







2015年8月21日19時41分にNHK甲府から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月25日7時9分に産経新聞山梨版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
中日本高速道路は、3年前、天井板崩落事故で9人が死亡した中央自動車道笹子トンネルで、安全対策の一環として、天井板の一部の撤去など、事故後、初めてとなる大規模な工事を来月6日から行うことになった。
3年前の平成24年12月、中央自動車道の笹子トンネルで起きた天井板の崩落事故では、走っていた3台の車が天井板の下敷きになり、合わせて9人が死亡した。
中日本高速道路では、安全対策の一環として、
・下り線トンネル内の壁に残る天井板付け根部分の撤去
・老朽化したコンクリートが落下しないよう剥落防止用シートの貼り付け
・トンネル内の照明をすべてLED化
・水噴霧配管や消火栓の更新
など、大規模な工事を行うことになった。
これに伴って、下り線では来月6日から、上り線では11月1日から、混雑が予想される一部の期間を除いて、上下線とも12月25日まで2車線のうち1車線の規制が行われる。
中日本高速道路によると、事故後、車線規制をして大規模な工事を行うのは初めてだという。
中日本高速道路では、「ご迷惑をおかけするが、安全対策の一環なので、ご理解とご協力をお願いしたい」としている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/1044314731.html?t=1440187428687
http://www.sankei.com/region/news/150825/rgn1508250072-n1.html
(ブログ者コメント)
NEXCO中日本のHPを確認したところ、2014年から2018年までの計画で、所管の道路やトンネルなどの点検を進めているという記事が掲載されていた。
また、構造物の安全対策として実施した、大型標識の撤去・移設、路面標示で代替できる門型標識柱の撤去など、多くの事例も掲載されていた。
http://www.c-nexco.co.jp/corporate/safety/report/approach/
(2015年9月3日 修正1 ;追記)
2015年9月1日20時42分に産経新聞westから、トンネルの点検方法も変更していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
中日本高速道路が昨年7月、トンネルの点検方法に関する社内の要領を、「第三者への被害が想定される範囲について近接目視、触診、打音を原則とする」と変更していたことが、1日、遺族側代理人への取材で分かった。
同社によると、それまでの要領では、「構造物の状況に応じて適切かつ効率的に行う」とし、双眼鏡を使った点検も可能だった。
新たな要領では、足場や高所作業車を使って肉眼で確認できる距離まで近づいて点検すると明確化した。
保存期間が決まっていなかった点検記録も、対象の構造物が存在する限り永年保存する。
事故後に施行された道路法施行規則の一部を改正する国土交通省令との整合を図ったという。
同社は8月31日、事故を受けて策定した「安全性向上3カ年計画」について横浜市で遺族に説明、要領変更を伝えた。
遺族らが同社や子会社などに損害賠償を求めた訴訟では、同社は、「肉眼での目視や打音検査をしたとしても事故は予見できなかった」と点検方法と事故の因果関係を否定している。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/150901/wst1509010077-n1.html
2015年7月3日7時53分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午前9時頃、山梨県南アルプス市飯野新田の県道交差点で、歩行者用信号機が約3m下の地面に支柱ごと落下した。
けが人はなかった。
県警交通規制課によると、信号機は交差点に面した住宅兼店舗の2階外壁に取り付けられた金属製の支柱に設置されていた。
縦方向の支柱(長さ約1.8m、重さ約11kg)が根元から折れたため、信号機(重さ約15kg)とともに落下したという。
信号機は1987年に設置。
県警では年2回、電気工事業者に委託し、目視や打音検査などで点検しており、今年3月の点検で異常はなかったという。
同課で、落下した原因を調べている。
信号機が設置されていた店の男性店主(78)は、「店で新聞を読んでいたらドーンとすごい音がした。驚いて外へ出ると、信号機が車道に落ちていた」と話した。
現場は市立白根飯野小学校の通学路になっているといい、同校によると、3日以降に児童に注意喚起をするという。
小学生の子供を持つ近くの男性(45)は、「もし子供に当たっていたらと思うと怖い。通学路の信号機はしっかり検査してほしい」と話していた。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150702-OYT1T50155.html
2015年7月2日19時58分にNHK奈良から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日、王寺町の公園で木製の遊具が壊れ、遊んでいた子どもがけがをした事故を受けて、王寺町は2日から、公園の遊具の緊急点検を始めた。
この事故は、1日の午後5時半頃、王寺町元町の烏山公園で小学3年生の女の子が木製の遊具で遊んでいたところ、骨組みの木材が外れ、女の子が地面に落ちて頭にすり傷のけがをしたもの。
事故現場では2日、警察や町の担当者が遊具を詳しく調べ、事故の原因を調査した。
また、王寺町はこの事故を受けて2日から、町が管理する43か所の公園で遊具の安全点検を始めた。
点検では、町の委託を受けた業者が遊具を叩いて、劣化していないか音を確かめたり、破損している部分がないか調べたりしていた。
王寺町によると、壊れた遊具は25年ほど前に設置され、毎年1回、目視で点検してきたが、去年12月の点検では異常はなかったという。
町は今回の点検の結果を受けて、早急に再発防止策をとりたいとしている。
王寺町地域整備部の井関部長は、「遊具の管理が不十分でお子様にけがをさせてしまい申し訳ありません。原因を検証し、安全に利用してもらえるようにしたい」と話している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/2053013851.html?t=
7月2日10時20分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後5時半ごろ、奈良県王寺町元町の烏山(からすやま)公園で、同町の小学3年の女児(8)が丸太にロープでつるした円盤を渡る遊具「円盤渡り」で遊んでいたところ、丸太の片端が支柱から外れて破損。女児は約1m下に転落し、頭にすり傷を負った。
