2015年10月8日12時30分にNHK大分から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月8日11時30分にテレビ大分からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前3時すぎ、大分市佐賀関の「パンパシフィック・カッパー」の佐賀関製錬所で、施設内のベルトコンベアーから火が出ているのを製錬所の従業員が見つけ、消防に通報した。
消防が駆け付けたが、周囲を金属製のカバーで囲まれていたため消火活動は難航し、およそ2時間15分後に鎮火した。
この火事で、屋外に設置されている全長およそ40mあるベルトコンベアーのゴム製のベルトの一部が焼けた。
けが人はいなかった。
製錬所によると、火が出たベルトコンベアーは、携帯電話やパソコンなどの部品を燃やす炉の横に設置されているもの。
ベルトコンベアーは、部品を炉に運び込むために使われているが、火が出る直前までベルトコンベアーの改修作業が行われていて、稼働していなかったという。
警察は、現場付近で行っていた溶接作業の火花がベルトに燃え移った可能性があるとみて、出火原因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/5075534381.html?t=1444338210363
https://www.tostv.jp/news/backnum.php
(2015年11月14日 修正1 ;追記)
2015年10月9日付の大分合同新聞紙面に、やや詳しい下記趣旨の記事が掲載されていた。
警察によると、ベルトコンベアーは、炉で溶かして金属を回収するリサイクル用ICチップなどを運ぶためのもの。
敷地内東側の「ガス化キルン」の外に設置され、炉から約5~6m離れた部分のゴム製ベルトなどが焼けていた。
同所によると、出火当時、ベルトコンベアーと炉は、ともに稼働していなかったという。
2015年9月15日付で毎日新聞広島版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日19時24分にNHK広島NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午後4時10分ごろ、南区宇品東4のマツダ宇品工場で「機械内のグリース(潤滑油)が燃えている」と119番があった。
エンジン部品を製造する「鍛造B棟」内のプレス機の一部を焼き、約50分後に鎮火した。
建物に燃え移ることはなかった。
警察によると、出火当時は社員4人が作業中だったが、いずれも無事だった。
警察によると、当時、工場内ではプレス機の点検が行われていて、プレス機を稼働させた際、摩擦でプレス機の可動部に塗られていたグリースに引火した可能性があるという。
同社は、「原因調査を全力で進め、適切に対応していく」とコメントした。
プレス機は原因調査のため稼働できないが、部品の在庫があり、製造ラインには影響はないという。
出典URL
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20150915ddlk34040471000c.html
http://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20150913/4910621.html
5月1日9時18分に北海道新聞からは、『「予想外の事起きたのでは」安全重視のベテラン 知人「信じられぬ」』というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ホクトの工場火災は、腕利きのベテラン作業員4人の命を奪った。
中でも最年長で、「東冷機工業」元社員の柴田さん(男性、69歳)は「道内の冷蔵設備業界で知らない人はいないほど腕の立つ職人」(業界関係者)だった。
「こんな事故が起きるなんて信じられない」。4人を知る業界関係者や知人らは深い悲しみとともに、やり切れない思いを募らせている。
「常に安全重視で危険な作業には時間をかける人。(安全確認が慎重すぎて)時にはお客さんを怒らせてしまうほどだった」。長く柴田さんと同じ現場で働いた石狩市の建設会社社長の男性(53)はそう振り返る。「柴田さんがいる現場でこんな事故が起きるなんてあり得ない」と漏らした。
柴田さんが東冷機工業に勤めていた当時、同僚だった男性も「仕事に厳しいが、後輩を一生懸命指導していた。技術があり確実に仕事をする。頼りになる人だった」。だからこそ「予想もつかない出火原因だったのではないか」との思いを抱いている。
業界関係者によると、亡くなった東冷機工業社員の高橋さん(45)は、柴田さんの「弟子」として高校卒業以来、25年以上、コンビを組んでいたという。別の同業の社長は「2人には安心して仕事を任せることができた」と断言する。
千葉さん(57)と松田さん(42)も、経験の長いベテランだった
出典URL
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0129328.html
(ブログ者コメント)
今回事故の詳細は不明だが、過去の溶接工事時の事故としては、防炎シートの隙間から火花が落下、あるいは周囲のホコリに引火した事例などがある。
しかし、その程度のことなら、ベテランであれば熟知していた筈だと思うのだが・・・?
