2018年11月6日17時58分にNHK和歌山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
和歌山県橋本市の紀の川にかかる橋が大きく傾いて通行できなくなり、付近の住民が4kmほどの迂回を余儀なくされているため、県は対策を急ぐことにしている。
この橋は、橋本市の紀の川にかかる県道の恋野橋で、全長がおよそ140mある。
橋を管理する和歌山県によると、先月30日、橋の途中の路面に段差が見つかり、通行止めにしていたが、今月3日の未明になって、橋桁が川上の方向に傾いたという。
NHKが上空から撮影した映像では、橋脚が傾いて、橋桁も「くの字型」に折れ曲がり、路面に大きな隙間ができているのがわかる。
県などが調査したところ、橋脚の土台となっている水中の岩が台風の際の激流などで削られた結果、橋脚の一部が支えを失って浮いた状態になり、傾いたとみられるという。
この橋は、周辺の住民が通勤や通学に使っていたが、現在は西におよそ4km離れた別の橋への迂回を余儀なくされている。
橋の近くに住む男性は、「3日の夜に大きな音がしたので外へ出てみると、橋が傾いていた。病院もスーパーも対岸にあるので、不便で困っています」と話していた。
この橋の隣では、新しい橋の建設が進んでいるが、完成は1年半後の予定で、今の橋を補修するのも難しいという。
このため和歌山県は、新しい橋の工事を早めたり、仮設の橋をかけたりするなど、何らかの対策を急ぐことにしている。
和歌山県伊都振興局建設部の藤本副部長は、「住民に大きな迷惑をかけているので、早急に何らかの対策が取れるよう、努力したい」と話している。
出典
『和歌山 橋本で橋が傾き通行不能』
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20181106/0009455.html
11月7日3時0分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
県が2日から全面通行止めにしている県道山内恋野線の紀の川にかかる恋野橋(橋本市隅田町芋生~同市恋野)で、6日までに橋脚の傾きが大きくなり、路面が傾斜したことなどが分かった。
県道路保全課によると、3日未明に傾きが大きくなったという。
橋は1955年にかけかえられ、長さは約142m。
同課では、河床が川の流れで掘れたのが傾いた原因と推測している。
今は、傾きを止める方策を検討中という。
この橋の隣で新しい橋の整備が、2020年3月を目標に進められている。
橋の近くに住む男性は、3日未明に「ドンという音が数回した」などと話していた。
同市隅田町芋生にある市立隅田中学校によると、川の対岸になる恋野などから18人の生徒が通学している。
登校時は市コミュニティバスの利用や保護者に送ってもらうなどしており、下校時は保護者に迎えに来てもらうほか、市教育委員会の職員が公用車で送ることで対応している。
出典
『和歌山)橋本の恋野橋、傾き大きく 止める方策検討』
https://www.asahi.com/articles/ASLC652H3LC6PXLB00C.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。