2018年4月29日付で毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後2時20分ごろ、奈良県桜井市大福の大型ディスカウント店「MEGAドン・キホーテ桜井店」で、出入り口付近の屋外の棚に陳列されていた商品の殺虫剤のスプレー缶3缶が突然破裂し、近くにいた客の女性(26)が破片などで顔や目に軽いけがをした。
警察などによると、現場は店の西側で、日光が直接当たる場所。
この日は晴天で、警察は強い日差しでスプレー缶が高熱になって膨張し、破裂した可能性もあるとみて、原因を詳しく調べている。
出典
『スプレー缶破裂 奈良のドン・キホーテで 客1人けが』
https://mainichi.jp/articles/20180429/ddm/041/040/089000c
2018年4月13日18時56分にテレビ朝日から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
風呂場でスプレー缶のガス抜きをしていたところ、突然爆発して、女性が全身やけどの重傷だ。
13日正午すぎ、栃木県さくら市の住宅で、突如、爆発が起きた。
原因は缶のガス抜き。
場所は住宅の風呂場。
39歳の女性は、消臭スプレーに残ったガスを抜くために、針のようなもので缶に穴を開けた。
すると次の瞬間、何かが引火し、爆発したという。
警察などによると、当時、風呂場には火の気はなかったという。
この爆発で、女性は全身やけどの重傷を負った。
業界団体の担当者は、屋内でのガス抜きは危険だと指摘する。
日本エアゾール協会・斎藤専務理事:
「一般的に言いますと、火の気のないところ、屋外で、・・・(スプレー缶には)ガス抜きキャップが付いているのだが、それで(ガスを)出し切って、自治体の収集方法によってごみを出して頂くと・・・」
出典
『屋内での作業は危険! 風呂場でガス抜き中に爆発』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000125086.html
4月15日14時41分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午後0時5分頃、栃木県さくら市氏家の民家で、住人の女性(39)が使用済みのスプレー缶を廃棄するために穴を開けていたところ、突然爆発した。
家の網戸の一部を焼き、女性が全身にやけどを負ったが、命に別条はないという。
近くに火の気はなく、警察は何らかの原因で缶の中のガスに引火したとみて、原因を調べている。
さくら市によると、同市でスプレー缶を捨てる際には、中身を使い切って穴を開けた状態で透明の袋などに入れ、不燃ごみとして出すこととしている。
スプレー缶の処理時に残っていたガスに引火する事故は各地で発生しており、札幌市では2015年5月、2人が死亡する火災につながった。
県廃棄物対策課は、「穴を開ける際は、中身を使い切ったのを確認してから、火の気のない屋外で慎重に作業してほしい」と呼びかけている。
出典
『スプレー缶廃棄で穴開け、突然爆発…全身やけど』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180415-OYT1T50055.html
(ブログ者コメント)
〇テレビ朝日放映のCGイメージ図では、風呂場の床に両膝をつき、右手に持ったスプレー缶に左手に持った千枚通しのようなものを突き刺した時に爆発したようになっている。
〇風呂場に火の気がなかったという情報が正しいとすれば、着火源としては、千枚通しのようなものを突き刺した時に出た火花、あるいは静電気放電の可能性が考えられる。
2017年8月7日18時59分に名古屋テレビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月7日17時50分にCBC Newsから、8月7日13時38分に中日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後0時半ごろ、熱田区三本松町の焼肉店「M苑」で「爆発が起こって店内が燃えている」と、店の客から119番通報があった。
警察によると、厨房での調理中、ガスコンロのすぐ脇に置かれていたカセットコンロ用のガスボンベが爆発したという。
当時、店は営業中で10人ほどの客がいたが、この爆発で女性店員(31)と男性客(45)が軽いやけどを、別の男性客(31)が飛び散ったガラスなどで手の甲を切る軽いけがをした。
警察は、ガスボンベが加熱され爆発した可能性があるとみて調べている。
現場は、名鉄名古屋本線神宮前駅から東に200mほどの住宅街。
近所の人によると「ドーンと大きな爆発音がして、地震のような揺れがあった。ガラスが道路に散乱していた」という。
出典
『焼肉店でガスボンベが爆発3人軽傷 名古屋・熱田』
https://www.nagoyatv.com/news/?id=170498&p=1
『焼肉店でガス爆発、3人が軽傷です』
http://hicbc.com/news/detail.asp?id=000445E3
『名古屋・熱田の飲食店で爆発、3人けが』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017080790133804.html
2017年6月6日7時30分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後7時半ごろ、兵庫県西宮市鳴尾町1のアパート2階の一室でスプレー缶が爆発し、壁や棚の一部が燃えた。
警察によると、住人の女性(62)が顔と両腕にやけどの重傷。
女性はガスコンロの火を付けたまま、近くで缶切りを使ってヘアスプレー缶のガスを抜いていたという。
出典
『スプレー缶爆発し女性重傷 火の近くでガス抜き』
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201706/0010257805.shtml