奈良県警西和署が原因を調べている。
同署によると、遊具は全長約4.2m、高さ約3.3mで、ロープでつるされた8つの木製円盤を渡って遊ぶもの。
丸太は直径20cmで、内部は劣化が進んでいたという。
王寺町によると、遊具は平成2年ごろに設置。
毎年1度、目視点検を行っているが、昨年12月の点検では異常はなかった。
同町は2日から、町内のすべての公園の遊具を点検する。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/150702/wst1507020036-n1.html
2015年6月27日18時7分にtvkニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県教育委員会はきょう、おととい、横浜市港北区の県立武道館で小学2年生の男子児童が窓から転落し、大ケガをする事故があったと発表した。
県によると、事故があったのは横浜市港北区にある県立武道館の小道場で、おととい25日の午後6時半頃、小道場の窓から横浜市内に住む小学2年生の男子児童が転落した。
窓の高さはおよそ5mで、男子児童はコンクリートの地面に頭を打つなどし、頭部を骨折する大ケガをした。
男子児童は当時、小道場で行われているスポーツクラブの練習に参加していて、事故は休憩中に発生。
スポーツクラブのスタッフや保護者もいたということだが、目撃した人はいなかったという。
小道場の窓は、床から高さおよそ50cmに位置し、木製の格子の柵がついているが、隙間から落ちたとみられている。
県教委は、注意を呼び掛ける貼り紙を掲示したほか、今後、再発防止に向けた対応を行うとしている。
出典URL
http://www.tvk-yokohama.com/tvknews/news1.php
6月28日13時41分に読売新聞から、6月27日15時5分に神奈川新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
神奈川県教委は27日、横浜市港北区の県立武道館の2階窓(高さ約5m)から小学2年男児が転落し、頭部を骨折する重傷事故があったと発表した。
命に別条はないという。
県教委スポーツ課によると、事故は25日午後発生。
窓は床から高さ50cm、縦約1.5m、横約2mの大きさで、窓の約20cm手前に転落防止用の横組みの板が付いていたが、男児は、窓との間の隙間をくぐって窓に近づいたとみられる。
男児はスポーツクラブの練習で武道館におり、当時は休憩時間だった。
再発防止のため、窓と板の間に網を張り、間に入れないようにするという。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150628-OYT1T50035.html
http://www.kanaloco.jp/article/105403
2015年6月13日19時33分にNHK福島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月13日付でテレビユー福島からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
今月10日、郡山市にある県の施設で小学生が遊具に登って遊んでいたところ、つかまっていたロープが突然切れて転落し、首に軽いけがをしていたことがわかった。
県によると、今月10日の午後3時ごろ、郡山市逢瀬町多田野にある県の施設「郡山自然の家」で、学校行事で訪れていた市内の小学校の4年生の女の子(9)がアスレチック遊具の階段をロープを使って登っていたところ、登る際につかまるロープが突然切れて、1mほど下の地面に転落した。
教員が、けがはないと判断したということだが、翌日になって吐き気を訴えたため、病院で診察を受けたところ、首に全治1週間の軽いけが(頸椎捻挫)をしていたことがわかった。
県によると、遊具のロープは劣化して切れたとみられるということだが、このロープは去年8月に交換し、2ケ月おきに目視で点検していた。
4月に行った点検では異常は認められなかった。ただ、目視による点検だけで、触っての点検はしていないという。
県では、今後、ロープに負荷をかけるなど、点検の方法を改めたいとしている。
また、施設から県に連絡があったのは、12日だったという。
13日会見した県教育庁の笠原理事は、「児童や家族に迷惑をかけ深くお詫びする。遊具の点検の方法や連絡体制について職員の指導を徹底する」と話した。
この事故を受けて県は、この施設と会津坂下町といわき市にある2つの施設で遊具の安全点検を行い、いずれも不具合などは見つからなかったという。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6055542561.html?t=1434229706459
2015年6月6日15時15分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
下水道管の老朽化や腐食が原因で道路が陥没する事故が、全国で多発している。
2004〜13年の10年間で約4万8000件発生し、負傷者も出ている。
このため国土交通省は、下水道を管理する市町村などに対し、下水道の点検や清掃を義務付ける方針を決めた。
下水道は、道路や橋など他の社会基盤同様、高度経済成長期に整備されたものが多く、老朽化対策や事故防止が急務になっている。
下水道は1960年代から整備が拡大し、国内下水道管の総延長は、地球の11.5周分に相当する約46万kmに達する。
今後、敷設から50年を経過した古い管が急増する見通しだが、点検義務は自治体になく、国交省によると、全国の自治体で計画的な下水道の点検を実施しているのは、約2割に過ぎない。
下水道管の老朽化や腐食による道路の陥没事故は、04年以降、年平均で約4800件起きている。
13年8月には、東京都北区で、老朽化して亀裂ができた下水道管に周囲の土砂が流れ込み、道路との間に空間ができて道路が陥没し、70代男性が頭を強打した。
翌月には、大阪府豊中市で、マンホール直下の下水道管が腐食して崩れて土砂が流れ込み、路面に深さ約2.5mの穴ができた。子どもを抱いた30代の女性が転落し、母子が負傷した。
マンホール下の下水道管の中には、流れが緩く汚水が滞留したり、汚泥が堆積したりして硫化水素が発生する所があり、管が腐食しやすい。
国交省によると、こうした場所は全国で約10万カ所あるといい、その上にある道路は陥没の可能性が高まるという。
このため、国交省は下水道法の改正に合わせ、新たに下水道の維持修繕基準をつくることにした。
全国の自治体に対し、
○老朽化に備えた適切な時期の点検・清掃
