2024年7月31日19時19分にYAHOOニュース(仙台放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月30日、宮城県栗原市で作業場が全焼する火事があり、警察は中にあったスプレー缶が高温によって爆発した可能性があるとみて調べています。
工業製品の事故に詳しい専門家は、スプレー缶を気温が40度を超える所で保管しないよう呼びかけています。
カメラマンリポート :
「午後5時半です炎が上がっています」
30日午後5時ごろ、栗原市金成小堤で、住宅に隣接する作業場から火が出ました。
火はおよそ1時間後に消し止められましたが作業場が全焼し、隣接する物置の一部も焼けました。
けがをした人はいませんでした。
住人からの通報によりますと、作業場から「バン!」という爆発音が聞こえたあと、黒い煙が上がったということです。
作業場からは、住人が仕事で使っていた「スプレー缶」が複数見つかりました。
警察は、作業場の中の温度が高くなったことで、スプレー缶が爆発した可能性があるとみています。
専門家は…。
NITE製品安全広報課 宮川課長 :
「熱にさらされて膨張して、スプレー缶が破裂して、さらに周りに火気や静電気など種火があると爆発的に炎が出て発火する」
こちらは、ヒーターで温度を上げた室内に、制汗スプレーを置いた実験映像です。
70度を超えたところで破裂し、炎に包まれました。
冷却スプレーやカセットボンベなど、LPガスを含むスプレー缶は、「温度が40度以上になる所に置かないこと」とされています。
今回、爆発した可能性があるスプレー缶の詳細は分かっていませんが、当時の外気温は、夕方でも30度近くだったとみられています。
警察と消防が火の出た原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc96e7d8f4cc13b8ef250b598a0d24ba4fe8f490
(ブログ者コメント)
〇以下は、上記報道で実験映像が紹介されている上越地域消防事務組合HPの記事抜粋。
・・・・
■スプレー缶は何℃で破裂するのか
ネットでよく見られる実験動画は、スプレー缶を「直火であぶる」や「ファンヒーターの前に置く」など、「破裂する危険性」にフォーカスするものばかりですが、上越地域消防局は、スプレー缶を直に加熱するのではなく、専用ヒーターボックスを作成し、「空間の温度」を間接的に熱することで、実際に事故が発生する状況に、より近いシチュエーションで実験を行っています。
■爆音、炎上、そして……
実験には、購入から数年経過した制汗スプレーを使用しています。
専用ボックス内にこのスプレー缶を吊り下げ、空間温度を40℃から徐々に温めていきます。
なお、ボックスの右側から差してある棒状のものは、高精度温度計の検知部です。
時間をかけ、ゆっくりと温度を上げていくと、60℃程度で、缶が横揺れを始めました。
底の部分がふっくらと膨らみ、内容物の膨張が目で見てわかります。そして、73℃に差し掛かろうとした時でした。
けたたましい爆音が鳴り響くと同時に、専用ボックスの蓋と前板が吹き飛びました。
その直後、火炎が大きな玉になって直上に噴出したのです。
■まるで弾丸のように
スプレー缶を見ると、口金の部分が飛び、中身はすべて消えていました。
また、爆風で吹き飛んだ専用ボックスの蓋を見ると、実験前にはなかった3cm大の穴があいています。
専用ボックスの蓋には、分厚い防炎シートを用いています。
スプレー缶の口金はこれを貫き、なんとコンクリート製の天井にえぐれたような痕跡を残しました。
このことから、スプレー缶の破裂は、火炎による危険に加え、物理的に人を傷つけることも証明されたと言えます。
■適正管理を心がけて
今回の実験で、古くなったスプレー缶は72.9℃で破裂しました。
これが、さらに傷ついていたり、腐食していたり、へこんでいたりすれば、内圧の分散に不均衡が生じ、さらに低い温度で破裂する危険性が考えられます。
そして、以上を踏まえ、最後に、炎天下に放置した車内で計測した温度をご覧ください。
【76.7℃と表示された温度計の写真】
スプレー缶はデリケートに扱うとともに、決して40℃以上になるところには置かないようにすることを、強くお願いします。
〇JIS規格によれば、カセットボンベの内容物はブタン95%以上、変形試験は1.3Mpaで変形がないこと、と決められている。
ちなみにブログ者の家にあった岩谷産業のボンベはLPG(ブタン)表示のみ。
成分比率は表示されていなかった。
https://kikakurui.com/s/S2148-2013-01.html
〇カグラベーパー社のHPには、ブタン100%の蒸気圧は、温度40℃で0.25Mpa程度、60℃で0.5Mpa程度というデータが掲載されている。
(70℃のデータはないが、外挿すると0.7~0.8程度?)
上記のJIS規格と併せ考えると、古くなった缶が室温60℃で横揺れを始め73℃で破裂したという上越消防の実験は、さもありなん・・・という感じだ。
https://kagla.co.jp/ja/wp-content/uploads/2021/03/technical_info_157.pdf
〇冷房の効いてない住宅内に置かれたカセットボンベが破裂した・・・そんな事例が頻発してもおかしくない今年の超猛暑だが、そんな事故が報道された例をブログ者は知らない。
最高気温35℃の昼間、わが家の冷房の効いてない暗所に置いているカセットボンベを触ってみたが、普通にヒンヤリしているだけだった。
思うに、今回事故の原因は、作業場の室温上昇というよりは、直射日光がボンベに当たっていたから?・・・そんな気もしている。
2024年6月24日16時15分にYAHOOニュース(HTB)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
先週、札幌市中央区のビルで複数の人がせきや喉の痛みを訴えた問題。
ビルに入居する会社への取材で、従業員がクマ撃退スプレーを噴射したことが原因だったことがわかりました。
加藤記者:
「人通りが多い場所です。こちらのビルで複数の人が咳やのどの痛みを訴えたということです。」
今月17日、札幌市中央区にある5階建てビルで、当時ビルにいた17人がせきや喉の痛みを訴える騒ぎがありました。
病院に搬送された人はいませんでしたが、警察や消防が駆け付け、周辺の道路がおよそ2時間閉鎖されるなど、現場は一時騒然となりました。
当初、原因がわかりませんでしたが、ビルに入居する会社が24日、驚きの調査結果を明らかにしました。
三城 総務責任者:
「ゴミ捨て場に熊よけスプレーが廃棄してあった。従業員がそれを見つけた。
消費期限もかなり過ぎていて、中身が入っているかいろいろ気になるところもあって、コンマ数秒間噴射してしまった。」
この会社によりますと、当時、従業員4人が、不用品を処分するために1階の屋内にあるゴミ置き場で作業をしていました。
その際、1人が不用品の中にあったクマよけスプレーを噴射。
その後、4人は換気をし、そのまま外出しましたが、スプレーはビルの中に充満。
警察によりますと、ビルにいた18人のうち、1階にいた7人、3階にいた10人がせき、鼻水、喉や目の痛みを訴えました。
クマ撃退スプレーを巡っては、去年12月にも騒動が。
JR浜松駅に停車していた東海道新幹線の車内で、乗客の一人が登山用に持っていたクマスプレーを、座席に座る際に誤って噴射。
乗客5人が目やのどの痛みを訴え、2人が病院に搬送されました。
クマスプレーには安全装置が装着されていない状態だったということです。
廣瀬記者:
「札幌市内のアウトドア用品店には熊よけの鈴やスプレーが並んでいます。」
誤って屋内で噴射すると、非常に危険なクマスプレー。
消費期限は概ね4年ほどですが、処分する時の注意点をアウトドア用品店に聞きました。
秀岳荘 森山さん:
「これ(安全装置)を捨てるときも、つけて捨てる。
何らかの形でこれがプッシュされてしまうと、たいへんなことになってしまうので、そこはご注意いただきたい。
少しでも中身が残っているものは、決してゴミステーションに捨てないで、専用の引き取り先に持ち込むということになります。」
札幌市では、中身がないクマ撃退スプレーは「燃やせるゴミ」の日に中の見える袋に入れて捨てることができますが、中身があるものは消防署や地域のリサイクルセンターなどで引き取ってもらう必要があります。
登山や山菜取りなどで持ち歩くことが増えたクマ撃退スプレー。
