2020年2月19日6時30分に琉球新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
宜野湾市上下水道局によると、18日午後3時半~4時にかけて塩素消毒をしていた長田第二配水池から、高濃度の塩素が含まれる水、約200キロリットルが市内一部の一般家庭などに流出した。
基準値が1リットル当たり1ミリグラム以下となるべき塩素濃度が、5倍の同5ミリグラムになった。
同日午後8時までに濃度は基準値内の0・6ミリグラムまで下がった。
午後9時半現在、水道局に健康被害などの情報は入っていない。
水道局は一時、配水池から水が供給される嘉数と真栄原、宜野湾、我如古、大謝名で水道水の飲用禁止を呼び掛けた。
5地域で約1万4400世帯、全市民の約3割に当たる約3万1300人が給水を受けている。
水道局は各家庭の貯水タンクなどに高濃度の塩素が残る恐れもあるとして、「違和感などがあれば問い合わせてほしい」と呼び掛けた。
水道局によると、配水池で内部と外壁の塗装工事を行っており、塗装工事の完了後、塩素を含んだ消毒液を配水池内に入れていた。
その際、流量調整弁の機械が故障し、消毒液が配水管に流れ出た。
当時、職員は配水池周辺で別業務をしており、機械室に滞在するなど、マニュアル通りの監視作業に当たっていなかったという。
水道局の島袋局長は、「深くおわび申し上げる。消毒作業などの工程手順の再確認を徹底させ再発防止に努め、安全安心な水道水の供給に万全を期して参る」とのコメントを発表した。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1076548.html
2月18日18時59分に沖縄タイムスからは、消毒液が混入した水道水は胃液よりも高い酸性度だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
沖縄県宜野湾市上下水道局は18日午後4時すぎ、嘉数、真栄原、宜野湾、我如古、大謝名地域に住む計約1万4400世帯に対し、水道水を直接飲まないよう、防災無線を通じて呼び掛けた。
同日朝から長田第二配水池で塗装後の消毒作業を実施していたところ、機械の故障で消毒液が配水管へ流入したという。
午後3時半ごろに流入を確認して以降、塩素濃度は徐々に下がり、午後7時50分ごろ通常濃度に戻ったのを確認した。
流入した消毒液の塩素濃度は1リットルあたり最大5ミリグラム。
通常の約10倍、安全基準の約5倍に達した。
胃液よりも酸が強く、直接触った場合にかゆみや痛みを感じる可能性があるという。
消毒作業の際、機械の故障に備えて常時監視すべきだったが怠っていたといい、市上下水道局は「人的ミスで申し訳ない。水道水により体に違和感が出た場合は連絡してほしい」と話している。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/536549
2月19日17時49分に朝日新聞からは、約20分間誤流入が続いたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
配水池のタンク内を18日に塩素で消毒していた際、機械が故障し、約20分間、タンク内の水が配水管に入ったという。
タンク内を消毒中の職員が気づいた。
https://www.asahi.com/articles/ASN2M5SQMN2MTIPE014.html
(ブログ者コメント)
〇配水池に入れていた消毒液が、機械が故障することで、どのように配水管に入ったのだろうか?
フロー図などないか調べてみたが、見つからなかった。
〇以下は、宜野湾市HPに掲載されている長田第二配水池。
写真にあるタンクの内側と外側を塗装後、内側を消毒していたということかもしれない。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。