2014年3月24日21時4分にmsn産経ニュースwestから、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
24日午前7時50分ごろ、大阪府豊中市熊野町で、市道に長さ40~30cm、幅1.1mの穴が開き、登校中の小学4年の男児が穴から地下の水路(幅1.2m、深さ1m)に転落、背中に軽傷を負った。
男児は自ら水路からはい上がり、そのまま登校した。
市下水道管理課によると、コンクリートと鉄筋の劣化が原因とみられる。
水路などは昭和40年度に整備されたが、その後に点検された記録はないという。
同課の担当者は,「工事から50年近く経過して劣化していた。他に危ない個所がないか、調査を進めていく」としている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140324/waf14032421070034-n1.htm
2014年3月21日付で河北新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
また、3月21日11時52分に読売新聞からも、同主旨の記事がネット配信されていた。
気仙沼市は20日、同市が発注した赤岩港の水産加工団地の造成工事で、業者が通信用ケーブルを誤って切断したため、一般加入、光通信など約1600回線が不通になったと発表した。
市によると、現場は震災で被災した水産加工場など10数社が進出を計画する加工団地整備予定地。
19日午後3時10分ごろ、仙台市の業者が大型重機で掘削した穴にセメントを流し込み、地盤を固定化する工事中に、重機のドリルが地下約2mに埋設していた通信用ケーブル6本を切断した。
赤岩地区と松崎地区のNTT東日本の約1000回線、市内全域のKDDIの約600回線に障害が発生し、固定電話やインターネットが利用できなくなった。
KDDIの回線は20日午後4時すぎに全面復旧した。
NTT東日本は仮設の通信用ケーブルの接続工事を進めており、22日ごろの完了を目指している。
近隣の牧沢自治会館や松岩公民館などに臨時の電話12台を設けた。
掘削の際には市などへの届け出が必要だが、今回の工事では業者から届け出がなく、業者はケーブルの存在に気付かないまま掘削し、切断したという。
市の担当者は、「市の発注工事で市民にご迷惑を掛け、申し訳ない」と話した。
出典URL
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201403/20140321_13016.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140321-OYT1T00277.htm
2014年3月17日0時53分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
また、3月16日19時42分にNHK広島からも、同主旨の記事がネット配信されていた。
16日午前8時25分ごろ、広島県三原市の「三原市芸術文化ホール ポポロ」の敷地内にあるポプラが根元から倒れ、近くを歩いていた女性(51)の頭を直撃した。
警察によると、女性は病院に運ばれたが、意識不明の重体。一緒にいた女性(57)も胸の骨が折れる重傷で、警察が原因を調べている。
警察などによると、倒れたポプラは高さ約16m、直径約1mで、推定樹齢は約50年。ホールの駐車場脇に2本並んで立っているうちの1本が倒れた。
ポプラは近くのコンクリート塀に倒れかかり、枝などが2人に当たったとみられる。
2人は、ホールで開かれる催しの準備をするため、駐車場から正面入り口へ向かっていた。
当時、風はほとんど吹いていなかったという。
ポプラはホールが旧市文化会館だった頃から植えられ、7年前の建て替え後も残された。
おととし12月にせん定をしたあと、去年も幹から新芽が出るなど、枯れたような様子はなかったという。
約1年前に樹木医が調べた時にも問題はなく、震度4を記録した14日の地震後に管理者が目視で点検した際も異状は見受けられなかったという。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG3J4WV7G3JPITB009.html
http://www.nhk.or.jp/lnews/hiroshima/4003011853.html?t=1395004644706
2014年3月18日付で朝日新聞(聞蔵)からは、内部が腐っていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市とポポロが17日、倒れた木を調べ、地上53cm部分の断面で約3割が腐食していたことがわかった。そこから下で腐食が進んだと判断されるという。
警察によると、この事故で重体の女性の意識は戻っていない。
記者会見した館長は、問題のポプラの点検状況について、「2012年8月24日に別の木の調査に来た樹木医が目視した結果、異常は見つからなかった」と説明。
その際に目視した樹木医の村上さんは、「正式な依頼ではなく、診断したという認識はない」と断った上で、木槌でたたく打音検査をしても「危険と判断するのは難しかっただろう」と話した。
この日、倒れたポプラを調べた樹木医の檀上さんによると、ポプラの中には寿命が70年程度のものもあるが、倒れた木は樹齢約50年だった。外見上は樹形の変化やキノコが生えるなどの異常は見当たらず、葉も茂り、元気そうだったという。
木の内部や根の腐食を見抜くには音波調査が必要だが、調査機器は高額で、一般的な木の調査には使われず、天然記念物の老木の調査などに限られるという。
市は、市内の5m以上の高さの街路樹や公有地の樹木も安全性を調査するという。
3月18日付で読売新聞広島版からは、ポプラは目視だけでは内部が朽ちているか判断するのは難しいなど、下記主旨の記事がネット配信されていた。
樹木医の檀上さん(44)によると、ポプラは目視だけでは内部が朽ちているかどうかを判断するのは専門家でも難しいという。
今回の事故を受け、尾道市でも樹木の調査に着手する。
市の各部署に対し、すべての公共施設と市道の街路樹で3mを超えるもの、倒れた際に危険性のあるものをピックアップした上で、目視で確認し、26日までに市契約管財課に報告するよう求めている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20140317-OYT8T01150.htm
(ブログ者コメント)
三原市と尾道市では、市が管理している一定以上の高さの街路樹について、安全性を調査するとのこと。
3mなり5mなり、高さに基準を設けて調査するのは現実的な対応だと、ブログ者は考える。
しかし、どのような方法で調査するかが問題だ。
目視確認では再発を防止できないような気がするが、かといって、全数、音波調査するのも現実的でない。
はたまた、三原市や尾道市以外の市町村では、この事例についてどう考えているのだろうか?
