







2023年8月21日0時27分に産経新聞から、下記趣旨の記事が花火玉の写真付きでネット配信されていた。
埼玉県所沢市で19日夜、走行していた車のボンネット付近に、直径約10センチの花火玉1個がぶつかったことが20日、分かった。
車の一部が損傷したが、運転手らにけがはなかった。
当時、西武ライオンズがイベントで花火1200発を打ち上げており、そのうちの1個が不発のまま落下し、衝突したとみられる。
同社は20日、打ち上げ会場外に不発玉が落下したことを認め、おわびするとのコメントをホームページに掲載。
広報担当者は原因は不明とした上で、「誠心誠意対応する」とした。
車を運転していた男性によると、落下したのは19日午後8時ごろ。東京都内の自宅に帰る途中、赤信号で停車していると「ドン」という鈍い音がし、帰宅後、ワイパーの付け根に少量のすすが付いた玉を見つけたという。
男性の母親が地元消防に通報し、玉は回収された。
https://www.sankei.com/article/20230821-DXNQTFXUZFP3XM7G44PEN4WL7Y/
2023年8月15日18時39分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月、千葉市美浜区の公園にあるプールで、大型スライダーで滑っていた8歳の男の子が終着点の壁に衝突し、足の骨を折る大けがをしました。
スライダーに流していた水の量が多く、スピードが出すぎたことが原因とみられ、市はスライダーの使用を休止して運用を見直すことにしています。
千葉市によりますと、今月5日、美浜区高浜にある「稲毛海浜公園プール」で、空気で膨らませるタイプの大型スライダーで滑っていた8歳の男の子が、終着点の壁に衝突しました。
この事故で、男の子は、左の太ももの骨を折る全治2か月の大けがをしました。
スライダーは7.5メートルの高さから長さおよそ26メートルを滑り降りる大型のもので、終着点には飛び出しを防ぐ空気で膨らませる壁が設置されていました。
事故のあと、市やプールの運営会社、それに遊具メーカーが調べたところ、流す水の量が多くスピードが出すぎてしまったとみられることが分かったということです。
このため、市や運営会社などはスライダーの使用を当面休止し、安全な運用方法に見直すことにしています。
千葉市は、「けがをされた方に心よりお見舞い申し上げます。事故の再発防止のため、改善を図り、安全に楽しんでいただけるよう努めていきます」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20230815/1080021418.html
8月16日8時12分にYAHOOニュース(読売新聞)からは、運営を委託している事業者から5日(土)夜に市にメール報告があったが担当者は気付かず、市が事故を把握したのは7日(月)だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
千葉市は15日、稲毛海浜公園(千葉市美浜区)内のプールで5日、ウォータースライダー(高さ9・6メートル、長さ28メートル、幅10メートル)を滑っていた千葉県内の男児(8)が緩衝材に衝突し、左太ももを骨折する事故があったと発表した。
プールの運営は市が民間事業者に委託しており、業者がスライダーの使用を中止したのは8日になってからだった。
発表によると、事故は5日午後0時45分頃に起きた。
男児は空気を入れて膨らませた樹脂製のスライダーを滑り、終着点にある緩衝材に衝突した。
スライダーに流していた水量が多く、速度が出すぎたことが要因とみられるという。
男児は医療機関を受診し、5日夕に左太ももを骨折する全治2か月の重傷だとわかった。
市公園管理課によると、同公園は市が管理し、園内のプールの管理・運営は市内の業者に委託している。
業者からは5日夜、市の担当者にメールで報告があったが、担当者が気づかず、市が事故を把握したのは7日だったという。
同課は「業者はスライダーのメーカーに相談し、その後、水量を減らしたと聞いている。使用をすぐに中止しなかったのが不適切だったかどうかは、答えられない」としている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f0d3e98950cb3305b8b12a0b9a78c4630e2d2510
8月15日19時8分に朝日新聞からは、当該スライダーは全国で初めてプールに導入されたものだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大型スライダーは今シーズンに向け新たに購入したもので、プールでの導入例は稲毛が全国唯一という。
市ではスライダーに流す水量が多かったのが事故原因と判断し、運用方法を見直して再開する方針。
https://www.asahi.com/articles/ASR8H6D15R8HUDCB00S.html
8月17日19時37分にYAHOOニュース(FNN PRIME)からは、ウオータースライダーの水量を自動制御している施設もあるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
ウォータースライダーを設置している別の施設を取材すると、安全上の理由から、流す水の量には細かく気を配っているという。
ホテル三日月グループ広報・浦川さん:
「スライダーポンプというものがありまして、自動制御で水量を一定にする制御をしております。
あまりスピードが出てしまうと、溺れてしまう可能性とかもあるので」
身長制限もあるほか、細かな注意点が定められていた。
このプールでは、外に小型のスライダーもあり、親の目が届く場所で、子どもを遊ばせることができる。
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/bef07d8b7eceaad251f4027f8caf5c8c2eb121d0
5日(土)の昼に起きた事故。
夕方に骨折と判明し、事業者はその夜、市にメール報告したが、市が把握したのは7日(月)だった由。
もしかすると、メール報告先は市の担当部署パソコン?
もしそうだったとすれば、夜間休日の緊急連絡先が不適だったことも考えられる。
2023年8月15日18時35分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
京都府福知山市で平成25年8月、3人が死亡、55人が重軽傷を負った花火大会の露店爆発事故は15日、発生から10年となった。
この事故を教訓に全国の自治体で進んだのが、一定規模の屋外イベントで主催者に防火計画の策定を義務づける火災予防条例の改正だ。
各消防でも露店との合同訓練や巡回強化に力を入れている。
「講習受けましたか」。
今年7月、祇園祭の露店でにぎわう京都市中心部の一角。
夕方になり開店準備を進める露天商に、地元消防署員が丁寧に声をかけながら回った。
署員は露天商の防火講習の受講歴や消火器の準備状況などを確認。
10年前の悲劇を受けて改正された火災予防条例に基づく取り組みだ。
署員のチェックを受けていた露天商の50代女性は、偶然にも福知山の事故に居合わせた一人。
「当時は消火器を持っている店は少なかった」と振り返り、防火への備えを強化した条例改正を歓迎している。
事故前は火災予防が事実上、個々の露店任せになっていた。
屋内イベントと異なり、屋外イベントでは防火に関する明確な規制がなく、再発防止に向けた検討が急ピッチで進んだ。
その柱といえるのが、火災予防条例の改正だ。
総務省消防庁は平成26年1月、条例を改正して、屋外イベントでも防火責任者の選任や防火計画の事前提出を主催者に義務づけるよう、全国の自治体に通知。
露店爆発事故の被害者家族会の働きかけもあり、大規模な屋外イベント開催が想定されない自治体を除く全ての自治体で、29年度までに条例改正が完了した。
こうした状況で迎えた事故10年の節目。
現場の由良川河川敷ではこの日、遺族らが献花する予定だったが、台風7号の影響で16日に延期した。
被害者家族会の元会長で、事故で妻子3人が負傷した盛本さん(56)は、「本当は15日に現場へ行きたかったが、(台風なので)仕方がない」と語った。
https://www.sankei.com/article/20230815-V7JLKCMKDVKIJFEQCS6DL32WA4/
(ブログ者コメント)
福知山事例については、本ブログでも情報提供している。
2023年8月2日1時4分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後2時15分ごろ、福井市の鷹巣海水浴場近くの海岸で、海水浴をしていた富山市の男性会社員(26)が、イルカに手や足をかまれ負傷した。
命に別条はないという。
男性は遊泳区域外の岩場付近で海水浴をしていた。
近づいて来たイルカをなでて、海から上がろうとした際にふくらはぎや、手の甲などをかまれた。
海水浴場の浜茶屋に移動し、シャワーで血を洗い流しているのを見た関係者が「血が止まらない」と119番し、病院に搬送された。
福井海上保安署などによると、昨年度、福井市内の海岸ではイルカによる被害が相次ぎ、少なくとも6人が負傷。
今年5月以降は、鷹巣海水浴場から南に約50キロ離れた福井県美浜町の水晶浜海水浴場で被害が続き、7月16日には男性がぶつかられ、肋骨を折る重傷を負った。
保安署は「イルカを見かけたら、近づかずに海から上がってほしい」と呼びかけている。
https://www.sankei.com/article/20230802-ETTUL4ZF4ROMDIZSZU4MG5PGUU/
8月4日20時49分にNHK NEWS WEBからは、下記趣旨の解説記事がSUPボードから写したイルカなどの写真付きでネット配信されていた。
「イルカに注意!」
海水浴場に掲げられた看板です。
水族館では華麗なジャンプを披露したり、優雅に泳いだり。
あのイルカがまさか…と感じる人も少なくないと思いますが、海水浴客が野生のイルカにかまれたりぶつかられたりしてけがをするケースが福井県内で相次いでいます。
【海水浴場で野生のイルカに…】
今月1日の午後2時すぎ。
福井市の鷹巣海水浴場近くの海岸で、海水浴客の20代男性が野生のイルカにかまれました。
近づいてきたイルカをなでて海から上がろうとした時のことで、手や足を複数回かまれてふくらはぎに10針縫うけがをしたということです。
地元の海上保安署は、海でイルカを発見した場合は近づかず、すぐに海から上がるよう呼びかけています。
【同じ海水浴場で4日前にも】
この海水浴場では、被害が出た4日前の7月28日にもイルカが目撃されていました。
福井市のボードショップオーナーの男性がボードの上に立ち、パドルをこぎながら水面を進むマリンスポーツ「SUP」の講習の下見をしていたところ、1頭のイルカが近づいてきて、ボードの周りを泳いだり、下に潜り込んできたりしたということです。
【ことし10人がけが 中には大けがの人も】
警察によりますと、ことしに入って福井県内の2か所の海水浴場でイルカによる人への被害が相次ぎ、今月3日の時点で少なくとも10人がけがをしています。
イルカにかまれたケースが多いですが、中にはぶつかられてろっ骨を折る大けがをしたケースもあったということです。
福井県では去年も被害が相次いでいて、けが人は少なくとも21人に上ったということです。
被害が出たのは福井市の鷹巣海水浴場と、約50キロほど離れた美浜町にある水晶浜海水浴場。
2つの海水浴場では、去年に続いてさまざまな対策を講じています。
そのひとつは、イルカが嫌う超音波を発する装置を海中に設置。
イルカが遊泳区域に現れた際は遊泳客に海から上がるよう呼びかけていますが、素早く誘導して被害を防ぐためのマニュアルも策定。
「もしも」の事態に備えています。
【現地調査始まる】
なぜ、イルカが人をかんだり、ぶつかったりするのか。
4日、イルカの生態に詳しい三重大学大学院生物資源学研究科 附属鯨類研究センターの森阪匡通教授が現地を訪れて調査を始めました。
森阪教授は、過去に三重県の海水浴場でイルカが居ついた時に、地元の自治体と調査した経験があり、4日は海水浴場を管理する観光協会の担当者から、イルカが現れる場所や頻度、それに被害防止のための対策などを聞き取っていました。
そのあと、イルカの行動や種類などを把握するために海水浴場全体を見渡せる高台に上り、遊泳区域よりも沖合にいるイルカの姿を確認していました。
ことし、福井県内で2か所の海水浴場に現れたイルカが同じ個体かどうかなど、詳しいことはまだわかっていません。
森阪教授に、この点についてたずねると、実際にイルカを近くで見て体のキズなどの特徴を確認する必要があると答えたうえで、次のような見方を示しました。
森阪匡通教授:
「美浜町で見られなくなってから、福井市で見られるようになった時間的な間隔を見れば、同じ個体の可能性はあります。
また、イルカが人に慣れるまで時間が必要なことから、いきなり近寄るということは、どこかで人と接触してから来ているように思います」
そして、被害を防ぐ方法については。
「まずは、イルカがいる場合は危険があるということを認識する必要があります。
