2022年6月7日16時0分に中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
愛知県豊山町豊場の下水道で六日午後から汚水が流れなくなっている問題で、現場では七日午前もマンホールから汚水があふれそうな状態が続いた。
管理する県は、応急措置としてバキュームカー八台でマンホールから汚水をくみ上げている。
豊場地区の住民約六千人には、風呂の水の再利用などで、水の使用量を通常の半分に減らすよう求めている。
汚水が止まっているのは、同町西端の大山川に近い地点。
マンホールが地下十二メートルの下水管とつながっている部分に、逆流を防ぐ緊急用ゲートがあるが、何らかの原因で閉じたのが原因。
開閉するハンドルがマンホール内の九メートル下にあるが、水につかったままで操作できず、本格的な復旧には時間がかかりそうだ。
マンホール内では、ピーク時の六日正午には地表から三十センチに水位が上がった。
七日早朝には二・二メートルまで下がったものの、同日午前九時半には再び一・三メートルまで上がった。
県は近くにある他の二つマンホールからも汚水を吸い上げており、今後はバキュームカーを増やして対応する。
この下水道は、豊山町内から出る生活排水やし尿などを新川東部浄化センター(同県北名古屋市)に運んでいる。
https://www.chunichi.co.jp/article/485035
6月7日4時27分にYAHOOニュース(メーテレ)からは、川からの逆流を防ぐためのゲートが閉まったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
愛知県によりますと、6日午前、豊山町の北部市場の関係者から「下水の流れが悪い」と町に連絡がありました。
愛知県が調べたところ、地震が発生したときなどに川からの逆流を防ぐためのゲートが閉まり、下水が流れにくくなっていることがわかりました。
ゲートが閉まった原因は不明で、復旧のめどはたっていないということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1668d9e2cad6e90f144136708d8561cacd98610f
※愛知県のHPには、トラブルは下水道の幹線管渠で発生したなど、下記趣旨の記事が下水ルート図付きで掲載されていた。
本日、北部市場(豊山町)北側を通過する流域下水道(豊山中央幹線)の河川横断部に逆流防止のために設置した緊急対応用のゲートの不慮の閉塞が発生しました。
汚水があふれ出すのを防ぐため、現在、バキューム車を手配し、マンホールから汚水をくみ上げ、新川東部浄化センターへ運搬処理しており、その水位を下げて当該ゲートを引き上げるよう取り組んでおります。
発生場所:新川東部流域下水道 豊山中央幹線
西春日井郡豊山町豊場地内
被害内容:6月6日(月曜日) 21時時点で被害の確認はできておりません。
この状況が続けば、汚水があふれ出す可能性があります。
新川東部流域下水道は北名古屋市、豊山町からの汚水を受ける流域下水道であり、発生場所は豊山町からの汚水を流す幹線管きょです。
発生箇所はこちらからご確認ください。
https://www.pref.aichi.jp/uploaded/attachment/421902.pdf
https://www.pref.aichi.jp/press-release/toyoyama-gesuiseigenn.html
豊山町で発生した下水が溜まるトラブルは、潜水士も動員して8日未明までに解消しました。
「下水の不具合のあった現場に来ています。一夜明けた8日、撤収作業が行われています」(記者)
6日午前、豊山町の北部市場の関係者から『下水の流れが悪い』と豊山町に連絡があり、調べたところ、地震などが発生した際に川からの逆流を防ぐためのゲートが閉まり、下水が詰まっていることが分かりました。
愛知県は、バキュームカーを使って地下10メートル以上溜まった下水をくみ上げ、一定程度の水位が下がった7日夜、潜水士を投入。
地下9メートルにあるゲートのハンドルを操作し、徐々に詰まりは解消。
8日午前0時すぎに、完全に通水が可能になりました。
「今は通常の状態に戻ったと考えている。ただ、きのうのきょうなので、追跡確認の作業を行っている」(愛知県 尾張建設事務所 佐藤さん)
ゲートが閉まった原因について、愛知県は…
「クラッチがどうやら倒れていたようです」(愛知県の担当者)
愛知県によると、ゲートの開閉に関わる「クラッチ」と呼ばれる装置がゲートを閉める状態になっていたといいます。
「機械的には異常は見られない状況なので、どうしてクラッチがゲートを下す状態になっていたのかわかりません」(愛知県の担当者)
https://www.nagoyatv.com/news/?id=013389
6月8日13時0分に朝日新聞からは、ハンドルのロックが外れていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県によると、7日午後9時ごろ、バキューム車によるくみ上げ作業で下水道の水位が下がったため、潜水士が水の中に潜り、手動でゲートを開けた。
午後10時半ごろゲートが完全に開き、午後11時50分ごろには正常な水位に戻ったという。
ゲートが閉まった理由は不明だが、ゲートを開閉するハンドルのロックが外れていたといい、県が原因を調べている。
https://www.asahi.com/articles/ASQ683GV0Q68OIPE001.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。