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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20187251357分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

「子どもは静かに溺れます!」・・・。

長野県佐久市の医師会がスマートフォンのアプリなどで呼びかけた注意が反響を呼んでいる。

 

子どもは溺れたら騒ぐと考えがちだが、実際は声も出さずに沈むことが多い。

国も周知を始めた。

 

この注意喚起は、佐久総合病院佐久医療センター(長野県佐久市)の坂本昌彦小児科医長(41)が発案。


昨夏、当時1歳だった長男が、10秒ほど目を離した隙に「音も立てず浴槽に沈んで溺れそうになった」ことがきっかけだ。

 

坂本医師が調べると、特に子どもは、こうした溺れ方が一般的だとする米国の研究を見つけた。

 

子どもは何が起きたのか分からず、呼吸しようと精いっぱいで、声を出す余裕もないという。

 

佐久医師会は昨年9月、「静かに溺れる」ことを啓発するポスターを作製。

同医師会のスマホ向け無料アプリ「教えて!ドクター」で紹介すると、全国から反響が相次いだ。

 

・・・・・

 

出典

「子どもは静かに溺れます!」医師呼びかけ反響

https://www.yomiuri.co.jp/national/20180725-OYT1T50053.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

調べてみると、昨年、より詳しい下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

2017929120分 YAHOOニュース(BuzzFeed Japan))

 

幼い子どもが命を落とす「不慮の事故」のなかで、交通事故や窒息と並んで高い割合を占める「溺水」。

 

子どもが溺れる際の状況について、長野県佐久市の小児科医たちが注意を呼びかけたツイートが話題を呼んでいる。

 

 

【共感の声「自分の娘がそうなったら…」】

 

注意喚起をしたのは、佐久総合病院の医師たちが中心となり、子どもの病気やホームケア、子育て支援情報などについて発信している「教えて!ドクタープロジェクト」。

ツイートでは、子どもが溺れた際にバシャバシャと音を立ててもがくのは「映画の世界だけ」で、実際には、自分が溺れているという状況を理解できず、声も出せずに「静かに沈みます」と指摘。

 

溺れても物音で気付くだろうと安心して目を離すのではなく、常に見守る必要があると呼びかけた。

投稿は2万件近くリツイートされ(9月29日現在)、実際にこうした状況を経験したことがある親などから、

 

「あの時の光景は忘れることができません」

「静かに沈むなんて思いもよりませんでした」

「自分の娘がそうなったら…とゾッとして震えました」

 

などと、多くの声が寄せられた。

 

 

【医師も経験「パッと見たら、もう浮いていた」】

 

「偉そうなことを言っていますが、実は、私も経験したことがあるんです」。

BuzzFeed Newsの取材にそう話すのは、同プロジェクトのリーダーを務める坂本昌彦医師。

 

それは、いつものように1歳3カ月の息子と一緒に風呂に入り、先に自分が脱衣所に出たときだった。

「そのとき、息子は浴槽のふちにつかまってジョウロで遊んでいました。

そこまでは見てたんです。

遊んでるなーと思って脱衣所に出て体を拭き始めて、チャプチャプと息子が遊ぶ音もしていたのですが、15秒か20秒後くらいにパッと見たら、もう浮いていたんですよね。

仰向けで目を見開いて、こっちを見ているような状況で」。

 

すぐに風呂から引き上げ、息子は無事だったが、やはりバシャバシャともがくような音はしなかった。

 

「まず、バシャバシャと水しぶきをあげるためには、相当な割合で体が水から出ている必要があります。

それに加えて、赤ちゃんたちの場合は、溺れても自分がどういう状況なのか理解できていないので、頭の中が『?』のまま、もがくこともなく沈んでいくのだと思います」


坂本さんによると、こうした反応は「本能的溺水反応(instinctive drowning response)」と呼ばれ、日本の医学界でもあまり広く知られていないという。

 

坂本さん自身もアメリカ・シアトルの小児科医の著書で知り、より多くの人に知らせたいと、今回の注意喚起に至った。

 

「溺水は、本当に命に関わります。

『音が聞こえていれば溺れることはない』というのは違うんだよ、『子どもは静かに沈むんだよ』ということは、どれだけ強調しても強調しすぎということはないと思います」

 

 

【もし万が一溺れてしまったら…】

 

一方、もし万が一、子どもが溺れてしまった際には、どういった対応を取ればいいのか。

 

厚労省の人口動態調査によると、2016年に不慮の事故で亡くなった1~4歳児85人のうち、約3割の26人が溺水だった。

また、水中での時間が5分を超えると、脳に後遺症を残す可能性が高くなるといわれている。


坂本さんによると、

(1)まず意識があるかを確認し、

(2)平らな場所に寝かせて、

(3)意識がなければ、絶え間なく心臓マッサージと人工呼吸を行い、

(4)必要であれば救急車を呼ぶ

などの措置をとるべきだという。


だが、何よりも大切なのは、お風呂やプールでは子どもから目を離さずに、溺れてしまう事態を防ぐことが大切だと繰り返し強調する。

 

また、乳幼児だけではなく、小・中学生でも溺れている際に音を立てたり、大声で助けを呼ぶことができるとは限らないため、注意が必要だという。

 

出典

「子どもは静かに溺れます」医師が注意喚起

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170929-00010003-bfj-hlth 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

先日、高知市の小学校プールで保護者など10人の監視下、8歳女児が溺れた事故を紹介したが、当該事故も、「静かに溺れた」事例だったのかもしれない。

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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