泳ぎが苦手な人はできるだけ沖のほうまで出ないといったことや、イルカのほうから近寄ってきた場合にはとにかく触らない、できるだけ口の前にいかないことなど、リスクを避ける行動を徹底してほしいです」
【人に興味、関心か】
もう1人、専門家に話を聞きました。
東京海洋大学 鯨類学研究室の中村玄 助教に、福井市の鷹巣海水浴場で先月、目撃されたイルカの映像を見てもらいました。
中村玄 助教:
「人に近寄りたい、スキンシップを取りたいとして寄ってくる感じが見受けられた。
イルカは知能が高くて、多くの興味を持って、いたずらしたり遊んだりといろいろな行動をするが、今回の個体は特に人に興味や関心を持っているなと感じます」
危険性については、次のように指摘しました。
「イルカは唇があって可愛く見えてしまうので、どうしても水族館で見ている姿のイメージで愛くるしいと思ってしまいがちだが、体重は200キロ以上になり泳げば時速40キロ以上の速さで泳ぐので、ぶつかれば大けがをする」
【コヨーテには手を出さないのにイルカには…】
ここで中村さんは、わかりやすいようにコヨーテの頭骨とイルカの頭骨を並べて説明してくれました。
「こちらがコヨーテの頭骨です。
いわゆる犬の仲間で、野犬とかオオカミに近い。
私たちは、もしコヨーテがいたとしたら、うかつに手は出さないと思う。
それは、このような犬歯とか尖った歯が怖いという意識があるからだと思いますが、なぜかイルカだと手を出してしまう。
でも、イルカも非常に鋭い歯が並んでいまして…」
「ハンドウイルカというイルカの頭骨です。
見ていただくとわかるんですけど、コヨーテとほとんど変わらない犬歯状の歯が上下に並んでいる。
彼らの歯は魚を逃がさないように非常に鋭利になっていて、さらにたくさん同じ円錐状の歯が生えている。
もし、口を開けているところにパッと手を入れたりすると、大けがを負います。
水の中で人間の体はふやけますので、その状態で歯に触れてしまうと、それだけでスッパリと切れてしまう。
こういったものを口の中に持っているということを認識しておく必要があります」
【イルカと共存するために】
そして、被害を防ぐために必要なことは。
「イルカと共存するために人間の側が気をつけていればいいことなので、イルカを発見したら距離を取るということをすれば、けがは避けられる。
海水浴場などでイルカが出現した際は一時的に海から上がり、近づかないほうがいい。
安全なところから見守ってあげるのがいいと思う」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230804/k10014152901000.html
(ブログ者コメント)
今回噛まれた男性、イルカ事故多発を知らなかったのだろうか?
ニュース報道以外、現地でも表示やアナウンスがあったと思うのだが・・・。
それとも自分だけは大丈夫と思っていた?
2023年7月28日19時47分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪市の大阪城ホールで今月17日、音楽ライブ中に音響装置が破裂し、飛び散った破片で観客3人が重軽傷を負っていたことがわかった。
大阪府警は業務上過失致傷容疑で、装置が壊れた原因や安全管理態勢を調べている。
府警などによると、事故が起きたのは、ラッパー「MC」さんのライブ。
開始直後の午後5時15分頃、ステージに設置されていた火薬で爆音を出す金属製の筒状の音響装置(長さ約15センチ、直径約5センチ)が起爆時に破裂。
観客席前方にいた10~20歳代の男女3人に破片が当たった。
3人は病院に搬送され、20歳代の男性が頭蓋骨骨折の重傷、10~20歳代の男女2人も顔や手にけがを負った。
会場には約5000人の観客がおり、ライブは最後まで続けたという。
主催者側は28日、「多大な不安やご心配をおかけしたことをおわび申し上げます」とコメントを出し、MCさんもツイッターで「申し訳ない気持ちでいっぱいです」と謝罪した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230728-OYT1T50331/
2023年7月17日14時47分にYAHOOニュース(World Jet Sports)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
【水上バイクの「爆発」により、乗っていた男性が顔にヤケドを負う】
今月16日正午ごろ、和歌山県有田市の海上で水上バイクのエンジンが爆発。
乗っていた48歳の男性が顔にヤケドを負った事故があった。
男性がエンジンの不調を感じ、停泊して点検していたところ、エンジンルームが突然爆発したという。
男性は、海上から手を振って助けを求め、近くにいた知人が消防に通報。
和歌山市の病院に搬送された。
顔全体に「2度のヤケド」を負ったが、命に別状はないという。
現在、海南海上保安署は爆発した原因について、詳しく調べている最中である。
【トラブルを独自で解決しようと、修理中に「爆発」したか!? 】
本誌が、独自に海南海上保安署に問い合わせたところ、ヤケドを負った男性は、知人と水上バイク2艇で遊びに来ていたという。
爆発した水上バイクは年式の古い機種で、エンジンの調子がおかしかったため、浅瀬に水上バイクを停泊し、エンジンの確認を行っていたそうだ。
その男性は水上バイクの知識があったそうで、確認も彼自身が行っている。
確認の際、エンジンルームを開け、パーツクリーナーをキャブレターの周辺に吹きかけ、セルを回したときに火の手が上がったという。
パーツクリーナーを使うこと自体は、エンジントラブルの際に良く行われる対処法のひとつである。
パーツクリーナーで汚れを拭き取って現状を確認したり、“プラグの被り”を修正するのにも使われる。
パーツクリーナーは、金属系の部品を多用する装置・機器に用いられる洗浄剤だ。
主成分は石油系溶剤で、可燃性が高いが、油汚れを落とすのに効果的だ。
しかしエンジンルームのような狭い場所で使った場合、すぐには霧散せず、しばらくの間は霧状のまま漂っているので、引火しやすい状態にもなる。
【「パーツクリーナー」が事故の原因か!? 】
水上バイクの「爆発」といえば、ガソリンによる引火も考えられるだろう。
ガソリンによる引火の場合、2年前に高松港で起きた水上バイクの爆発事故では、「2メートル近い火柱が上がり、水をかけても火はなかなか消えなかった」といい、水上バイクそのものも、原形を留めないほど黒焦げになっている。
しかし今回の事故の場合、水上バイク自体が燃えたり黒焦げになってはない。
詳しい事故原因は調査中だが、多分、ガソリンによるものではなく、恐らくエンジンルームに充満していたパーツクリーナーの成分に引火したのが原因ではないかと本誌は考えている。
事故の原因などの詳細が判明したら、また報告したい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/da9e0df942d464b443bda4b3ee26ad788bf0fedd
2023年7月16日14時52分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日正午前、北海道富良野市中五区の空知川で、「イカダが転覆して人が流された」と119番通報があった。
富良野署と消防によると、5人が乗ったイカダが転覆し、同市の女性(27)が病院に搬送されたが、死亡が確認された。
ほかの男性4人は命に別条はないという。
事故は、イベント「北海イカダ下りin空知川」で起きた。
関係者によると、約50人が16艇の手作りイカダやカヌーなどで参加。
布部大橋から富良野大橋までの約10キロを下る行程で午前11時にスタートし、5人のイカダは中間地点の手前で転覆した。
イカダは車のタイヤのチューブ5本をロープでつなぎ、スノコを張ったもの。
5人は地元のグループで、全員がライフジャケットを着用していた。
同署はイカダが転覆した際、女性だけがチューブの下に潜り込んだ可能性があるとみている。
このイベントは今回で48回目。
ドラマ「北の国から」にも登場し、夏の風物詩となっている。
現場はJR富良野駅の南約3キロ。
https://www.asahi.com/articles/ASR7J4VSSR7JIIPE011.html
7月16日14時27分にYAHOOニュース(共同通信)からは、女性を救助したスタッフが病院に搬送された、女性はイカダの下に入り込んだ状態で400m流されていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日正午ごろ、北海道富良野市の空知川で、川下りイベント中に、ゴム製のタイヤチューブで手作りされた「いかだ」が転覆した。
富良野署によると、男女5人が投げ出され、同市の会社員吉田さん(27)が死亡した。
残りの20~30代の男性4人にけがはなかった。
吉田さんを救助した40代の男性スタッフが病院に運ばれたが、命に別条はない。
富良野署や地元消防によると、投げ出された5人は全員ライフジャケットを着用していた。
吉田さんは、いかだの下に入り込み、約400メートル流されていた。
救助された時には既に意識はなく、搬送先の病院で死亡が確認された。
スタート地点から直線で約3.5キロの所にある空知川と別の川との合流点付近で転覆したという。
いかだは複数のタイヤチューブと「すのこ」のようなもので作られていた。
事故があったのは、自主制作のいかだなどで川下りをするイベント「北海イカダ下りin空知川」。
呼びかけ人のウェブサイトによると、今年で48回目。
参加者全員を「主催者」と位置付け、事故の責任は負わないとしている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a47d1072e734a870a080fdefc8b5659253c775b3
7月17日19時55分にYAHOOニュース(北海道放送)からは、ひもやロープが引っ掛かった可能性も考えられるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
転覆したいかだは川の中州で止まっていて、吉田さんは通報からおよそ40分後、いかだの下の水の中にいるところを消防隊員によって救助されました。
今年で48回目となるイベントですが、1983年には小学4年生の女の子が乗ったいかだが転覆し、死亡する事故が起きています。
なぜ事故は繰り返されるのか。
専門家は…
レスキュー3ジャパン 阿部さん:
「ライフジャケットのひもや、写真を撮ろうと思って防水カメラをさげていたら、ひもやロープは川の中で非常に引っかかる危険性が高い。
何かの形で引っかかってしまい、脱出できなかったおそれがある」
今回のイベントで、急流になるポイントを参加者へ知らせる「リバーガイド」を配置するなど、十分な安全対策が講じられていたか、警察は詳しい状況を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8038adf24199e88021834998a03e09da8b0d19f
2019年8月、としまえんのプールでライフジャケット着用女児がエア遊具の下に潜り込んでしまい死亡した事故が起きている。(本ブログでも紹介スミ)
今回の事故も、もしかするとライフジャケットがあだになって・・・ということかもしれない。
(2024年4月6日 修正1 ;追記)
2024年4月5日18時0分にYAHOOニュース(HTB)からは、今後、川下りイベントは行わないことに決まったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年、20代の女性が死亡した富良野市の空知川の川下りイベントについて、実行委員会は今後、このイベントを開催しないことを明らかにしました。
富良野市内の空知川を手作りのいかだなどで下る「北海イカダ下り」。
去年7月、48回目となったこのイベントでいかだが転覆し、乗っていた27歳の女性が死亡しました。
イベントに協賛する「北海へそ祭り実行委員会」は4日に総会を開き、遺族の意向や安全確保の難しさなどを理由に、今後、いかだ下りのイベントは行わないことを明らかにしました。
事故については、警察が転覆の原因や当時の状況を現在も調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/361d05501f4b2614c17e49a0a192b73223273f9b
2023年7月16日16時30分にNHK福井から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日朝早く、美浜町の海水浴場で、遊泳中の60代の男性が近づいてきた野生のイルカにぶつかられ、ろっ骨を折るなどの大けがをしました。
この海水浴場では、その後も被害が相次ぎ、イルカにかまれるなどして病院に搬送された人は16日だけで4人にのぼり、警察などはイルカを見ても近づかないよう呼びかけています。
警察によりますと16日午前4時すぎ、美浜町の水晶浜海水浴場の沖合で、岐阜県可児市の60代の男性が泳いでいたところ、突然現れた野生のイルカにぶつかられたということです。
男性は病院に搬送されましたが、ろっ骨を折るなどの大けがをしたということです。
