2019年4月4日18時3分にNHK宮崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午後3時半ごろ、宮崎市フェニックス自然動物園で、オスのチンパンジー1頭が飼育施設から逃げ出した。
チンパンジーは園内を動き回ったが、職員が麻酔で眠らせて、およそ1時間後に捕獲した。
当時、動物園は親子連れなどでにぎわっていたが、園内にいた人たちは職員の誘導でレストランなどの建物の中に避難し、けがをした人はいないという。
フェニックス自然動物園は日本で2番目に多い14頭のチンパンジーを飼育していて、3月24日に動物本来の能力や行動を見ることができる新しい飼育施設がオープンしたばかりだった。
園によると、逃げ出したのは「ゲンキ」という名前の31歳のオスのチンパンジーで、ふだんは穏やかな性格だという。
見つかったとき、「ゲンキ」は体中が水に濡れていたことから、園ではおりの代わりに幅6m、深さ1.2mの、水を張った堀で囲ったエリアから逃げ出したとみている。
逃げ出したチンパンジーを見た40代の女性は、「気づいたらチンパンジーが滑り台の下に座っていて、きょとんとした表情のまま、私の真横を通り過ぎていきました。いま思い出すと怖いです」と話していた。
宮崎市フェニックス自然動物園の竹田副園長は、「泳げないチンパンジーが堀を渡ることは想定しておらず、来園者に不安を与えて申し訳ありませんでした。園として今後の対応を考えていきたい」と話している。
※副園長は以下のような話しもしていた
・この動物園で初めて産まれたチンパンジー。
・なんらかの形で落ちたのか・・・飛び込んだのか・・・
・チンパンジーは基本的には水が大嫌いで泳げないが、最大深さ1.2mにつき、立って歩けない距離ではない。水に入るとは想定外だった。
出典
『動物園でチンパンジー一時脱走』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20190404/5060002980.html
4月9日17時56分にNHK宮崎からは、電気柵の下の隙間をすり抜けて堀に落ちたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月4日、宮崎市フェニックス自然動物園で、オスのチンパンジー1頭が飼育施設から逃げ出して、およそ1時間後に園内で捕獲された。
けがをした人はいなかったが、親子連れなど少なくとも300人以上の来園者が建物に避難する騒ぎになった。
この飼育施設を含む新しいチンパンジーの園舎は5億7000万円をかけて整備され、先月24日にオープンしたばかり。
逃走したチンパンジーは体中がぬれていて、幅6mの水を張った堀から逃げたとみられている。
さらに、市が観察用のカメラに写っていた、チンパンジーの影の動きや水面のさざ波を調べたところ、逃げたチンパンジーは、別のチンパンジーが木に似せたコンクリートに登った後、素早く降りる動きをしたのに驚いて、誤って水に落ちたとみられるという。
チンパンジーは泳げないことから、堀に近づかないよう、水際には電気の流れる柵が設置されていたが、柵の下側には、およそ40cmの隙間があり、この隙間をすり抜けたと推測されているという。
この問題について、宮崎市の戸敷市長は9日の記者会見で、再発防止のため施設の改修を行う方針を示した。
市では、電気柵の隙間をすり抜けられないようにしたり、チンパンジーが登る「木」の位置を水際から離したりする改修が考えられるとしている。
出典
『脱走チンパンジー 驚き転落か』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20190409/5060003013.html
(ブログ者コメント)
以下は、堀が映されている4日放映の1コマ。
以下は、かすかに電気柵が映っている9日放映の1コマ。
堀に落ちたが電気柵があるため戻れず、やむを得ず堀を渡った・・・ということかもしれない。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。