(2015年11月21日 修正1 ;追記)
2015年11月20日付で毎日新聞北海道版から、バックドラフトが起きていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月20日1時43分に北海道新聞からも、同趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
北海道苫小牧市で4月、キノコ生産・販売大手「ホクト」(長野市)の工場で4人が死亡した火災では、密閉室内に空気が流入した瞬間に起きる爆発的な燃焼現象「バックドラフト」が起きていたことが分かった。
苫小牧市が火災調査報告書を開示した。
出火は4月26日午前11時半ごろ。
報告書によると、鉄骨2階建て(延べ床面積約1万2000m2)のうち、1階と2階の一部約4000m2が焼けた。
火元は1階「第1放冷室」で、焼け跡からはガス溶接機が3基見つかり、うち1基のガス栓は開いたままだった。
第1放冷室では酸素が減って炎の勢いが弱まり、高温の可燃性ガスが蓄積。
気密性の高い部屋だったが、何らかの原因で隙間から空気が流入。一気に酸素が供給され、バックドラフトが起きた。
屋外では、前兆を示す「口笛のような異常音や(窓や扉の)ガタガタ音」を聞いた人がいたという。
道警は、業務上過失致死容疑を視野に、捜査を続けている。
出典URL
http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20151120ddr041040003000c.html
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0204018.html
(ブログ者コメント)
着火時の詳細な状況の報道あるいは調査報告書の公開がないか調べてみたが、見当たらなかった。
2015年4月27日1時13分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午前11時半ごろ、北海道苫小牧市あけぼの町5のキノコ生産会社「ホクト」(本社・長野市)の苫小牧きのこセンター工場から出火、3棟のうちブナシメジを生産する第1センター(鉄骨2階建て、延べ約1万4800m2)の冷却室付近を中心に約3650m2を焼き、約8時間後にほぼ消し止めた。
焼け跡から男性4人の遺体が見つかった。警察は、冷却室で作業中だった配管工事関係者とみている。
配管工事元請けの長野市の設備会社「マツハシ冷熱」によると、死亡した4人は40〜60代とみられ、札幌市東区東苗穂の設備会社「東(あずま)冷機工業」の従業員らが含まれるという。
ホクトの本社管理本部などによると、工場はこの日、操業しておらず、作業員ら6人が工事をしていた。
高温殺菌したキノコ培地(コーンコブミール)を冷却する装置に充填されているフロンを取り換えるため、うち4人が冷却室で配管の溶接作業をしていた。
室内で断熱材の発泡ウレタンが激しく燃えていたという。
他の2人は、工場の外にいて無事だった。
ホクトは、1964年に創業したキノコ生産販売の国内最大手。生産拠点は北海道から九州まで19カ所ある。
苫小牧きのこセンターは95年に開設された。
ホクトの工場を巡っては、宮城県古川市(現大崎市)で98年4月、建設中のきのこセンターから出火し、作業員1人が死亡し16人がやけどをした。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20150427k0000m040003000c.html
4月27日12時21分に北海道新聞からも、下記趣旨の続報的記事がネット配信されていた。
4月27日8時19分と28日13時2分に産経新聞から、4月28日19時0分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
火災は、バーナーで冷却装置の配管を切断する作業中、天井内部に詰められた断熱用の発泡ウレタンに引火し、燃え広がったとみられることが27日、警察への取材で分かった。
警察によると、4人は出火当時、苫小牧きのこセンター第1工場内の作業棟1階の冷却室で冷却装置の交換作業を行っており、天井に通された配管をガスバーナーで切断していたという。
冷却室は断熱のため、天井や壁の内部に石油由来の発泡ウレタンや発泡スチロールが詰められており、バーナーの火から引火しやすく、一気に燃え広がったとみられる。
火災は約8時間後にほぼ消し止められたが、消防によると、キノコ生産のために使われるとみられるおがくずなどが工場内に大量にあり、鎮火までにさらに時間を要した。
警察によると、鉄骨2階建てのキノコ栽培施設の内部を全焼し、出火から約15時間半後の27日午前3時過ぎに鎮火した。
4人の遺体は火元とみられる1階の冷却室に隣接する通路で見つかったことが28日、分かった。
作業をしていた冷却室から通路に出て屋外に通じる出入り口を目指す途中、火や煙の回りが早く倒れたとみられる。
通路で発見された4人のうち、2人は折り重なるように倒れていた。
