2018年3月1日付で朝日新聞熊本全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
熊本県山都町の陸上自衛隊大矢野原演習場で、2月20日、実弾射撃訓練中に原野240haが焼ける火災があった。
陸自によると、延焼を防ぐ防火帯が整っていなかった。
昨年12月の日米の共同訓練や年明け後の積雪などのため、防火帯にする原野の野焼きをしていなかったと説明している。
火災は、陸自西部方面普通科連隊(長崎県佐世保市)が60ミリ迫撃砲の射撃訓練中に着弾地点付近で発生。
鎮火まで約21時間かかり、1637haの演習場のうち、240haが焼けた。
第8師団(熊本市北区)によると、防火帯は演習場の管理規則に基づき、火災が起きても延焼しないように設ける。
例年は12月ごろ、着弾地点を囲むように30m幅で枯れ草を刈り、焼き払う。
昨年11月に草刈りをしたが、野焼きはしていなかった。
「12月の日米共同訓練や積雪などの影響としている。
3月3日付で毎日新聞熊本版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
山都町は2日、2月20日に同町の陸上自衛隊大矢野原演習場で起きた原野火災について、延焼防止の防火帯が未設置だったなどとして陸上自衛隊に抗議したと発表した。
抗議文では、出火から3時間以上経過した後に町へ通報されたことや、民家付近まで延焼し、町の消防団や地域住民の迎え火で延焼防止が図られたことを指摘。
「原野火災発生とその後の対応不足に強く抗議し、今後このようなことがないよう善処を求める」としている。
抗議文は、山都町の梅田町長と大矢野原演習場周辺対策期成会の吉沢会長が、堀江・第8師団副師団長と北熊本駐屯地の林・業務隊長に手渡した。
陸自は、約240haと発表していた消失面積を約180haに修正した。
出典
『山都の陸自演習場火災 町が陸上自衛隊に抗議文』
https://mainichi.jp/articles/20180303/ddl/k43/040/298000c
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