2018年3月2日8時31分に朝日新聞から、事故が起きたベビーゲートの写真付きで下記趣旨の記事がネット配信されていた。
乳幼児がいる家庭で使う安全グッズ。
危ない場所に近づけないためのゲートや、感電を防ぐためのコンセントキャップといった商品があるが、予防したい事故とは別のリスクもある。
専門家は、「より安全な製品の開発が必要」と指摘する。
千葉県に住む女性(31)は、昨年秋、自宅で「ガシャン」という大きな音と、生後半年だった長男の泣き声を聞いて驚いた。
子どもがキッチンに入らないように設置していたベビーゲートの扉と床に接する土台の間に、長男が左手小指を挟み、出血していた。
女性がキッチンから食器を運ぶために扉を開けていた際、長男がずりばいでゲートに近づいたのを見た長女(3)が扉を閉めたとみられる。
長男は指を2針縫い、治るのに約3カ月かかった。
このゲートのメーカーによると、子どもがけがをしないよう、「扉の開閉の際は、近くにお子さまがいない事を確認してください」と、取り扱い説明書で注意を呼びかけている。
女性は、「自分が気をつけておけば」と振り返る一方で、「朝忙しいときは、子どもをずっと見ているのは難しい」。
子どもの事故予防を研究する産業技術総合研究所の首席研究員・西田佳史さんは、保護者の見守りで事故を防ぐのは限界があると指摘。
子どもがけがをしたり、ヒヤリとしたりした事例をメーカー側に積極的に伝え、「生活者と企業が一緒に製品を企画したり、改善策を考えたりする活動に生かすことが大切です」と話す。
東京都生活文化局が2015年、生後半年以上の未就学児と暮らす保護者3000人に聞いたインターネット調査によると、乳幼児向け安全グッズでけがをしたり、けがをしそうになったりしたケースが197件にのぼった。
最も多かったのはゲートで66件。
千葉県の女性の経験と似たケースで、兄弟が扉を閉めたことで手を挟んでしまった事例や、「ゲートの上に乗り、ゲートが外れてひっくり返って頭を打った」(2歳女児)というケースもあった。
次いで多かったのは、ベッドガードの52件。
「寝返りしたときにガードが外れて子どもが落ちた」(3歳男児)といった事例があった。
コンセントキャップは33件で、「猫の形をしたかわいいコンセントキャップを外し、キャップをのみ込んでしまった」(0歳男児)という事例もあり、注意が必要だ。
出典
『ゲートや感電防止…乳幼児むけ安全グッズに潜むリスク』
https://www.asahi.com/articles/ASL2W6G7RL2WUTFL012.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。