2018年2月27日19時3分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
散歩中に町道が陥没し、腰を圧迫骨折する重傷を負うなどしたとして、山形県西川町の女性が町を相手取り、治療費など約245万円を求める訴訟を山形地裁に起こしたことが分かった。提訴は2日付。
訴えによると、女性は昨年4月27日、同町海味の自宅付近の町道を散歩中に路面が陥没して右足がはまり、尻などを強打して腰椎を骨折するなどした。
女性が町に相談したところ、「陥没は予見できないので賠償責任はない」などとして、治療費の支払いを拒否されたという。
町によると、町道は幅約4mの砂利道。
雪解け水などを排出するため埋設されているパイプを通じて細かい土砂が流出し、町道の地下の一部が空洞化したため陥没したとみられるという。
町総務課は取材に対し、「現在、訴訟内容を検討している」としている。
出典
『道路陥没で散歩中重傷、町を提訴…治療費求める』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180226-OYT1T50121.html
2月27日10時27分にNHK山形からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
訴えや代理人の説明によると、女性が去年4月、自宅近くの町道を散歩していたところ、突然、足元の道路が陥没した。
女性は、腰の骨を折る大けがに加え、肩などをねんざして20日間入院し、現在も痛みが引かず通院しているという。
現場は、雨や雪どけの水で土砂が流れ出て路面の下が空洞化していたとみられ、女性の腰ぐらいの深さまで陥没していたという。
このため、「危険な状態だったことは明らかだ」などとして、町道を管理する西川町に、治療費や慰謝料など、あわせて245万円余りの賠償を求める訴えを今月2日、山形地方裁判所に起こした。
女性の弟は、NHKの取材に対し「町は『道路が陥没することは予見できなかった』と主張しているが、乱暴な考え方だ」と話している。
一方、西川町は「訴状の内容を検討した上で、裁判を通して町の考えを述べていきたい」とコメントしている。
出典
『町道陥没事故で被害女性が提訴』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20180227/6020000161.html
(2019年6月6日 修正1 ;追記)
2019年6月4日19時34分にNHK山形から、町に対し賠償命令が出たという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
おととし4月、西川町海味に住む当時64歳の女性が、自宅近くの砂利道の町道を散歩していたところ、突然、足元の道路が陥没して、腰の骨を折るなどの大けがをした。
女性が町に治療費や慰謝料などあわせて245万円余りの損害賠償を求める訴えを起こしたのに対し、町は「陥没を事前に予見することは不可能だった」などと主張し、争ってきた。
4日の判決で、山形地裁の貝原裁判長は、「過去に陥没したことがなかっただけで、安全性が確認されたわけではなく、道路の設置または管理に瑕疵があった」などとして、町の責任を認め、治療費など98万円余りを支払うよう命じる判決を言い渡した。
西川町の高橋勇吉副町長はNHKの取材に対し、控訴しない方針を明らかにし、女性に対して速やかに賠償をするとともに、今後、人通りの少ない町道を中心に点検していくということです。
出典
『町道陥没で大けが 賠償命じる』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20190604/6020003806.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。