○下水道管が腐食しやすい約10万カ所について5年に1回以上の点検
○異常が判明する場合に備え、非常用発電機といった応急措置用の設備確保
などを義務付ける。
一方で、下水道担当職員が5人未満の自治体も多いことから、国交省は体制・財政面で支援する方針。
国交省担当者は、「問題が深刻化する前に対策が必要」と話している。
出典URL
http://mainichi.jp/graph/2015/06/06/20150606k0000e040231000c/001.html
(ブログ者コメント)
この種の事故・トラブルは、本ブログでも何件か紹介済。
今回の報道で状況が大体つかめたので、今後は、特段の事例でない限り、紹介を割愛する。
2015年6月3日19時10分にNHK北九州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後7時ごろ、北九州市小倉北区東篠崎の県道のアンダーパスで、監視装置から冠水したとの情報が小倉北区役所に入り、調査した結果、最大で20cm冠水していた。
このため、現場付近は40分間にわたって通行止めとなったが、冠水による被害はなかった。
小倉北区役所によると、このアンダーパスではきのうの夕方まで、地下にある貯水槽で防水工事が行われ、この業者が、雨が降った際に排水ポンプを自動的に作動するように設定し忘れたことが原因と分かった。
九州北部でも梅雨のシーズンを迎えたが、小倉北区役所は、「市民にご迷惑をおかけして大変申し訳ありません。再発防止に向けて業者への指導を徹底していきたいと思います」と話している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/5025279821.html?t=1433364248237
2015年5月21日19時55分にNHK大津から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
滋賀県が管理する大津市内の公園で、遊具の安全点検を終えた日に、18年前に設置されたブランコのチェーンが破断し、遊んでいた中学生がけがをする事故が起きていたことがわかった。
チェーンにはカバーが取り付けられ、内部で腐食が進んでいたことを確認していなかったということで、県は点検の見直しを検討するとしている。
滋賀県によると、先月4日の午後、大津市衣川の県営公園で、市内の中学1年の女子生徒がブランコに乗って遊んでいたところ、鉄製のチェーンが突然、破断し、生徒が左手や腰を打つけがをしたという。
18年前の平成9年に設置されたブランコで、県が調べたところ、指を挟むのを防ぐため取り付けたカバーの内部で、チェーンの腐食が進んでいたという。
県が管理する公園の遊具は、月に2回、点検を行う決まりで、事故当日の午前中、その点検を終えたばかりだったという。
滋賀県都市計画課は、「ふだんからカバーを外して確認すべきだったと反省しており、点検の見直しを検討したい」と話している。
事故を受けて、県は、各市と町に点検するよう通知し、チェーンにカバーを取り付けた同じようなブランコがあった8つの市で問題はなかったという。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/2064901491.html?t=1432246352311
2015年5月21日18時15分にNHK岐阜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月21日付で朝日新聞(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
各務原市の県営公園で、今月16日、ゴムひもとトランポリンを使って飛び上がる遊具で遊んでいた小学生がけがをした事故で、ことし3月に遊具を設置して以降、体を支えるゴムひもがたびたび切れていたことが、公園側への取材で分かった。
けが人が出たのは今回が初めてだということで、警察は、事故の原因を調べている。
今月16日、各務原市の県営公園「世界淡水魚園」で、愛知県の小学生の10代の女の子が、ゴムひもとトランポリンを使って飛び上がる遊具で遊んでいたところ、4本のゴムひものうちの1本が突然切れて、女の子がバランスを崩し、金属製の支柱にぶつかって、顔などにおよそ2週間のけがをした。
警察は21日、事故の原因を究明するため、遊具を詳しく調べた。
公園側によると、ゴムひもの交換の目安は1年だが、この公園ではことし3月に設置して以降、たびたび切れることがあったという。
ただ、けが人が出たのは、今回が初めてだという。
警察は、公園側から当時の状況を詳しく聞くなどして、事故の原因を調べている。
公園側は、この遊具について、事故の2日後の今月18日以降、使用中止としてきたが、営業を取りやめることを決めた。
公園の管理をしているオアシスパークの森川社長は、「楽しく遊べるはずの公園で事故を起こし、申し訳ありません。今回の事故では、情報共有ができておらず、事故の重大性に関する認識が甘かったと反省しています。今後は事故の大小にかかわらず情報共有を徹底していきます」と話していた。
岐阜県によると、この遊具は、トランポリンの反動と体に付けたゴム4本の伸縮で高くジャンプできる。
一方、今回の事故では、発生から公表まで4日間もかかった。
これについて保護者からは、不安などを訴える声が聞かれた。
事故があった遊具は、『バンジートランポリン』と呼ばれる、主に子どもを対象にした仮設のアトラクション。
5分1000円の料金で、体重が9kgから80kgまで制限されている。
この公園では、ことし3月から7月まで、設置する予定だった。
事故が起きたのは、今月16日、土曜日の昼前だったが、公園側は、女の子に出血がなく、その後も遊び続けたことなどから重大な事故とせず、県に報告しなかった。
また、使用中止などの措置もとらなかった。
2日後の18日、女の子の保護者がけがの程度が2週間だったと伝えたため、公園側が県に報告した。
これを受けて翌日、県は公園側と現地調査を行い、さらに事故を公表したのは、発生から4日がたった20日の夜だった。
世界淡水魚園に子どもを連れて遊びに来ていた愛知県の32歳の母親は、「子どもが楽しみに来る場所で、こうした事故が起こると心配です。自分の子どもが事故に遭ってからでは遅いので、遊具での事故はすぐに公表して欲しい」と話していた。
公園を管理する岐阜県都市公園課の三浦課長は、「指定管理者には県への報告を迅速に行うよう指導するとともに、県としても事故に関する情報提供を早めるよう努力していく」と話している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/3084933521.html?t=1432243089823
(ブログ者コメント)
過去にたびたび切れた際、どのように考えて対応したのだろうか?