通路は普段は人が通らない場所で、消防は「外に逃げる途中で、煙か火に巻かれた可能性がある」と話した。
冷却室は全体が激しく燃えており、27日の実況見分では出火場所を特定できなかった。
出典URL
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0127871.html
http://www.sankei.com/affairs/news/150427/afr1504270006-n1.html
http://www.sankei.com/affairs/news/150428/afr1504280018-n1.html
http://mainichi.jp/select/news/20150429k0000m040036000c.html
2015年4月28日付で朝日新聞北海道総合版(聞蔵)からは、室内の状況などについて、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ガスバーナーによる配管工事で飛んだ火花が断得る熱材に引火し、さらにキノコの菌床や培地として使うトウモロコシの破砕床に燃え移ったとみられることが、同社などへの取材でわかった。
ホクトなどによると、ガスバーナーを使っていたところ、火花が壁や天井部に取り付けられた断熱材の発泡ウレタンに引火し、付近に敷き詰められたトウモロコシの破砕片に火が燃え広がったとみられる。
冷却室(放冷室)は、殺菌のため、高温で熱したトウモロコシの破砕片を冷やす施設で、スプリンクラーは設置されていない。
作業員らは、当時、水を入れたバケツを用意しており、建物内に消火器もあるという。
5月1日7時5分に北海道新聞からは、4人はシアン中毒死だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は30日、死亡した男性4人の身元を、同工場の配管工事を請け負っていた「東冷機工業」の社員らと確認した。
死因はいずれも、有毒ガスを吸い込んだことによるシアン中毒だった。
警察などによると、4人は、作業を行っていた同工場1階冷却室の断熱材として使われていた発泡ウレタンが燃えたことにより発生した、有毒性のシアン化ガスを吸い込み、死亡したとみられる
出典URL
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0129330.html
2015年3月18日21時23分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月18日14時11分にYAHOOニュース(TBS)から、3月19日付で朝日新聞北海道版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午前10時頃、北海道興部町北興の生コンクリート製造会社「興部生コン」の屋上から炎が出ていると、消防に通報があった。
警察によると、工場敷地内にある生コンクリート製造プラントの最上階の4階から出火。
溶接作業などをしていた男性3人がドクターヘリなどで病院に運ばれたが、2人が死亡、1人が顔などにやけどを負った。
死亡したのは、広瀬農機工業社長の菅原さん(男性、39歳)と、同社社員の滝見さん(男性、33歳)。やけどを負ったのは、興部生コン社員の宮田さん(男性、55歳)。
警察などによると、死亡した2人は4階付近で倒れているのを消防が見つけ、発見時は既に意識がなかった。
火は、およそ1時間半後に消し止められた。
興部生コンによると、プラント内には生コンクリートの材料となる砂利を仕分ける鉄製の大型容器が6台あり、2人は同社から依頼を受け、数日前から、砂利で摩耗したミキサー車にコンクリートを流し込む鉄板の溶接補修作業を行っていたという。
プラントは高さ約20m。1988年築で、ベルトコンベヤーで最上部に投入された生コンの材料を計量・混合し、地上の生コンミキサー車に積み込む構造。
防寒用に内壁にウレタンを貼っていたという。
現場には溶接作業に使うバーナーが残されており、警察は、火災との関係を調べる。
現場は、興部町役場から南西に約4kmの国道239号沿い。
近くの牧場の男性従業員(48)は、「消防車のサイレンの音がして外に出ると、建物から黒煙が上がっていて驚いた」と話した。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150318-OYT1T50106.html?from=ycont_top_txt
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20150318-00000035-jnn-soci
2015年1月9日18時10分にNHK山口から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
きょう午前9時45分ごろ、宇部市小串にある「宇部マテリアルズ」の工場から、「工場内の設備から火災が発生して黒煙が上がっている」と消防に通報があった。
