2022年9月8日18時35分にYAHOOニュース(テレビ長崎)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月5日、波佐見高校の野球部員が部活動中に練習で使う器具の下敷きとなりケガをしたことを受け、8日、県の教育委員会が会見を開きました。
部員は現在も集中治療室で治療を受けているということです。
ケガをしたのは波佐見高校野球部に所属する1年生の男子生徒です。
県教委によりますと、9月5日午後4時過ぎ、ケガをした男子生徒を含む野球部員7人が部活動中、顧問からの指示で高さ約3メートル、横幅約5メートルの「バッティングゲージ」を移動させていたところ、何らかの原因でゲージが倒れ、男子生徒が下敷きになったということです。
県教育庁体育保健課の担当者:
「(バッティングゲージを)畳んで、地面に倒す作業をしていた。被害生徒のほうに倒れたというイメージ」
当時、野球部は台風11号の接近に備え、練習で使う器具を撤去していて、作業には外部コーチ1人が立ち会っていました。
男子生徒は病院に搬送され、現在も、ICU=集中治療室で治療を受けています。
意識はあるということです。
県教育庁体育保健課の担当者:
「現場に他の野球部員もいて、目の前で事故が起こっている。学校側としても他の部員のメンタル心のケアも考えながら、スクールウンセラーとも相談しながら進めていく」
一方、学校が警察に報告を行ったのは、事故発生から2日後の「7日」でした。
報告が遅れた理由について県教委は、「被害生徒や保護者への対応を最優先した」と説明しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4962e8139857eab883f5028fecd4cbdf8b2bf11
9月8日19時59分にYAHOOニュース(長崎文化放送)からは、ゲージ折り畳み時に倒れた、指示した顧問は会議で不在だったためコーチが救急車を呼んだなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
野球部が部活動中、顧問の指示で、部員7人で台風に備え、高さ約3.5メートル、横約5.5メートルのコの字型のバッティングゲージを撤去しようとしたところ、折り畳む時に何らかの原因で倒れ、作業に当たっていた1年生の部員(16)が下敷きになりました。
顧問は会議で不在のため、立ち会っていた外部のコーチが救急車を呼んだということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/076cc459104cb01c7251c5fd028bf173aa99117d
9月9日14時33分に朝日新聞からは、3面のうち1面を折り畳んだ際に倒れたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ケージは最大高3・5メートル、最大幅5・5メートルの折りたたみ式。
ネット3面を支柱でコの字形につなぐ構造で、うち1面を内側に折り畳んだ際、生徒側に倒れたとみられる。
9月8日18時56分にYAHOOニュース(長崎放送)からは、ゲージを地面に伏せる作業をしていた、事故翌日は臨時休校だったため翌々日に部員から状況を確認して警察に報告したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
台風の接近に備えて7人でコの字型のバッティングゲージをたたんで、地面に伏せる作業をしていました。
その際、何らかの原因でゲージが倒れ生徒が下敷きになりました。
事故の翌日(6日)は、台風接近に伴い高校が臨時休業だったため、学校側は、7日、現場にいた野球部の生徒に状況を確認し、川棚警察署へ報告しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fbf621215a601522c6b791e53cd0a8fd083b5e8a
9月8日18時43分にYAHOOニュース(テレビ長崎)からは、専門家は責任者を明確にした器具管理の手順書が必要だと指摘しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
専門家は今回の事故について「器具管理の甘さ」を指摘し、再発防止策として手順書の作成が必要だとします。
学校リスクマネジメント推進機構 宮下代表:
「撤去の際のリスクの想定と対策ができていなかった。撤去する際は何人でやれば安全なのか手順書に定められていて、教員や生徒とかに周知されていたのかと」
今回の事故は、片付けを指示した顧問が不在で、コーチの外部指導者しかいない環境で起きました。
中学校の運動部では教師の超過勤務を減らそうと、部活動の指導を外部に委ねる取り組みも進んでいますが、専門家は「誰が責任者なのか」はっきりさせておくべきと指摘します。
学校リスクマネジメント推進機構 宮下代表 :
「事故が起きたときの責任の所在、起きないようにどうしたらよいのか考えることがポイント。事故が起こった場合どうするのか(対応の)動きも悪くなります。しっかりと(対応を)決めといたほうがいい」
https://news.yahoo.co.jp/articles/a75b50f0e53882cc093afa2f09b47e33b460577b
2023年5月11日10時46分に朝日新聞からは、ケージの撤去を指示した後、現場を離れた顧問が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警川棚署は10日、野球部顧問の男性教諭(54)を業務上過失傷害の疑いで書類送検し、発表した。
当時、生徒は台風の接近に備えてケージの撤去・収納作業をしていたといい、署は顧問が作業に立ち会わず、生徒に任せきりにしたことで事故につながった疑いがあると判断した。
川棚署によると、生徒は昨年9月5日午後4時15分ごろ、顧問の指示を受け、他の部員6人とともにケージを片付ける作業中に下敷きになった。
ケージは全長約14・3メートル、高さ3メートル、重さ330キロ。
3面あるネットがコの字形につながれた構造で、折り畳み式になっている。
けがをした生徒は、各面を折り畳んでケージを片付けようとした際、倒れてきたケージの下敷きとなったという。
顧問はその場におらず、生徒だけでケージを撤去していた。
署は、大人が監督せずに生徒だけで不慣れなケージの撤去をさせれば、事故につながる可能性があると認識しながら立ち会わず、結果的に事故につながったとみている。
下敷きになった生徒は首の骨が折れるなどの大けがを負い、現在も入院しているという。
https://www.asahi.com/articles/ASR5B7QRFR5BTOLB006.html
5月10日17時35分に毎日新聞からは、顧問は作業の途中から現場を離れたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
送検容疑は、22年9月5日午後4時10分ごろ、同校グラウンドで野球部員らにバッティングケージなどの撤去を指示してその場を離れ、現場で作業の具体的な指揮を執らず、男子生徒に首の骨を折るなどのけがをさせたとしている。
同署などによると、倒れたバッティングケージはコの字形で、全長14・3メートル、高さ3メートル、重さ330キロ。
当時は同町に強風注意報が発令されていたが、男性教諭は会議のために作業の途中で現場を離れた。
男子生徒は今も入院中でリハビリに励んでいるという。
県教委高校教育課は取材に「事実関係が確認できていないのでコメントできない」と答えた。
https://mainichi.jp/articles/20230510/k00/00m/040/214000c
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。