このあとも、午後4時までに県内外の男性あわせて3人がイルカにかまれ、軽いけがをしたということで、イルカによるけが人は16日だけで4人にのぼりました。
水晶浜海水浴場では、ことし5月以降、遊泳中の人が野生のイルカにかまれる被害が少なくとも2件相次いでいて、警察などは、イルカを見ても近づかないよう呼びかけています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/20230716/3050015191.html
7月16日18時28分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午前4時10分ごろ、福井県美浜町竹波の水晶浜海水浴場のスタッフから「男性がイルカに衝突され、けがをしている」と119番通報があった。
県警敦賀署によると、岐阜県可児市の60代男性が知人らと3人で沖合5メートル付近を泳いでいたところ、イルカ1頭が突進してきて衝突。肋骨(ろっこつ)が3、4本折れる重傷で、両手もかまれるなどしたという。
他の2人にけがはなかった。
同日、同海水浴場では他にも男性3人が腕などをかまれ、軽傷を負った。
同海水浴場は毎夏、県内外から多くの客が訪れる。
同署には今シーズンだけでイルカによる被害報告が6件あるといい、「イルカに近づかず、姿を見たら海に入らないよう身の安全を守って」と注意を呼びかけている。
福井県内では昨年も海水浴客がイルカにかまれる被害が相次いでいた。
https://www.asahi.com/articles/ASR7J4WDZR7JPISC00N.html
7月21日19時5分に産経新聞からは、水晶浜海水浴場ではイルカが嫌う超音波発信機を4台から8台に増やすなどの対策をとるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
水晶浜海水浴場を運営する竹波観光協会は、これまで警戒を促す看板を設置し、チラシや放送でも注意喚起した。
イルカが嫌う超音波が広がる発信器を海中に取り付け、被害防止に取り組んだが、5月以降、10件以上の被害があった。
重傷者が出たことで、対策を協議。
遊泳時間は午前8時~午後5時と明記した看板を設置し、その間に稼働させる超音波発信器を4台から8台に増やす。
それでも現れた場合は、水上バイクで海水浴場の外へ誘導する。
敦賀海上保安部は「手を出さず、すぐに海から上がってほしい」と注意を促す。
観光関係者は「これ以上被害が大きくなれば、閉鎖を検討することになる」とし、遊泳客には避難の呼びかけに応じるよう求めている。
https://www.sankei.com/article/20230721-OQXKI7OIEBNIXLWZKEPCZ5SSTE/
7月21日19時39分にYAHOOニュース(北陸放送)からは、このイルカは3年ほど前に珠洲市に出没していた「すずちゃん」らしいという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この、人に襲いかかるイルカですが、実は石川県の沿岸にいた個体なのではないか?
こう話すのは、2020年から「すずちゃん」の愛称でイルカをかわいがっていた石川県珠洲市の出村さんです。
「背びれの後ろに向かって、ちょっとした2~3か所の欠け具合がある。あれは間違いなく“すずちゃん”」(出村さん)
出村さんが珠洲市で撮影した映像と、美浜町で撮影した映像を見比べると、背びれにある特徴的な切れ込みが一致しているのが分かります。
出村さんによりますと、イルカが珠洲市にいた頃は、浅瀬にいる子どもに近づいても襲いかかることはありませんでした。
「“すずちゃん”は人懐っこい、人が大好き。人がいる所に寄って来る、集まってくる。全く害を及ぼすこともなく、触られても抱き着かれても無抵抗で、子どもたち・大人も含め人気者だった」(出村さん)
ところが去年以降、“すずちゃん”は福井の海岸に出没するようになり、腕をかまれるなどの事故も発生するようになりました。
「遊びたい、かまってほしいという気持ちで、ちょっとしたちょっかいを出しているのが、人間からすれば野生の生物が、200~300キロあるような筋肉の塊が向かってこられると、人間がけがをしてしまう」(出村さん)
出村さんは、人が多い海水浴場でイルカも興奮しているのではないかと話し、ぜひ穏やかな珠洲に戻ってきてほしいと話します。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2b584ee06075a89e834cc3a1621101c8b69a412
(ブログ者コメント)
〇昨年のイルカも当時、「すずちゃん」らしいと報じられていた。
「体をぶつけてくる」とか「5分ほど追いかけられた」、「噛まれた」という状況も同じだ。
(本ブログでも紹介スミ)
〇イルカの行動については、「遊んでいるつもり」とか、「攻撃的な事例も過去にはある」といった情報も報じられている。
『【危険】福井の海水浴場に「野生のイルカ」が出没 海水浴客に噛みつきけが人続出…衝突され骨折する人も 専門家「遊んでいるつもり」』
https://news.yahoo.co.jp/articles/16a8dd7b5413b3b80ebae510577f3b47ef3a493d
『「イルカ」はどれくらい「危険」なのか』
https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20230718-00358392
〇NHK映像を見ると、朝に骨折事故があったばかりだというのに、夕方にはイルカを見に大勢の人が海の中に入り、中には沖合でイルカと遊んでいるかのように見える人までいた。
自分だけは大丈夫と考える人の、なんと多いことか・・・。
詳細不明だが、イルカも、そんな状況ゆえ人間に慣れ、遊び半分で体をぶつけてくる?
それは、猿やクマへのエサやりと同じことのような気がした。
2023年7月15日21時52分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が写真や地図付きでネット配信されていた。
15日午前5時半ごろ、福岡市博多区冷泉町で「男性が転倒して背部を打ち、両足に挫創を負った。意識はある」と目撃者から119番があった。
福岡県警によると、男性は同区で開かれていた伝統行事「博多祇園山笠」の「追い山笠(やま)」に参加していた秋吉さん(57)で、約1トンある山笠にひかれたとみられる。
市内の病院に搬送されたが、約1時間半後に死亡が確認された。
関係者によると、博多祇園山笠での死亡事故は近年、無かったという。
県警は、業務上過失致死容疑も視野に捜査を進めている。
博多祇園山笠振興会によると、秋吉さんは六番山笠・千代流(ながれ)で山笠を担ぐ「舁(か)き手」。
追い山笠は祭りのクライマックスで、午前4時59分から始まった。
追い山笠で、各流の山笠は出発点の「山留め」を出た後、すぐに櫛田神社(同区)で清道旗と呼ばれる旗の周りを回る「櫛田入り」を果たす。
その後、櫛田神社を飛び出した山笠は、約5キロ先の「廻(まわ)り止め」(同区)を目指して駆ける。
秋吉さんは、神社から追い山笠のコースを約300メートル進んだ交差点付近でひかれたとみられる。
櫛田入りの直後で、「全力を出した後で疲れが出やすい」(関係者)とされる場所だった。
この交差点で山笠は左に曲がり、東長寺(同区)の前で折り返すルートをたどる。
千代流は櫛田神社を出た直後、バランスが崩れて山笠が前方に傾き、山笠の上に乗る「台上がり」の2人が下に落ちるトラブルも起きていた。
関係者は、「台上がりの転倒は聞いたことがない。立て直そうと焦り、動揺した可能性もあるのでは」と推し量る。
同振興会の瀬戸事務局長は毎日新聞の取材に、「山笠での死亡事案は私が知る限り、記録にない」と話す。
同振興会は15日、安心・安全を徹底するよう、各流に通達を出した。
【慣れや気の緩みも…】
新型コロナウイルス対策のマスク着用などの制限を撤廃し、4年ぶりの通常開催となった博多祇園山笠は、クライマックスの「追い山笠」で痛ましい事故が起きる事態となった。
関係者は各流に安全対策を呼びかけるなどしていたが、事故を防ぐことはできなかった。
博多祇園山笠振興会は6月1、20の両日に福岡市内で開いた総会で、山笠を担ぐ各流の関係者に対し、安全に十分配慮するよう注意を呼びかけていた。
各流も事故が起きないよう、担ぎ方の講習会を定期的に開くなど対策を講じていた。
追い山笠で山笠を毎回舁いているという男性は、「まさか犠牲者が出るとは……」と驚く。
一方、山笠の前方など、担ぐ位置によっては、転んだ場合などに逃げ場がなく、危険を伴うといい、「経験を積むと、慣れや気の緩みも出やすい」と指摘する。
加えて、追い山笠では山笠が街中を駆ける際、沿道から暑さ対策などで盛んに水がかけられる。
そのため路面がぬれ、滑りやすくもなっているという。
祭りの参加者の死亡事故は、全国各地でも相次いでいる。
2022年10月には大阪府富田林市で秋祭り中、だんじりが横転し、だんじりをひいていた男性が下敷きになり死亡。
14年8月には青森県弘前市の「弘前ねぷたまつり」で、男性が山車の内部の昇降機に頭を挟まれ、亡くなった。
同振興会の瀬戸事務局長は、「事故が起きないよう、再発防止に努める」と話した。
https://mainichi.jp/articles/20230715/k00/00m/040/204000c
7月17日16時4分にYAHOOニュース(rkb)からは、舁き棒を担ごうとしたところ下敷きになった、他の山笠でも神社を出る際に台の足が道路の縁に接触し台上の人が転落したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
博多祇園山笠振興会などによりますと、秋吉さんは舁き棒を担ごうとしたところ、土台部分である山笠台(山車の基礎部分)の下敷きになったということです。
・・・
一方、博多祇園山笠では、これまでにも舁き山笠が櫛田神社を出る際、山笠台の足が道路の縁に接触するアクシデントが起きています。
今年は8基のうち、複数の舁き山笠(山車)が接触。
このうち2基で、台の上にいた男性たちが転落しました。
骨折する重傷者もいて、安全対策が課題となっています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f72cbe763e23d31dad9b0e1573ee23a632f6469
7月17日18時37分にYAHOOニュース(福岡放送)からは、舁き手の交代の際に事故が起きたと読み取れる、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故を受け、博多祇園山笠振興会は臨時の常任理事会を開きました。
武田会長はFBSの取材に対し、「舁き手の交代の方法には各流のルールがあり、統一するのは難しい」としたうえで、「それぞれのルールにのっとって安全のための対策を徹底していくよう確認した」と話しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/423840bdceed9499df2c9282c115a5d38493fe87
(ブログ者コメント)
14年8月の弘前市事例は本ブログでも紹介している。
2023年7月15日2時26分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪市に設営されたイベント会場では、15日から韓国発のウオーターフェス「WATERBOMB」が行われる予定でした。
音楽を楽しみながら水鉄砲の撃ち合いなどをするイベントで、水を勢いよく噴射する「ウオーターキャノン」と呼ばれる装置を使った演出が会場を盛り上げます。
それが15日に日本に初上陸。
14日はスタッフら200人ほどでリハーサルを行っていたはずですが、その姿はなく、ステージの前にはパトカーと数人の警察官の姿がありました。
14日午前11時ごろ、「男性スタッフがステージ機材で顔をケガし、意識がない」と、会場の警備員から通報が入ったのです。
通報にあったステージ機材というのが、会場のいたるところに設置された黒い装置。
水を噴射する「ウオーターキャノン」です。
警察によると、男性スタッフがウオーターキャノンの噴射口をのぞき込んでいたところ、誤って水が噴射してしまい、顔面を直撃。
噴射された水は時速120キロでした。
水が直撃したのは40歳の男性スタッフで、意識不明のまま病院に搬送されましたが、その後、死亡しました。
死因は顔面負傷による脳挫傷だということです。
会場に40台設置されていた高さ1.6メートルのウオーターキャノン。
なぜ、男性がのぞき込んでいる時に噴射してしまったのでしょうか。
会場で使われていたウオーターキャノンを噴射するには3段階のステップが必要で、まず「主電源を入れ」、次に「スタンバイスイッチを押し」、最後に「噴射スイッチを押す」ことで水が噴射するようになっているといいます。
しかし、今回は2段階目のスタンバイスイッチを押した際に水が噴射したということです。
誤作動の原因はわかっていませんが、今回とは別のウオーターキャノンを扱う業者に話を聞くと―― 。
ウオーターキャノンを扱う施工業者(事件とは無関係) :
「圧縮空気を使って水を空中に出す機械ですので、爆発に近い危険なものではある」
Q.のぞき込むのは?
