2022年7月29日17時25分にYAHOOニュース(共同通信)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
三重県立こころの医療センター(津市)に入院していた30代男性が、修理のため劇薬が投入されたトイレを利用した際、あふれ出た汚水に触れて全身やけどを負ったとして、県に損害賠償を求めた訴訟の判決で、津地裁は29日、管理体制の不備を認め880万円の支払いを命じた。
判決によると、男性は2008年、センターに入院。
14年11月5日、保護室に入室。
室内の便器は当時、詰まりの修理のため業者が劇薬を投入していたが、看護師には知らされていなかった。
判決理由で竹内裁判官は、看護師らの管理体制の不備で事故が起きたと指摘。
入院や通院、後遺障害に伴う慰謝料などを認定した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a0e4022840195a1fa5f0b52e75a333d00bf97bcc
7月29日20時17分にNHK三重からは、水酸化カリウムを使用していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
三重県立こころの医療センターに入院していた津市の男性がトイレに使われていた薬剤で全身にやけどを負ったのは管理体制の不備だとして、津市の男性が県に損害賠償を求めた裁判で、津地方裁判所は合わせて880万円余りを支払うよう命じました。
この裁判は、平成26年、「三重県立こころの医療センター」に入院していた津市の男性が、トイレを使用した際に、詰まりを解消するために使用されていた水酸化カリウムがあふれ出して全身にやけどを負ったのは看護師による管理体制の不備だなどとして、県に損害賠償を求めたものです。
29日の判決で津地方裁判所は、「事故は、劇薬が使用されていることの認識に欠けた看護師らの管理体制の不備によって生じた」として、県に対し、合わせて880万円の支払いを命じました。
判決について県病院事業庁は、「判決文を確認して対応を判断させていただきます」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/20220729/3070008494.html
(ブログ者コメント)
業者が、水酸化カリウムを便器に投入している旨をトイレの入口ドアに表示したり、便器をガムテープで封鎖するなどの対策をとっていなかったことが一番の問題のような気がするのだが、その点に関する情報は見つからなかった。
どういった点が、センター側の管理体制不備だと判断されたのだろうか?
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。