2017年4月4日22時22分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月5日付で毎日新聞東京版からも、4月4日23時41分に朝日新聞からも同趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午後2時15分頃、宮崎県延岡市東本小路の城山公園の広場で、花見に来ていた大学生の男女8人(10~20歳代)のグループがカセットコンロを使って焼き肉をしていたところ、ボンベが突然、爆発した。
同市の20歳代の男性6人が顔や腕にやけどを負い、うち3人が入院、残り3人は軽傷という。
警察によると、グループはカセットコンロ2台を並べ、それぞれの上に円形の鉄板(直径40cm)を置き、焼き肉をしていた。
うち、1台のボンベが爆発した。
円形の鉄板を、ボンベの収納場所を覆うように載せていたという。
熱がこもってボンベが過熱し、爆発した可能性もあるとみて、調べている。
グループの女性は、「焼き肉を始めて約15分後、『ボン』という音と同時に、背丈より高い火柱が上がった」と話した。
公園には60人ほどの花見客がいた。
出典
『「背丈より高い火柱が…」花見中にボンベ爆発』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170404-OYT1T50099.html?from=ycont_top_txt
『ガスボンベ破裂 花見で焼き肉中、学生6人けが 宮崎』
http://mainichi.jp/articles/20170405/ddm/041/040/086000c
『花見中にガスボンベ破裂、6人やけど コンロ並べ焼き肉』
http://www.asahi.com/articles/ASK446VM5K44TIPE02X.html
4月5日付で朝日新聞宮崎全県版(聞蔵)からは、五徳を裏返しで使っていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
現場に居合わせた女子学生(19)によると、プレートを支える五徳が裏返しだったため、プレートが火に近づき過ぎて加熱され、その熱がボンベに引火したのではないかと話していた。
火を止めてプレートを外そうとしたら、破裂したという。
現場は、公園管理事務所のそば。
清掃担当の女性によると、炭火を使う花見客には消火を徹底するよう促していたが、卓上コンロはすぐに火が消せるとして、気にしていなかったという。
4月5日20時27分にNHK宮崎からは、消防が作った緊急チラシを市内の公園で花見客に配ったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故を受けて、宮崎市消防局は、カセットコンロの取り扱いに注意するよう花見客に呼びかけてもらおうと、急きょ、チラシを作成し、市内の公園で花見の催しを行っている主催者に配布した。
「さくらまつり」が開催中の宮崎市の天神山公園を、5日午後、宮崎市消防局の職員が訪れ、まつりの実行委員会のメンバーに20枚のチラシを手渡した。
チラシには「カセットコンロの取り扱いには注意しましょう」などと書かれていて、委員会のメンバーが、さっそく、公園の花見客に手渡していた。
チラシを受け取った市内の30代の男性は、「きのうの事故もあったので、きょうはカセットコンロを持ってくることを控えました」と話していた。
また、宮崎市消防局予防課の春元係長は、「花見のシーズンはこれからですが、カセットコンロをはじめ、火を使う場合は十分注意してほしい」と話していた。
宮崎市消防局では、6日も市内の4つの公園の管理者などにチラシを渡すことにしている。
一方、延岡市消防本部でも、今回の事故を受けて、カセットコンロを使う際の注意点について市のホームページに、5日、掲載した。
出典
『ボンベ破裂受け緊急のチラシ』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/5065313531.html
(ブログ者コメント)
〇鉄板がボンベの真上を覆っていたことに加え、五徳を裏返しで使っていたことにより、強い輻射熱でボンベが加熱されたための事故だったのかもしれない。
〇朝日新聞掲載写真を見ると、事故当時の状況を再現したのだろうか、2つの卓上コンロが5cmほどの隙間を開けた状態で置かれている。
鉄板は卓上コンロとほぼ同じ大きさで、コンロをスッポリと覆っている。
一方、2つのコンロともに、ボンベがコンロの外側にくるように置かれている。
この点、輻射熱にはある程度、気を使っていたのかもしれない。
〇宮崎市以外、北九州市でも、他所事例の横展開対応として、花見客に注意を呼びかけている。
(04月05日 18時46分 NHK北九州)
『コンロ破裂で注意呼びかけ』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/5025317701.html
2017年3月14日11時55分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午前8時ごろ、大阪市淀川区野中北のレンタルフォトスタジオ「Sスタジオ」でスプレー缶が破裂し、出火。
鉄筋2階建てのスタジオ延べ計約420m2のうち、1階の約50m2が焼けた。
この火災で、スタジオ代表の男性(40)=大阪府東大阪市=が顔や手にやけどを負って重傷。
警察などによると、当時、男性は1階の作業場で1人で作業中。
座椅子の背もたれを倒した際にスプレー缶が落下し、ストーブに引火したという。
現場は阪急宝塚線の西隣。
阪急によると、運行への影響はなかった。
出典
『レンタルフォトスタジオでスプレー缶爆発、男性がやけど 大阪・淀川』
http://www.sankei.com/west/news/170314/wst1703140039-n1.html
(ブログ者コメント)
スプレー缶が落ちたぐらいで引火し、火災になるものだろうか?