同上業者:
「銃口に自分からいっているようなもの」
取り扱う際には、主に2つの安全策をとっているといいます。
同上業者:
「周りに人が入らないような柵をし、人が立ち入らないようなことをします。
1人だけで発射ボタンを押すのではなくて、1人がウオーターキャノンの近くに人がいないか安全確認をしたうえで、発射ボタンを押す人と連携して発射ボタンを押す」
このイベントは、15日から2日間で2万人が来場予定だったといいます。
事故を受けイベントの主催者は、「重大事故にともない、イベント開催がこれ以上不可能と判断し、大阪公演については中止とさせていただきます。お客さまや関係者のみなさまにご迷惑をお掛けし、直前でこのようなご案内になり、深くおわび申し上げます。再発防止に責任を持って取り組んでいきます」とコメントを発表しました。
7月22・23日の名古屋でのイベントと、7月29・30日に東京で行うイベントは開催予定だということです。
警察は、業務上過失致死の疑いも視野に捜査しています。
(7月14日放送『news zero』より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d44d4a0b0b3513edfb89706c9a414aa33809e6b
7月15日6時0分に産経新聞からは、水噴射のための2段階目の操作をしたところ数本の筒から水が噴射されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
装置は「ウオーターキャノン」と呼ばれ、長さ約150センチ、口径約7・5センチの筒状で、時速120キロで水を噴射する。
高さ約1・6メートルの位置に40台設置されていた。
装置の起動には本来、3段階の操作が必要だが、今回は別のスタッフが2段階目の操作をしたところで、数本の筒から水が噴出した。
八代さんは装置の近くで倒れているのが見つかり、病院に搬送されたが、死亡が確認された。
この日は、八代さんを含む複数のスタッフが装置を点検していた。
https://www.sankei.com/article/20230715-HPG35XNUD5KFLFLVWMHHSBDMUA/
7月14日20時5分にYAHOOニュース(mBS NEWS)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。(本文は転載省略)
https://news.yahoo.co.jp/articles/f94759ef01ecabc1cf8b1d5c6cb18b0f5de95e8a
(2025年2月20日 修正1 ;追記)
2025年2月19日18時21分にNHK関西からは、周囲に人がいないことを確認せず噴射した疑いで3人が書類送検された、死亡したスタッフは噴射装置の運営会社とは別の会社の人だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づきタイトルも修正した)
会場では当時、水の噴射について事前に周知されていましたが、捜査の結果、主催者側が周囲に人がいないかどうかを十分確認せずに噴射した疑いがあることが分かったということです。
このため警察は、安全管理を怠ったことが事故につながったとして、イベントの運営会社の50歳の役員など3人を19日、業務上過失致死の疑いで書類送検しました。
任意の事情聴取に対し、3人のうち50歳の役員は「バリケードを設置し、人が入らないようにしていた。死亡したスタッフは別の会社に所属しており、運営会社に責任はない」と容疑を否認しているということです。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20250219/2000091843.html
2月19日22時22分に産経新聞からは、死亡した人は噴射装置周囲の仕切りの中に入っていたらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪府警は19日、業務上過失致死容疑でイベント運営会社代表理事の男性(50)や、装置を操作していた同社の男性会社員(32)ら韓国籍の男女3人を書類送検した。
府警によると、代表理事の男性は「社外の関係者が(装置の周囲にある仕切りの中に)入ったらその会社の責任」と容疑を否認。
男性会社員も否認している。
https://www.sankei.com/article/20250219-KSLHXYIJLFKXTI34DTBO2TSHRY/
2023年7月14日19時27分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「宮古ブルー」と称される、青く澄んだ海で有名な沖縄県の宮古島。
この美しい海が広がる人気観光地で、鍾乳洞を探検するツアーに参加していた60歳の女性が溺れ死亡した。
【画像】女性はライフジャケットを着用 人気パワースポットで何が
事故があったのは宮古島市の「保良クバクンダイ鍾乳洞」、通称「パンプキンホール」。
大自然の神秘を感じる宮古島屈指のパワースポットとしても知られている。
女性は千葉県から島を訪れ、7月13日午前、保良泉ビーチからガイド2人と他の客の計9人でツアーに参加していた。
女性は、ツアー客がパンプキンホールに向け徒歩で移動していた際、水深約50~60cmの場所で、ライフジャケットをつけた状態で溺れていたという。
宮古島海上保安部によると、ガイドにより引き上げられた女性は心肺停止の状態で病院に運ばれ、死亡が確認された。
【参加したツアーは今年5月にも事故が…】
事故があったパンプキンホールでは、ツアーを行う業者がサンゴの保全や客の安全のため、県が認定する保全利用協定を結んでいる。
しかし、女性が参加したツアーの業者は唯一、この協定に参加しておらず、今年5月にも鍾乳洞に客とガイド合わせて21人が取り残される事故が起きていた。
水難学会の理事は、水深が浅くても溺れる危険はあると指摘している。
水難学会 斎藤秀俊理事:
「大体、水深60cmというのは、溺れる可能性のある十分な深さです。
滑りやすいのと岩が結構ゴツゴツしていますから、足元がグラグラするわけですね。
そうすると、何かでバランスを崩して前に倒れ込むなど十分に考えられると思います。
特にこれからの季節は水の事故が増えるため、十分に注意が必要だという。
宮古島海上保安部は、ツアー業者の安全管理に問題がなかったかなど詳しく調べている。
(「イット!」7月14日放送)
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f6f38653a982959aceacda3a856fb572bc6f4a6
7月14日8時59分に宮古毎日新聞からは、安全協定の内容など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午前、城辺保良のクバクンダイ鍾乳洞(通称・パンプキンホール)のツアーに参加していた女性が心肺停止となり、病院に運ばれた。
女性は搬送先の病院で死亡が確認された。
宮古島海上保安部が当時の状況を詳しく調べている。
宮古島では水難事故が相次いで発生しており、同部では無理のないマリンレジャーを選択するよう呼び掛けている。
同部によると13日午前9時35分ごろ、県消防司令センターから「シーカヤック最中に保良泉ビーチ沖で浮いている女性を発見し、カヤックで引き揚げビーチの浜に向かっている」と通報があった。
女性は千葉県在住の60歳で、パンプキンホールのツアーに参加。
ショップのガイド2人とツアー客7人でポイントに到着。
洞窟に向け徒歩で移動していたところ、同行者が水深約50~60㌢の場所で溺れている女性を発見した。
その後、ガイドにより引き揚げられたが、意識がもうろうとした状態で宮古病院に搬送され、午前10時51分ごろ死亡が確認された。
今年に入ってからマリンレジャーでの人身海難事故はこれまでに11件発生。
事故者は13人で、このうち3人が死亡している。
同部では、50歳以上の中高年による事故が多く発生していることから、体調管理などをしっかりと行い、体調不良、疲労、睡眠不足、二日酔い時はマリンレジャーを行わず、自身の持病なども十分把握し、無理せず安全第一で楽しむよう呼び掛けている。
一方、今回のツアーを実施したショップは5月にシーカヤックツアー参加者ら21人が一時、パンプキンホール付近に取り残された事故を起こした業者で、「保良クバクンダイ鍾乳洞保全利用協定」を締結してない。
市や協定締結事業者は、ツアー等を利用する際には利用客の安全安心、環境保全のため、同協定を締結している事業者の利用を強く訴えている。
保全利用協定は、「保全」と「利用」双方のバランスを取りながら、次世代に豊かな自然・文化を継承し、同時に観光産業の持続的な発展を図る制度で、県知事から認定を受ける。
「環境保全型自然体験活動(エコツアーなど)を行う場所の適切な保全と利用を行うため、地域住民や関係者からの意見を適切に反映しつつ、(ガイド業など)事業者間で自主的に策定・締結するルール」を設定している。
協定を結んだ事業者は
▽自然環境への配慮(道中のサンゴ折損、破壊を防ぐため、海中を徒歩により催行せず、必ずカヤックを使用して行う等)
▽安全管理(ツアーの人数制限等)
▽地域への配慮(保良泉ビーチの清掃活動や他活動に積極的に参加する等)
の3つの自主ルールとなっている。
https://www.miyakomainichi.com/news/news-176474/
※同じ業者による5月5日の取り残され事故については下記参照。
5月3日にも同様事故を起こしていたと報じられている。
(2023年5月7日掲載 沖縄テレビ)
5日午後5時ごろ、宮古島市城辺の保良クバクンダイ鍾乳洞で「乗ってきたカヤックが流された」と、ツアーに参加していた客から警察に通報がありました。
山城記者:
『ツアー客らは、こちらのビーチからカヤックで、およそ500メートル先のあちらの鍾乳洞に向かったということです』
カヤックは鍾乳洞の近くのサンゴにロープを括りつけ、合わせて6隻係留していましたが、サンゴが折れて5隻が流されてしまい、ツアーに参加していた客とガイド、あわせて21人は身動きが取れなくなりました。
別のガイドが救助に向かい、全員無事に戻れましたが、25歳の男性が肘を擦りむく軽いけがをしました。
鍾乳洞は観光客に人気のスポットで、県はサンゴ保全の観点から、カヤックでの移動や一日あたりの入場を制限する保全利用協定を去年、策定しています。
しかし、この業者は協定に参加していなかったほか、今月3日にも同様のトラブルを起こしていました。
https://www.otv.co.jp/okitive/news/post/00007706/index.html
(ブログ者コメン)
今回の事故が業者の安全管理不備によるものかどうかは不明だが、客としては、同じような業者が多数ある場合、安心して参加できる業者のツアーを選びたいものだ。
ただ、業者の信頼性について得られる情報は限られている。
今回のツアーについても複数の業者があったが、「保全利用協定に参加している業者を選んでください」などと注意喚起した情報は見つからなかった。
これが大手旅行会社が紹介している業者であれば、会社が業者の信頼性についてある程度調べているので比較的安心・・・といったことはあるかもしれないが・・・。
知床カズワンについても然りだ。
(2023年7月27日 修正1 ;追記)
2023年7月26日18時32分にYAHOOニュース(琉球放送)からは、死因は病死だった、海保は業者に過失はなかったと判断したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
その後、宮古島海上保安部が業者の安全管理態勢などを調べていましたが、調査の結果、死因は溺れたことによるものではなく、発作的な症状が起きた病死だったことが分かり、業者に過失はなかったと判断したということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ab7f9983ff624401462690f0e01cc931e2a23068
2023年7月11日15時11分にYAHOOニュース(CBCテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
名古屋市天白区のゴルフ練習場で、鉄柱が折れ曲がり90メートルにわたってネットが倒れました。
10日夕方の強風が原因とみられています。
【写真を見る】ゴルフ練習場の鉄柱が折れ曲がる 防球ネットが約90メートルにわたって倒壊 強風が原因か 練習していた客らにけがなし 名古屋
10日午後4時半ごろ、名古屋市天白区の「H公園ゴルフ」で、防球ネットを支える鉄柱の一部が折れ曲がりました。
このため、練習場の片側のネットが約90メートルにわたって鉄柱ごと倒れました。
当時、数人の客が練習していましたが、けがをした人はいませんでした。
練習場によりますと、原因とみられるのは強風です。