誤った事故を起こさないよう、注意が必要です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d174ee6442df4c30716ad8cb6d8212901eb66848
6月24日21時0分にFNN PRIME(北海道文化放送)からは、4人はスプレー噴射後、換気して外出したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
その後、ビルに入居する会社が従業員に対し聞き取り調査などをした結果、「一部の従業員がクマ除けスプレーを噴射したことが原因だった」と会社のホームページで発表しました。
会社側の説明によりますと、当時、1階屋内のゴミ捨て場で作業中だった従業員4人のうち、1人が不用品として捨てられていたクマ除けスプレーを見つけ、興味本位で噴射したということです。
スプレーには中身が入っていて、想像以上の威力に驚いたものの、微量だったためすぐに換気を行い、問題がないと判断。
4人とも外出しましたが、その後、スプレーの成分がビル内に流出し、今回の事案に至ったということです。
従業員は、外出先で事態を知ったものの、名乗り出ることができず、そのまま時間が経過してしまったということです。
https://www.fnn.jp/articles/-/718834
(ブログ者コメント)
2023年12月11日14時14分にYAHOOニュース(熊本県民テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
熊本市中央区にあるマンションの1室で、10日未明に爆発が起き、住人の男性が病院に運ばれました。
男性は部屋に殺虫剤をまいていたと話し、警察が爆発との因果関係を調べています。
10日午前0時ごろ、熊本市中央区大江のマンションで、「爆発音がした」と、警察や消防に通報がありました。
警察によりますと、4階建てマンション2階の54歳の男性の部屋で爆発が起き、ベランダの窓が吹き飛んだほか、こたつ布団の一部が焼けるなどしたということです。
この爆発で、男性は髪の毛が焼けるなど、軽いやけどをして病院に運ばれました。
警察の調べに対し、男性は爆発当時、部屋の片づけ中に室内でゴキブリを見つけ、スプレー式殺虫剤を大量にまいていたところ、約1分後に爆発が起きたと話しているということです。
警察は、何らかの火がこたつの周辺から殺虫剤の可燃性ガスに引火した可能性があるとみて、原因を調べています。
ところで、似たような事故がこれまでも熊本市内で起きています。
熊本市消防局によりますと、管内で過去10年間、スプレー缶が原因となった火災は22件。
そのうち4件はスプレー缶の使用中に、暖房器具に引火したり、スプレー缶を使ったあと、たばこに火をつけて爆発したりしたケースだということです。
スプレー缶には注意事項が記載されていますので、しっかりと守ることが大切です。
熊本市消防局に殺虫剤や整髪料・消臭剤などのスプレー缶を使用する時の注意点を聞きました。
・火気の近くで使わない
・室内や車内など密閉空間で使った後は必ず換気する。
・保管するときは高温を避ける
・捨てるときはガスを全て抜いてから
最近は寒くなり、室内で暖房器具を使うことが多くなるので、特に注意が必要です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c4eb9e4401dfdc35cc9657f32580a53a2fab819c
12月14日17時49分にYAHOOニュース(NHK熊本県民テレビ)からは、電気式こたつの熱で引火した模様、連続で40秒以上は噴射しないことなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月10日、熊本市のマンションで起きた爆発事故。
住民の男性が殺虫剤のスプレーを使った後に起きていました。
新たに「こたつ」への引火が原因とみられることが分かりました。
この事故は12月10日未明、熊本市中央区大江のマンションで、54歳の男性が自分の部屋で殺虫剤のスプレーを噴射した後に爆発したものです。
男性は髪の毛が焼け、顔や首、のどに軽いやけどをして搬送され、12日に退院しました。
警察は13日、男性立ち合いのもと部屋で検証を実施しました。
その結果、スプレーのガスが電気式こたつの熱に引火した可能性が高いことが分かりました。
警察によりますと、男性はこたつをつけた部屋の中でゴキブリを見つけ、殺虫剤のスプレーを約1分間連続で噴射したと話しているということです。
殺虫剤メーカーは、スプレーを使用する際に、火気や暖房器具の近くなど高温になる場所での使用を避け、ガスの充満を防ぐため、連続で40秒以上使用しないよう注意を呼びかけています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7aa8e5aeab11212432b60bc9e5044207a976ce59
(ブログ者コメント)
殺虫剤の大量噴霧により爆発が起きた事例は、本ブログでも過去に何件か紹介スミ。
2023年10月30日7時15分にYAHOOニュース(NEWSポストSEVEN)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月28日の午後1時頃、大阪・天満駅から100mほどの距離にある「寿司 炭火割烹 T鮨」(大阪市北区天神橋4丁目)で爆発事故が起きた。
2階を含めて約100人の客で埋まった店内で、魚を炙ろうとしたガスバーナーのボンベが爆発し、従業員4人と客8人がいずれも軽傷を負ったという。
同店は約1カ月前にオープンしたばかりだった。
【写真】3年前、天満の同場所で起きた火災現場の様子。入りくんでいる様子がわかる
大阪駅から環状線でわずか一駅の「天満駅」周辺は、日本最長という全長約2.6kmの天神橋筋商店街がある。
そして、天満市場の裏側にあたる通称「裏天満」には、小さな飲食店が密集して軒を連ねている。
グランフロント大阪をはじめとするキタの再開発が進むなか、なにわの情緒を残すのがお隣の天満だ。
つい一週間ほど前、筆者は天満駅からの細い路地を歩いていて、新しくできたこの寿司店に目が留まった。
その理由はふたつある。
まず、薄暗く細長い通りに面していながら、寿司店としては異例のオープンテラスが併設されており、寿司カウンターを強烈なライトが照らして目立っていたというのがひとつ。
そして、この地がしばらく更地となっていた経緯を知っていたのが、ふたつめの理由だ。
【商店街も注意喚起はしているが……」】
およそ3年前、天満では焼き肉店が全焼する大規模の火事が起き、その裏手にあった理容室やペットフードショップにも延焼。
その後、更地となっていたこの場所に新しく建てられたのが、今回の現場となった天満鮨だ。
9月22日のオープンからわずか1カ月あまりで起きた事故だった。
事故が起きた日の夜、近隣にある人気焼き肉店の店主はこう語った。
「この飲食店一帯は道が入りくんでいて狭く、消防車が入り込むことができず、駅前の大通りと天満市場の両サイドからホースを引っ張ってこないと鎮火できないんです。
5年ほど前には、串焼き店のダクトの中に溜まっていた油が発火し、その店だけでなく隣接していた焼き肉店とラーメン店まで全焼してしまう火事が起きてしまった。
小規模も含めて火事が相次いでおり、商店街としても火災予防の注意喚起はしていますし、路地にはみ出して机や椅子を置いて営業している飲食店には厳重注意をしているようですが、一体どれほどの効果があるのか」
そして、3年前に火事が起きた同じ場所で、今度は爆発事故が起きてしまった。
店主が続ける。
「天満は呪われているんじゃないか、あの土地は祟られているんじゃないか、と親しい飲食店の人と話したばかりです。
今回の件は、あくまで事故でしょうが……」
幸い、店内の損傷は少なかったのか、「天満鮨」は爆発事故の翌日には営業を再開。
11時半のオープンから行列ができ、一見すると事故などなかったかのような様子だった。
しかし、近隣の飲食店や住民にとって、火災や事故が相次ぐ状況は決して対岸の火事では済まされないだろう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a21660e767386452e6bb97a6417e5d59984ce0d5
(ブログ者コメント)
以下は同鮨店の公式写真。
写真右側がオープンテラス席か?
