2022年9月3日18時51分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後4時前、新潟市中央区で街路樹の枝切り作業をしていた男性2人がけがをしたと119番通報があり、2人は意識不明の状態で新潟市内の病院に搬送されました。
搬送されたのは、新潟市秋葉区の会社員、轡田さん(47)と新潟市北区の会社員、小田さん(33)の2人です。
警察によりますと、2人は新潟市から委託を受けて、作業車に乗って街路樹の枝切り作業をしていたということで、高圧の電線で感電したとみて、事故の詳しい状況を調べています。
男性を救護した近所の男性によりますと、「ドーン」という音がなり、現場に向かったところ、男性2人が作業車のゴンドラの中で倒れていて、呼びかけたものの反応はなかったということです。
また、2人は安全ベルトのようなものを装着していましたが、Tシャツ姿で、1人は背中にやけどのような跡があったということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20220903/1030022500.html
9月3日22時0分にYAHOOニュース(テレビ新潟)からは、別の作業をしていた同僚が感電に気づき通報した、高圧線には近づくだけで感電の危険があるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
新潟市中央区で9月3日、街路樹のせん定作業をしていた男性2人が作業中に感電し、病院に搬送されましたが、意識不明の重体です。
2人が作業していた木の近くには高圧線がかかっていました。
警察によりますと、3日午後3時50分頃、新潟市中央区の市道で 街路樹のせん定作業をしていた新潟市秋葉区の会社員、轡田さん(47)と新潟市北区の会社員、小田さん(33)が感電しました。
2人は新潟市内の病院に運ばれましたが、意識不明の重体です。
新潟市からの委託を受け、当時、造園会社の社員6人で、せん定作業をしていましたが、2人は高所作業車のバケットで枝切りを担当していたということです。
別の作業をしていた同僚が2人が感電したことに気づき、消防に通報しました。
街路樹の周辺には高圧線がかかっていて、警察によりますと、接触しなくても近づくだけで感電の危険性があるということです。
警察は事故のくわしい原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0c27361f13972c8159591b501dcb85fd1218356
9月4日6時49分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、バケットを誤って操作し高圧電線に接近した可能性もあるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日、新潟市で街路樹の剪定(せんてい)をしていた作業員2人が感電し1人が死亡、1人が意識不明の重体です。
午後4時前、新潟市の市道で高所作業車で街路樹の枝などを切断していた轡田さん(47)と小田さん(33)が高圧電線に近付き、感電しました。
現場にいた他の作業員が消防に通報し、2人は病院に搬送されましたが、轡田さんが死亡し、小田さんは意識不明の重体です。
警察は、2人が高所作業車のバスケットを誤って操作し、高圧電線に接近した可能性もあるとみて、事故の経緯を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d4148ef466b9c3c1b83eda2795889e73d9ca6611
2人は市の委託を受け、高所作業車のバケットに乗り、街路樹の枝を切る作業をしていた。
次の剪定場所に移動する途中で感電したとみられ、バケットの近くに高圧電線があった。
https://www.sankei.com/article/20220904-LEF2ZDCS4ZPLRIJIEF7TX54PM4/
9月4日7時49分にFNN PRIME(新潟総合テレビ)からは、高圧電線は数m近づいただけで感電する恐れがあるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によりますと、2人がせん定作業をしていた街路樹の上には高圧電線があり、作業中に電線に近づいたため、感電したとみられるということです。
高圧電線は数メートル近づいただけでも、感電してしまう恐れがあるということです。
https://www.fnn.jp/articles/-/412372
9月5日19時9分にYAHOOニュース(新潟総合テレビ)からは、電圧は66KVだった、電力会社は4m以上距離をとるよう注意を呼び掛けていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
【記者リポート】
「事故があった現場です。街路樹のてっぺんから数m上のところに高圧電線のケーブルが伸びているのが分かります。作業員はこのケーブルに近づいたため、感電したとみられています」
街路樹の上に伸びていた高圧電線は地上から約11mの高さに。
この高圧電線には、直接触れなくても、近づくだけで感電する可能性があるといいます。
2人が近づいた高圧電線にかかっていた電圧は約6万6000ボルト。
感電を防ぐためにも、電力会社などは4m以上距離を取るよう注意を呼びかけていました。
警察は、高所作業車の操作を誤って2人が高圧電線に近づいたとみて調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e1937e2811c767a2fc51bf9497f24337d8542c09
(ブログ者コメント)
作業者には、電線から4m以内に近づかないよう注意していたはずではあるが、現場にメジャーがあるわけではない。
もしかすると、4mという距離感覚がつかめなかったから、ということかもしれない。
(2022年9月30日 修正1 ;追記)
2022年9月28日16時55分にYAHOOニュース(テレビ新潟)からは、元請け、1次下請け、2次下請けの3社とも東北電力と事前協議を行わず感電防止措置も行っていなかった、事故はバケット収納時に起きたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
事故をうけ、新潟市は28日、街路樹のせん定を発注していた造園会社など3社に対し、1か月の指名停止措置を行ったと発表しました。
指名停止期間は9月28日から10月27日までの1か月間です。
指名停止となったのは、市が発注した新潟市中央区のC園、1次下請けで新潟市東区のN造園土木、2次下請けで阿賀野市のK造園の3社です。
新潟市によりますと、3社は作業にあたって送電線の設置をしている東北電力と事前に協議を行っていなかったほか、感電の危険防止に必要な措置を行っていなかったことなどから、指名停止措置を行いました。
事故が起きたのは、新潟市中央区鐙西(あぶみにし)の市道で、警察などによりますと、3日午後3時50分頃、街路樹のせん定作業をしていた2人が感電し、救急搬送されましたが、1人が死亡しました。
もう1人は一時意識不明の重体となっていましたが、その後、意識は回復しているということです。
感電したのはK造園の2人で、2人が作業していた木の近くには高圧線がかかっていました。
2人は高所作業車のバケットで枝切りを担当していたということです。
せん定作業が終了した後、高所作業車のバケットを格納する際に送電線に接近したことから、バケット部分に乗っていた2人が感電したということです。
別の作業をしていた同僚が2人が感電したことに気づき、消防に通報しました。
街路樹の周辺には高圧線がかかっていて、警察によりますと、接触しなくても近づくだけで感電の危険性があるということです。
警察が業務上過失致死傷の疑いを視野に捜査しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3c4b1a6bef73a0d4d953d72ddfabafcd0b855e9f
9月28日15時18分にYAHOOニュース(新潟放送)からは、安全対策未実施のやや詳しい内容が下記趣旨でネット配信されていた。
新潟市は、受注した3社が送電線を設置した東北電力とその位置や高さなどについて事前に協議していなかったことや、監視人を置くなど、危険防止のための必要な措置をとっていなかったとして28日、3社に対し、指名停止措置を講じました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/15ea5d98af659d7bd74fc75aa62b3d7804d8c0ae
9月28日17時20分にNHK新潟からは、絶縁用の防護具をつけていなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
新潟市によりますと、2人は高所作業車のゴンドラに乗って作業を行い、ゴンドラを格納する際に高圧電線に接近して感電したということで、その際、感電を防ぐ絶縁用の防護具をつけず、作業を監視する人がいなかったうえ、電力会社との事前の協議を行っていなかったということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20220928/1030022746.html
(ブログ者コメント)
送電線の近くで作業するのに、電力会社と事前協議していないとは思ってもみなかった。
発注した市は、仕様書に事前協議することと書いていなかったのだろうか?
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。