消防では、消防車16台を出して消火活動にあたり、火は1時間ほどで消し止められた。
火災によるけが人はなく、有毒ガスが発生して周辺住民が避難するなどの影響もなかった。
会社などによると、従業員らが工場の敷地内にある高さ20mほどの排煙装置の補修工事をしていたところ、何らかの原因で装置内にたまったすすに火がついて火災になったという。
この工場では、マグネシウムを原料とする耐火レンガの材料を製造しているが、今回の火災によって当面の間、生産が出来ない見込みだという。
警察と消防では、火災の詳しい原因を調べている。
宇部マテリアルズの平井社長は、「近隣の住民の皆様をはじめ関係者に多大なるご迷惑をおかけしたことを深くお詫びするとともに早急に原因究明をして、再発防止に取り組みたい」と話している。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/4064559441.html?t=1420837731663
1月9日20時1分に日テレNEWS24(山口放送)からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
会社によると、定期点検のため、火災が発生した製造ラインは4日から止めていて、9日は、火災が起きた排煙設備を清掃するため従業員が準備作業を行っていたという。
火事があったのは耐火レンガの原料となるマグネシアクリンカーの製造ラインで、宇部マテリアルズが国内唯一の製造メーカーだという。
出典URL
http://www.news24.jp/nnn/news8705903.html
1月10日付の毎日新聞山口版からも、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
出火当時は定期修理中で、何らかの原因で排ガス処理装置(高さ約20m)内の樹脂に引火したという。
従業員が工場から黒煙が上がっているのを見て出火に気付き、119番した。
出典URL
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20150110ddlk35040328000c.html
2014年12月31日17時5分にfnnニュース(テレビ静岡)から、12月31日11時46分にTBS News iから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
島田市の製紙工場で、31日朝、木材チップを保管する倉庫2棟が全焼する火事があった。
火は、10時間以上たった午後4時半現在も延焼している。
午前6時ごろ、島田市にある特殊東海製紙島田工場の倉庫から「煙が出ている」と、近くに住む人から警察に通報があった。
この火事で、倉庫2棟、およそ3300m2が全焼した。
工場内に大量に保管されていた紙の原料となる木材チップが燃えているために消火活動は難航、10時間以上たった午後4時半現在も、中にあるチップがくすぶっていて、消火活動が続けられている。
この火事による、けが人はいなかった。
倉庫では、26日にベルトコンベヤーの修理のための溶接作業が行われていたということで、警察と消防が、関連について調べている。
この工場は今月26日に仕事納めをしていたため、出火当時、工場内は無人で、この火事によるけが人はいなかった。
出典URL
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00283642.html
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2384242.html
2015年1月3日17時21分に読売新聞から、続報的記事が下記趣旨でネット配信されていた。
消火活動は2日も続けられた。同日午後3時時点で鎮火のめどは立っていない。
すでに紙の原料の木製チップ約8000トンが焼け、同社の損失額は最大で50億円に上る見込みだ。
同社は同日、記者会見を開き、先月30日に行われた機械の溶接工事で、火花が機械のカバーに引火し、チップに燃え移った可能性が高いと説明した。
近隣住民から健康被害などに関する問い合わせが数十件寄せられているが、煙が人体に悪影響を与える可能性は低いという。
三沢社長は会見で、「出火原因を解明し再発防止に努めたい」と頭を下げた。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150102-OYT1T50122.html
2015年1月3日付で島田市HPに、消火活動の経緯や下記の内容が記された資料が掲載されていた。
火災発生場所はチップサイロ。鉄骨造。地上1F無窓階(内部は壁で5部屋に分かれている)。縦約112m、横約43m、高さ約23m。
出典URL
http://www.city.shimada.shizuoka.jp/kikitaisaku/documents/kasaishiryou1.pdf
(ブログ者コメント)
火花がチップの山の中に入りこみ、そこで燻って・・・・ということも考えられる.