他の写真や映像でも、道路に面した側に壁らしいものはないようにも見える。
いわば、店内は道路とツーツー状態。
そのこと、ならびに店の空間が結構大きかったことから、爆発ではなく、爆発的燃焼程度で収まり、被害規模が小さくて済んだ可能性も考えられる。
(2024年2月23日 修正1 ;追記)
2024年2月22日14時5分に産経新聞からは、前日に別社員が焼き物器の天板にボンベを置き忘れ、当日気付かず焼き物器を使用した、責任者ら3人が書類送検されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
大阪府警は22日、カセットボンベを適切に保管しなかったなどとして、業務上過失激発物破裂と業務上過失傷害の疑いで、店の統括責任者の男(48)と総料理長の男(48)、調理場内の焼き場担当の女(22)を書類送検した。
男2人には起訴を求める「厳重処分」、女には刑事処分の判断を委ねる「相当処分」の意見を付けた。
府警によると、事故前日に別の社員が焼き物器の天板にカセットボンベを置き忘れ、当日も気が付かず、焼き物器を使用していたとみられる。
店は事故の約1カ月前に開店。
統括責任者と総料理長は従業員にカセットボンベの安全な保管方法について指導していなかったという。
書類送検容疑は昨年10月28日午後0時45分ごろ、同区天神橋のすし店「天満鮨」で、高温になった焼き物器の天板上に置いていたカセットボンベを爆発させ、客らにやけどを負わせたとしている。
https://www.sankei.com/article/20240222-Y5BCGIMQVNJNRPRXQUDZQMPKF4/
2月22日17時46分にYAHOOニュース(FNN PRIME)からは、指導していなかった私の責任だと責任者は話しているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
統括責任者の男は、「日ごろからカセットボンベを火気のそばに置かないことを指導していなかったわたしの責任」と話している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0eb4286c02585d44c1ea807ad0064bde130b42c7
2023年9月27日6時7分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京・国分寺市のイタリアンレストランで、ランチタイム中にガス爆発が起き、客と店員がケガをしました。
なぜ、爆発は起きたのか。
店長が語った“理由”は…。
26日、東京・国分寺市のレストランで爆発事故が起きました。
大きな窓が全て割れ、白いカーテンが風で揺れていました。
そばにはガラスの破片も落ちていて、入り口のガラス戸にもヒビが入り、テープで補強されていました。
ランチ営業中に起きた爆発事故。
食事をしていた男性客と女性店員の2人がケガをする事態となりました。
事故が起きる前のレストランの外観の画像では、大きなガラス窓がありましたが、窓ガラスはなくなってしまい、建物の周りにも規制線が張られ、そのすぐ横にはガラスの破片が集められていました。
爆発事故があった現場は、国分寺市にあるJR西国分寺駅のすぐそば。
飲食店などが並ぶエリアにあるイタリアンレストランです。
近隣の店は、そのときの“音”を聞いていました。
近隣の店の店長 :
「爆風というか爆音というか、すごい『ドン!』という低音で鈍い音だった。
いつもと違う音がしたので。聞いたことがないような」
「ぱっと見たときに『あれ違うな?』『あれ?どうしたんだ?』ってなって。
窓ガラスが全部ない状態で、『あれっ?』って」
爆発から約30分後に撮影された写真には、割れた窓から消防隊員が頭を出しているところが写り、見下ろす先には、粉々になってしまった窓ガラスが散乱していました。
――消防隊の方も何人かいた?
写真を撮影した人 :
「そうですね、結構いらした」
「脇のほうにずっと緊急車両が止まってて、ガラスがぐちゃぐちゃの状態で落ちていた。
かなり細かく割れていたので、水がまいてありますけど、ここの辺りずっと破片が飛び散っていた」
「けっこう年配のおじいさんが、救急車のストレッチャーに、寝ていたというか、座っていたというか」
写真を撮影した人も、過去に訪れたことがあるというレストラン。
近所でも評判が良かったといいます。
なぜランチタイム中に、爆発が起きたのでしょうか?
警視庁によると、厨房でカセットボンベのガス抜きをしていたという50代の店長。
カセットボンベ1本に小さな穴を開け、処分していたとみられています。
警視庁に対し店長は、「ガス抜きをしていて10秒後くらいに、麺をゆでる機械の種火から、胸のあたりまで炎があがって、直後にガラスが割れた」と話しているといいます。
換気扇は回っていたといいますが、ガスがたまり、厨房の火に引火して爆発したとみられています。
当時、店には店長、店員、客のあわせて3人がいて、男性客は手に軽いケガ、女性店員は体の痛みを訴え、全身打撲と診断されました。
『news zero』の取材に対し、レストランの店長は「ガスボンベ1本で、ここまでの爆発になるとは思わなかった」と話しています。
ガスボンベの“ガス抜き”について専門家はどう見るのか。
元東京消防庁・坂口隆夫氏 :
「まず原則は、ガス抜きは極力しない。
最後までガスを使い切るというのが原則なんです。
ガス抜きというのは、危険性が伴うので、推奨はしていません。
使い切るということが一番重要なんです」
(9月26日放送『news zero』より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/5cf02e2fd4076e2e8ce4a357037768332558a433
2023年9月19日21時7分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
名古屋市中区の焼肉店で18日夜遅く、爆発があり、3人が搬送された。
七輪の炭に火をつけるために使っていたガスボンベが原因とみられているが、現場に居合わせた人は、ある異変を感じていた。
【画像】ドアが吹き飛ぶほどの爆発事故…原因は“ガスボンベ”か
18日午後10時半ごろ、名古屋市中区の繁華街「女子大小路」のビルの1階に入る焼肉店で爆発事故があった。
爆発による衝撃だろうか、入り口のドアは外れていた。
通報した男性:
「ドアが吹き飛んでいる瞬間を見た。
道幅は一方通行なので5メートルもないぐらいで、ドアは端まで飛んでいった感じです。
スピーカーで呼びかけて、みんな一斉に階段から下りてくるような感じ」
当時、店内には約20人の客がいたが、今回の爆発事故で、客と店員合わせて3人が病院へ搬送され、20代の男性店員2人が軽いヤケドをした。
爆発に居合わせた人は、ある異変を感じたという。
近くにいた男性:
「ガスかな?変な臭いがすると言っていたみたい」
その後の警察への取材で、爆発の原因は携帯型の「ガスボンベ」と見られることがわかった。
このボンベは七輪の炭に火をつけるバーナーに使っていたとみられ、厨房(ちゅうぼう)のコンロの近くに置いて熱せられたことが、爆発事故につながったということだ。
通報した男性:
「一緒にいた友人は『ちょっと怖すぎる。目の前で起きたので震えが止まらない』と言っていました。
今後、同じようなことを起こしてほしくない。
きっちりと火の取り扱いを学んでいただきたいと思います。」
(東海テレビ)
https://news.yahoo.co.jp/articles/29ac1c37cccc6df1654610fbf93acffb0033eedd
2023年8月29日18時6分にYAHOOニュース(テレビ朝日)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京・渋谷の飲食店で起きた爆発ですが、開店前の仕込み中にカセットコンロのガスボンベが爆発したことが分かりました。
警視庁などによりますと、午後4時半すぎ、渋谷区神泉町の飲食店で爆発があったと110番通報が入りました。
現場は、5階建てビルの1階部分にある飲食店で、カセットコンロのガスボンベが爆発したということです。
当時、店内では開店前の仕込みをしていて、カセットコンロの上で鉄製の入れ物に木炭を入れてあぶっていたとみられます。
火はすぐに消し止められましたが、従業員の30代の男性2人が顔や首などに軽いやけどをしました。
現場は京王井の頭線の神泉駅からおよそ150メートル離れた、マンションやスーパーが立ち並ぶ場所です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8cedd2774aae0b03f92c0dfd6dea5171d3f4ddb8
