2018年3月4日17時20分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月1日の夕方、南魚沼市にある上越新幹線の浦佐駅構内の送電設備から火が出て、上越新幹線は越後湯沢駅と長岡駅の区間で2時間近くにわたって運転を見合わせた。
JR東日本が現場を調べたところ、雪をとかすために送電設備に取り付けているヒーターの燃え方が激しかったということで、JRはヒーターが何らかの原因で発火したとみている。
このヒーターはゴム製のマットに電熱線を埋め込んだもので、長さ4m、幅40cm、厚さは2cm程度ある。
JRは、現場近くにある変電所から新幹線に電気を送る架線を支えるため、線路の周辺に複数の鉄柱を設置しているが、鉄柱に積もった雪が架線に落下して衝撃を与えないよう、鉄柱にヒーターを取り付けていた。
ヒーターは気温が下がると自動的に作動し、表面温度が20℃になるまで温まる仕組みになっている。
JRによると、国内の新幹線の路線で雪をとかすヒーターを設置しているのは上越新幹線の2か所だけで、平成18年に運用を始めてから、これまでに発火などのトラブルはなかったという。
JR東日本は、「当時、現場付近では強い風が吹いており、飛来物によって衝撃が加わった可能性も含めて、出火の詳しい原因を調査する」と話している。
出典
『鉄柱の雪とかすヒーターが火元か』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20180304/1030002380.html
3月4日20時29分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同社によると、ヒーターは線路上をまたぐ鉄製の梁に設置されていた。
出典
『上越新幹線の設備火災、融雪用ヒーターが火元か』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180304-OYT1T50116.html
3月4日18時31分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2006年の運用開始以来、火災発生の報告はなく、今年2月14日に目視で点検した際も異常はなかった。
火災は1日午後5時40分ごろ、浦佐駅から約1.5km地点で発生。
越後湯沢~長岡の上下線で一時運転を見合わせ、上下計16本に最大約140分の遅れが出た。
出典
『融雪ヒーターから出火か 上越新幹線、新潟・南魚沼の架線設備火災』
http://www.sankei.com/affairs/news/180304/afr1803040027-n1.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。