本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。 それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。 本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。 一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。 (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2011年10月19日12時19分に、NHK山口から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県内にあるおよそ800の橋を管理している国交省山口河川国道事務所が19日、橋の安全性を確認する調査を報道陣に公開した。
山口市の第1下郷高架橋で行われた調査には、同事務所の職員などおよそ20人があたった。
調査では、始めに手順を確認したあと、リフトのついた作業車を使って橋の腐食具合を見たり、コンクリートの中の様子などを確認するためにハンマーで橋脚をたたいて音を確認したりしていた。
若手の職員が現場で橋の状況を確認する機会はあまりないということで、職員たちは、ベテランの職員から方法を教わりながら調査にあたっていた。
国内にある橋は、昭和30年から40年代に架けられたものが多く、老朽化が懸念されているため、国交省では5年に1度、国が管理する橋の老朽化の進み具合をチェックしている。
同事務所では管理している800余りの橋のうち、今年度はおよそ140の橋を調査することにしているという。
(ブログ者コメント)
報道陣に現場を知ってもらうことはいいことだが、単にそれだけのことで公開したのだろうか?
公開する旨、同事務所から10月17日付でプレスリリースされていたが、単なる自主活動の一環?
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それとも16日に起きた広島緑化センターの欄干腐食事故対応?それにしては素早過ぎるし・・・。
とまあ、そんなことを考えた情報につき、ここに紹介する。
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2011年10月17日付の中国新聞と読売新聞、18日付の中国新聞と読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午後0時25分ごろ、広島市の県緑化センターの来園者から、「橋の手すりが壊れ、家族が転落した」と119番があった。
センターによると、男性(85)が約3m下の小川(水深2cm)に転落。前歯を折るなどの重傷を負った。
橋は幅約3m、長さ約6mのコンクリート製で、欄干(手すり)部分は丸太製(直径約10cm)。男性が欄干に手をかけたところ折れたという。
センターなどが調べた結果、欄干の内部が腐っていた。
センターは月1回、遊具は木づちなどで叩いて異音の有無を確かめ、実際に使って点検していたものの、橋の欄干や椅子などは巡回時の目視だけだった。
センターは1980年9月開園。欄干も開園時に設置された。
県は17日、目視だけだった従来の手すりの点検は不十分だったとの認識を示し、指定管理者が運営する151施設を対象に、木造構造物を緊急点検することを決めた。
センターは17日、閉園して遊歩道などを緊急点検。安全を確認し次第、開園する。
なお、この事故で、施設側が事故の発生を警察へ通報していなかったことがわかった。同センターは警察への通報を忘れていたという。
夕方に事故を知った同署員が現場に急行。センター所長(61)は「報道対応に追われた上、男性の病状を心配して動揺していた」と説明した。
出典URL■■■
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(ブログ者コメント)
この手の話は、木造構造物に限った話ではない。金属製手すりであっても、根元などが腐食している可能性がある。
本来なら、そういった箇所まで点検することが望ましいのだが、それには多大の労力を要するため、現実的には難しい。
起きてしまった事例に対し、どこまで範囲を拡げて横展開すべきか?常に頭を悩ませる、非常に難しい問題だ。
2011年9月30日9時58分に、読売新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午後8時40分頃、大阪市此花区で、住民から「爆発音がした」と110番があった。
警察が駆け付けると、正蓮寺川(幅90m)の中に設置されていた工事用堤防(幅45m、高さ10m)の一部が約30mにわたって崩落し、同川の下に建設中の阪神高速淀川左岸線のトンネルに水が流れ込んでいた。
当時、作業員はおらず、けが人はなかった。
同川を管理する府などは、下流の水門を閉めたほか、上流にある淀川からの取水ポンプを停止した。
また、警察は、水が流れ込んだ影響で地盤が緩んでいる可能性があるとして、近くの北港新橋を通行止めにした。
阪神高速道路会社によると、工事用堤防は、阪神高速湾岸、神戸両線をつなぐ淀川左岸線1期(全長5.7km)のトンネル部分(3.4km)を建設するため、川の水や土砂をせき止める目的で設置されていた。
この日は午後6時まで、4人がトンネル内で作業をしていた。
出典URL■■■
2011年9月15日付で、愛媛新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後3時ごろ、今治市の下水道管設置工事の現場で、工事業者がNTT西日本の地下通信ケーブルを誤って切断、同市大西町以東の県内でNTT西日本に関係するインターネットサービスが一部利用できなくなった。
