2023年1月18日付で読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
三重県四日市市内の広場で2019年、遊んでいた女児(当時6歳)が整地用ローラーに巻き込まれて大けがを負って、後遺症で両目を失明したのは、広場を所有する市の管理に落ち度があったとして、女児と家族が市を相手取り、約6500万円の損害賠償を求める訴訟を津地裁四日市支部に起こしていたことがわかった。
提訴は昨年10月24日付で、第1回口頭弁論は18日。
訴状によると、女児は2019年5月26日夕、四日市市市場町の小牧西スポーツ広場で、子ども数人と整地用ローラー(重さ約600キロ)で遊んでいた。
後ろから女児がローラーを押して動かしていたところ、体が巻き上げられるように乗り上げて転倒し、ローラーに頭を挟まれた。
女児は頭蓋骨骨折、顔面多発骨折などの大けがを負い、後遺症で両目を失明するなどした。
事故当時、ローラーは誰でも自由に動かせ、注意書きもなく、子どもが遊具代わりに遊ぶことは十分に予見でき、市の管理に落ち度があった、として慰謝料などを求めている。
広場は市が所有し、管理は地元自治会に委託されていたという。
事故後、市はローラーを施錠して固定し、注意を呼びかける看板を設置した。
市人権・同和政策課の西川課長は、「痛ましい事故であり、二度と起きないように再発防止策を施した。裁判で市側の考えを主張する」としている。
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20230117-OYT1T50267/
1月18日19時0分にNHK三重からは、広場の管理は自治会に委託しているとして市は裁判で争う姿勢を示したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4年前、四日市市の広場で、当時6歳の女の子が整地用のローラーに頭を挟まれ、両目を失明するなどの後遺症を負ったのは、市の対応に落ち度があったためだとして、約6600万円の損害賠償を求めた裁判が18日から始まり、市側は争う姿勢を示しました。
訴状によりますと、令和元年5月に、四日市市の小牧西スポーツ広場で、当時6歳だった女の子が、ほかの子どもとともに、重さ約600キロの整地用のローラーで遊んでいたところ、頭を挟まれる事故があり、女の子は両目を失明するなどの後遺症を負ったということです。
四日市市は、子どもたちがローラーで遊ぶ危険性を予見することができたのに、所有者に撤去を求めるなどの指示を出さず、対応に落ち度があったとして、女の子と家族は市に対して、約6600万円の損害賠償を求める訴えを起こしました。
18日は、津地方裁判所四日市支部で、この裁判の1回目の口頭弁論が開かれ、市側は「広場の管理は地元の自治会に委託していて、市はローラーの設置も管理もしていない。子どもたちが遊具のように使用することは想定できなかった」などとして訴えを退けるよう求めました。
一方、四日市市は事故について「大変痛ましく、二度と起きないように対応したい。市の立場は今後の裁判の中で説明していきたい」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/20230118/3070009696.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。