8月29日17時58分にTBS NEWSからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。(本文は転載省略)
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/688992?display=1
2023年23時30分にYAHOOニュース(テレビ朝日)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京・六本木の繁華街にあるマンションで16日午前10時半過ぎ、爆発火災があり、3人がけがをしました。
現場は、地下鉄の六本木一丁目駅に近いオフィスビルや飲食店、そして昔ながらの集合住宅が混在する地域でした。
1階の住人:
「ドカンって感じで、鼓膜が破れそうになった衝撃波。隕石が落っこちたのかと思った。もう一回爆発があったら、死ぬなと。命の危険を感じた」
火は約2時間半後にほぼ消し止められましたが、焼けた2階にいた男性2人が負傷しました。
1人は顔や両腕に全治2カ月の火傷を負って入院中です。
2人は、建物に入る不動産会社で働いていました。
スプレー缶のガスを抜いていたところ、爆発して火事になったとみられます。
約4年前の教訓は、生かされませんでした。
札幌市で、ビルなど8棟が損壊し、44人の負傷者を出した爆発事故。
不動産業者の従業員が、消臭スプレーの缶を処分するため、室内で80本近くのガスを抜いて、湯沸かし器をつけたとき、大爆発を起こしました。
当時の店長は、重過失激発物破裂などの罪で有罪判決を受けました。
今回の六本木での爆発事故の詳細が徐々に明らかになってきました。
警視庁によりますと、不動産会社は、マンションの2部屋を事務所と倉庫として使っていて、その倉庫には、大量のスプレー缶を置いていました。
不動産会社が経営する別のマンションから出たごみとみられます。
従業員は、先の尖ったハンマーなどでスプレー缶を叩き、穴を開けて、ガスを抜いていたようです。
その数、30~50本ほど。
火元のマンションの関係者:
「トントンたたくような音。何か作業をしているのかなと。聞き慣れない音が継続的に鳴っていた」
やり方次第で大きな被害をもたらすスプレー缶の処理は、どうすればよいのでしょうか。
港区のごみ処理施設を訪ねました。
スプレー缶の処理で注意すべきことは、事業用でも家庭用でも変わりません。
みなとリサイクル清掃事務所・引間清掃事業係長:
「中身を使い切ってから出していただきたいが、どうしても中身が残った状態で出すときは、透明や半透明の袋に分けていただいて、『中身入りのスプレーが入っている』と表示して出していただきたい」
港区では、2010年ごろに専用の機械を導入して、スプレー缶の中身が入っていても、安全に処理ができるといいます。
しかし、ほかのごみと混ざると、リサイクルの過程で爆発火災が起きることもあり、分別は絶対に必要です。
スプレー缶に穴を開けてガスを抜くことについては、こう話します。
みなとリサイクル清掃事務所・引間清掃事業係長:
「穴は開けないで結構です。穴を開けるときに火災の恐れがあるので、穴開けは絶対にしないでください」
環境省も、札幌での爆発事故を受け、スプレー缶に穴を開けないで処理するよう全国の自治体に求めています。
対応済みの自治体は、まだ4割。
自治体によって処理法が異なるため、確認が必要です。
小田原市の元消防職員で防災アドバイザーの永山政広さんによりますと、
「一般的なスプレー缶1本で一部屋を爆発させる恐れあり、都市ガスなどと違って、においもない。十分注意が必要だ」
といいます。
また、環境省の通知で『穴開け不要』としていても、自治体によっては『穴開け推奨』している理由について、永山さんは、
「使い切らないことで、ごみ収集中の事故もなくなっていない。そのため『穴開け』を推奨している自治体もある。穴を開ける行為自体、発火の可能性もあり、大変危険。使い切っての処理を使う側も行政側も改めて意識すべき」
と話します。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a5b4a591984e09769098b3b652574d51b9fb5888
(2023年12月10日 修正1 ;追記)
2023年12月8日16時36分にNHK NEWS WEBからは、部屋は解体業者が倉庫として使っていた、ライターをハンマーで叩いた際に点火装置から火花が出たことが原因らしい、小雨で寒かったため部屋は閉め切っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
ことし1月、東京 六本木のマンションで爆発が起きて2人がけがをした事故で、警視庁は、スプレー缶などのガス抜きの作業中に必要な安全措置を怠ったために爆発を起こさせたなどとして、ビルに入る会社の社長ら3人を書類送検しました。
この事故は、ことし1月、東京 六本木のマンションで爆発が起き、7階建ての建物の一部が焼けたほか、近くの共同住宅など、ほかの7つの建物でも窓ガラスが割れるなどの被害が出ました。
その後の警視庁の調べで、この建物に入る解体業を営む会社の倉庫では、スプレー缶やライターのガスを抜く作業が行われていて、室内に可燃性ガスが充満するなかでライターをハンマーでたたいた結果、点火装置から発生した火花がガスに引火して爆発が起きたとみられるということです。
作業に当たった従業員の2人は、顔や手などにやけどの大けがを負ったということです。
警視庁は、必要な安全措置を怠ったために爆発を起こさせたなどとして、44歳の社長と従業員2人の合わせて3人を業務上過失激発物破裂などの疑いで8日、書類送検しました。
調べに対して3人は、「小雨が降っていて寒かったので、部屋を閉めきっていた」と容疑を認めているということです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231208/k10014282241000.html
12月8日16時58分にYAHOOニュース(朝日新聞)からは、爆発前に社長が屋外作業を提案したが雨が降っていたので室内で続けたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京都港区六本木のマンションで1月、2階部分が焼ける火災があり、警視庁は8日、廃棄物のスプレー缶などのガス抜きが原因だったとして、現場で作業していた男性ら3人を業務上過失激発物破裂と業務上失火の疑いで書類送検し、発表した。
3人とも容疑を認めているという。
送検されたのは、いずれも都内に住む解体業者代表取締役の男性(44)と、同社社員の45歳と51歳の男性。
捜査1課によると、3人は1月16日午前10時40分ごろ、港区六本木3丁目のマンション一室にある倉庫で、充満していた可燃性ガスにライターの点火装置から出た火花を引火させて爆発を起こし、周辺建物8棟の窓ガラスを壊したり、倉庫内の一部を焼損させたりした疑いがある。
■雨天の日、室内で作業続ける
この日は朝から社員の男性2人が、解体作業で出たスプレー缶やライターなどをハンマーでたたいてガスを抜く作業をしていた。
2人は顔や手などにやけどをし、6カ月などの重傷を負った。
他にけが人はなかった。
爆発前に代表取締役の男性が倉庫を訪れ、外で作業するよう提案したが、雨が降っていて室内で続けたという。
同課は、室内での作業が事故につながったとみている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f7caefca25fef025ac7fef6e2e417fe6e792ef21
12月8日16時23分にYAHOOニュース(産経新聞)からは、室内にはスプレー缶約320本、ライター約500個があったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警視庁捜査1課は8日、業務上過失激発物破裂と業務上失火の疑いで、東京都豊島区の解体業者の社長(44)と従業員の男2人を書類送検した。
検察に刑事処分の判断を委ねる「相当処分」の意見を付けた。
書類送検容疑は1月16日午前、東京都港区六本木のマンション内にある会社の倉庫で、必要な措置をせず、閉め切った状態の室内で、廃棄物のスプレー缶やライターなどをハンマーでたたいてガス抜き作業を実施。
室内に可燃性ガスを充満させ、爆発を引き起こして窓ガラスなどを壊したとしている。
同課によると、倉庫では約320本のスプレー缶や約500個のライターがあり、そのうちの一部の損壊で爆発が起きたとみられる。
