2022年6月2日12時34分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
三重県伊賀市内のセルフ式ガソリンスタンド(GS)で今年4月、トラックの荷台が炎上する火災があった。
客が自ら荷台の金属製の携行缶にガソリンを給油中に静電気が発生したのが原因と市消防本部はみている。
GSでは従業員以外が容器に給油することは禁じられており、市消防本部は当時の映像を公開し、市内のGS全47店に改めて対策の徹底を求める。
市消防本部によると、4月4日午後4時25分ごろ、「給油中に車から出火したが、消し止めた」とGSから連絡があった。
軽トラックの荷台の一部が焼けたが、けが人はいなかった。
店の監視カメラには、荷台の金属製携行缶に、客がガソリンを給油している途中、突然火の手が上がり、従業員が消火器を噴射する様子が映っていた。
従業員は、客が携行缶に給油していることに気づかなかったという。
京都アニメーションの放火事件(2019年)を受けた省令改正で、20年から義務づけられた本人確認や用途の確認もしていなかった。
荷台に電流をさえぎるゴム製シートが敷かれていたことから、市消防本部は給油中にシート周辺で帯電して静電気が生じ、出火したとみている。
消防法は、容器にガソリンを詰め替える場合は従業員が作業するよう義務づけている。
客がその作業をしたことについて、市消防本部は、従業員が十分な監視をしておらず、消防法10条3項(危険物の取り扱い基準に従う義務)に違反すると判断。
危険物取扱者への処分権限がある三重県に4月19日付で報告し、GSにも口頭で注意したとしている。
消防庁によると、セルフ式を…
(以下は有料)
https://www.asahi.com/articles/ASQ616W3SQ61ONFB00S.html?iref=com_rnavi_arank_nr03
(ブログ者コメント)
絶縁状態にある金属缶に溜まった静電気が、ノズルあるいは指先に向けて放電した可能性がある。
ノズルを携行缶に接触させて給油していたとしても、それは点接触になるので、ホコリなどがついていたら静電気は逃げて行かない。
静電気除去パッドにタッチしていたとしても、それは人体除電ができただけで、この手の給油には役に立たない。
一方、もしかすると、この客、過去に何回も同じように給油していて、これまでは問題なかった・・・ということかもしれない。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。