2024年7月11日15時18分に朝日新聞から下記趣旨の記事が、複数枚の写真付きでネット配信されていた。
福岡県警によると、11日午前9時54分ごろ、福岡県苅田町松原町のUBE三菱セメント九州工場で、「着岸している船が爆発し、負傷者がいる」と消防から連絡があった。
乗組員や岸壁の作業員ら7人が病院に搬送され、うち3人が重傷だという。
県警によると、船は全長約60メートルで、セメントなどの原材料になる土を積んでいた。
土は金属製の容器に入っており、それを降ろすために船のハッチを開けた際、爆発。
乗組員の一人は「一瞬ピンクの炎が見えた」と話しているという。
現場近くの自動車部品製造会社の男性従業員(51)によると、事故当時、ドンという大きな音と地響きがあった。
「大きな花火のような音だった。近くには工場がたくさんあるので、ガス漏れなどだったら心配だと、職場も騒然とした」という。
現場の対岸で作業していた、鉄鋼会社の40代男性も「ドーンという音とともに、船の真ん中あたりから、茶色い煙が上がったのが見えた」。爆発後しばらくして、救急車や消防車が来て、ストレッチャーで人が運ばれているのが見えたといい、「心配です」と話した。
県警は、船が積んでいたのは「管理土」と呼ばれるものだとしている。
芝浦工業大の伊代田岳史教授(セメント化学)によると、管理土は建設現場の残土などが含まれており、石灰石と混ぜてセメントの原材料になる。
土の成分によってはガスを発生させるものもあるという。
伊代田教授は「密閉状態で運ばれてくる過程で何らかのガスが発生し、ふたを開けた際に一気に外に噴き出して爆風のようになった可能性がある」とみている。
https://www.asahi.com/articles/ASS7C0VN6S7CTIPE00FM.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n
7月11日15時42分にNHK NEWS WEBからは、保管場所のハッチを開けようとガシャンガシャンやっている時に爆発した、顔にやけどを負った人が多いが、1人は足を骨折していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によりますと、船の積み荷は土で、保管場所のハッチを操作して開けようとしたところ、爆発音がして熱風が発生したということです。
火災は起きませんでした。
近くの工場で作業をしていた40代の男性は、「船はハッチという積み荷のふたを開けている途中で、ガシャンガシャンと音がしていました。そしてドンという音が聞こえて振り返ったら、茶色や黒っぽい煙が3メートルから4メートルくらい上がっていました。何事かと思いました」と話していました。
福岡県苅田町の小波瀬病院では、爆発で搬送された人のうち男性4人を受け入れたということです。
病院によりますと、受け入れたのは10代が1人、20代が1人、40代が1人、50代が1人で、いずれも顔にやけどをするなどしていますが、命に別状はないということです。
このうち20代の男性は足の骨を折るけがをしていて、入院して手当てを受けています。
ほかの3人は手当てを受けたあと、すでに病院を離れたということです。
この病院では爆発のあとの午前10時ごろに消防からドクターカーの要請があり、現場で医師や看護師が処置にあたったということです。
小波瀬病院の九十九看護師長は、「現場に駆けつけた時は患者は落ち着いた状態ではあったが、顔にやけどをしていた。『熱風を浴びた』と聞いたが詳しい状況はわからない」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240711/k10014508691000.html
7月11日11時20分にFNN PRIME(テレビ西日本)からは、ハッチを開けたことで一気に空気が入り爆発した可能性があるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故当時、複数の人が乗っていて、UBE三菱セメントの工場に着岸中、荷降ろしのためにハッチを開けたところ爆発したとみられています。
火災は起きていませんが、爆発時の熱風を浴びてやけどを負った10代から50代の船員ら7人が病院に搬送され、このうち3人が重傷です。
海洋問題に詳しい東海大学の山田吉彦教授によりますと、土の中に可燃性物質があり、ハッチを開けたことで一気に酸素が入って爆発した可能性があるということで、警察と消防が事故の原因を詳しく調べています。
https://www.fnn.jp/articles/-/727091
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。