2022年5月31日21時41分にYAHOOニュース(岐阜新聞)から下記趣旨の記事が、検診車の写真付きでネット配信されていた。
31日午前7時25分ごろ、岐阜県郡上市の東海北陸自動車道下り線で、通行中の男性から「高速道路上で人が倒れていた」と110番があった。
県警高速隊が調べたところ、ぎふ綜合検診センターの男性職員(49)=岐阜市=が運転する検診車の後部にある乗降口ドアから同僚の女性職員(50)=同=が転落したとみられる。
女性は頭などを強く打ち、死亡した。
高速隊は、自動車運転処罰法違反の過失運転致死容疑で、運転していた男性職員を逮捕した。
高速隊によると、現場は瓢ケ岳パーキングエリアの南約500メートルで、片側2車線の緩やかな右カーブ。
検診車には2人が乗っており、高山市に向かっていた。
女性は当初、助手席にいたが、何らかの事情で車両後部に移動した際に、誤って乗降口のドアから転落したとみられる。
高速隊が事故原因を調べている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/369c613950f5bcca865496211d50350766f95efc
6月1日0時2分にYAHOOニュース(ぎふチャンDIGITAL)からは、シートベルト着用義務を怠った疑いで運転手が逮捕されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
31日朝、郡上市の東海北陸自動車道で検診車から女性が転落し死亡した事故で、警察は検診車を運転していた49歳の男を過失運転致死の疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは岐阜市の団体職員の男(49)です。
警察によりますと、男は31日午前7時半ごろ、郡上市美並町白山の東海北陸自動車道下り線で健康診断に使う検診車を運転中、助手席に乗っていた岐阜市の団体職員の女性(50)のシートベルト着用義務を怠り、転落死させた疑いが持たれています。
女性は頭を強く打ち、約4時間半後に死亡しました。
警察によりますと、女性は運転していた男と高山市で行われる検診業務に向かう途中で、何らかの理由で車の左側後方にある乗降口から転落したとみられています。
男は、女性が転落したことに気が付かなかったと話しているということです。
警察の調べに対し、男は容疑を認めているということで、警察は引き続き、事故の状況などを詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/92089790934da5ed2a5b8ac7a8f5d340ca39df64
6月2日8時52分にYAHOOニュース(岐阜新聞)からは、女性は半ドアだった後部ドアを閉めにいった、運転手は過失致死容疑で逮捕されているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岐阜県郡上市美並町白山の東海北陸自動車道下り線で、走行中のぎふ綜合健診センター(岐阜市日置江)の検診車からセンターの女性職員が転落、死亡した事故で、当時、車両の後部左側にある乗降口の扉が完全に閉まっていない「半ドア」の状態だった可能性があることが1日、県警関係者らへの取材で分かった。
女性は扉を閉めようとして助手席を離れたとみられ、県警は車内での状況など、詳しい原因を調べている。
検診車は特殊車両と呼ばれる、トラックを改造した車両。
東京都の特殊車両メーカーなどによると、乗降口の扉は車外からは鍵、車内からは扉に付いたつまみを操作し開閉する仕組みで、「構造上は半ドアのまま走行できてしまう」という。
また、運転席がある運転台と、レントゲン台などが置かれた車体の間に仕切りはあるが、走行中も車内を行き来できる構造だった。
県警は、こういった車両の特徴も把握しており、当時の状況を詳しく調べている。
事故では、岐阜市須賀の女性職員(50)が道路に転落し、頭などを強く打って死亡。
県警高速隊は、女性が助手席を離れた後も走行を続けるなどの注意義務違反があったとして、自動車運転処罰法違反(過失致死)の疑いで、運転していた同市の男性職員(49)を逮捕している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d9de823832f8d608d97cd688db87adeddf010024
(2022年6月8日 修正1 ;追記)
2022年6月7日20時3分に産経新聞からは、後部扉が開いたことを示す警告灯が点いたため確認しにいったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
後部扉が開いたことを示す警告灯が付いたため、助手席にいた女性が車内の後ろに移動し、扉の状態を確認した際に誤って転落したとみられることが7日、岐阜県警への取材で分かった。
県警によると、運転パネルの警告灯を確認した吉川さんは、助手席から、検診スペースがある車の後ろへ通じるドアを開けて移動したという。
県警は後部扉がどれくらい開いていたかや、どのようなやりとりがあったかなど、状況を調べている。
https://www.sankei.com/article/20220607-PEKOF3OZUJMWZCUNJRCXFSBXGY/
(2022年7月22日 修正2 ;追記)
2022年6月2日8時52分に岐阜新聞からは、女性が助手席を離れた後も走行を続けたとして運転手が逮捕されているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
検診車は特殊車両と呼ばれる、トラックを改造した車両。
東京都の特殊車両メーカーなどによると、乗降口の扉は車外からは鍵、車内からは扉に付いたつまみを操作し開閉する仕組みで、「構造上は半ドアのまま走行できてしまう」という。
