2018年3月1日5時30分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日本海側を中心に記録的な大雪に見舞われた今冬、改めて雪の脅威を感じた人も多いだろう。
降雪地域での除雪は重労働で、屋根の雪下ろしは危険も伴う。
そうした作業を軽減するため、ゴム製品のシバタ工業(兵庫県明石市魚住町中尾)が電熱で雪を解かすシートを開発した。
屋根用融雪シート「ルーフ・ウォーマー」で、サイズは縦約40cm、横が約2mと約3mの2種類。
耐久性、絶縁性の高いゴムシートでフィルム状の発熱シートを挟み、屋根の上に敷く。
電源は家庭のコンセント。
近年、雪国でも早いペースで高齢化が進み、独居世帯も目立つ。
高齢者に雪下ろしは大きな負担で、屋根からの転落事故で命を落とすケースも増えている。
そのため、都会に出ている子どもが雪下ろしのためだけに帰省したり、業者に雪下ろしを頼んだりすることも多い。
同社では、屋根用防水シートの技術を応用し、屋根の雪を解かす製品の開発に約2年前から取り組み、北海道や東北などで実証実験を重ねてきた。
「省エネにも工夫した」と研究開発課長の浮島さん。
屋根と接する側に断熱材を入れているので熱は上面に向かい、3mのシート(3枚)を毎日10時間使っても、1カ月の電気代は4200~4300円(東北電力融雪電力料金)という。
「安全、防災」の観点からヒューズを内蔵し、規定以上の電流が流れた場合でも、感電や火災の心配がないという。
横が2mタイプ6万8000円、3mタイプが10万2000円(いずれも税別)。別途、施工費が必要。
出典
『雪下ろし作業軽減へ 明石の会社が融雪シート開発』
https://www.kobe-np.co.jp/news/akashi/201803/0011026741.shtml
(ブログ者コメント)
シバタ工業はフレコンも作っている会社だ。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。