10日夕方は名古屋市内の上空を発達した積乱雲が通過していて、最大瞬間風速20メートルの強い風が吹いていました。
近所の住民によりますと、ゴルフ練習場付近でも当時、ビニール傘が飛ばされるほどの強風が吹いていたということです。
ゴルフ練習場では、鉄柱の修理や倒れた原因を調べるため、10日から営業をとりやめています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c757d76a8af87b1344698268b8a9527564bfa77b
(ブログ者コメント)
同種事故としては2019年の市原市事例が記憶に新しい。
当該事例の場合、天井部のネットは下ろしていたが側面のネットは固定式で下ろせなかった由。(本ブログでも紹介スミ)
今回の練習場は、天井部にはネットはなかった模様だが、側面のネットが下ろせるようになっていたかどうかは不明だ。
2023年6月28日18時46分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後3時半ごろ、大阪市浪速区で、店の関係者とみられる人が「看板が倒れて、ケガ人が出ました」と交番に申し出ました。
警察や消防によりますと、4階建てのビルの屋上からテントが落下し、通りかかった60代の男性の頭に当たりました。
男性は病院に運ばれ、意識はあるということです。
警察によりますと、このテントは隣のビルの屋上で開店予定だった飲食店のものとみられ、警察がテントが落下した詳しい状況を調べています。
現場は南海電鉄のなんば駅から200メートルほどの、人通りの多い地域です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ce7dbd408a78a96d03c4ceca21d06a92da9b331b
6月28日20時40分にNHK関西からは、テントはアルミ製だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後3時半すぎ、大阪・浪速区難波中で「ビルから落下したテントが男性の頭に当たった」と、通りかかった人から消防に通報がありました。
警察によりますと、4階建てのビルの屋上からアルミ製のテントが落下して、近くを歩いていた男性の頭に当たったということです。
男性は頭にけがをして、病院に搬送されました。
意識はあるということです。
警察によりますと、落下したアルミ製のテントは高さがおよそ2.9メートルで、警察は、テントが落下した当時の状況などを調べています。
現場は、JR難波駅から東に500メートルほど離れた、ビルが建ち並ぶ地域の一角です。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20230628/2000075235.html
6月28日20時59分に産経新聞からは、最大瞬間風速19mの風が吹いていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
気象庁によると、大阪市中央区で同時刻ごろに最大瞬間風速19メートルが観測されており、署は風に飛ばされて落下したとみて調べる。
https://www.sankei.com/article/20230628-JQKNMU45HVK3ZC5NB5B4224FUY/
6月29日11時32分にYAHOOニュース(読売テレビ)からは、テントはカフェ開店のため10日ほど前に設置されたが、固定はされていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後3時半ごろ、大阪市浪速区難波中の4階建てのビルの屋上から縦、横3メートルのテントが落下し、付近を歩いていた60代の男性にあたりました。
男性は、頭を14針縫うケガをしました。
警察によりますと、テントは屋上で開店予定だったカフェが10日ほど前に設置していて、その後の捜査関係者への取材で、店長の女性が「テントは重しなどで固定しておらず、急な強い風で飛ばされた」と説明していることがわかりました。
落下した際、屋上では店長らが開店準備をしていて、警察は業務上過失傷害の可能性も視野に、当時の状況を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/787beae4203428ba84a8c45ae39d762831d7da06
2023年6月24日6時36分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後6時20分頃、北海道小樽市最上の天狗山(533メートル)で、観光用の熱気球を運営する事業者の40歳代女性スタッフが高さ約6メートルのところから落下し、肩などの骨を折る大けがを負った。
熱気球には客2人とパイロットの計3人が乗っていたが、けがはなかった。
小樽署や業務を委託している中央バス観光開発によると、女性は地上で気球につなぐロープが足にからまり、浮き上がる気球に持ち上げられた。
約6メートルの高さでロープがほどけ、落下したという。
小樽署で原因や安全管理などに問題がなかったか調べている。
天狗山の熱気球は昨年から始まった人気のアクティビティーで、同社によると、転落事故は初めて。
熱気球の営業は当面、見合わせるという。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230624-OYT1T50069/
2023年6月8日13時33分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡県柳川市のH美容専門学校で5月、敷地内で開いたバーベキューの火が男子学生4人の衣服に燃え移り、このうち1人が死亡したことが学校などへの取材で判明した。
火力を強めるため消毒用アルコールを加えたことで激しく炎上したとみられ、県警柳川署は業務上過失致死傷容疑で調べている。
学校によると、バーベキューは5月24日午後0時45分ごろから、懇親のため全学生(約470人)らを対象に実施した。
火は教職員が管理し、熱中症予防などのため、短時間でよく焼けるよう手指消毒用のアルコールを着火剤に染み込ませていたという。
開始から約10分後に、バーベキューコンロの一つで火が弱くなったため、男性教員がアルコールを追加したところ、一気に火の勢いが増し、近くにいた1年の男子学生4人(10代3人、20代1人)の衣服に燃え移った。
4人はやけどを負って救急車で搬送されたが、18歳の男子学生が6月6日に死亡した。
残る3人の命に別条はないという。
古賀学園長は、「命の代償を大きく考えている。申し訳ないでは済まされない」とコメントした。
https://mainichi.jp/articles/20230608/k00/00m/040/038000c
6月10日1時38分に日テレNEWS24からは、理事長がアルコールを使い始めた、その後職員室に戻すよう指示したが放置されていた、衣服着火を転げて消す場合は顔を覆うことが大切など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今回の事故は、火の勢いを増すために消毒用のアルコールを入れたことで起きました。
そして、火をおこすために消毒用のアルコールを使い始めたのは、60代の男性理事長だったことが学校への取材で新たにわかりました。
理事長はその後、アルコールを職員室に戻すよう指示したものの、放置されていたといいます。
それを教員が火の消えかかっていたドラム缶に入れたところ、一気に炎上。
火が学生たちに燃え移ったというのです。
現場にいた学生:
「地面にぐるぐる(転がり)頑張って服を脱ごうとしていて、みんなぼう然。(搬送された学生が)早く回復して元の学校に戻ってほしい一心でした」
この事故を受けて、新たに実験を行い、SNSなどで注意を呼びかける消防局もありました。
大阪・豊中市消防局はTwitterで「アルコールに引火すると炎は急激に拡大します。目的外の利用はやめましょう」と発信しています。
もし、服に火が燃え移ってしまったらどうすればよいのでしょうか。
服を脱ぐことができず、また近くに水や消火器が無い場合、その場で地面に倒れ込み、燃えているところを地面に押しつけるようにしながら左右に転がることで火を消します。
その際、両手で顔を覆うようにして、顔へのやけどを防ぐことが大事だといいます。
事故が起きた学校は、経緯や今後の対応についてまとめた報告書を県に提出しました。
今月中旬をめどに第三者委員会を設置する方針です。
(『news zero』より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/58367db9948997911dd312075d83543c3f672c93
6月9日16時43分にYAHOOニュース(rkb)からは、理事長は12台のコンロ全てにアルコールを入れた、着火時は生徒たちをコンロから離していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
バーベキューには60代の男性理事長が参加していました。
その理事長が火起こしの際に12台あったすべてのコンロに自分でアルコール消毒液を入れていたことが学校への取材で新たにわかりました。
学校によりますと、男性理事長は生徒たちをコンロから離して火を付けた後、アルコール消毒液を片付けるよう指示したということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8caed6156e20cb86412ff570dd4f00397206aca6
6月9日22時37分に毎日新聞からは、アルコールはポリタンクのような容器に入っていた、事前打ち合わせでは着火後に容器を職員室に撤去する予定だった、学校は4人が搬送された後もバーベキューを続けたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
学校によると、事故があった5月24日、金属製の箱形の調理器具12台に炭を入れて火をつける際、教職員が着火剤や新聞紙にアルコールを染み込ませ、理事長や副理事長らが着火用ライターで点火した。
約10分後、調理器具の火勢を強めようと男性教員が炭に直接アルコールを加え、一気に火が燃え上がった。
アルコールは縦約30センチ、横約10センチ、高さ約20センチのポリタンクのような容器に入っており、男性教員は液体の状態のアルコールを炭に注いだとみられる。
事前打ち合わせでは、安全面を考慮して容器は着火後に職員室に撤去する予定だったが、会場に残したままだった。
バーベキューは懇親のため全専門学校生(約470人)らを対象に実施され、学校は学生4人が搬送された後もバーベキューを続けた。
消毒用アルコールをバーベキューの火おこしや火の勢いを強める目的で使うことは、どれほど危険なのか。
総務省消防庁危険物保安室の担当者は「あり得ない使い方だ」と強調する。
同室によると、アルコールは蒸発しやすく、可燃性蒸気が発生するため、火に近づけただけで急激かつ爆発的に燃え上がる。
可燃性蒸気は目に見えず、燃やそうとした対象だけでなく、周囲の人などに引火する危険もある。
担当者は「アルコールは火に近づけてはならず、火おこしに使うなんてもっての外だ」と話す。
過去にも同様の事故はあった。
消費者庁によると、2022年5月に起きた事故では、バーベキューでガスバーナーによる着火ができなかったため液体のエタノール(アルコールの一種)を火に向けてまいたところ、40代の人に引火し全身をやけどして入院した。
バーベキューでは着火剤による事故も後を絶たない。
独立行政法人「製品評価技術基盤機構(NITE)」によると、1996年以降、全国で少なくとも11件の着火剤による事故が起きた。
子どもがやけどしたケースもあり、着火剤のつぎ足しが原因となったものが目立つ。
担当者は「早く火をおこしたいのは分かるが、つぎ足しは危険だ」と強調し、「新型コロナで控えられていたさまざまなイベントが復活し、バーベキューの機会も増える。取扱説明書をよく読み、改めて注意してほしい」と呼びかける。
https://mainichi.jp/articles/20230609/k00/00m/040/296000c
6月8日12時15分に読売新聞からは、同校では年に数回バーベキューをしているがアルコールを使ったのは今回が初めてだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同校によると、当時、敷地内の屋外で、全学生約470人が学校行事としてバーベキューをしていた。
12個のコンロに着火剤や炭を入れ、手指消毒用アルコールを加えて着火。
火が弱かったコンロ1個に教員がアルコールを追加したところ、「ボン」という音とともに火柱が上がり、近くにいた学生の服に燃え移った。
同校では年数回、バーベキューを行っているが、アルコールを使ったのは今回が初めてという。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230608-OYT1T50120/