また、運転席がある運転台と、レントゲン台などが置かれた車体の間に仕切りはあるが、走行中も車内を行き来できる構造だった。
県警高速隊は、女性が助手席を離れた後も走行を続けるなどの注意義務違反があったとして、自動車運転処罰法違反(過失致死)の疑いで、運転していた同市の男性職員(49)を逮捕している。
https://www.gifu-np.co.jp/articles/-/84154
7月21日5時6分に中日新聞からは、運転手が書類送検された、ドアは走行中に開くと勢いよく全開になる構造だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警高速隊は二十日、自動車運転処罰法違反(過失致死)の疑いで、車を運転していた職員の男性(49)を書類送検した。
高速隊によると、容疑を認めている。
走行中に後部ドアが開いていることを示す警告灯が点灯し、助手席にいた女性が後部に確認に向かった際、車を止めるなどして安全を確保する注意義務を果たさなかったと判断した。
警告灯は半ドアでも点灯するという。
ドアは走行中に開くと、風を受けて勢いよく全開する構造のため、女性は扉を閉めようとした際に風にあおられて転落したとみられる。
男性は事故当日に逮捕された後、処分保留で釈放されていた。
https://www.chunichi.co.jp/article/511981
7月20日19時24分にNHK岐阜からは、走行中に女性が移動するのを止めなかったのも書類送検した理由だという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は20日、走行中に女性が後部に移動するのを止めなかったなどとして、運転していた岐阜市の49歳の団体職員を過失運転致死の疑いで書類送検しました。
警察によりますと、職員は容疑を認めているということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/20220720/3080009326.html
(ブログ者コメント)
女性が主体的にドアを閉めに行ったというトーンの報道だが、運転していた人が女性に対し「ちょっと見てきてくれ」と言った可能性も考えられる。
もし、そうだったなら、容疑は過失運転致死だけではなくなる可能性があるが、その点に関する報道は見当たらなかった。
警察がドラレコの音声を確認し、そういったことはなかったと判断したのだろうか?
(2022年12月13日 修正3 ;追記)
2022年12月12日18時5分にNHK岐阜からは、後部ドアは右側に蝶番がある観音開きタイプだったため半ドアを閉め直そうと内側から開けた際に風圧で一気に開き、はずみで転落した模様、警察は車両メーカーに構造改善を申し入れたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし5月31日、郡上市の東海北陸自動車道で、レントゲン検査を行う検診用の大型車両の左後部にある乗降口のドアから、当時50歳の診療放射線技師の女性が転落して死亡しました。
技師は、乗降口のドアが半ドアになっていることを知らせる警告灯が点灯したため、助手席から車両後部に移動しドアを開けた後、転落したとみられ、警察が詳しい状況を捜査していました。
ドアは、進行方向の前側が外に開き、走行中に開けると前方からの風を受ける構造になっていて、技師が半ドアを閉め直そうとドアを開けた際に風圧で一気に開き、はずみで転落したとみられることが捜査関係者への取材でわかりました。
捜査関係者によりますと、技師は高速道路上に倒れていたのが見つかった当時、ドア内側の外れた取っ手を握っていたということです。
警察は、ドアの構造が一因となった可能性もあるとみて、12日、この検診車を製作した愛知県弥富市の車両メーカーを訪問し、一般的な乗用車のように進行方向の後ろ側から外に開く構造にすることや、半ドアでも電磁的にロックする仕組みを導入することなどの再発防止策をとるよう申し入れました。
岐阜県警察本部・高速道路交通警察隊の平田警部は、「原因究明し、事故が再発しないよう検討を重ねたところ、同乗者の注意喚起とともに、ヒューマンエラーも阻止しなければならないということで、申し入れました」と話しています。
この事故をめぐっては、走行中の車の中を技師が移動するのを止めなかったなどとして、運転していた団体職員が過失運転致死の疑いで書類送検されています。
警察の申し入れを受けた愛知県弥富市の車両メーカーは「事故の再発防止に努めてまいります」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/20221212/3080010287.html
12月12日18時50分にYAHOOニュース(中京テレビ)からは、風圧で開いたドアに引っ張られる形で転落したらしいという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
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これまでの調べで、検診車の後部左側にある乗降口の扉が完全に閉まっていない「半ドア」状態だったことから、女性は扉の状態を直そうとして助手席を離れたとみられるということです。
ドアは走行方向に向かって開く構造で、警察は風圧でドアが開いて職員が引っ張られる形で転落したとみています。
警察は、車両の改造を行った製造メーカーに十分な検討をするよう、文書で申し入れました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6eea073e44cd961c64859940738c373c8e838b14
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。