2015年5月17日12時10分に読売新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
15日午後7時半頃、金沢市入江の県道交差点付近で、「道路から水が噴き出ている」と通行人の男性から警察に通報があった。
金沢市などによると、道路の地中にある下水管に亀裂が入り、汚水が地中に漏れ出て、次第に道路が崩れたという。
陥没部分は、長さ約8m、幅約5m。陥没による事故やけが人などはなく、周辺の住宅や商業施設にも影響は出ていないという。
市企業局によると、破損した下水管は直径50cm。周辺住宅などから集められた下水を、圧力ポンプで上流の処理場へ送るための配管。
耐用年数は50年で、設置から40年以内に内視鏡で点検を行ってきた。今回の下水管は約30年経過したもので、点検対象ではなかった。
同局維持管理課の北野課長補佐は、「このような事態が頻発するなら、点検の間隔を見直すなど検討しなければならない。今後、再発防止に全力を尽くしたい」と話していた。
警察では、15日午後9時半から、片側2車線道路のうち、陥没部付近約150mを通行止めにするなどして、市などでは復旧工事を進めた。
16日、縦方向に亀裂の入った下水管を交換したものの、同日夕には、別の箇所の下水管にも亀裂があることがわかり、復旧は17日以降になる見通しという。
このため警察では、18日午後1時20分から30分間予定されていた植樹祭に関わる交通規制区域から、同交差点を外した。
近くの自営業の男性(59)は、「陥没直後に現場を見に行ったが、大勢の人が集まっていた。異臭もすごかった」と振り返った。近くの主婦(62)は「道路が陥没するなんて怖い。これを機に、市内の下水管などをもう一度徹底的に点検してくれたら」と話した。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150517-OYT1T50035.html
2015年5月13日10時34分に千葉日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月12日21時10分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
千葉県立蓮沼海浜公園(山武市蓮沼)の遊具「スカイパイレーツ」で2日、レールとゴンドラをつなぐ鉄製のつり下げ支柱が折れてゴンドラが落下し、母子がけがを負った事故で、運営会社の県レクリエーション都市開発は12日、破断したつり下げ支柱について、4月に亀裂が見つかり修理していたことを明らかにした。
亀裂部分と破断部分は同じ場所という。
同社は、事故直後の会見で、これまでの点検で異常は見つかっていなかったとしており、社内の情報管理のずさんさが浮かび上がった。
同社は事故後、国土交通省から修理記録の提出を求められて調査。
今月5日、アルバイトの引き継ぎノートに亀裂と修理の記録があるのに気づいた。
同社の幹部は、「(修理をした製造メーカーから)見積もりも請求書も届かず、修理したことを知らなかった。社員教育と情報管理を強化したい」と述べた。
担当社員は、「メーカーが修理して問題ないと判断した」と話しているという。
今後、修理と破断の関係や修理手順が適正だったかなどを調査する。
同社によると、亀裂が見つかったのは、事故の約3週間前の4月12日。
始業前の点検で、アルバイトスタッフ2人が、つり下げ支柱のクランクの溶接部分に約3cmの亀裂があることを発見した。
報告を受けた60代の修理担当社員は、ゴンドラの使用を中止するとともに、同市の製造メーカーに連絡。
メーカーは同16日、独自の判断で、亀裂部分の溶接や補強板の装着などの修理を行った。
メーカーの担当者は、毎日新聞の取材に、「事故が起きて請求書を送ろうにも送れなかった。現地で修理したが、工場に持ち帰るべきだったかもしれない。大変申し訳ない」と陳謝した。
メーカーの従業員男性(70)は、12日、千葉日報社の取材に、「珍しくない、他の業者でも行う修理」としながら、「現場で熔接作業を行ったのが不安」と漏らした。
また、「修理でなく廃棄という判断もできたが、3月に細かい点検をしており、廃棄する感覚はなかった」とし、「けがをされた方、遊具を楽しみにされている方々に申し訳ない」と謝罪した。
ゴンドラは同18日から利用を再開。
その後の試運転や目視による点検では、問題はなかったという。
12日会見した同社蓮沼海浜公園管理運営部の川嶋次長は、「メーカー側はゴールデンウイークを前に遊具を止めたらまずいと思い、独自に修理したようだ。連絡体制の不備を重く受け止めている。今後、安全に関する社員教育や情報管理の徹底などを強化する」と述べた。
遊具営業再開のめどは立っていないとした。
会見に同席した県公園緑地課の高田課長は、「徹底した安全管理が確認できるまでは再開を認められない」とコメントした。
事故では、4mの高さを運行していたゴンドラに乗っていた母子が地面に落下し、母親が肋骨を折り、女児もけがを負った。
警察は、不十分な修理が原因になった可能性もあるとみて、業務上過失傷害容疑で調べている。
出典URL
http://www.chibanippo.co.jp/news/national/255954
http://mainichi.jp/select/news/20150513k0000m040070000c.html
関連URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/1086830031.html?t=1431464683511
http://mainichi.jp/select/news/20150503k0000m040026000c.html
http://www.asahi.com/articles/ASH525RCNH52UDCB00C.html