ただ、溶接工事終了から4日以上経っての火災発見。その間、誰も巡回していなかったのだろうか?
(2015年1月10日 修正1 ;追記)
2015年1月6日付で朝日新聞静岡全県版(聞蔵)から、5日に鎮火したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
島田市消防本部は5日、火災が同日午後3時に鎮火したと発表した。
6日間燃え続け、チップサイロ(約4840m2)と、内部に貯蔵されていた製紙原料の木材チップ(木片)4376トンが全焼した。
発生した煙と臭いが西風に乗って、主に工場の東側に広がり、正月三が日の市中心部に立ちこめた。
3日までに、市や同社に91件の苦情や問い合わせがあった。
(2015年1月24日 修正2 ;追記)
2015年1月3日付と10日付の静岡新聞紙面に、前日のベルトコンベヤー溶接火花が燃え移った可能性が高いなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
全焼した倉庫と連結する外付けのベルトコンベヤーの溶接修理で出た火花が、コンベヤーを伝って倉庫内の木材チップに燃え移った可能性が高いことが、警察などの調べで分かった。
倉庫内には手動スプリンクラーを設置していたが、作動の有無は調査中だという。
警察などは9日、実況見分を終えたが、今後、燃焼実験や関係者から事情を聴くなどして、出火原因の特定を急ぐ。
業者が12月30日にベルトコンベヤーの溶接修理を行い、同日夕方に作業を終了した。
コンベヤーには、部分的に木くずやほこりが溜まっていたという。
2014年10月1日19時1分にNHK関西NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後3時半すぎ、大阪・泉南市樽井にある、発泡スチロールを製造するT社の工場で、「工場の発泡スチロールが燃えている」と従業員の男性から通報があった。
消防車13台が出て消火活動を行ったが、延べ床面積1700m2の建物がほぼ全焼した。
消防によると、この火事で、3人の男性従業員が煙を吸って気分が悪いと訴え、病院に運ばれ手当てを受けているが、症状は軽いという。
警察によると、1日は、工場の2階でリフォーム工事が行われていて、溶接作業中、火花が1階に置いてあった発泡スチロールに飛んで燃え広がったとみられるという。
警察は、会社の関係者から話を聞いて当時の状況をさらに調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20141001/5032421.html
2014年8月28日19時37分にNHK東北NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月28日付で同社HPにも同趣旨のニュースリリースが掲載されていた。
28日午後4時半ごろ、仙台市宮城野区にあるJX日鉱日石エネルギーの仙台製油所から「タンクから煙が出ている」と消防に通報があった。
このため、化学消防車など26台が次々に駆けつけて消火作業を行い、午後6時前に火は消し止められた。
消防などによると、この火事で高さおよそ30m、直径およそ60mのタンク内に仮置きしていたウレタン資材が燃えたほか、60代の男性作業員1人が煙を吸って病院に運ばれたという。
同社によると、火事があったのは、プラスチックの原料のナフサを貯蔵しておくためのタンクで、当時はタンク内の溶接部分を補修しており、ナフサは入っていなかったという。
仙台製油所では、去年9月にも配電盤が焼ける火事が起きている。
仙台製油所は、「去年の火事を受け、安全と防災への取り組みを進めてきたが、再びこのような事態を起こし、申し訳ない。原因を究明した上で、再発防止に努めたい」と話している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20140828/4160681.html
http://www.noe.jx-group.co.jp/newsrelease/2014/20140828_01_1026053.html
2014年6月3日14時4分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
3日午前10時10分ごろ、兵庫県相生市のIHI相生事業所から、「山が燃えている」と119番通報があった。
消防によると、午後1時現在、事業所の南西にある山林約9haが燃え、火は西側に延焼中という。けが人や家屋への延焼は確認されていない。
兵庫県の防災ヘリなどが出動し、消火活動を続けた。
近くの事業所の男性社員は、「山から黒っぽい煙とオレンジ色の炎が見えるので、駐車場の車を避難させた」と話した。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG633SR1G63PIHB00G.html