6月11日11時12分にYAHOOニュース(文春オンライン)からは、理事長は12台のコンロの着火担当だった、前回のBBQでも着火にアルコールを使っていた、事故直後、理事長はアルコールを投入した教員に怒号をあげていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故が起きたバーベキューは学生と教員を合わせた約480人で行われました。
60代男性の理事長は12台のコンロの着火担当で、新聞紙などにアルコールを染み込ませ、副理事長と一緒にライターで点火。
その後、生徒らを呼び、バーベキューを開始しました。
事故が起きたのは、それから10分後。
火の弱かった1台のコンロに20代の男性教員が手指消毒用のアルコールを直接注いだところ、『ボンッ』と音を立てて燃え上がり、事故に繋がったといいます。
・・・
学校側はアルコールを使ったのは今回が初めてだった〉とコメントしているが、事故現場に居合わせた女子学生のA子さんによると、「前回のバーベキューでもアルコールを使用していた」という。
A子さんが続ける。
「バーベキューは、コンテストの祝賀会や、新入生と親睦を深める名目で、400人以上の規模で年4、5回くらい行われます。
いつも理事長お手製のタレが振る舞われて、学園長も“ハリビ恒例BBQ”と意気込んでいます。
その日はバーベキューが始まってすぐに爆発音が響いて、“青い炎”に包まれた男性たちが服を脱ごうと地面を這っていました。
その場にいた全員が何が起きたか分からずパニックになっている中、アルコールを投入した先生に怒号をあげる理事長の声が響いていました。
ドクターヘリが来て、やけどした男子学生が搬送されていったのですが、バーベキューは続いたんです。
状況がつかめず泣き崩れていた私でも、このバーベキューが続くのはおかしいと分かりました」
・・・
卒業生のBさん:
「校内での理事長の権力は絶対的だった。
学校理念のような言葉を叫ぶ朝礼と理事長の指示は絶対みたいな風潮は、なんというか……宗教チックでした。
在校時にイベントの川下りで川に飛び込んだ学生がケガをしたことがありました。
でも、そのことで翌年の川下りイベントが中止になんてなることはありませんでした」
https://news.yahoo.co.jp/articles/151e9418fa4f5f6c05ef6c6c1e5c1e996a5415eb
(2023年6月26日 修正1 ;追記)
2023年6月17日22時30分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、3週間以上経って開かれた保護者説明会でアルコール投入を理事長が指示したことを聞いていた生徒が何人もいるという話しが出たという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故から3週間以上が経った今日、初めて保護者への説明会が行われました。
在校生の保護者らおよそ数百人が出席し、学校側は、理事長と学園長、弁護士らが参加したといいます。
まず、紛糾したのは、「消毒用アルコール」の投入をだれが指示したのかです。
一部の報道では、理事長が指示したという指摘もあります。
保護者:
「子どもから聞いている話と全然違う!誰が指示したんですか?若い職員に誰が指示したんですか?」
「聞いた子たちは何人もいますよ!指示を出したところ!」
保護者:
「うちの子もすぐ近くにおったんですよ。理事長が指示出したのも聞いてるんですよ」
学校側:
「映像にも残っていません」
保護者:
「映像じゃなくて聞いてます」
別の保護者:
「すみません、私も聞いてます」
さらに別の保護者:
「うちも聞いてます」
・・・
(サタデーステーション 6月17日OA)
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c978239abd9c994053a93cf4d59fb161fab2ee4
6月18日6時0分に朝日新聞からは、近くの水道には蛇口のハンドルがついていなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同校が17日、非公開の保護者説明会を開いた。
出席した保護者によると、学校側は消毒用アルコールを炭火に注ぐ危険性を確認していなかったこと、近くの水道には蛇口をひねるハンドル部分がついていなかったことを認めたという。
・・・
https://www.asahi.com/articles/ASR6L0DT9R6KTIPE00J.html
6月25日16時38分に毎日新聞からは、アルコールの使用は前日に理事長が決めた、事故当時はスタッフが着火するため学生に鉄板を持ち上げさせていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
保護者説明会出席者によると、アルコール使用は前日に古賀理事長が決め「前日に『実験』もして爆発しないと確認した」との説明があった。
熱中症などを防ごうと、短時間で着火するのが目的だったという。
着火は古賀理事長ら学校スタッフだけで進めた一方、事故が起きた際は、学生に鉄板を持ち上げさせたという。
・・・
https://mainichi.jp/articles/20230625/k00/00m/040/102000c
(2024年7月5日 修正2 ;追記)
2024年7月4日17時52分にYAHOOニュース(テレビ西日本)からは、理事長の危機管理意識欠如とワンマン体質が原因などとする報告書がまとまった、投入した職員は日頃から理事長に叱責されており、火が弱いとまた叱責されるかと思いアルコールを投入した、投入量は1リットル、理事長は辞意を表明したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故調査委員会による報告書がまとまり、7月4日、委員会は「経営体質が変わらない限り同様の事故が再発する危険性は極めて高い」と指摘しました。
学校側が設置した第三者による事故調査委員会は、これまでの調査や14回におよぶ審議の結果をまとめ、4日午後、報告書を古賀理事長に手渡しました。
調査委員会は報告書の中で、今回の事故が発生した重要なポイントとして以下の3つを挙げています。
1)古賀理事長がアルコール投入を発案し、実行したこと
⇒古賀理事長の危機管理意識の欠如が最大の原因である。
2)学校の職員から古賀理事長の発案に対し、反対する意見が出なかったこと
⇒危険性や不信感を感じていた者が多数いたにも関わらず、誰ひとりとして古賀理事長に対して質問や意見すらできなかった。
幹部職員以外の職員からは 「危ないと感じたが、理事長からの指示ということで、それに従うしかないという感じだった」 「理事長はやると決めたらやる。言っても無駄だと感じていた」 など、あきらめに近い声が聞かれた。
また日頃の学校運営でも古賀理事長の決定に対して、幹部職員が何の違和感や抵抗もなく受け入れる反面、服従するしかないという幹部職員以外の職員が多くみられた。
風通しの悪い、閉塞的な職場環境、組織風土が原因のひとつ。
3)事故の直接的な原因となった加害職員のアルコール投入
⇒古賀理事長からの直接的な指示はなかったが、加害職員は日ごろから古賀理事長から叱責を受けており、圧力を感じていた。
当日も自分の担当するコンロの火力が弱かったため、食べるのが遅くなれば理事長から叱責を受けるという焦りもあったと述べている。
加害職員は火を強めることが古賀理事長の意に沿うものと考え、とっさにアルコールを投入したと考えられる。
そのうえで、古賀理事長の強権的な経営が事故の原因となったと指摘。
また、コンロに投入した消毒用アルコールの量が約1リットルだったことなどが明らかになりました。
事故調査委員会 中馬 委員長(4日の会見) :
「火力が弱いということになるとバーベキューのプログラムが遅れてしまうそうなると理事長からの叱責をうける」
「経営体質が変わらない限り、同様の事故が再発する危険性は極めて高いと言える」
報告書は以下のように総括されています。
「古賀理事長は先代の母親から理事長職を引き継いで、以降35年にわたり、実質的に経営トップを務めており、その時間の流れの中で、教職員には『理事長には何も言えない』『何を言っても無駄』という意識が醸成され、組織風土が形作られ、それがまた古賀理事長の遵法意識や危機管理意識の麻痺・欠如に繋がり、その結果として引き起こされた事故といえる。
組織のトップが同じ人物であれば、同じような事故が起こりうる可能性が極めて高い」
これを受けて、古賀理事長は事故後初めて会見を行い、謝罪した上で「長くトップを務める中で風通しの悪い風土になっていた」と話し、4日付けで理事長を辞任すると発表しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/843b503cde932685c7bdc68b25fb537df881e826
2023年5月15日11時23分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
朝日放送テレビ(ABCテレビ、大阪市福島区)は15日、同局が制作する若手料理人の料理バトル番組「CHEF―1グランプリ 2023」準決勝の収録中、出演者の男性シェフがセットから転落し、重傷を負う事故があったと発表した。
局によると、事故は14日午後1時18分ごろ、東京都内のスタジオで起きた。
当日は準決勝の収録中。
結果発表の際には、敗退した出場者が立つ床が下に沈み込む演出をとっていたという。
30代の男性シェフは勝ち残ったがセットから移動する際、床の沈んだ部分(120センチ×90センチ)に誤って転落し、セットの約2メートル下で腰を強打。
救急搬送され、第12胸椎(きょうつい)破裂骨折との診断を受けて入院している。
この日は朝から収録をしており、事故後は床が沈む演出を取りやめたが、撮影は続けたという。
局は「今回の状況を調査した上で、今後はよりいっそう安全対策に万全を期する所存です」とコメントしている。
https://www.asahi.com/articles/ASR5H3Q2ZR5HUCVL00H.html
2023年5月4日12時39分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日夕方、沼津市にある県営の愛鷹広域公園多目的競技場で、J3のアスルクラロ沼津と愛媛FCの試合中に、スタンドのフェンスが壊れて、サポーター10人あまりが、約1.5メートル下のグラウンドに転落し、松山市の56歳の女性が、ほおの骨を折るなどの大けがをしたほか、9人が軽いけがをしました。
競技場を管理する県によりますと、愛媛がゴールを決めて選手がスタンドに駆け寄った際に起きていて、フェンスは鉄製で、グラウンド側に根元から折れ曲がっていたということです。
警察は、サポーターがフェンスに寄りかかった際に壊れたものとみて、詳しい原因を調べています。
試合を主催したアスルクラロは、ホームページで謝罪した上で、「現在、当時の状況含め警察などと確認を行っており、今後の対応を検証しています」とコメントを出しました。
また、県によりますと、競技場ではフェンスへの寄りかかりを禁止する張り紙をしていたということで、現場周辺は当面、使用中止にして、修繕工事もできるだけ早く行いたいということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20230504/3030020067.html
5月4日20時33分にYAHOOニュース(SBS)からは、競技場の設計にあたりプロサッカーの試合は想定していなかったのではないかなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月3日、Jリーグの試合中にサポーターが観客席から転落した事故を受け、警察は翌4日も転落のきっかけとなった折れた柵などを現地で確認しました。
関係者によりますと、柵には腐食などの目立った劣化は見られなかったということです。
<中西記者> :
「きのうの事故を受けて、メインスタンドの最前列も立ち入り禁止の措置をとっています」
3日午後、静岡県沼津市の県営愛鷹競技場で行われた明治安田生命J3リーグアスルクラロ沼津対愛媛FCの試合中に、愛媛の選手が得点を決め、スタンドに駆け寄った際、柵が折れ、サポーター14人が観客席から転落しました。
この事故で、愛媛県松山市に住む56歳の女性が左目付近を骨折、その他9人がひじやひざを擦りむくけがをしました。
警察は4日午前も転落のきっかけとなった折れた柵などを現地で確認。
折れた柵の幅はおよそ10m。
柵から地面までの高さは1.25mほどと判明したほか、施設管理者への聞き取りなどを行ったということです。
関係者によりますと、柵には腐食などの目立った劣化は見られなかったということです。
事故はなぜ、起きたのか?