(2015年7月9日 修正1 ;追記)
2015年7月8日付で毎日新聞千葉版から、事故が起きた遊具が危険性を排除できないとして廃止されるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
施設を運営する県レクリエーション都市開発は7日、事故が起きたゴンドラ「スカイパイレーツ」を廃止すると発表した。
また、遊具の事故の再発防止のため、管理態勢と安全点検を強化し、ゴーカートなど6遊具の運行を18日から再開する。
県庁で記者会見した池田社長は、「事故を二度と起こさぬよう、社員一丸で努力していく」と、改めて陳謝した。
同社によると、スカイパイレーツは「危険性を排除できない」と判断して廃止を決めた。
安全管理を徹底するため、こどものひろばの責任者とアルバイトを10人増やして25人態勢にし、危機管理担当役員1人を新たに置いた。
遊具の不具合を見つけた場合、上司に報告書を出すことを義務付けたほか、遊具の運用などを定めた「管理要項」を改定。
安全意識向上のための社員研修を今月から始め、事故対応訓練も毎月行う。
また、従来の遊具メーカーによる点検に加え、遊具の製造に関与していない昇降機資格者ら第三者の点検も3カ月に1回実施する。
事故が起きた5月2日を「安全の日」として、毎年、危機管理の講習会を開く。
出典URL
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20150708ddlk12040152000c.html
http://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/1083161771.html?t=1436300889864
2015年5月11日10時9分に毎日新聞から、「回転遊具:各地で撤去の動き 行政、リスク恐れ」というタイトルの記事が、下記趣旨でネット配信されていた。
回転するジャングルジム(グローブジャングル)など、動きのある遊具が公園などから姿を消し、幼い子どもが回転感覚を養う機会が減っている。
安全性を確保した遊具をアピールするメーカーもあるが、維持管理コストやけがなどのリスクを嫌う行政の姿勢もあり、定着していない。
動きのある遊具が公園から消えたのは2000年代初め。
きっかけは、箱型ブランコで子どもが挟まれて死傷する事故が起きていることが明らかになったり、老朽化し部品の脱落したグローブジャングルで子どもが指を切断するなどの事故が問題になったりしたことだ。
公園遊具は、1970年代の第2次ベビーブームのころに設置されたものが多く、事故を受けて、老朽化した遊具が一斉に撤去された。
NPO法人「日本冒険遊び場づくり協会」理事でもある天野秀昭・大正大人間学部特命教授は、「93年の都市公園法施行令の改正で『児童公園』の名称が消えた影響もある」とみる。
主に児童向けに整備すべき公園がなくなったことで、リスクのある遊具を置くべき法的根拠がなくなり、遊具の撤去後、行政が新たな設置に後ろ向きになったというのだ。
横浜市では07年、遊具で子どもが軽傷を負った2件の事故を受けて、担当の一般職員2人が書類送検された。
同市ではその後、動く遊具はブランコ程度で、動く部分の重い遊具は新たに置かなくなったという。
大型遊具を輸入販売するボーネルンド(本社・東京)の池上・開発事業部長も、「動く遊具は、限りなく撤去の方向に向かっている」と明かす。
同社では安全な回転遊具の売り込みにも力を注ぐが、「止まっている遊具の方が圧倒的に売りやすい状況」。動きのある遊具は静止した遊具より必然的に維持管理費がかかることも、敬遠される理由だという。
池上さんは、「欧米では00年ごろまで、遊具への規制が一時強まったが、揺らぎの感覚は子どもに必要として、再び出回っている。今の状況は私たちには日本独特に見えます」と話す。
子どもの成長にとって、回転感覚はどのような意味があるか。
子どもの運動遊びに詳しい京都光華女子大こども教育学部の智原江美教授によると、空間認識能力は3〜6歳ごろ最も発達し、容易に身につくという。
日常生活では、頭が腰より下になることは少ないが、遊びなどを通して回転感覚や逆さ感覚を味わうと、自分の体が今どのような状態にあり、どうすれば通常の状態に戻るか、という感覚が得られる。
それが将来的にけがをしにくい体を作り、運動能力の発達にもつながる。
智原教授は、「多様な動きを経験しているかどうかで将来の身のこなしが変わる。最近は、少し高いところから飛び降りた経験のある子も少なくなってきているが、空間で体が動く感覚を身につけるのは大切」と話す。
回転遊具が子どもの発育にどう影響するかという学術的データはないが、智原教授は、「幼いうちは特定のスポーツより、たくさんの屋外遊びを経験させた方が子どものためになります」と強調する。
明星大教育学部の星山麻木教授は、「子どもは揺らすと笑うもの。赤ちゃんが泣けば揺すってあやし、成長に従って、揺りかご、木馬など、子どもの体を動かすことを、どこの文化でも無意識的に行っている。親が抱っこやおんぶができないくらい成長した後、同じ刺激を与えられるのが大型遊具だ」と指摘する。
発達障害児などの療育に使われる感覚統合療法でも、子どもを揺らしたり子どもに回転をかけたりする動きが取り入れられているという。
回転遊具の良さは、揺れや回転を経験できるのに加え、多くは動かすのに仲間の力を必要とすることにある。
「子どもは自ら動かなければ脳が育たない。遊具を撤去したまま代わりの環境を作らないのは、子どもの発達という観点から遊びの意義について大人が考えていないからだ」と憤る。
国土交通省の調べによると、13年に全国の都市公園などに置かれていた回転塔は01年の約半分の2265台、シーソーは約1400台少ない1万2505台に減少している。
