが崩れて転倒した」と認定、収納効率を優先して書棚転倒の危険を放置した過失は大きいと述べた。
予見可能性についても、「特別な知識がなくても、棚の傾きが広がって転倒する危険を認識できたのに補強しなかった」として、被告の過失を認めた。
出典URL
http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20141010ddr041040005000c.html
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20141009/5527812.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。