6月3日22時57分にmsn産経ニュースwestからは、消火活動中のヘリによるトラブルが、下記趣旨でネット配信されていた。
陸上自衛隊中部方面総監部(兵庫県伊丹市)は3日、同県相生市で発生した山火事に派遣したヘリコプターが電線と接触、切断したと発表した。
機体の一部が破損していたが飛行に影響はなく、乗組員3人にけがはなかった。
総監部などによると、ヘリは午後3時35分ごろ、相生市那波の貯水池で水を確保。再上昇した際に送電線と接触し、雷から保護するワイヤを切断した。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140603/waf14060322570027-n1.htm
6月4日15時56分に朝日新聞から、火元に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。
電気設備工事会社員が現場付近で行っていた電柱の切断作業で出た火花が出火原因とみられることが、警察への取材でわかった。
警察は、森林法違反(失火)の疑いもあるとみて、社員3人から事情を聴いている。
警察によると、作業をしていたのは50~60代の会社員3人。
火災が発生する直前の3日午前10時ごろ、近くの総合重機メーカーIHI相生事業所の敷地内で、コンクリート製の電柱をエンジンカッターを使って切断する工事をしていた。
3人は、「作業中に引火し、消火しようとしたが火のまわりが速くてできなかった」と、警察に説明しているという。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG643V31G64PIHB00Q.html
(ブログ者コメント)
「火のまわりが速くて消火できなかった」と報道されている点から考えると、水とか消火器は準備していたものの周辺の可燃物撤去は不十分だった・・・ということだったのかもしれない。
しかし、火気使用工事の場合は、消火器などの準備ならびに周辺の可燃物撤去は原則のはず。
この点、工事した会社では、また、敷地内での工事を依頼した?IHIでは、どのようなルールになっていたのだろうか?
一方、それほど火の回りが速かったとは、一体どんなものに引火したのだろうか?枯れ草?
2014年5月13日付の福島民友紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
12日午後1時10分ごろ、宮城県岩沼市の日本製紙岩沼工場から出火、建物の一部や製紙機械、排気ダクトなどを焼き、約4時間後に鎮火した。
警察などによると、紙をすく作業をする機械の足場が腐食していたため、作業員が電動工具で足場を切断しようとしたところ、火花が飛び散り、足元にあった紙の粉に引火したとみられる。
(ブログ者コメント)
飛び散った火花が足元にあった紙の粉に引火したとみられる件、今月13日に町田市で起きたマグネシウム火災に通じるところがあるのかもしれない。
火気使用工事前は勿論のこと、常日頃から5S活動に取り組んでおくことも、事故防止上、大切なことだ。
2014年5月11日付で朝日新聞広島版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前9時10分ごろ、三次市甲奴町の「K社」工場で、砂利をふるいにかける機械付近から出火、火は約40分後に消し止められたが、近くの同社社員の男性(26)が焼死体で見つかった。
警察によると、出火当時、工場には男性と同僚男性の2人がおり、男性はガスバーナーを使って機械を修理していた。
警察は、バーナーの火が機械のゴム部分などに引火し、消火しようとした男性が巻き込まれたとみて調べている。
(ブログ者コメント)
「巻き込まれた」という件、この報道だけでは、火災に巻き込まれたのか機械に巻き込まれたのかが不明だ。
(2014年8月4日 修正1 ;追記)
2014年7月30日付で朝日新聞広島版(聞蔵)から、無資格作業させていたとして工場長らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
三次労基署は29日、K社と砕石工場長(54)を労安法違反(就業制限)の容疑で書類送検した。
同署によると、同社は、工場で砕石プラント内の機械を修理する際に、ガスバーナーを使用して金属の溶接業務を無資格の作業員(当時26)にさせた疑い。
作業員は、飛び散った火花が近くのゴムに引火し、プラントが火災となり、巻き込まれて死亡した。
工場長は、安全管理を怠った疑い。
2014年4月5日付で朝日新聞阪神版(聞蔵)から、下記趣旨の記事が掲載されていた。
4日午前11時ごろ、尼崎市東浜町の素材メーカー「大阪チタニウムテクノロジーズ」の工場から「従業員2人がやけどを負った」と119番通報があった。