天野教授は、「公園の遊具の設置基準も子どもの実態にあっておらず、活動を促すよりも抑制するものになっている。だから子どもは公園がつまらなくなり、外で遊ばない。遊具だけの問題ではないが、業界も逆境をはね返していく努力を重ねてほしい」と求める。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20150511k0000e040125000c.html
2015年4月23日18時49分にNHK北海道NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月23日13時17分に産経新聞からも、同趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
23日午前9時前、北海道東部の中標津町西竹で、砂利道の町道を乗用車が走行していたところ、突然、道路が陥没し転落した。
警察によると、近くに住む畜産業の79歳の男性が乗用車を運転していたが、けがはないという。
道路の陥没は、幅3m60cm、長さ6m40cmで、深さは、深い所で2m40cmあるという。
中標津町によると、道路のおよそ2m下には、雪どけ水や雨水が流れる直径1mのコンクリート製のパイプが通っているという。
警察は、陥没した穴に水がたまっていたことから、老朽化したパイプが破損して水がしみ出た可能性があるとみて、陥没の原因を詳しく調べている。
車は、後部から穴に落ちたという情報がある。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150423/k10010058551000.html
http://www.sankei.com/affairs/news/150423/afr1504230019-n1.html
2015年4月9日18時1分にNHK山形から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
雪崩のおそれで通行止めとなっている飯豊町の山あいの県道では、作業の安全を確保するため、遠隔操作できる特別な重機を使った対策工事が行われている。
この県道は飯豊町にある米沢飯豊線で、今月2日、斜面の雪に亀裂が見つかり、雪崩が発生する恐れがあるとして、手ノ子地区と中津川地区を結ぶ6kmの区間が通行止めとなっている。
県は、被害を防ぐための対策工事を進めているが、作業の安全を確保するため、9日から遠隔操作できる特別な重機を使った作業を始めた。
重機は、前の部分に取り付けられたカメラの映像を見ながら無線で遠隔操作できるもので、東北地方整備局から借りたという。
現場では、2人の作業員が、10mほど離れたところからコントローラーで重機のアームを操作し、崩れ落ちてきた雪をためる溝を道路脇に掘る作業を進めていた。
東北地方整備局によると、県内でこの重機が使われたのは、3年前、大蔵村で起きた地滑りの復旧工事に次いで2例目だという。
県置賜総合支庁の西置賜道路計画課の渡辺課長は、「この重機を使うことで安全の確保だけでなく工期も短縮できるので作業を急ぎたい」と話していた。
県は、10日早朝から安全を確認した上で、午前7時から片側交互通行ができるようにするという。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/6023873191.html?t=1428612765567
2015年3月30日14時14分に伊賀タウン情報YOUから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
また、3月31日11時13分に読売新聞からも、同趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
伊賀市は3月30日、同市平野西町の「くれは水辺公園・秋の広場」で、市内に住む女子児童(12)が右手薬指の指先を切断する事故が発生したと発表した。
市によると、児童は28日午後3時ごろ、公園内にある、地面から約70cmの高さに設置された芭蕉句碑の説明板に腰を掛け、両側の支柱(高さ約60cm)に手を掛けていたところ、バランスを崩して後方へ転倒した。
このはずみで、両側の支柱の中央よりやや上でボルト止めされていた説明板が回転。
市は、女子児童は説明板と支柱の間に指先をはさまれ、爪の部分を切断したとみている。
女子児童は事故当日、父親と兄弟2人の4人で公園を訪れていた。
事故に気づいた父親が近くのクリニックに連れて行ったが、指先の切断が確認されたため、市内の病院で緊急措置を受けた。
回収した指が乾燥するなどしていたため、縫合による再生はできなかったという。
説明版は縦横約40cmのステンレス製で、高さ約60cmの支柱に2本のボルトで両端1箇所ずつ固定していたという。
ボルトがどれくらいの強度で締め付けられていたかは、分かっていない。
句碑は、2002年の開園時に設置した。
市は29日に事故の通報を受け、家族に謝罪すると同時に、警察へ事故の発生について報告。
30日に市が管理する29か所の都市公園で緊急の公園点検を実施。同公園内にある16基の句碑の案内板を全て撤去した。
30日に開いた記者会見で、市建設部の北山部長は、「大人の目線での日常管理の盲点から発生したもの。幼児、児童、高齢者など弱者の立場、目線から施設管理を行えるよう点検のあり方を改めたい」と述べた。
出典URL
http://www.iga-younet.co.jp/news1/2015/03/post-872.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150331-OYT1T50059.html
3月31日付で中日新聞三重版からも、解説的記事がネット配信されていた。
