2024年7月3日に掲載した元記事がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/13969/
(2024年7月17日 修正1 ;追記)
2024年7月9日11時25分にYAHOOニュース(朝鮮日報)からは、過去3年で4回の火災が発生していた、2日前の火災はバッテリーへの電解液注入後に発生した、一次電池は分離膜を何重にも巻くため密度が高く、膜が損傷すると熱暴走しやすい、火元の2階には43人いたが脱出できたのは12人だけだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
京畿南部警察庁捜査本部は8日、「同工場では今回の火災より前にも3年間で4件の火災が発生していた」と明らかにした。
その内訳は2021年に2件、2022年に1件、今年1件だ。
今年の1件というのは、今回大惨事となった火災の二日前である先月22日に発生していたことが捜査で分かった。
先月22日の火災は、作業員がバッテリーに電解液を注入した後に発生したことが確認されている。
この時、バッテリーの温度が急上昇して火災が発生したものの、作業員たちが消火した。
会社側はこれを消防当局に届け出ていなかったとのことだ。
警察によると、リチウム一次電池はリチウム原料に分離膜を何重にも巻いて作るため密度が高く、分離膜が損傷すると「熱暴走」という現象により火災や爆発が起こる可能性がある。
このため、厳格に工程を管理する必要があり、連鎖爆発を防止するために分けて保管しなければならない。
4件の火災とは違い、今回大惨事となった火災の被害が特に大きかった原因について、警察では「不良バッテリーが1個だけだとしても、周囲にあるバッテリーに熱が伝わり、連鎖反応が起こる恐れがある。1カ所にバッテリーを大量に積み上げておくなど、保管方式が間違っていたためだと思われる」と話している。
警察によると、火災が発生した工場第3棟の2階は完成品の出力を確認し、包装などの作業をする場所だったとのことだ。
この過程で、製品に対する外部の衝撃や操作はなかったことが分かった。
これに伴い、製品自体が不良だったか、あるいは検収に問題があったのではないかとの見方が出ている。
防犯カメラ映像などを分析した結果、警察は「火災が発生した工場第3棟の2階には作業員43人がいたとみられる」と明らかにした。
このうち23人が死亡し、8人が負傷した。
無事脱出できたのは12人だけだった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/931603098614191313c158d99c6dc445d7bbb0cd
7月10日9時2分にYAHOOニュース(中央日報)からは、陸軍では過去5年間で31件の破裂事故が発生していた、海軍や空軍では発生していないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
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国防部が提出した「最近5年間の軍納リチウム電池破裂現況」によると、2019年7月から今年6月まで、陸軍だけで計31件のリチウム電池破裂(爆発)事故が発生した。
事故が発生したエスコネクト・アリセル電池はすべて2018年10月に生産されたものだった。
陸軍を除いた残りの海軍、空軍、海兵隊では過去5年間にリチウム電池の爆発事故はなかった。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/059cb74bf7a749a73a962492df015a95cc4f9286
(2024年9月25日 修正2 ;追記)
2024年9月24日15時1分にYAHOOニュース(中央日報)からは、安全よりも利潤を優先した経営方式であり極度の安全不感症などとして経営者が起訴された、無許可派遣会社の関係者も起訴されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
水原(スウォン)地検担当捜査チームは24日、アリセルと親会社エスコネクトの前代表取締役パク・スングァン容疑者(60)を重大災害処罰法違反および産業安全保健法違反などの疑いで拘束、起訴した。
パク容疑者の息子でアリセル総括本部長のパク・ジュンオン容疑者(35)も拘束状態で起訴された。
検察はアリセル火災事故を「極度の安全不感症が招いた予告された人災」と指摘した。
検察はこの日のブリーフィングで
▼勤労者の生命と安全よりも利潤を優先した経営方式
▼多数の事故の兆候にもかかわらず危険を放置して安全管理体系を整えなかった極度の安全不感症
▼不法派遣による危険の外注化と人命軽視形態
▼技術力不足を隠すための品質検査結果改ざんなどにより今回の惨事が発生した
と説明した。
検察関係者は「技術力不足を安い人材で埋めようとする経営方式で危険を外注化し、災害による死亡者23人のうち派遣勤労者が20人にのぼるという結果を招いた」とし、「作業の危険性を把握せず『コリアンドリーム』を夢見た移住労働者が惨事にあった」と述べた。
アリセル・エスコネクトの前代表取締役のパク容疑者は、有害・危険要因点検の未履行、重大災害発生対応マニュアルの不備など安全保健確保義務を違反し、23人が死亡する重大災害を誘発したという容疑が適用された。
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このほか検察は、無許可派遣会社のメイセルとハンシンダイヤを運営してアリセル電池製造工程に労働者を派遣した疑い(派遣法違反など)でチョン容疑者(41)ら会社関係者6人を在宅起訴した。
検察は、人員を派遣した無許可派遣事業主や危険な作業を直接指示した事業主ともに、派遣勤労者の安全には無関心だったとみている。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/0fc399c78075f105fb5dae75e8acedb37050971d
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。