2022年2月18日20時8分にYAHOOニュース(大分放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大分県国東市で2020年、撤去中に倒れてきた電柱にあたり、作業員が死亡した事故で、会社と現場責任者の男性が書類送検されました。
労働安全衛生法違反の疑いで書類送検されたのは、大分市向原沖のO電設と現場班長をしていた32歳の男性です。
大分労働基準監督署によりますと、2020年6月、大分県国東市下成仏の住宅敷地内で撤去作業中の電柱が倒れ、作業員の男性(当時56)が死亡しました。
会社と現場班長の男性は、労働者の危険を防止するのに必要な措置を講じなかった疑いが持たれています。
電柱を撤去する際、本来であれば、電柱の上部から分割するか専用の重機が使われますが、今回の現場では使い道の違う掘削用の重機が使われていたということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cbdfe0caee75b644bb73a062f225c77d20390267
2月18日18時26分にYAHOOニュース(テレビ大分)からは、引き抜いた電柱が頭に当たったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2020年、大分県国東市で電柱の撤去作業中に作業員が亡くなった事故について、現場の責任者などが労働安全衛生法違反の疑いで書類送検されました。
大分労働基準監督署によりますと、この事故は2020年の6月、国東市国東町にある住宅の敷地内で男性作業員が電柱の撤去作業をしていたところ、引き抜いた電柱が頭に当たって亡くなりました。
現場では、用途が異なる重機にワイヤーを括りつけて電柱を引き抜いていたということです。
このため、危険を防止する措置を講じなかったなどの疑いで、当時の現場責任者と男性作業員が勤めていた会社が18日付けで書類送検されました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/64ba9c7dbbda8f018b03c26c9d6f0b6cdc3e7eeb
※事故当時の報道は下記参照。
電柱の取り換え作業をしていた、死亡した男性は電柱にロープを巻き付けて誘導する作業を担当していたとのこと。
(2020年6月24日 毎日新聞 大分版)
九州電力送配電大分支社は22日夜、電柱の撤去作業を委託した業者の作業員1人が死亡する事故が発生したと発表した。
同日の記者会見で岡本・副支社長は、「今後は再発防止策を講じ、このような事故を発生させないよう努めます」と陳謝した。
同社や国東署によると、22日午後3時40分ごろ、国東市国東町下成仏で撤去作業中に電柱が倒れた。
作業をしていた大分市葛木の作業員、山下さん(男性、56歳)の頭に電柱が直撃。
山下さんは市内の病院に運ばれたが、約1時間半後に死亡が確認された。
事故当時、山下さんら4人が、電柱の取り換え作業をしており、ショベルカーで電柱を掘り起こして土中から抜こうとしたところ、電柱が倒れたという。
山下さんは、電柱が倒れないよう、ロープを巻き付けて誘導する作業を担当していた。
電柱が倒れた原因を調べている。
https://mainichi.jp/articles/20200624/ddl/k44/040/213000c
(ブログ者コメント)
電柱引き抜き作業の1例は、下記記事参照。(写真付き)
この時は、電柱を途中で切ることなく、クレーン車で吊り上げて引き抜いていた。
また、電柱に巻き付けたロープで誘導している作業員もいた。
2021年5月11日掲載
『[閑話休題] 古いコンクリート電柱を引き抜いている現場を見かけたので、千載一遇のチャンスとばかり見学した』
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/11624/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。