伊賀市平野西町にある市管理の「くれは水辺公園」で28日、市内の小学六年生の女児(12)が松尾芭蕉の句碑の説明板で指先を切断した事故で、市都市計画課は、遊具ではない看板が安全かどうかの点検をしていなかった。
北山建設部長らが30日会見し、「説明板の上に乗るとは想定しておらず、盲点だった」との見方を示した。
同課が管理する市内29カ所の公園の遊具は、年1回は専門業者、月1回は市の委託を受けたシルバー人材センターが触ったり、ハンマーでたたくなどして点検している。
しかし、説明板はこうした点検はせず、週4回の巡回で目視で確認していたという。
事故のあった説明板はステンレス製で、縦横40cm。芭蕉の句の説明を記し、2本の支柱(高さ60cm)の間に左右1本ずつのボルトで取り付けられていた。ボルトは一つはステンレス製で片方は鉄製。
市によると、女児は支柱を手に持って後ろ向きに説明板に乗り掛かったところ、板が傾いて地面に倒れた。女児は説明板に右手薬指を挟まれ、爪から先の部分を切断したとみられる。
公園には他に15基があったが、いずれもボルトはステンレス製。鉄製のボルトは修理の際に代替品として使われたとみられるものの、修理記録は残っていない。事故当時、強く締め付けられていたかは不明という。
出典URL
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20150331/CK2015033102000024.html
(ブログ者コメント)
○代替ボルトが鉄製だったという不具合はあったものの、設置者や設計者が思いもしなかった使われ方をして事故が起きた一つの例として紹介する。
○これまで、公園などで産業活動中とは言い難い時に起きた事例であっても、参考になりそうなものは、紹介してきた。
しかるに、その数が結構増えてきたため、一般の産業災害事例とはカテゴリーを分けておいたほうが過去事例検索時に使い勝手がよいだろうと思い、新たに「道路、公園、公共施設等」カテゴリーを作成した。
該当する過去記事も、新カテゴリーに変更中。
2015年2月28日8時2分に静岡新聞から、下記趣旨の記事が腐食状況の写真付きでネット配信されていた。
静岡県は27日、管理する全ての道路照明灯を対象にした緊急調査で38基を「撤去が必要」と判断し、3月中に撤去すると発表した。
従来は実施していなかった全道路照明灯の定期点検を、2015年度から始めることも決めた。
調査は、2月9日に焼津市石津の県道の照明灯が倒壊したことを受け、県道や国道沿いの9931基を目視と打音検査で調べた。
その結果、さびで穴が空いたりひびが入ったりして倒壊の危険を認めたのは38基。すぐに危険はないが「今後更新が必要」としたのは415基で、15年度から順次更新することを決めた。
730基は「経過観察が必要」とした。
塗装が厚く判断がつかない「詳細調査が必要」も72基あった。
全体の87%に当たる8676基は「健全」と判断した。
県道路保全課によると、照明灯はこれまで道路パトロールの際に目視で安全性を確認していた。
国が14年6月に定めた要領に基づき、計画的に点検をする方針。
平野道路局長は、「設置から30〜40年が経過した照明灯も目立つ。今後はしっかりと点検をしていきたい」と話した。
出典URL
http://www.at-s.com/news/detail/1174172204.html
2015年2月26日14時18分にNHK京都から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月26日12時35分に京都新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午前1時前、京都市山科区大宅烏田町の府道でアスファルトから水が噴き出していると、通行人から警察に通報があった。
水は道路の中央付近から噴き出し、警察によると、一時、15mの高さまで達した。
市上下水道局がバルブを閉めて午前7時前に止まった。
同局によると、水道管の空気を抜く直径7.5cmの空気弁を固定するボルトが外れており、そこから水が一気に噴き出したということで、業者が新しい空気弁をとりつける処置を行った。
現場は、地下鉄東西線椥辻駅の約430m南の住宅街。
付近の建物への断水や浸水の被害の報告はないということだが、現場近くの店舗には噴き上がった水が雨のように降り注いだという。
現場近くのレストランで働いている男性は、「午前0時半ごろにジャーという音がして、雨かなと思ったら店を出ると水しぶきがあがっていました。いったん帰宅して朝出勤したら店の中までぬれていました」と話していた。
京都市上下水道局によると、現場の水道管は平成8年に敷設されたもので、空気弁が外れた詳しい原因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/2015753171.html?t=1424987114327
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20150226000069
(ブログ者コメント)
ここ数年、水道管の空気弁が外れた事故が、しばしば報じられている。
本ブログでも、以下を紹介済。
2014年6月13日掲載
2014年6月5日 大分県佐伯市で水道管の空気弁あたりから水が漏れ出し、改修工事のため完全に止めた途端に吹き飛ぶ、老朽化が原因の模様
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3984/
2014年2月18日掲載
2014年2月11日 神奈川県横浜市の県道で水道管の空気弁点検中、ボルトを締め直そうとしたところボルトがはずれて水が10m高さまで噴出、ボルトの腐食劣化が原因か?