ブログ者には、ちと考えにくい。
可能性があるとすれば、満タン状態の重たいスプレー缶がノズル部分を下にして落下し、床に当たった際にノズルが押され、瞬間出たガスに引火して近くのカーテンか何か燃えやすいものに燃え移った・・・ということぐらいだが?
なにはともあれ、輻射熱の問題もあり、ストーブなどの火源のそばには、スプレー缶は置かないほうがよさそうだ。
2017年2月23日22時59分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月23日22時27分に神戸新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午後7時10分ごろ、神戸市中央区三宮町1の自転車店から「火が出た」と119番通報があった。
午後9時前に、ほぼ消し止められたが、自転車店があるアーケード街「三宮センター街」一帯に白煙が広がり、通勤者や買い物客らが避難して騒然とした。
警察や消防によると、4階建てビルの1階に入る自転車店部分約100m2が全焼したが、類焼はなく、けが人もなかった。
自転車店の店員は、「ストーブの近くにあった油分洗浄剤のスプレー缶に引火し、破裂して燃え広がった」と説明しているという。
警察は周辺を通行止めにし、買い物客らの避難誘導を行った。
出典
『神戸・自転車店火災 「三宮センター街」一帯に白煙、騒然』
https://mainichi.jp/articles/20170224/k00/00m/040/066000c
『神戸・三宮センター街近くで火災 煙流れ込み騒然』
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201702/0009941394.shtml
2016年12月28日18時18分にNHK関西NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月28日14時4分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午前11時半ごろ、大阪・中央区の8階建てのビルの4階の化粧品販売会社で、「爆発音のような音がした」と消防に通報があった。
警察や消防が駆けつけたところ、ヘアスプレーの缶が破裂していて、20代と30代の男性従業員2人が顔などに軽いけがをして、病院に運ばれた。
警察によると、当時、この会社では年末の大掃除をしていて、2人は、スプレー缶を処分するために穴を開けており、近くの電気温水器に引火したとみられるという。
現場にいた化粧品会社の従業員の男性は、「大掃除をしていたらボンという爆発のような音が聞こえました。床が揺れるような感じでした」と話していた。
現場は、大阪地下鉄堺筋線の北浜駅近くのオフィスビルなどが建ち並ぶ場所で、一時、騒然とした。
また、大阪・西区の内装設備会社でも、午後3時半ごろ、46歳の男性がスプレー缶に電気ドリルで穴を開けていたところ、中のガスに引火して、男性が顔などに軽いけがをした。
【スプレー缶処分に注意を】
消防などは、ガスが残っているスプレー缶の処分には、十分注意するよう呼びかけている。
国民生活センターによると、スプレー缶に穴を開けると、引火したり、破裂したりするおそれがあるため、そのまま回収する方法に変える自治体が増えているが、ゴミ処理場に穴を開ける機械を導入する必要があることなどから、一部の自治体にとどまっているという。
大阪市では、現在、缶に穴を開けてゴミに出すよう求めているが、来年4月からは、缶をそのまま回収する方法に変えるという。
出典
『スプレー缶処分で破裂 相次ぐ』
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20161228/5661684.html
『スプレー缶ガス抜き、電気温水器に引火して爆発』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20161228-OYT1T50050.html
12月28日13時1分と12月28日23時7分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午前11時35分ごろ、大阪市中央区の8階建ての商業ビルで、ビル関係者の女性から「4階でガスが爆発した」と119番通報があった。
警察や消防によると、26歳と37歳の男性2人が腕や首にやけどをして、病院に運ばれた。
4階は美容師の研修スペースで、運営会社の従業員が専用道具でヘアスプレー缶のガス抜きをしていたときに爆発し、髪や衣服が一部焼けたという。
警察によると、この日は大掃除をしており、廃棄する複数のスプレー缶のガスを抜いていた。
出典
『大阪市の繁華街でガス爆発 スプレー缶廃棄作業中』
http://www.asahi.com/articles/ASJDX4100JDXPTIL006.html
『大掃除にスプレー缶のガス抜き、爆発 大阪で3人けが』
http://www.asahi.com/articles/ASJDX5HHHJDXPTIL013.html
2016年10月31日18時44分にテレビ朝日から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
31日午前11時前、札幌市の中古車買い取り販売店で爆発があり、20代の男性従業員が顔面や喉にやけどをして、病院に運ばれた。