この爆発で従業員の男2人はやけどのけがを負ったという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0fbd9b26c63e9324420eaee7c2fcd7929ca28ad1
2022年12月2日22時25分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後7時過ぎ、兵庫県伊丹市にある飲食店で爆発音がして、食事をしていた女性が救急搬送されました。
女性客は60歳くらいで、意識不明の重体です。
胸にやけどなどを負ったということです。
現場となったのは、お好み焼きや焼き肉を提供する店で、警察によると、お好み焼きを焼いた鉄板の上にカセットコンロが置かれていて、中のガスボンベが爆発したとみられています。
NITE(=製品評価技術基盤機構)が行ったカセットコンロによる事故の再現では、加熱された調理器具の上にカセットコンロを置くと、ガスボンベがセットされている部分のふたが開きました。
すると、カセットコンロが爆発。
NITEよると、加熱された器具の上に置くと7分ほどで爆発する危険があるということです。
警察などによると、女性はお好み焼きを食べた後、鉄板の上にカセットコンロを置いて焼き肉をしていたことが判明しています。
鉄板でボンベが熱せられ爆発した可能性があるとみて、警察などは当時の詳しい状況を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c9b8621eb99ab3641787ac0a7675b3db89007b88
12月2日1時38分にNHK兵庫からは、焼肉を食べていたところ爆発した、店主らにケガはなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後7時すぎ、伊丹市西台の「お好み焼 焼肉 K」で爆発音がして、食事をしていた60歳くらいの客の女性が倒れました。
女性は、病院で手当てを受けていますが、意識不明の重体となっています。
女性が座っていたのは鉄板の敷かれたテーブル席で、お好み焼きを食べたあと、店側にカセットコンロをのせてもらい、焼き肉を食べていたところ、ボンベが破裂したとみられています。
当時、店内には、女性を含めて客が2人、店主とその妻のあわせて4人がいましたが、女性のほかにケガをした人はいなかったということです。
警察は、お好み焼きを食べたあと、どれくらい時間がたってからカセットコンロが置かれたのかなど、当時の状況を詳しく調べています。
現場は、阪急電鉄の伊丹駅から北西に200メートルほどの住宅や店舗が建ち並ぶ地域です。
【店の近くで働く女性の話】
爆発音がした飲食店の近くで働く20代の女性は、「午後8時ごろ、道路に出て、店を見た時には、すでに多くの消防車やパトカーが周辺に集まり、規制線が張られていましたが、店から煙が出ている様子などはありませんでした。店内でけがをした人がいるとは思わなかったので、驚きました」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20221202/2020020330.html
12月2日10時7分にYAHOOニュース(TBS NEWS;毎日放送)からは、焼き肉を食べ終わった後に爆発したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
昨夜午後7時23分頃、兵庫県伊丹市の「お好み焼焼肉K」で爆発音がして60代の女性客が倒れているのを、一緒に店を訪れ、店の前で電話をしていた男性客が発見しました。
女性客は意識不明の重体です。
警察によりますと、女性客は鉄板でお好み焼きを焼いて食べたあと、店側が鉄板の上にカセットコンロを乗せて焼き肉を食べ終わったあとだったということで、このカセットコンロが爆発したと見られます。
警察は、鉄板の火がちゃんと消えていたかなど、当時の状況を詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/96c0824ef69819e0b82151f1949bd255a3478ad9
12月6日6時49分にYAHOOニュース(読売新聞)からは、女性は死亡した、ガスボンベは破裂していた、胸部打撲による心臓損傷がみられたなどなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県警伊丹署は、伊丹市の飲食店でカセットコンロのガスボンベが爆発した事故が1日にあり、来店客で意識不明となっていた同市、自営業の女性(67)が亡くなったと発表した。
発表によると、1日午後7時25分頃、伊丹市西台のお好み焼き店で、焼き肉を焼いたカセットコンロのガスボンベが爆発。
女性は意識不明の重体で尼崎市内の病院に搬送され、4日に亡くなった。
女性は鉄板でお好み焼きを食べた後、店側が鉄板の上に置いたカセットコンロで焼き肉を食べたという。
ガスボンベは破裂していた。
女性と一緒に来店して一時外に出ていた男性客1人と、店にいた店主夫妻にけがはなかった。
同署によると、女性は司法解剖の結果、胸部打撲による心臓の損傷が見られたという。
店側の対応に問題がなかったか、業務上過失致死容疑で調べている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2613bbda3ffb4c0737dfe8a025c0894de38cc06b
12月6日19時0分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、元々お好み焼き屋だった店を別の人が引き継ぎ、焼肉を加えて1ケ月前にオープンしたばかりだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
鉄板で肉を焼いていれば起きていない事故でした。
カセットコンロがなぜ鉄板の上に…。
これまで何度も注意喚起されてきたボンベの危険性。
どういう人が、この店をやっていたのかというと…。
近所の人:
「元々、事故が起きた場所はお好み焼き屋さんだったんですよね。場所をそのままリフォームされて使われていたと思う」
1カ月前にオープンしたばかり。
近所でスナックを経営していた人が移転してお好み焼きを引き継ぎ、焼肉も加えたのだといいます。
近所の人:
「においが付くだとか(お好み焼き用の)鉄板では焼きにくいものはカセットコンロを別にしてやられていたと想像しましたけどね」
鉄板の温度が十分に下がっていない状態で店側がコンロを置いたためにボンベが熱せられ、爆発した可能性があるとみて、警察は業務上過失致死の疑いも視野に捜査しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9676abea348690c8286156f51a5f13ad8f140820
(2024年2月24日 修正1 ;追記)
2024年2月22日17時43分にYAHOOニュース(関西テレビ)からは、店長が書類送検された、普段から鉄板の上にカセットコンロを置いていた、店主はスイッチ切り忘れに言及など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は、当時の店長を業務上過失致死の疑いで書類送検しました。
当時、店はお好み焼きを焼いた後の鉄板に火が付いたまま、その上にカセットコンロを置いて焼き肉を提供していて、コンロのガスボンベが破裂したということです。
店では普段から鉄板の上にカセットコンロを置いていましたが、その際は鉄板の火を消していたということです。
男は調べに対し、「プレートのスイッチを切ったかどうかはっきりと覚えていない。切り忘れた可能性もある」と話しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9494eeec1f129361ef5d66f26b25f2fb1de07e21
2022年5月14日17時31分にFNN PRIMEから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
引っ越しや荷物の片付けの際に出てくる、使わないものの数々…。
中には、放置していたスプレー缶が出てきた、という経験を持つ人も少なくないのではないだろうか。
「もう使わないし、捨てよう!」
そんな時、あなたは缶に穴を「開けて」捨てる?
それとも「開けずに」捨てる?
実は、住んでいる自治体によって、穴を開けるか開けないか、捨てる方法が異なることはご存知だろうか。
なぜ分かれているのか、その理由はいかに?