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3664/
2013年9月30日掲載
2013年9月25日 滋賀県近江八幡市で地上に出ている水道管の空気弁が外れ、直径7cm5mmの穴から5時間にわたり水が噴出、ボルトの老朽化が原因だった模様
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3297/
2015年2月17日7時5分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月18日11時45分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午前8時半ごろ、千葉県市川市東大和田で行われていた外環道建設工事の掘削で、深さ約2mの地中に通っていたNTTの通信ケーブル1本を、作業員が誤って切断した。
ケーブルを保護していたプラスチックの筒も、一緒に破損したという。
このため、周辺の市川市大洲や大和田、それに田尻などを含め、インターネットの高速通信や加入電話など合わせて約1900回線が不通となった。
NTT東日本がケーブルをつなぎ直す復旧作業を急ぎ、17日午後3時過ぎに不通は解消された。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/1086803741.html?t=1424129674767
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150218-OYT1T50035.html
(1/2からの続き)
2月3日12時42分に共同通信からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
地元自治会が2012年ごろから市に対し、現場近くの地盤が緩いと複数回にわたって指摘していたことが3日、分かった。
当時の市土木部長に「もっと下流に新しい橋を架けてほしい」と要望していた。
前自治会連合会長が取材に明らかにした。
前会長(70)によると、市側は下流の川幅が広く、建設費が増えることなどを理由に難色を示したという。
市土木部は「事実関係を確認中のため、現時点でコメントできない」としている。
出典URL
http://www.47news.jp/CN/201502/CN2015020301001551.html
(ブログ者コメント)
今回の事故は、土砂崩れが起きる危険性を現場で確認中に土砂崩れに巻き込まれたもの。
類似事例として、以下の、爆発事故を起こさないよう現場でガス漏れ対応中に爆発事故に巻き込まれた事故を思い出した。
『1982年8月 大阪府堺市の樹脂工場でガス漏れ現場に関係者が集まり対応準備中に爆発、近隣住民を含め多数の死傷者』
http://www.sozogaku.com/fkd/hf/HC0000179.pdf
異常事態発生時、現場で状況を確認し、場合によっては現場で対応する・・・それは必要なことだ。
問題は、いかにして自分や同僚、部下の身を守るかということ。
今回は、マサカ、橋が崩落するとは、思ってもみなかったのだろう。
そういった、マサカと思うことまでも想定した上で異常事態発生時には行動すべき・・・それが今回事例の教訓ではないだろうか?
「言うは易く行うは難し」とは思うが・・・。
2015年2月1日7時29分に静岡新聞から、下記趣旨の記事が写真と図解付きでネット配信されていた。
2月1日13時4分に読売新聞から、2月1日20時38分に毎日新聞から、2月2日19時17分と2月3日13時23分にNHK静岡からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
31日午後5時10分ごろ、浜松市天竜区佐久間町の国道473号のつり橋「原田橋」付近で山の斜面が幅約50m、高さ100mにわたって崩落。
天竜川に架かる同橋(長さ約140m、幅約5.5m、川からの高さは約20m)が川に崩れ落ち、橋の上に車を止めて落石などの様子を確認していた市職員の安野さん(57)と茶谷さん(45)が崩落に巻き込まれ、病院に搬送されたが、約2時間後に死亡が確認された。
架け替え中の南側の新橋も、崩れてきた大量の土砂のため、6か所の仮設の支柱がいずれも倒れたり傾いたりして、橋げた全体が東側にずれ動いた。
現場はJR飯田線中部天竜駅から西に約1km。佐久間ダムに近い愛知県境付近の山間部。
土砂崩れの兆候が報告されたのは2日前。
1月29日に隣で新しい橋の工事をしていた関係者から、「ふだんよりも斜面の小石が落ちてくる頻度が高い」と市の土木事務所に対して、午前と午後のあわせて2回、通報があった。
これを受けて、29日夕方に現場の確認を行った土木事務所。
落石の恐れがあるとして、その日の夜から2日間かけて、高さ5mの仮設の防護柵を設置した。
そして31日正午ごろ、土木事務所に工事関係者から「相当な量の小石が落ちてくる」と通報。
現場では工事関係者が通行しようとする車に危険を知らせていたという。
土木事務所は現場に2人の職員を派遣。そして、午後4時20分に現場を通行止めにした。
そして午後5時過ぎ、2人の職員が橋の上で斜面の調査を行っていたところ、土砂崩れが発生した。
市によると、死亡した職員2人は、31日は非番だった。
現場からの通報を受けて急きょ出勤し、状況を確認するため現地に向かった。
安野さんは職場の取りまとめ役。茶谷さんは落下した橋に代わる新しい橋の建設を担当し、民間業者との折衝に当たっていた。
原田橋は1956年の建設で、老朽化に伴って、近くの下流に新橋を整備中だった。
橋の崩落を受け、市は近隣住民の生活に支障が出ないよう、仮設橋を設置する方針。
静岡地方気象台によると、現場付近の24時間あたりの雨量は、1月26日に13ミリ、27日には15ミリだった。
29日以降は土砂崩れと落石が相次ぎ、30日には16ミリの雨が降ったという。
出典URL
http://www.at-s.com/news/detail/1174164038.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150131-OYT1T50132.html
http://mainichi.jp/select/news/20150202k0000m040069000c.html
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3035133121.html?t=1422912111312
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3035158391.html?t=1422997687705
2月1日7時41分に静岡新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
架設から半世紀以上が経過している原田橋は、これまで老朽化による危険性が指摘され、交通規制と補修を繰り返してきた。
2012年4月、橋を支えるケーブルの一部破断が見つかったことを契機に、市は新橋への架け替えを決め、工事を進めていた矢先の事故だった。
広域幹線道路に架かる原田橋は、第2次緊急輸送路にも指定されている。住民の重要な生活道路でもある。近くに迂回路はなく、原田橋を利用しないと対岸に渡るには車で約2時間半かかる。
市は、監視カメラやひずみセンサーの設置に加え、橋の両端に24時間態勢で警備員を配置するなどの対策を講じて、ケーブル損傷の発見の2カ月後から制限付きで通行を再開した。
市によると、今回、ひずみセンサーは特に反応しなかったという。
出典URL
http://www.at-s.com/news/detail/1174164114.html
2月2日10時16分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市幹部は、落橋の原因について、老朽化よりも土砂の重みでバランスを崩したものとの見方を強めている。
「山と橋をつなぐケーブルの根元部分(下流側)が根こそぎはがれ、大量の土砂の重みでバランスが崩れたのでは」との見解だ。
市は今後、専門家を招いて詳細な原因を調査する方針だ。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150202-OYT1T50013.html
(2/2に続く)


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。