当時、台所で車のさび止めスプレー3缶を60℃ほどのお湯に入れて温めていたという。
スプレー缶には、40℃以上の場所での保管を禁じる注意書きがあった。
警察は、なぜ缶を温めていたかなど、原因を調べている。
出典
『「温め厳禁」のスプレー缶3本をお湯に…札幌で爆発』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000086739.html
10月31日14時50分にNHK札幌からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
31日午前10時47分ごろ、札幌市白石区の中古車販売店の店舗内で「爆発音がした」と従業員から消防に通報があった。
警察が現場に駆けつけたところ、店舗は天井が大きく崩れ、窓ガラスも割れていて、近くにいた20代の従業員の男性が顔などにやけどをして、病院に運ばれた。
警察によると、男性のけがは軽く、命に別状はないという。
警察によると、男性は、店舗内の流し場で車の車体を塗装するスプレー缶数本をお湯につけて温めていたところ、突然、そのうちの3本が爆発したということで、警察が詳しい原因を調べている。
『スプレー缶が爆発 軽いやけど』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20161031/4002481.html
(ブログ者コメント)
テレビ朝日の映像によると、店の網入りガラスは割れ、シャッターも内側から膨らんでいる。
3本破裂ということで、結構、威力は強かったようだ。
2016年9月25日付で中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
名古屋市は10月から、使い終えたスプレー缶の回収を「穴開け不要」方式に切り替える。
従来は、可燃性ガスを抜くために穴を開けて回収に出すよう呼び掛けていたが、方針を転換した。
ただ、ガスが残った状態で出すと、処理の際などに爆発する危険があるため、「中身を完全に使い切って」と呼び掛けている。
家庭での缶の穴開けで、ガス漏れによる引火で火災が相次いでいることを受け、40年以上続いていた方式を切り替える。
昨年5月に札幌市で夫婦が死亡する火災があったほか、名古屋市内では、2013年度から3年間に、調理中に台所で穴を開けてコンロの火に引火するなどして、計21人がやけどしたとの報告がある。
こうした事態を踏まえ、環境省は各自治体に、穴開けをしないよう積極的な対応を要請。
20政令市のうち、すでに13市が「穴開け不要」方式を採用し、全国的にも主流となっている。
一方、14年4月には、瀬戸市の廃棄物処理会社で、回収したスプレー缶の処理作業中に従業員が死亡する爆発事故が発生。
ガスが残ったままのスプレー缶を圧縮したのが原因とみられる。
スプレー缶は、可燃ごみの日に、可燃ごみとは別に資源ゴミ袋か透明の袋などに入れて出す。
市環境局の担当者は、「スプレー缶を誤って不燃物として出してしまったり、回収や処理の過程で混在したりする可能性があり、ガスが残っていると事故につながる危険がある」と説明。
事故防止を呼び掛けるチラシを全戸配布し、注意喚起する。
今後、業者に穴開けを任せることで、年間3500万円ほど処理経費が増えるという。
出典
『スプレー缶、穴開け不要に 名古屋市、10月から』
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20160925/CK2016092502000050.html
(ブログ者コメント)
ついこの前、札幌市でも来年夏から穴開け方式に変更するという情報を掲載したばかりだ。
2016年9月8日7時0分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
札幌市が、来年夏にも市内全域で使用済みスプレー缶類を穴開け不要で出してもらう方針を固めた。
モデル地区として先に行っていた清田区と同様に、収集日の「燃やせるごみの日」への変更を検討する。
市では、市内で自宅での穴開け作業が原因とみられる火災が2014年3月、15年5月と相次いで発生し、計3人が死亡したことを受け、15年10月に清田区の一部で穴開け不要回収を試行、今年4月から同区の全域に広げていた。
全市で実施できると判断したため、来年夏にも全市に広げる。
清田を除く9区では、スプレー缶やガスボンベを出す前に穴を開けて出すことを求めてきた。
可燃性ガスが残っているとごみ収集車の中で圧縮され、火災や爆発を起こす恐れがあるためだ。
収集日は、4週に1回の「燃やせないごみの日」となっている。
新しいルールでは穴開けを不要とするが、中身を使い切って透明のごみ袋に入れる方法は変わらない。
収集車に缶類を入れるカゴを取り付けて回収することで、収集車の火災のリスクをなくす方法を採る。
収集日は週2回の「燃やせるごみの日」になり、出せる機会が増える。
市にとっては、一度に回収する量が減り、搬入先となる市内3カ所の清掃工場の置き場にたまりにくくなるという。
清掃工場に搬入した缶類は、廃棄物を扱う業者に破砕処理を依頼する考え。
今後は、大幅に増える対象世帯に新しいルールをどう周知するかが、課題になりそうだ。
札幌市が昨年10月に清田区(5万2千世帯)の一部で試行した初日は、穴開き状態の排出が2割に上った。
市内は103万世帯あり、周知が行き届かなければ、市民が収集日を勘違いしたり、袋を分けず可燃ごみの袋に混入したりする可能性がある。