男性社員(46)が全身やけどの重症、別の男性社員(39)が顔や足などにやけどを負い、救急搬送された。
警察などによると、2人は当時、チタンの製造に使う容器(直径約2m、長さ約5m)の中に入り、内部を掃除していた。
残っていたマグネシウムなどの粉末が静電気で発火した可能性があるという。
(2014年5月4日 修正1 ;追記)
2014年4月5日付の神戸新聞紙面に、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事が掲載されていた。
警察によると、2人はチタンを製造するための原料の一部を入れていた円筒容器の廃棄作業中で、残っていた粉末を除去していたところ、出火したという。
2014年3月18日22時7分にmsn産経ニュース千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月18日17時51分にNHK千葉からも、同主旨の記事がネット配信されていた。
また、3月19日付の千葉日報紙面にも、同主旨の記事が掲載されていた。
18日午後1時35分ごろ、千葉県旭市鎌数の食肉処理施設「千葉県食肉公社」から出火していると119番通報があった。
鉄筋コンクリート3階建て工場1棟の大半が焼け、焼け跡から男性1人の遺体が見つかり、男女5人が煙を吸い込むなどして軽症を負った。
警察によると、出火したのは食肉加工棟の「カットセンター」で、当時はリフォーム作業のため稼働していなかった。
出火当時、24人が溶接や断熱材の張り替えなどの作業にあたっていたが、50歳くらいの男性作業員1人と連絡がとれない状態といい、遺体はこの男性とみて身元の確認を進めている。
強風の影響で工場は約4時間にわたって燃え、消防車10数台が出動した。
警察が出火原因を調べている。
千葉県によると、同公社は平成8年、旭市と全農(全国農業協同組合連合会)などが出資して設立した中心的な食肉加工施設で、敷地面積は4万m2あまりあり、食肉を解体したり、加工したりする施設が建ち並んでいる。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/140318/chb14031822080002-n1.htm
http://www.nhk.or.jp/lnews/chiba/1083062381.html?t=1395177204008
2014年3月2日0時3分に毎日新聞から写真付きで、また3月2日21時38分にmsn産経ニュース神奈川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
一方、同社HPにもニュースとして掲載されていた。
1日午後1時40分ごろ、川崎市川崎区浮島町の石油会社「東燃ゼネラル石油」川崎工場から「装置内の油から出火した」と119番があった。
消防によると、男性作業員(29)が喉をやけどする重傷を負ったほか、29〜53歳の男性作業員5人が軽いやけどなどで病院に搬送された。
警察が原因を調べている。
同社によると、整備のため運転を停止し清掃作業中だった重質油脱硫分解装置の反応塔上部より出火した。
現場は、羽田空港から多摩川を挟んで南に広がる京浜工業地帯のコンビナートの一角。一時黒煙が上がり、消防が放水作業に追われた。
警察は2日、同日午前7時10分に鎮火したと発表した。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140302k0000m040027000c.html
http://sankei.jp.msn.com/region/news/140302/kng14030221380001-n1.htm
http://www.tonengeneral.co.jp/news/uploadfile/docs/20140301_1_J.pdf
2014年1月17日付で神奈川新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午前10時15分ごろ、川崎市川崎区鈴木町の「味の素川崎事業所」で、地下1階、地上3階建ての旧排水処理施設から出火。
延べ3637m2のうち、230m2を焼いた。けが人や延焼はなかった。
警察などによると、施設は昨年10月から解体工事中で、使用していなかった。
当時、ガスバーナーを使って樹脂製のタンク(横約6m、高さ約m)とダクトを切り離す作業などをしていたが、作業員が休憩で現場を離れた間に煙が出たという。
警察は、火の粉がタンクに移った可能性もあるとみて、出火原因を調べている。
現場は京急大師線鈴木町駅近くで、同線は最大で9分の遅れが出た。
近所の男性会社員(65)は、「とにかくすごい黒煙で、においも臭かった。近くでこんな火事が起きてびっくりした」と話していた。