NTT西日本愛媛支店によると、ISDN409回線、ADSL1万39回線、光回線3644回線に影響があった。16日午前0時までにすべて復旧した。電話への影響はなかった。
工事は今治市が発注。市下水道工務課などによると、地質改良のための観測口を掘削中、地下約1.2mのケーブル2束を切断したという。
出典URL■■■
2011年9月7日20時8分にNHK青森から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
八戸市の主要な水道管の一部に腐食が多数確認された問題で、八戸圏域水道企業団は、これらの腐食が腐食性の強い土壌と電気が流れることによって生じる「マクロセル腐食」という複合的な原因で起きたと結論づけた。
漏水事故につながる可能性が高い1点2kmの水道管を、平成26年度以降にすべて入れ替える計画。
市では去年12月、昭和52年に敷設された直径1mの水道管の3か所で、腐食が多数見つかり、一部は13mmの管の厚さが3~4mmしかない危険な状態だったため、企業団は3月上旬までに、腐食が見つかった3か所すべてを特殊な部品で覆う補強工事を終えた。
しかし、その後、同じ年代に敷設した地区の6か所を追加調査した結果、1か所では深刻な腐食が進んで管の厚さが4mm程度しか残っておらず、今後7年ほどで穴があいて漏水事故につながる可能性が高いことがわかった。
企業団は、腐食の原因について
□敷設場所は、以前は水田であり、水分が多いことなど腐食しやすい土壌であった
□管をつなぐステンレス製のボルトから鋳鉄製の管に電気が流れて金属が腐食する「マクロセル腐食」が複合的に生じた
と結論づけた。
(ブログ者コメント)
□マクロセル腐食の概要は下記。一昔前には、単に電池腐食と呼ばれていたものだ。
局部電池腐食(ミクロセル)は、アノードとカソードが渾然としているが、アノードとカソードが分離して規模の大きい腐食電池を形成して腐食を生じることをマクロセル腐食という。
土中に埋設された給水管やガス導管が、鉄筋コンクリート製建物に貫入する場合、配管が鉄筋と接触する可能性がある。 コンクリート中の鉄筋は不働態化し電位は高い。そのため有効なカソードとして作用し、土中の鋼管がアノードとなって著しく腐食される。
これを防止するため、絶縁パイプ、あるいはスリーブを用いて鉄筋との金属的接触を避ける方法、マグネシウム陽極を用いて電気防食を行う方法である。
通気性の異なる土壌中を貫く配管では、酸素濃淡電池機構により、通気性の悪い部分がアノードとなって腐食される。
出典■■■
2011年7月26日付の西日本新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
マンホールと歩道の3cmの段差につまずき足を骨折した北九州市の男性(75)が、市の安全管理に不備があったとして、428万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、福岡地裁小倉支部は25日、市の責任を一部認め、約12万3千円の支払いを命じた。市道のマンホールは約16万5千個に上っており、市は事故再発防止や訴訟への対応に頭を痛めている。
判決によると、男性は2009年4月、同区の歩道でマンホールのふたの段差につまずき、右足のくるぶしを骨折した。
判決理由で裁判長は「3cmの段差は気付かないまま歩けば負傷する危険が十分あり、安全性を欠いている。夜間や視力に障害がある人の歩行も想定し、できるだけ段差がないよう管理すべきだ」と指摘。一方、「当時は日没前で事故回避は容易だったが、男性は飲食店の方を見ていて段差に気付かなかった」として、過失割合は原告が8割、市2割とした。
市建設局は「3cm程度の段差は相当数に上るだろう。全部を改修するとなると大変だ」と困惑している。同局の総務部長は「主張が一部認められず厳しい判決。判決内容を早急に検討し対応を考えたい」としている。
出典URL■■■
(ブログ者コメント)
ブログ者も、過去に何回か、道を歩いていてつまづき、ズボンの膝に穴を開けたことがある。場所的には緩やかな勾配であったり、深さ数cmに道路が削られた跡だったりだ。
そこから考えると、段差をなくしてスロープ状にしても、抜本策とは言えず、道路とツライチにするしかない。 市は「大変だ」などと言っているが、もし、やるとなれば、本当に大変なことだ。
2011年4月23日付で、毎日新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前9時50分ごろ、釜石市や宮古市など沿岸部の10市町村で、NTT東日本の約8万9000回線が不通となり通話やインターネット接続ができなくなった。
東北電力の協力業者が釜石市で、電柱流失による停電を解消するため新たに電柱を建てる復旧工事をした際、地下1・2mの光ケーブルを誤って切断したのが原因。
約8時間後に復旧するまで避難所の電話も通じず、東北電力岩手支店は「多大な迷惑、不便をお掛けした」と陳謝した。
東北電力の協力業者が釜石市で、電柱流失による停電を解消するため新たに電柱を建てる復旧工事をした際、地下1・2mの光ケーブルを誤って切断したのが原因。
約8時間後に復旧するまで避難所の電話も通じず、東北電力岩手支店は「多大な迷惑、不便をお掛けした」と陳謝した。
道路を掘り返す際は、事前に他の埋設物を確認するのが基本中の基本。原因はまだ分からないが、もしかして津波で図面が無くなったとか、図面の位置からケーブルがずれていたなど、地震の影響があったのだろうか?
(2011年4月24日 修正1; 追記)
2011年4月23日付で、岩手日報から以下の通りに原因に関する記事がネット配信されていた
東北電力岩手支店広報は「NTTケーブルの位置をよく確認しないまま、思い込みで工事をしてしまったようだ」と話している。
(ブログ者コメント)
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