ガス抜きが不十分なままごみステーションに出されれば、火災の可能性がないとは言えない。
市は、混乱が起きないよう、新ルールを伝えるチラシを事前に全戸配布する考えだ。
清田中央地区町内会連合会の鈴木会長(77)は、「ルール変更は住民の理解に時間がかかった。町内会のステーションの見回りなど、負担も大きくなる。周知徹底する方法を考えるべきだ」と話す。
札幌市によると、道内では大半の自治体が穴開けが必要だが、旭川市や富良野市のように穴開けを不要に変えたケースもある。
出典
『札幌 スプレー缶回収「清田区式」全市拡大へ 穴開けず「可燃ごみ」の日に』
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/sapporo/1-0313655.html
『穴開け不要 札幌全域に スプレー缶収集 来夏にも拡大』
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/life-topic/life-topic/1-0313673.html
(2016年10月16日 修正1:追記)
2016年10月13日19時13分にNHK札幌から、下記趣旨の関連記事がネット配信されていた。
ごみになったスプレー缶は、中身を使い切ったうえで、わずかに残る気体を逃がすために、缶に穴を開けて捨てなければいけない。
ただ、環境省は、去年、「穴開けは不要とすることが望ましい」と全国の自治体に通達した。
一方で、スプレー缶の穴開けをやめるのは難しいという自治体もあり、道内では対応が分かれている。
札幌市は、スプレー缶の回収サービスを行っている。
穴を開けるのをためらって市民が持ち込んだ缶の量は、1日で重さ80kg分にもなる。
持ち込んだ市民の中には、1年以上もこわくて穴を開けられなかったという人もいた。
実は、危険なスプレー缶。
周辺に火の気があるだけで、爆発の危険がある。
実際、スプレー缶が原因の火災は、札幌市内で後を絶たない。
ごみ収集車は、穴の開いていないスプレー缶を運ぶ途中で爆発することが多く、毎年、火災は30件以上も発生している。
その修理代も、多額の費用がかかる。
さらに、住宅火災も暖房器具を使う冬場を中心に多く発生し、この5年間で3人が亡くなった。
問題の解決に向け、札幌市清田区では、ことしから試験的な取り組みが始まっている。
それは、「穴を開けずにごみを捨てる」取り組みだ。
別の袋でスプレー缶を回収し、ほかのごみとは別に専用のかごに入れて運ぶ。
穴を開けずにごみに出せる、この方式。
市民からは好評で、来年夏からは、札幌市の全域でこの方式を採用することになった。
気体が残ったスプレー缶も、窒素を使って火災を起こさずに圧縮できる機械を増やして対応する。
この方式によって、清田区では昨年度、5件起きたスプレー缶が原因のごみ収集車の火災は、今年度はゼロになるなど、早くも効果が出ている。
札幌市では、市民の利便性が高まるのに加え、行政にとってもごみ収集車の火災が減り、メリットが大きいとしている。
札幌市環境局の樫野係長は、「火災が起きないことで、作業員の安全にもつながります。また、火災がひとたび住宅地域などで起きますと、それが飛び火する危険も考えられないこともありませんので、そういうことがなくなるのは、非常にメリットがあると思います」と話していた。
一方で、缶の穴開けを不要とする方式は、道内全体で広がりにくいのが現状だ。
その1つ、人口減少などで財政事情が厳しさを増す室蘭市。
札幌市で導入されている高額な設備は、購入するには、さらに費用がかさむとしている。
また、複数の自治体で1つの清掃工場を使っているため、ほかの自治体と足並みを揃えるのも難しいという。
室蘭市生活環境部の弘瀬課長は、「市民サービスからすると、穴を開けないのが理想です。できれば、それにのっとっていきたいのが当然のことですが、経費の面もあり、いますぐにそれを改善できる状況にはなく、心苦しい状況になっています」と話す。
道によると、財政面などで室蘭市のような事情を抱える自治体が多く、スプレー缶のごみ出しのルールを変更した自治体は、旭川市や歌志内市など、ごく少数にとどまっているという。
生活に身近なスプレー缶のごみ出し。
自治体によって対応に差が出る状況は、今後も続きそうだ。
出典
『どうする?スプレー缶のごみ』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20161013/3081941.html
2016年8月4日21時2分に中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
『車内で冷却スプレーに引火 名古屋で男性2人重傷』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2016080490205556.html
4日午後3時10分ごろ、名古屋市港区中川本町2の市道で、軽ワゴン車を運転中のアルバイトの男性(25)が冷却スプレーを使用直後にたばこに火を付けようとして引火し爆発、男性と助手席の男性(22)が顔などをやけどする重傷を負った。
警察によると、スプレーは打撲の患部などを冷やす野球用で、可燃性の液化石油ガスが入っていた。
軽ワゴン車は、直後、信号待ちで停車していた2台に玉突き衝突した。
国民生活センターによると、冷却スプレーを噴射した着衣にライターの火が引火してやけどを負った事故なども発生している。