【ゴミ収集車から出火…ゴミの中に中身が残ったスプレー缶が! 】
2022年1月、静岡市駿河区で火事が起きた。
火が出たのはなんと、走行中のゴミ収集車からだった。
火はすぐに消し止められ、ケガ人もいなかったが、運転手は困惑した様子でこう話す。
運転手:
「ライターやボンベ、スプレー缶とかは、ゴミの中に入れられちゃうと僕らはわからないので」
こうした火事を防ぐため、県内19の市と町では、屋外など風通しの良い場所で『穴を開けて』から捨てるよう呼びかけている。
【自分でスプレー缶に穴…爆発事故が発生の危険も】
一方で、こんな事故も…。
同じ2022年1月、静岡市葵区のマンションで、30代の女性がキッチンで日焼け止めのスプレー缶に穴を開けていたところ、突然爆発が起きた。
女性は頭や顔などに軽い火傷を負った。
着ていたフリースの静電気が、シンクにたまったガスに引火したとみられている。
また2018年には、札幌市で不動産会社の従業員が大量のスプレー缶を室内で噴射させたことが原因で爆発事故が発生。
44人が重軽傷を負っている。
事故を受け、環境省は「穴は開けない方向が望ましい」とする通知を全国の自治体に出していて、静岡県内の16の市と町が「穴を開けず」にスプレー缶を回収している。
(2022年3月現在)
【静岡市は「穴を開ける」から「開けない」に変更】
2016年、他の自治体に先駆けて「穴を開ける」から「穴を開けない」で回収するように変更したのが静岡市だった。
静岡市収集業務課・富安さん:
「実際、穴開け作業は力が要るし火災の原因になる。静岡市内であったような事故が発生する可能性もあるので、市民の方にとって負担になるのは間違いないことだと思っています」
これまでの方針を180度変えるという決断には、『市民の理解』に加え、スプレー缶専用の処理設備を導入した「業者の協力」が必要不可欠だったという。
静岡市収集業務課・富安さん:
「市民にお願いしていた穴開け作業を、静岡市では受託業者がやっていただけると返事をもらえたことがスムーズな移行につながったと思います」
【藤枝市は引き続き「穴を開ける」よう呼びかけ】
一方、今でも穴を開けるよう呼びかけている藤枝市。
地域の住民が当番制で各ゴミステーションに立ち、穴が開いていないものがあれば、その場で開けてもらっている。
藤枝市生活環境課・赤堀さん:
「基本、外の風通しがいいところで穴開け作業をやれば火災につながることはないと考えているので、協力していただいている状況をみると、当面は今のままでいいと」
穴を開けずにスプレー缶を集めても、それを処理してくれる業者の確保が難しいという。
藤枝市生活環境課・赤堀さん:
「別々に回収して処理を委託している自治体もあるが、藤枝市の場合、そういったものがありませんので」
穴を開けるよう呼びかけている他の自治体からも、「穴開け作業を頼める業者が近くにない」、「追加で頼むと経費がかかり、予算が確保できない」といった声が多く聞かれた。
【穴を「開けずに回収」の富士市…中身残ったままの缶が増加】
体制が不十分なまま「穴が開いていない」スプレー缶を回収し、中身が残ったままの缶が増えた例もある。
新環境クリーンセンター・鍋田所長:
「実はですね、ここに置いてあるんですけど、中身がまだ入っているのに出す人がいまして。これなんかも全然入ってるわけで、これが非常に困るんです」
富士市では「穴を開けず」にスプレー缶を回収しているが、逆に中身が残ったままのスプレー缶が増えてしまったという。
専用の穴を開ける機械があるものの、手で開けたほうが早く、職員が一つひとつ手作業で処理している。
新環境クリーンセンター・鍋田所長:
「大きな布でくるみながら、場合によってはビニール袋にかぶせながら穴を開けて、なんとか周りに飛ばないようにしているんですけど、すごく大変な作業になります」
【自治体で分かれる対応 カギは費用と「専門業者の確保」】
このように、スプレー缶の処理は自治体によって対応がさまざまだ。
ほかにも、磐田市は「穴開け不要」に変更したが、埼玉県の業者に処理を委託。
輸送費は市が負担することになった。
一方で、現在も穴開けを求めている掛川市は変更を検討したが、住民に周知するチラシや、発火などの危険を避けるためのゴミ収集車から普通のトラックへの変更、さらに業者への委託や輸送などにかかる費用を踏まえ、変更を見送ったという。
【日本でたった3台「スプレー缶専用の処理施設」 掛川市で稼働へ】
多くの自治体が課題として挙げる「専門業者の確保」。
この課題を解決しようと、稼働の準備を進める最先端の設備を取材した。
中遠環境保全・出井さん:
「こちらがスプレー缶の処理施設です」
掛川市に本社を置く「中遠環境保全」が2021年秋に導入したスプレー缶“専用”の処理施設だ。
中遠環境保全・出井さん:
「チッ素ガスを本体に注入しまして、酸素濃度を下げます。穴が開いてないスプレー缶を安全に爆発しないように処理していくのが強みです」
市販のスプレー缶であれば満タンでも安全に処理することができるこの施設。
大阪に2台、掛川に1台と、国内では3台しかない。
2022年5月現在、静岡県の承認待ちで、本格的な稼働は2023年度を予定している。
県内外の市町だけでなく、地元・掛川市の担当者も前向きに施設の利用を検討したいとしている。
中遠環境保全・出井さん:
「予算の話にもなるが、(自治体からは)そういうのがあればいいよねという声はいただいています。1件でも多く爆発事故を失くしていければという思いです」
捨てる時に大切なのは、まず自分が住んでいる自治体の捨て方を確認すること。
そして、穴を「開ける」「開けない」に関わらず、風通しの良い場所でしっかり中身を使い切ること。
自分が使ったスプレー缶だからこそ、責任をもって処理をする、その意識が大切だ。
住民の安全と行政の負担、その間で揺れ動く、スプレー缶の穴を「開ける・開けない」問題。
最先端の技術が解決の糸口となるのか、今後の各自治体の動きに注目が集まる。
(テレビ静岡)
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ddec6cf8f717b119741dbf40505661dbe2bc8d8?page=1
(ブログ者コメント)
「中遠環境保全」が導入したスプレー缶専用処理施設のフロー図は該社HPに掲載されている。
http://chuen-kankyo.com/publics/index/33/
2022年5月1日16時25分にYAHOOニュース(ABEMA TIMES)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
横浜市鶴見区の住宅で石油ストーブの上に置かれていたスプレー缶が爆発し、住人の親子がけがをした。
午前8時すぎ、鶴見区下末吉の木造二階建ての住宅で「爆発音が聞こえた」と近所の人から119番通報があった。
警察によると、住人の女性(57)が石油ストーブをつけたところ、上に置かれていた殺虫剤のスプレー缶が爆発したという。
この爆発で住宅の窓ガラス8枚が割れ、女性と長男(32)が足に軽いやけどをした。
スプレー缶はきのうの夜、女性の夫がストーブの上に置いていたが、女性はスプレー缶に気付かず「火をつけて10分ほど経ったら爆発した」と話している。
けさの横浜市の最低気温は10度近くまで冷えこんでいた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/332b2e968c56aaec1c52014605e33fc2b3e1a825
(ブログ者コメント)
ストーブの上にモノを置いたまま、それもスプレー缶を置いたまま火をつける。
そんなバカな・・・と思うことでも実際には起こり得るという、一つの事例だ。
2022年1月28日22時27分にYAHOOニュース(テレビ静岡)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日、静岡市で30代の女性がスプレー缶を捨てようと穴をあけていたところ、ガスに引火し、やけどをしました。
中身の確認や屋外で作業するなど、注意が必要です。
午後3時頃、静岡市葵区大工町のマンションで、30代の女性が自宅の台所で日焼け止めのスプレー缶に穴をあけていたところ、残っていたガスに引火しました。
警察によりますと、シンクの一部が焦げ、女性は顔や腕に軽いやけどしたということです。
女性は、缶切りのらせん状の金属部分で穴を開けていて、消防は女性が着ていたフリースの静電気がガスに引火した可能性があるということです。
今後、さらに詳しい調査が進められます。
こうした事故を防ぐため、静岡市では6年前から、中身を出し切ったあと、穴をあけず月1回の「資源ごみの日」に捨てるルールに変更されています。
女性は、穴をあける必要がないことを知らなかったということです。
穴をあけて捨てるルールになっている市町も多くあり、作業を行う場合には、中身が残っていないかどうかの確認や屋外で作業するなど、事故を防ぐ注意が必要です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/dc988d7aca90385638bdbc2453d16ba162ca7a96
消防が事故直後、着火原因に言及するのは珍しい。
なにか、根拠になるような事実でもあったのだろうか?