出典URL
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1401170022/
2014年1月18日付で毎日新聞神奈川版からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察などによると、排水処理施設は地上3階建て。新設備の稼働により昨年10月から解体していた。
3階にあるタンク付近から火が出たが、当時、作業員は休憩中だった。
直前までステンレス配管のガス溶断を行っていたという。
出典URL
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20140118ddlk14040196000c.html
(2014年2月6日 修正1 ;追記)
2014年1月18日付で朝日新聞横浜版(聞蔵)から、下記趣旨の補足的記事がネット配信されていた。
接続しているステンレス配管をガスで焼き切り、水をかけた後、作業員が休憩中に発火したという。
2013年12月25日6時0分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
製パン道内中堅のS社(札幌)が、帯広工場の全従業員の8割近い約220人を来年1月15日付で解雇することが24日、明らかになった。
同工場は11月30日に、失火とみられる火災で内部が全焼、操業を中止しており、雇用継続は困難と判断した。
同社は、早ければ来年度中にも工場を再建し、解雇した従業員を優先的に再雇用する方針。
解雇されるのは同工場の全従業員計約280人のうち、正社員40人、パート従業員約180人。残る正社員約60人は雇用を継続し、グループ会社の別工場などに移る。
解雇決定を受けて、帯広公共職業安定所は24日、雇用対策法に基づき、帯広市や十勝総合振興局などと連携して離職者支援を行う「地域大量雇用変動等対策本部」を設置した。
S社は国内最大手、山崎製パン(東京)の子会社。
帯広工場は1952年創業の旧「I社」(帯広)の工場だった。
I社が11年、S社に事業を全面譲渡した。
出典URL
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/512026.html
火災については、2013年11月30日14時20分に十勝毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午前1時半ごろ、帯広などの学校給食用パンも製造している同市西23北1、S社帯広工場から出火、鉄筋コンクリート一部3階建て延べ約8000m2をほぼ全焼した。
市消防本部が消防車両14台を出動させ、約6時間半後に消し止めた。
出火当時、工場内には従業員75人が勤務し、うち2人が煙を吸って市内の病院に搬送され、女性従業員(21)が気道内熱傷を負った。
警察などによると、同工場内に設置された6台のオーブンのうち、1台のガスオーブンが火元とみられる。
29日夜から同工場の従業員がガスオーブンの修理に当たっていた際、中から爆発音がし、その約30分後に天井のダクト付近から火が出たという。同工場の職員が119番通報した。
警察などは30日午前から実況見分を行い、詳しい出火原因を調べている。
出典URL
http://www.tokachi.co.jp/news/201311/20131130-0017198.php
(ブログ者コメント)
事故が起きた場合、その影響が多方面に及ぶことがあるが、これは雇用面にまで影響した事例だ。
2013年12月11日23時56分に大分放送から、また12月12日付で大分朝日放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後8時前、大分市佐賀関のパンパシフィック・カッパー佐賀関製錬所の硫酸工場で、タンクの取替え工事のために組まれた高さ20mの木製の足場から出火した。
化学消防車も出動し、火は2時間後に消し止められた。
この火事で足場の一部が燃えたが、けが人はいなかった。
タンクは工場で発生した亜硫酸ガスを温度調整するもので、老朽化のため10日まで取替え工事をしていたという。
警察と消防は、会社の関係者から当時の状況を聞くなど出火原因を調べている。
製錬所では、先月8日に溶接の火花がブルーシートに引火する火事が発生し、消防への報告が遅れたと注意を受けていた。
出典URL
http://www.e-obs.com/news/detail.php?id=12110025128&day=20131211
http://www.oab.co.jp/news/?id=2013-12-12&news_id=5325
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。