危機管理に詳しい常葉大学教育学部の木宮敬信教授に聞きました。
<常葉大学教育学部 木宮敬信教授> :
「プロの試合が行われたが、競技場設計の段階でそういった用途は想定していなかったと思う。通常、行政(静岡県)がつくる競技場というのは観戦者よりも競技者向けに設計されているのがほとんど」
静岡県営の多目的競技場として、1996年に開設した愛鷹競技場。
2017年からはJ3に加盟したアスルクラロ沼津のホームスタジアムとしても利用されています。
木宮教授は、開設時はJリーグのスタジアムとして設計されておらず、多くのファンが観戦することは想定していなかったと指摘したうえで、次のように分析しました。
<常葉大学教育学部 木宮敬信教授> :
「こういった事故は、原因を探っていくと『環境面』=施設と『教育』=人の行動をどうコントロールするか、に分けられる。実際にはどちらが事故の原因として多いのかというと、人の行動をどうコントロールするか?にある」
サポーターへの注意喚起は十分だったのか。
アスルクラロ沼津はSBSの取材に対して、「観戦の際は柵にまたがることや身をのり出すことを禁止する貼り紙をしているほか、場内放送でも注意を呼び掛けている」と答えました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3819e2987afc48d7b797b3b5c09997f2df1d85dd
2023年4月13日13時0分にNHK長崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後9時ごろ、佐世保市の「ハウステンボス」で、園内の運河を巡るクルーズ船「カナルクルーザー」から乗客の男性が転落しました。
男性は近くにいた職員によって救助されて市内の病院に搬送されましたが、意識不明の重体になっています。
警察によりますと、当時、クルーズ船には、転落した男性を含めて7人の乗客と乗組員1人が乗っていたということです。
ハウステンボスによりますと、クルーザーは定員51人、全長14.6メートルで、およそ6キロのコースを巡り、夜景が楽しめることから人気を集めているということです。
また、転落した周辺の運河の深さは2.5メートルほどだということです。
警察は、関係者から事情を聞くなどして事故の原因を詳しく調べています。
また、今回の事故を受けて、ハウステンボスは安全が確認できるまでクルーザーを運休するということです。
ハウステンボスは「お客様に多大なるご心配、ご迷惑をおかけして心よりお詫び申し上げます。転落されたお客様の1日も早い回復をお祈りします」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20230413/5030017684.html
4月14日17時50分にNHK長崎からは、監視カメラの設置や屋外座席に座る人を対象にライフジャケット着用を義務付けるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この事故を受けて、ハウステンボスの運営会社は14日、再発防止策をまとめ発表しました。
それによりますと、乗客の状況をリアルタイムで監視するため船に4台のカメラを設置し船長が確認するほか、乗船する人のうち屋外の座席に座る人を対象に、ライフジャケットの着用を義務付けるということです。
ハウステンボスでは、こうした対策を講じたうえで、週明けの17日からクルーズ船の運航を再開する予定だということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20230414/5030017697.html
長崎県佐世保市の大型リゾート施設ハウステンボス(HTB)の遊覧船「カナルクルーザー」から男性が運河に転落した事故で、県警早岐署は17日、意識不明の重体となっていた男性が病院で死亡したと明らかにした。
男性の死亡を受けてHTBは、17日に予定していた運航再開を18日に延期した。
署によると、死亡したのは台湾から団体ツアーでHTBを訪れた男性(42)。
12日夜の事故当時、遊覧船の最終便に乗り、後部デッキ席付近から運河に転落した。
ツアー客と一緒ではなく、1人で乗船したとみられる。
署は、死因や転落原因などについて調べを進める。
船は全長14・6メートル、全幅4メートルで定員51人。
時速5~6キロでゆっくりと運河の一部を巡る。
1992年の開業時から来場者の遊覧や移動手段として運航され、乗客がけがをしたり亡くなったりした事故は今回が初めて。
運航再開後は、安全対策として、後方を含めた船内4カ所にカメラを設置し、後部デッキ席利用者には腰巻き式ライフジャケット着用を求める。
HTBは「亡くなられた方のご家族や来場者の心情を考慮した。ご冥福をお祈りします」としている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/831d0f525f68928d4faf0342461ca1477a2efcae
2023年3月28日21時54分に毎日新聞から下記趣旨の記事が、現場写真や地図付きでネット配信されていた。
28日午前11時半ごろ、京都府亀岡市の保津川(桂川)で、川下りの舟が座礁したと119番があった。
舟は転覆し、子ども3人を含む乗客25人と船頭4人が川に投げ出され、船頭の50代男性が死亡。
別の船頭の40代男性の行方が分からなくなっており、京都市消防局などが下流で捜索している。
船頭が操船を誤って岩に衝突したとみられ、府警亀岡署が詳しい事故原因を調べている。
運航は当面、中止される見通し。
亡くなったのは田中さん(51)。
消防局などによると、田中さんは川に転落した後、助け出されたが、搬送先の病院で死亡した。
操船歴18年のベテランだったという。
また、乗客のうち女性9人(10~50代)が低体温症などで病院に運ばれたが、いずれも軽症とみられる。
川下りを運営する保津川遊船企業組合(亀岡市)によると、川下りは同市の乗船場から、嵐山(京都市右京区)までの約16キロを下る。
転覆した舟は同日午前10時40分ごろに出航。
約15分後、5キロほど下ったあたりの「大高瀬(おおたかせ)」と呼ばれる急流で事故が起きた。
船頭は4人乗る場合、船首や前方に3人、船尾に1人が配置される。
組合の豊田代表理事によると、船尾にいた船頭が、かじが水を捉えられず空振りする「空舵(からかじ)」と呼ばれるミスでバランスを崩し、川に転落したという。
前方の船頭が、方向操作を保つためにかじを取りに行ったが、間に合わず、急流を抜けた先の岩に正面から衝突。
舟は転覆し、乗っていた乗客・船頭全員が川に投げ出されたという。
後続の舟が事故を報告し、組合が救援に数隻を出すなどして乗客らを救助した。
亡くなった田中さんは船首でさおを持って舟を操る役割で、豊田代表理事は、「(衝突を防ぐため)正面の岩に対してさおを差そうとしたのではないか」と話す。
保津川下りの運航上の決まりでは、水位が50センチまでの通常時は前に2人、後ろに1人の船頭計3人が乗船するが、28日朝の運航前は前日までの雨により水位が69センチにまで上がっていたため、安全管理のため、前に1人増員した計4人で運航していた。
舟は全長12メートル、幅約2メートルで定員30人。
乗客には救命胴衣の着用を求めており、組合は「乗客・乗員とも全員着用していた」としている。
【年間30万人乗船、過去にも事故】
「保津川下り」は、京都府亀岡市と名勝・嵐山(京都市)を結ぶ約16キロで運航されている。
巨岩や奇岩が点在する山あいの渓谷を約1時間半かけて遊覧し、桜や紅葉の季節には多くの客でにぎわう京都観光の定番だ。
水運で使われていたものが明治時代から観光として行われるようになったといい、新型コロナウイルス禍の前は年間約30万人の観光客が乗っていたという。
一方で、過去にも事故が起きている。
1998年4月には舟が岩に衝突した弾みで浸水し、約100メートル流された。
乗客26人は岩場に降ろされ、後続の舟に乗り換えて無事だった。
前日の雨で川が増水していたといい、船頭は当時、警察の事情聴取に「舟のスピードが速く、制御できなくなった」と話したという。
2001年9月には舟が岩に衝突して横転。
乗客19人と船頭5人の全員が川に投げ出され、船頭1人が顔をぶつけて軽傷を負った。
15年8月には乗員の男性(58)が川に転落し、死亡する事故が起きた。
舟の後方から前方に移動しようとした際、落ちたとみられるという。
https://mainichi.jp/articles/20230328/k00/00m/040/338000c
3月28日19時42分にYAHOOニュース(関西テレビ)からは、船の上下動時に舵が浮いた可能性があるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故の原因や、舟の運航に伴う危険性について、水難事故の専門家、水難学会理事で明治国際医療大学教授の木村隆彦さんに伺いました。
・・・
【水難学会 木村さん】
「ミスが出るというより、むしろ舟が常に上下しながら進んでいて、バウンドでかじが浮いたのだと思います。
事故が起きた地点の映像で見ると、波を打つように白くなっています。
波を打っているところを舟が通れば、どうしても上下すると思います。
その時、水の切れ目と言いますか、隙間があったところにかじが入って、急に軽くなったのではないか」
上下動の中で起きうることなので、ミスと断定して言うべきでものではないのかもしれません。
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/6b566b7fc086eb1270af7e84a3ad828bebc3de0f
3月30日5時30分にYAHOOニュース(スポニチアネックス)からは、乗客は座っていたため衝撃が和らいで助かったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
乗客が全員助かった要因について、水難学会会長の斎藤秀俊氏は、「座っていたことが大きい」との見方を示した。
「座っていたため、衝突時の衝撃を和らげることができた」と指摘。
立っていた船頭と明暗を分けたとした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ce6dbcc157c12b372b56cd39882f8ee2414cffd
3月28日19時18分にYAHOOニュース(京都新聞)からは、乗客が手動式救命胴衣を着用していたとすれば、全員助かったのはタマタマだなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
スリルが魅力の川下りにはどんな危険が潜み、何が乗客たちの生死を分けるのか。
水難学会会長で長岡技術科学大教授の斎藤秀俊さんに聞いた。
(齋藤さん)
救命胴衣を着用するのは当然だが、その中でも「ベスト式」を選ぶのが望ましい。
手動で膨らませる腰巻きタイプでは、冷たい水に落ちると手が動かなくなり、膨らませるのが難しくなる。
今回、乗客は全員無事だったが、もし、手動の腰巻きタイプを使っていたとすれば、無事だったのはたまたまと言うしかない。
腰巻きタイプの救命胴衣は、膨らんだとしてもうつぶせ状態になると顔が浮かばず、呼吸できなくなる問題もある。
この点でも、ベスト式が望ましいと言える。
https://news.yahoo.co.jp/articles/08c8f1f8a821fe3bf14451e015cc49227077f2ee
3月29日22時3分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)からは、複数の船で集団運航するため無線は数艘に1台しか設置していなかった、転覆現場付近は無線がつながりにくい場所だった、消防通報まで30分以上かかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運航組合は会見で、転覆した船には、無線機を積んでいなかったことを明らかにしました。