特に、人体帯電ではなくフリース帯電だと推定した事実が。
(2022年5月15日 修正1 ;追記)
2022年5月14日17時31分にFNN PRIME(静岡テレビ)からは、シンクにたまったガスに引火したらしいという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
2022年1月、静岡市葵区のマンションで、30代の女性がキッチンで日焼け止めのスプレー缶に穴を開けていたところ、突然爆発が起きた。
女性は頭や顔などに軽い火傷を負った。
着ていたフリースの静電気が、シンクにたまったガスに引火したとみられている。
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ddec6cf8f717b119741dbf40505661dbe2bc8d8?page=1
(ブログ者コメント)
缶をシンクの上で、あるいはシンクの底に置いて穴を開けていたということだろうか?。
2021年12月3日20時33分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後5時15分ごろ、大阪・淀川区西宮原のレストランで、「爆発の音がした」と通行人の男性から消防に通報がありました。
連絡を受けた警察が現場に駆けつけたところ、店のガラスが割れて道路に飛び散っていたほか、オーナーの男性が左腕に軽いやけどをしたということです。
当時は営業前の時間で、店に客はおらず、男性が1人で作業していたということです。
男性は「店内で古いガスボンベのガス抜きをしている最中に爆発が起きた」と説明しているということで、警察と消防が詳しい状況を確認しています。
【近くに住む女性は】。
現場の前にあるマンションに住む女性は、「ガシャーンという大きく、重たい音を聞いて外に出たところガラスが道路に飛び散り、自転車も道路上に飛んでいました。しばらくすると警察や消防が来ました」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20211203/2000054710.html
12月3日18時36分に産経新聞からは、缶切りを使って穴開けしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪市消防局や大阪府警淀川署によると、爆発があったのは、8階建てマンションの1階に入る飲食店。
店主の40代男性が店内でカセットコンロ用のガスボンベに缶切りを使って穴を開ける作業をしていたといい、男性は手に軽いやけどを負った。
飲食店前の路上にはガラスや自転車などが散乱するなど、現場は一時騒然とした。
https://www.sankei.com/article/20211203-HNDM4MWNPROWXPUWVGCAX6J76A/
12月4日6時16分に瀬戸内海放送からは、ガス抜き3本目で爆発したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
オーナーの男性は、古いガスボンベのガス抜きをしていたところ、3本目で突然爆発したと説明しているということです。
https://news.ksb.co.jp/ann/article/14495122
(ブログ者コメント)
「厨房でガス抜きしていた」という報道を目にした?聞いた?覚えがあったので改めて探してみたが、見つからなかった。
2021年11月22日9時44分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午前10時20分頃、福島県郡山市の自動車整備工場で「給湯室内の湯沸かし器が爆発した」と、女性従業員から119番があった。
室内にあった塗装用スプレー缶が破裂し、男性従業員1人が顔に軽いやけどを負った。
福島県警郡山署や郡山地方広域消防本部によると、給湯室近くにあったビニール袋が溶けたほか、天井が破れる被害があった。
男性従業員がスプレー缶数本をバケツに入れたお湯で温めていたという。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20211121-OYT1T50141/
2021年1月23日16時40分にYAHOOニュース(石川テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午前11時ごろ、金沢市神宮寺3丁目の印刷会社で、従業員の男性が使用済みのカセットガスボンベを廃棄するため、ドライバーを突き刺し穴をあけたところ、ボンベが爆発しました。
男性は顔や両手の甲に軽いやけどをしましたが、命に別条はないということです。
事故当時、男性は1人で作業していたということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4ad59f4d63f3bbe87b0026eec128c62ec261df99
2020年12月9日19時12分にYAHOOニュース(FNN PRIME:北海道文化放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ボロボロと天井が崩れ落ちているテント。
その中には食器が散乱し、ダウンジャケットだろうか、引き裂かれたように中の毛綿が飛び出している。
何が起きたのかというと・・・。
キャンプ場関係者の通報
「ガスボンベが爆発し、けが人が出た」
事故は7日の午後8時すぎ、北海道・苫小牧市のキャンプ場で起きた。
当時、会社の同僚らがバーベキューをしていたところ、ガスボンベが爆発したという。
この事故で、20代から40代の男女5人が顔や手にやけどをし、病院に搬送された。
楽しいはずのキャンプが一転、なぜガスボンベが爆発したのか?
警察はその原因を、ガスボンベが置かれていた場所にあるとみている。
そこは、“ストーブの前”だった。
ガスボンベを使った、過去の実験映像。
コンロで炭を熱し、ガスボンベに熱が伝わると、激しく爆発。
網などが宙を舞った。
同じような現象が、ストーブの前で起こってしまったのか。
警察は、ガスボンベがストーブで熱せられたことで爆発を引き起こしたとみて調べている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a98ffd8967abdaf5f935e1bbfcff951ab1dceb3
12月8日22時28分にライブドアニュース(日テレNEWS24)からは、ストーブ横のテーブルの上に置かれていたガスボンベが破裂した、とも読み取れる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道・苫小牧のキャンプ場で、7日夜、テント内のガスボンベが爆発しました。
当時、テントでは男女5人がバーベキューをしていました。
なぜ爆発が起きたのか。
テント内にいた男性が取材に応じました。
◇◇◇◇◇
北海道・苫小牧市のキャンプ場。
一部が黒く焼け焦げたテントの天井には大きな穴が。
食事中だったのか、広げられたままのテーブルや、紙皿などが確認できます。
7日午後8時頃、消防にかかってきた1本の通報。
──テント内でガスボンベが爆発し、ケガ人がいる
警察などによりますと、20代~40代の男女5人がテント内で炭を使ってバーベキューをしていたところ、キャンプ用ガスボンベ1つが突然、爆発したということです。
5人は顔や手足に軽いヤケドを負い、病院へ搬送されましたが、命に別条はありませんでした。
爆発から一夜明け、テントの中にいた男性が当時の状況を語りました。
当事者の男性;
「テントの中でくつろいでいた状態でした。
その時に爆発したというか。何が起きたかはわからなかったです。
(テント内には)炭を置く台があったり、爆発したと言われているボンベも近くにあった」
◇◇◇◇◇
なぜ、ガスボンベは爆発したのでしょうか。
カセットコンロ用の物を使った実験映像では、ストーブの近くであたためられると……画面全体が火で覆われるほど激しく爆発します。
実験を行った製品評価技術基盤機構(=nite)によりますと、わずか10分ほどでも爆発の危険があるということです。
警察などによりますと、今回爆発したテントの中にはストーブがあり、その横のテーブル上にガスボンベが置かれていたことが判明。
ストーブでガスボンベが熱せられた可能性があるとみて、詳しく調べています。
https://news.livedoor.com/article/detail/19349146/
(ブログ者コメント)
ストーブとテーブルの距離は、見た目、1m程度。
テーブルの端っこに置かれていたカセットコンロが破裂した、ということだろうか?
2020年11月8日5時54分に沖縄タイムスから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後1時35分ごろ、那覇新港埠頭(ふとう)内で「スプレー缶が爆発し、けが人がいる」と漁業関係者から119番通報があった。
漁船「恵海丸」の機関室内を清掃中だった船長の30代男性と知人の40代男性が重度のやけどを負い、病院に搬送された。
共に意識はあるという。
那覇海上保安部によると、2人が同船の機関室内でスプレー缶を用いて清掃作業していたところ、機関室内で爆発が起こった。
爆発による火災はなかった。
原因は不明で、那覇海保や消防、警察が調査している。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/660352
2020年10月27日19時29分に九州朝日放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
石油ファンヒーターの前に置かれたカセットボンベ。
必要以上に熱せられ、形が変わった後…。
破裂したボンベから噴き出した可燃性ガスに火がつき、一気に燃え上がります。
北九州市消防局による実験映像です。
これとよく似た爆発火災が先月5日、中間市で起きていました。
アパートの窓ガラスが粉々に割れ、焼け焦げた残骸が散らばっています。
アパートの住人は当時、「爆発音がしたのでベランダに出たら、火が出ていた」と話していました。
火が出た1階の部屋と2階の真上の部屋が全焼しました。
火元の部屋には当時、19歳と18歳の少年、16歳の少女の3人がいて、2人がやけどなどの重軽傷を負いました。
いったい何があったのでしょうか?