同センターは、「噴射中や噴射直後は、火気を近づけないように」と呼び掛けている。
(ブログ者コメント)
車内で冷却スプレー使用後に爆発した事例は、本ブログでも何件か掲載済。(個別事例の紹介は省略)
2016年8月1日20時51分にFNNニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月2日付で毎日新聞青森版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
『ねぶた祭会場でボンベ爆発 5人病院搬送、女性がやけど 青森市』
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00332100.html
『コンロ破裂 ねぶた前夜祭、出店 男性2人が軽傷』
http://mainichi.jp/articles/20160802/ddl/k02/040/026000c
カセットコンロのボンベが爆発する事故があった。
目撃した男性は、「1回ドーンと鳴って、2回目もバーンと」と話した。
1日午後4時すぎ、青森市安方のねぶた祭前夜祭の会場に設営されていたイカ焼き屋台のカセットコンロのボンベ2本が立て続けに爆発し、女性が手に軽いやけどをするなど、5人が病院に搬送された。
消防によると、いずれも軽傷だという。
この屋台では、ドラム缶製のバーベキューコンロに炭を入れ、イカを焼いており、コンロの下の段ボールに入れてあったカセットボンベが熱によって爆発したものとみて、調べている。
8月1日20時00分にNHK青森からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
『屋台のガスボンベ爆発5人けが』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/6084503481.html?t=1470086329903
1日午後4時ごろ、青森市にある県の観光物産館「アスパム」の前に設けられたイカ焼きの屋台でガスボンベが爆発したと、消防に通報があった。
消防や警察によると、この事故で、近くにいた男女5人が軽いやけどをするなどして、病院に搬送された。
いずれも症状は軽いという。
「アスパム」では、2日開幕する「青森ねぶた祭」に合わせ、1日から県内の特産品を販売する催しが始まっていて、現場付近には10店ほどの屋台が設けられ、当時は観光客などでにぎわっていたという。
事故を目撃した男性は、「『ボン』という音が2回聞こえ、調理に使っていたドラム缶の下から、一瞬、1mほどの高さに炎が上がった」と話していた。
2016年7月30日19時15分にNHK金沢から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月30日19時51分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
『カセットボンベ破裂で児童けが』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/3024462021.html?t=1469913214899
『祭り会場でボンベ破裂、9歳女児やけど 石川・かほく』
http://www.sankei.com/west/news/160730/wst1607300064-n1.html
30日午後0時10分ごろ、かほく市役所の駐車場で開かれていた「かほく四季まつり」の会場で、ステーキ串の屋台の女性従業員が、カセットボンベを取り付けたバーナーを使用し、ボンベが熱くなったため、水が入ったポリバケツに入れたところ、突然、破裂した。
この時、ボンベのガスに引火して火が上がり、近くにいた、かほく市に住む9歳の小学4年生の女の子が、「ほお」や「耳」などにやけどを負って病院で手当てを受けた。
警察によると、当時、屋台では女性従業員が炭に火を起こすためバーナーを使っていたということで、警察は従業員からくわしいの状況を聞いて、カセットボンベが破裂した原因や取り扱いに問題が無かったなどを調べている。
「かほく四季まつり」は、かほく市などで作る実行委員会が開いたイベントで、事故当時、駐車場には大勢の人がいたという。
破裂事故の現場近くで出店を開いていた男性は、「パーンというものすごい大きな音がして、あたりはかなりざわざわしていた。やけどをした女の子はずっと泣いていて、身近なところで事故が起こり本当に驚いた」と話していた。
安全点検を行い、予定通り祭りは開かれた。
「かほく四季まつり」の運営事務局を務める、かほく市産業振興課の上野課長は、「事故があったことは本当に残念だ。祭りの前には何度も業者向けの説明会を開いて、火の使用について注意を呼びかけていた。市の対応に問題はなかったと考えているが、原因をきちんと調べて、今後の対応を検討していきたい」と話している。
(ブログ者コメント)
○カセットボンベの破裂事故はしばしば起きており、本ブログにも多くの情報を掲載済。
ただ、今回のように、熱くなったボンベを水に浸けて破裂した事故は、ブログ者の知る限り、初めてだ。
○急冷した際に破裂した、その理由がよくわからない。
水とボンベの温度差は、せいぜい40~50℃と思われることだし・・・。
内圧が限界まで高まっていたところに温度ショックが引き金となって・・・ということだったのだろうか?