事故現場は、携帯電話がつながらなかったということです。
川下りについて国が10年前に定めたガイドラインでは、すべての船に無線機を装備することが望ましいとされていますが、「保津川下り」は複数の船が集団で運航するため、「2艘から3艘につき1機設置する」と定めていて、増やすかどうか検討していたということです。
また、後続の船が無線機で組合に連絡しましたが、つながりにくく、事故が起きてから消防に通報するまでに、30分以上かかったことも分かりました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/75429e4f5826088b4f616080be2a3425a7a3ba51
3月29日21時34分に産経新聞からは、死亡した田中さんは発見時、救命具を装着していなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
亡くなった船頭の田中さん(51)は発見時、ベルト型の救命具を着用しておらず、川に落ちた後に外れたか、身に着けていなかった可能性がある。
https://www.sankei.com/article/20230329-5Z7HWYA7QRP7XEBA7L7BAAGCYE/
3月31日19時41分にYAHOOニュース(関西テレビ)からは、もう1人の船頭も死亡していて救命胴衣は膨らんでいない状態だった、船頭4人と半数の乗客の救命胴衣は手動式だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・船頭の田中さん(51)と関さん(40)が死亡しました。
警察によると、関さんは救命胴衣をつけていましたが、膨らんでいない状態でした。
舟を運行する組合は、ことしから救命胴衣を自動で膨らむものに切り替えている最中で、船頭4人とおよそ半数の乗客は手動式だったということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c1af4fc33ee8c44143745746cb4a388c8826a8be
3月29日21時47分にYAHOOニュース(ABEMA TIMES)からは、人が川に落ちたときの訓練は8年前ぐらいからやらなくなっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日、運航組合が会見を開いた。
代表理事の豊田氏によると、船が乗船場を出発したのは10時40分。
大人22人、子ども3人、船頭4人の計29名で出発したという。
その後、大高瀬(おおたかせ)という急流で舵(かじ)を持っている船頭が投げ出されて航行不能になったといい、櫂(かい)を引いていた別の船頭がリカバリーに行ったが、間に合わず、船が航路から外れて大きな正面の岩に激突。
船が岩にへばりつくような形で横になり、波を受けて転覆したという。
・・・
「船員や乗客が川に落ちてしまったときの対応マニュアルや訓練はなかったのか」という質問に、豊田氏は「消防の訓練はできていないことが続いていた」と釈明。
「8年くらい前まで毎年救助訓練をしていたが、やるべきときに緊急が入ったり、できないことが続いていたときにコロナ禍になってしまった」と述べた。最後の訓練は8年前だったという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e09fb32fc173202e58b60e6a6752eb46f04f28a8
3月30日17時56分にYAHOOニュース(TBS NEWS)からは、事故の様子などに関する解説映像がネット配信されていた。(記事本文は転載省略)
https://news.yahoo.co.jp/articles/5b8d5e27ffaebddb170d7e865ad10e157050bccc
(2023年6月14日 修正1 ;追記)
2023年6月12日18時39分にYAHOOニュース(読売テレビ)からは、転落防止のため足場を改良するなどの再発防止策が公表されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今年3月、京都府亀岡市の保津川で川下りの船が転覆し、2人が死亡した事故を受け、運航する組合が再発防止策を公表しました。
「保津川遊船企業組合」は12日午後、会見を開き、当時の船の運航や救助活動における問題点や再発防止策の案をまとめた資料を発表しました。
事故は、かじを取る船頭が川に転落したことが発端になったため、船頭の転落を防止するため足場を改良し、かじが落ちないようにする装置を設置することが盛り込まれました。
救命具については、これまで使用してきた「腰巻型」を廃止し、客には原則ベスト式のものを提供するほか、すべての船にGPS付きの無線機などを携帯します。
今後、組合ではこれらの対策を徹底するということですが、運航再開の見通しはまだ立っていません。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ada6891a103682e95ed88b88d83fae361e5da91e
(2024年3月24日 修正2 ;追記)
2024年3月22日12時20分にNHK京都からは、川に落ちた船頭が書類送検された、船頭は重心を船内にとどめられなかったなどと話している、会社は出航基準を見直したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は、後方にいた船頭が、十分な体勢を取らずに漫然とかじを取ったことでバランスを崩して川に落ち、操船を困難な状態にさせたとして、業務上過失致死傷の疑いで22日、書類送検しました。
船頭は警察の調べに対し、「操船時の体勢やこぎ方に問題があり、重心を船内にとどめられなかった」などと容疑を認めているということです。
会社では、事故後、
▼船頭の転落を防ぐ舟の改良
▼確実に浮く救命胴衣の導入
▼出航できる水位の基準の引き下げ
などの再発防止策を講じています。
去年7月の運航再開後は、こうした対策を徹底するとともに、風速15メートル以上で運航休止という基準についても、基準以下でも現場の船頭が危険を感じれば運航を取りやめるなど、より安全を重視した運航を行っているとしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20240322/2010019753.html
3月22日15時22分に毎日新聞からは、運航組合側の過失は確認できなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
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舟を運航する保津川遊船企業組合(同市)の代表者らについては、刑事責任を問うほどの過失は確認できなかったという。
https://mainichi.jp/articles/20240322/k00/00m/040/205000c
(2024年9月28日 修正3 ;追記)
2024年9月26日10時0分に毎日新聞からは、調査報告書が公表された、舵を船体に取付ける部材が樹脂製に変わっていて滑りやすくなっていた、死亡した船頭のうち1人の手動救命胴衣は膨張していなかった、もう1人は救命胴衣不着用だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
運輸安全委員会は26日、船尾の船頭がかじを空振りして川に落ち、操舵(そうだ)不能になったとする調査報告書を公表した。
かじを船体に取り付ける「かじ緒」とよばれる部材を昨年1月以降は樹脂製に交換しており、かじの動きがスムーズになる一方、摩擦が減って滑りやすく、本来の位置からずれた可能性があると指摘した。
報告書によると、死亡した船頭2人のうち1人は、手動で膨らむ救命胴衣を着ていたが膨張させていなかった。
もう1人は救命胴衣を着用していなかった。
運航する保津川遊船企業組合が各船に無線を搭載しておらず、救助要請に時間がかかったほか、救助訓練が7年間実施されていない問題も判明した。
安全委は再発防止策として、船頭の落水やかじのずれの防止、救命胴衣の着用徹底、運航休止基準の見直しなどが必要とした。
組合はこれらを既に実施している。
(共同)
https://mainichi.jp/articles/20240926/k00/00m/040/021000c
2023年3月3日22時58分に産経新聞から、下記趣旨の記事が当該水槽の写真付きでネット配信されていた。
先月、琵琶湖固有種の「ビワコオオナマズ」を展示していた大型水槽が破損し、約100トンの水が流出した滋賀県立琵琶湖博物館(同県草津市)は3日、同じ水族展示室の別の水槽にも亀裂が入っていることを確認したと発表した。
水漏れはなく、破損には至っていない。
同館によると、2日午後5時ごろ、水槽の日常点検をしていた飼育員が亀裂を発見した。
横3メートル、奥行き1メートル、高さ1・8メートルの水槽の正面と奥面の接合部に沿って縦に約1・5メートルにわたって亀裂が入っていた。
水槽の厚みは3センチで、素材は大型水槽と同じアクリル製。
昨年1月から閉鎖している「ふれあい体験室」に設置されており、水は入っていたが、魚は展示していなかった。
点検を毎日行っているほか、水槽は多くの人の目に入る通り道にあるため、亀裂は2日に生じた可能性が高いという。
水槽は全面がアクリルで密閉され、真空ポンプにより水槽内の空気を抜くことで、水が入った状態でも正面から水槽に直接手をいれることができる特殊な構造になっている。
同館は大型水槽の破損の原因を明らかにする調査委員会を近く立ち上げる方針で、今回の亀裂の原因も調査するとしている。
https://www.sankei.com/article/20230303-4H24NRBUU5PFXHYKBQDW6TVUZQ/
3月3日20時1分にYAHOOニュース(毎日新聞)からは、当該水槽は開館時から設置されているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
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同館によると、水槽は1996年の開館時から設置されている。
3月2日午後5時ごろ、スタッフが目視点検で水槽の内側に亀裂があるのを発見した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/dead70927af40fd696cb0a00a89d7d23e4fd42eb
3月4日10時15分に朝日新聞からは、亀裂には貫通しているところもあったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
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博物館によると、3月2日午後5時ごろ、水族展示室のふれあい体験室にある水の入った水槽を点検したところ、左側面のアクリル板に亀裂が縦方向に走っているのが見つかった。
亀裂は貫通しているところや、内側だけ、外側だけのところもあるという。
体験室は2022年1月以降、新型コロナ感染対策で閉鎖している。
(ブログ者コメント)
大型水槽の破損事故については、本ブログでも紹介スミ。
大型水槽も開館当時から使用されていた。


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。