「ガスを吸っていた」。
警察によりますと、3人はガスを吸うことで酩酊状態を体験する“ガスパン遊び”をしていました。
部屋の中にはガスが充満していて、少女が吸おうとしたたばこに、18歳の少年がライターで火をつけようとしたところ爆発したということです。
警察は27日、重過失失火の疑いで、3人を逮捕しました。
部屋などにあった80本を超えるカセットボンベが押収されています。
3人とも、容疑を認めているということです。
https://kbc.co.jp/news/article.php?id=5562021&ymd=2020-10-27
10月27日16時14分にRKBからは、過去にも東京で同じような事故が起きていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡県中間市のアパートで先月、ガスが充満した室内でライターの火をつけ、2部屋を全焼させたとして、19歳の少年ら3人が逮捕されました。
ガスを吸って酸欠状態になる危険な「ガスパン遊び」をしていたということです。
重過失失火の疑いで逮捕されたのは、福岡県直方市に住む19歳の少年ら3人です。
3人は、知人が住む中間市のアパートの一室で先月、部屋に可燃性のガスが充満した状態で、ライターの火をつけ、2部屋を全焼させた疑いが持たれています。
この火事で、少年らのうち2人が、手や背中をやけどするなど重傷を負いました。
少年らは取り調べに対し、「ガスを吸って遊んでいて、たばこに火を付けようとしたら爆発した」などと供述しているということです。
ガスを吸うことで酸欠状態になるこうした行為は、「ガスパン遊び」と呼ばれていて、過去にも東京・大田区のマンションで、男子高校生2人がたばこに火をつけた際に引火し、重傷を負っています。
https://rkb.jp/news/news/55265/
(ブログ者コメント)
〇以下は大田区の事例に関する当時の報道。
(2011年8月11日付 日本経済新聞)
ライター用ガスを吸入する「ガスパン遊び」の最中にたばこに火を付け爆発させたとして、警視庁少年事件課は11日までに、東京都大田区の高校2年の少年(17)をガス等漏出と重過失失火の疑いで逮捕した。
爆発でワンルームマンションの一室が全焼し、少年は全身やけどの重傷を負ったという。
同課は一緒にガスを吸っていた同区の高校3年の少年(18)もガス等漏出容疑で逮捕。
2人は「バカなことをした。二度とガス遊びはしない」と供述しているという。
高校2年の少年の逮捕容疑は今年1月25日午後3~4時ごろ、大田区南六郷のマンション内でガスボンベ23本(計920グラム)のガスを吸引目的で漏らした上、たばこに火を付けようとしてガスを爆発させ、部屋を全焼させた疑い。
ガスを吸うと一時的に酸欠状態になり、意識が遠のく感覚があるといい、少年らは「気持ちよくなるのでガスを吸って遊んでいた」と話しているという。
https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1100Q_R10C11A8CC0000/
〇これら2件は極端な事例ではあるが、カセットボンベやスプレー缶の危険性を知らない人は、まだまだ多いのだろう。
2020年5月16日14時34分に山陽新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岡山市は、2021年度からのスプレー缶の回収ルール変更に向け、準備を進めている。
18年に札幌市で起きた爆発事故を踏まえ、ごみ出しする際の缶の穴開けを不要にして、事故防止につなげる計画。
6月に新たな処理施設の建設に着手する。
可燃ごみを処理している東部クリーンセンター(東区西大寺新地)の敷地内に、スプレー缶専用の処理棟(プレハブ平屋約150平方メートル)を新設。
自動で缶に穴を開け、噴出したガスを焼却処理する設備を導入する。
来年3月までに完成させる予定で、4月から稼働させて、市内全域で穴開けを不要にする。
整備費は1億2800万円。
現在の回収ルールでは、スプレー缶は各家庭で、中身のガスを最後まで噴射した後に穴を開けてごみ出しすることになっている。
ただ、市内ではガスこんろの近くでガス抜きして引火するなど、過去5年で2件の火災が起き、市民2人が負傷している。
18年12月には札幌市の不動産店で、大量のスプレー缶をガス抜きして40人以上が負傷する爆発事故も発生しており、市は安全性を高めるため、回収ルールの変更を決めた。
現在は、回収後、市職員や委託業者が缶の穴を一つ一つ目視で確認しており、作業の負担軽減にもつながる。
市は今後、回収方法変更を知らせるためガイドブックを改定し、全戸配布する。
市環境事業課は、「回収ルール変更で市民の危険や手間を減らしたい。混乱が起きないよう、周知も徹底する」としている。
https://www.sanyonews.jp/article/1012724/
(ブログ者コメント)
自動で穴を開け、噴出したガスを焼却する設備とは、どのようなものだろうか?
調べてみたが、情報は見つからなかった。
2012年2月12日0時9分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が店の外観写真付きでネット配信されていた。
11日午後8時35分ごろ、千葉県習志野市津田沼1丁目で「爆発があった。窓ガラスが割れ、道路に散乱している」と110番通報があった。
県警習志野署によると、ビルの2階の居酒屋内で爆発があり、客や通行人を含む男女計5人が軽傷を負った。
同署によると、けがをしたのは居酒屋の40代の男性店長と20代の男性アルバイト店員、いずれも客の40代の女性と50代の男性、通行中の20代の男性の計5人。
店長とアルバイト店員が、厨房(ちゅうぼう)内の業務用食洗機の下にいたゴキブリに殺虫剤を30秒ほど連続噴射したところ、充満したガスに引火したとみられる。
当時、店内には十数人の客がいたという。
https://www.asahi.com/articles/ASN2C7CZBN2CUDCB00W.html
2月12日0時37分にFNN PRIMEからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
千葉県の居酒屋で、11日夜に爆発が起き、5人が負傷した。
午後8時半ごろ、習志野市の居酒屋で、従業員がキッチンでスプレーを噴射したあとに爆発が起きた。
店のガラスが割れ、通行人や客が爆発の衝撃で耳の痛みを訴えるなど、5人が負傷したが、命に別条はないという。
警察は、スプレーに引火した可能性があるとみて調べている。
https://www.fnn.jp/posts/00431972CX/202002120037_CX_CX
2月12日6時19分にテレビ朝日からは、喉にやけどした人が1人いたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
爆発音を聞いた人:「(Q.どんな音でしたか?)とても大きい。バーンって」
11日午後8時40分ごろ、習志野市津田沼で「ビルの2階の居酒屋で爆破音がした。
「道路にガラスが散乱し、人が避難している」と、現場付近にいた女性から119番通報がありました。
警察などによりますと、居酒屋の窓ガラスが割れるなどしていて、従業員や客ら5人がけがをし、このうち20代の男性1人が喉にやけどをして病院に運ばれました。
当時、厨房(ちゅうぼう)で店長と従業員の男性が食洗機の下にいたゴキブリに殺虫剤をかけたところ、何かに引火して爆発した可能性があるということです。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000176009.html
2月13日付の千葉日報紙面には、数分噴射した、近くで炭火焼きをしていたなど、下記趣旨の記事が掲載されていた。
店長とアルバイトの2人が食洗器の下にいたゴキブリに向けて殺虫剤を数分噴射したところ、爆発が起きた。
原因は不明だが、近くで炭火焼きを行っていたという。
ほかに窓ガラス4枚が割れた。
(ブログ者コメント)
以下は、テレビ朝日映像の1コマ。
キッチンという閉空間で噴射剤としてのLPGを噴出し続け、着火源付近のガス濃度が最小爆発濃度を越えた時に爆発した・・・ということかもしれない。
居酒屋であれば、炭火焼き以外にも着火源は沢山ある。
ちなみに通行人のけがは、降り注いだ窓ガラスが原因だった可能性も考えられる。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。