2016年6月16日6時24分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
使い終わったカセットボンベやスプレー缶などを処分しようと穴を開けたところ、漏れたガスに引火し火事が発生するケースが今年に入って都内で20件以上相次いでいて、東京消防庁は、ガスが残った缶の処分には十分注意するよう呼びかけている。
今月13日、東京・八王子市の理髪店で2人がけがをする火事があったが、警視庁によると、カセットコンロのボンベに穴を開けて中のガスを抜こうとした際に漏れたガスに引火したという。
東京消防庁によると、カセットボンベやスプレー缶などを処分しようと缶に穴を開けたことが原因とみられる火事は、今年に入って都内で20件以上起きている。
今年5月に江戸川区の集合住宅で起きた火事でも、台所で調理中に制汗スプレーの缶に穴を開けたところ、残っていたガスが漏れ、引火したという。
また、台所でゴキブリを駆除しようと勢いよく殺虫剤を噴射したところ、調理中のコンロから激しく炎が上がり火事になったといったケースもあり、東京消防庁は、スプレー缶は火の近くで使わず、缶の処分も自治体が指定する安全な方法に従うよう、注意を呼びかけている。
出典
『要注意!穴開け缶からガス漏れ火事』
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20160616/3184621.html
2016年6月13日10時56分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事が掲載されていた。
13日午前8時半ごろ、八王子市台町の3階建ての雑居ビルの2階にある理髪店「K」で「爆発音がして、店の窓ガラスが割れ、路上に散乱している」と、通行人から110番通報があった。
警察が調べたところ、店のボイラー室で、カセットコンロのボンベが爆発したという。
この爆発で、店の36歳の男性従業員が顔や手にやけどをしたほか、店の窓ガラスが割れて、その破片が近くを通りかかった36歳の女性にあたり、顔にけがをしたが、いずれも命に別状はないという。
これまでの調べで、従業員がボイラー室でボンベのガス抜きをしていたところ、室内にガスが充満し、何らかの理由で引火して爆発したという。
現場はJR西八王子駅南口の近くの店舗やマンションなどが建ち並ぶところで、警察は、詳しい経緯を調べている。
出典
『理髪店でボンベ爆発 2人けが』
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20160613/3089081.html
2016年3月8日付で産経新聞フォトから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後4時ごろ、宮崎市橘通西2丁目の焼き鳥店でカセットボンベが破裂し、20代の男性店長と雑誌の取材で訪れていた40代の女性カメラマンが軽傷を負った。
警察によると、焼き鳥の炭火焼きを撮影するため、店長がガスコンロの上で炭をおこした際、近くにあったボンベが加熱されたことが原因。
開店前で、店内に客はいなかった。
出典
http://www.sankei.com/photo/daily/news/160308/dly1603080033-n1.html
2016年2月14日20時41分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月14日16時50分に毎日新聞から、2月14日21時29分と2月15日7時9分にNHK福岡NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午後2時半ごろ、福岡県久留米市城島町で開かれていた「第22回城島酒蔵びらき」の会場で、焼き鳥などを販売するため地元の商工会が出したテントに置かれていたカセットボンベが破裂した。
警察によると、商工会の関係者や通行人ら、4歳の子どもを含む11人が、やけどを負ったり爆発音に驚いて転んだりし、うち8人が救急搬送された。
多くは軽傷で、いずれも命に別条はないという。
露店にいた関係者は、警察に対し、炭の着火用に使ったボンベを補充用の炭の近くに置いていたと話しているという。
この炭は火がおきていて、焼き鳥を焼く台よりも下に置かれていたということで、警察は、気づかない間にボンベが加熱されて破裂した可能性があるとみて、ボンベの管理がどのように行われていたか、関係者から話を聴いて調べている。
近くの販売ブースにいた男性は、「『ボンッ』と大きな音がしたので振り向くと、テントの壁が膨れあがって穴が開き、中から火が噴き出していた。法被を着た男性がテントから飛び出してきて道にひっくり返った。テントの火は、周りの人が消火器で消し止めた」、「露店の近くにいた女性の髪が燃えているのが見えた」と話した。
城島酒蔵びらきは、酒所として知られる久留米市城島・潴地区で造られる日本酒の新酒が一堂に楽しめる人気のイベントで、地元の九つの蔵が参加し、13、14両日に開かれていた。
実行委員会によると、事故現場付近には、酒や食べ物などの約70の物産販売ブースが並び、当時は多くの客でにぎわっていたという。
出典URL
http://digital.asahi.com/articles/ASJ2G5QKGJ2GTIPE00H.html?rm=205
http://mainichi.jp/articles/20160214/k00/00e/040/150000c
http://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20160214/5887141.html
http://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20160215/5889051.html
2月15日19時19分にNHK福岡NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
事故を受けて主催者らが15日記者会見し、「城島酒蔵びらき実行委員会」のU委員長が、「けがをされた皆様に大変申し訳なく、おわび申し上げます」と謝罪した。
ボンベなどの火器類について、実行委では、消防も参加した事前の説明会で、火から離れた場所で管理するよう指導していたということだが、事故が起きた露店を運営していた「久留米南部商工会青年部」のK部長は、会見で、破裂したボンベは、決められた場所ではなく、焼き鳥を焼く台の近くにあったと説明した。
さらに実行委によると、イベントの開始前にはボンベの位置などを確認したが、開催中は十分に見回りをしていなかったということで、実行委では、当時の状況を詳しく確認して、再発防止策をとりまとめたいとしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20160215/5896681.html
2月16日付で朝日新聞筑後版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
15日に記者会見した実行委員会の説明によると、カセットボンベが破裂したのは、焼き鳥を売るテント左側前方の焼き台付近。
この焼き台の後ろで、必要に応じてカセットボンベを使って、炭をおこしていた。
やけどを負った商工会青年部の男性3人は、焼き台近くで、調理や接客の作業中だった。
用意したボンベは計6本ほどで、着火に使ったボンベなどは、その都度、火気から離れたテント後方のテーブルに置いて管理していたという。
K部長は、「通常の作業であれば、前方にはボンベを置かない」と説明した。
また、実行委は、当時、テント内で作業をしていた青年部のメンバーのうち、少なくとも3人が、休憩時間に飲酒していたと明らかにした。
事故との因果関係は不明だが、実行委は、「事故が起きたことを考えれば、現場を十分にチェックできていなかったと言わざるを得ない」と話した。
(ブログ者コメント)
カセットボンベに取り付けたバーナーを使って、炭をおこしていたのかもしれない。
もしそうだったとすれば、火の近くに置かれていたバーナー付きのボンベが破裂した事故は、先月にも、大阪であったばかりだ。
2016年1月14日掲載
2016年1月7日 大阪市北区の繁華街に当日オープンしたばかりの料理店で、調理中のガス釜の近くに置いてあった食材あぶり用バーナーのガスボンベが破裂、客など5人がけが
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5562/
ただ、今回の事故は、当初計画どおりにボンベが管理されていなかったことが原因だという点で、大阪の事例とは意味合いが違うかもしれない。
2016年1月16日9時14分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月14日19時17分にNHK神戸からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午後0時45分頃、神戸市中央区の6階建て雑居ビル1階の宅配ピザ店「S店」で爆発があった。
店内にいた従業員の男性2人(24、36歳)が顔などに軽いやけどを負った。
通りに面した店のドアや1m四方ほどの大きな窓ガラス2枚が完全に吹き飛んで、破片が路上に散乱したが、通行人はおらず、他にけが人はいなかった。
警察によると、従業員は、「古いボンベに穴を開けてガス抜きをしていた」と話しているという。
警察は、その際に何らかの原因で引火した可能性があるとみて調べる。
近くを歩いていた同市兵庫区の無職男性(66)は、「『ボン』と大きな爆発音がして、ガラスが半径10m以上の範囲に飛び散った。店の前に人がいなくてよかった」と話していた。
現場は、ビルやマンションが立ち並ぶ地域。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160115-OYT1T50008.html
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/2025033991.html?t=1452808155855
(2016年8月28日 修正1 ;追記)
2016年8月25日付で毎日新聞神戸版から、燃焼状態にあった湯沸かし器が着火源だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
神戸市中央区の宅配ピザ店「S店」で、1月、ガス爆発が起こって2人が負傷した事故で、神戸東労基署は、24日、運営する食品販売会社「S社」(同市須磨区)と同社事業部長の男(36)を労安法違反の疑いで書類送検した。
送検容疑は1月14日午後0時45分ごろ、労働者の安全を確保すべき責任があったのに、店内で男がカセット式ガスボンベのガス抜き作業を行い、燃焼状態にあった湯沸かし器に引火して爆発させた、としている。
男ら従業員2人が顔や腕にやけどを負った。
路上にドアやガラス片が飛び散ったが、通行人にけがはなかった。
出典URL
http://mainichi.jp/articles/20160825/ddl/k28/040/392000c
8月25日付で朝日新聞神戸版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
事業部長(36)は、ガス抜き作業が行われていた店内で、可燃性ガスが爆発するおそれがあったのに、湯沸かし器を使用し続けた疑いがある。
1月7日23時0分にNHK関西NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月7日23時2分に共同通信から、1月8日13時39分に毎日新聞から、1月8日15時45分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後7時40分ごろ、大阪・北区曽根崎新地の繁華街、北新地にある5階建てビルの1階部分に入る日本料理店で、「爆発音がして煙が出ている」と、近くの人から警察に通報があった。
警察と消防によると、爆発当時、店内には店員と客あわせて18人がいて、このうち店員と客と見られる30代の男性2人、それに40代から60代の女性3人が顔や腕にけがをして病院に運ばれたが、命に別状はないという。
その後、店内の調理場付近で破裂したカセットボンベが見つかったことがわかった。
ボンベは食材をあぶるためのバーナーに付いており、調理場のガス釜で調理中、近くに置かれてあった。
警察は、調理中にこのボンベに熱が加わったことにより、ガスが膨張し、破裂したとみて調べている。
現場は、JR東西線の北新地駅のすぐそばの複数の飲食店などが建ち並ぶ繁華街で、爆発があったビルの回りには、爆発した際に吹き飛んだガラスが飛び散り、通行人などが集まって一時、騒然とした。
店は、この日オープンしたばかりだった。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20160107/4882092.html
http://this.kiji.is/57828347858239489?c=39546741839462401
http://mainichi.jp/articles/20160108/k00/00e/040/232000c
http://www.asahi.com/articles/ASJ184F5YJ18PTIL00D.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。