事例の横展開対応は難しいが、これはその典型的な事例の一つだと感じた。
(2014年5月11日 修正1 ;追記)
2014年5月9日付で読売新聞広島版から、原因に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市は8日、根や幹の腐食が原因とする調査結果を、市議会議員全員協議会で報告した。
また、市管理の樹木約1万本を緊急点検し、倒れる可能性の高い52本を伐採したことも明らかにした。
市は樹木医に依頼して調査。
根はほとんどが枯死し、幹上部は異常はなかったが、0.5m付近で腐食が進み、1.7m部分も中心部などが腐っていた。
また、以前の整地工事で土が40~80cm盛られ、根腐れしやすい「深植え」状態だったと判明。
枯れた根から入った細菌で幹の下部が腐り、木全体の重みを支えられずに倒れたと推測した。
3月14日の震度4の地震や14、15両日の強風の影響も指摘した。
しかし、木表面に大きな損傷はなく、「腐食の進行を予測するのは非常に難しいと思われる」とした。
市は同18、19日、公園や学校など公共施設336か所の高さ5m以上の木、1万276本を緊急点検。倒れる危険性が高いポプラなど52本を、4月2日までに伐採した。526本が「今後、処置を要する」とされ、せん定したり、支柱を取り付けたりする。「異常なし」は9698本。
市は今後、定期点検し、特に細菌に弱いとされるケヤキなどは、音響波での内部診断も検討する。
被害者への賠償など管理責任については、ポポロの指定管理者と共に話し合う方針を示した。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/local/hiroshima/news/20140508-OYTNT50167.html
(ブログ者コメント)
整地工事で深植え状態になって・・・という件から考えると、変更管理上の問題もあったのかもしれない。
2014年3月16日付で朝日新聞熊本全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
また、3月16日付で毎日新聞熊本版からも、同主旨の記事がネット配信されていた。
熊本市北区の九州自動車道上り線の追い越し車線で14日午後2時10分ごろ、上空を交差する市道の橋の補強工事で使う足場を吊るしていた鉄製チェーン(約3m)1本が外れて道路上に垂れ下がり、追い越し車線を走行中のトラック5台と軽自動車に相次いで接触した後、道路上に落下した。
6台のうち2台はフロントガラスが割れ、残る4台も車体に傷がつくなどした。
接触の影響による衝突事故などは起きず、けが人もなかった。
足場は1月に組まれ、チェーンはフックとテープで留めてあったが、何らかの原因で外れたらしい。
現場の補強工事はすでに終わり、作業員はいなかった。
出典URL
http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20140316ddlk43040307000c.html
2014年2月19日12時0分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午前2時5分頃、札幌市豊平区水車町5の市道沿い歩道で、アルバイトで除雪車の誘導員をしていた男子高校生(18)が小型ロータリー除雪車の回転翼に右手を巻き込まれ、手首を切断する大けがを負った。
警察などによると、別の男性作業員(22)が運転する除雪車の排雪口に雪が詰まり、高校生が確認のために近づいた際、足を滑らせて転倒、車両前部の回転翼に手をついたという。
除雪車は回転翼を動かした状態で作業を中断中で、警察が、作業手順に問題がなかったかどうかを調べている。
市は、除雪業務の委託仕様書で、作業停止中や待機中は回転翼を停止するよう求めている。
事故を受けて市は同日、各受託業者に対し、安全対策の徹底を指導した。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140219-OYT1T00280.htm
2014年2月18日15時40分に北海道新聞からは、若干、表現の異なる記事が下記趣旨でネット配信されていた。
警察などによると、除雪作業は17日午後9時ごろから行われ、高校生は別の男性作業員(22)が運転する除雪車の前を歩いて誘導していた。
除雪車の羽根に雪が詰まったため、高校生が確認のために近づいたところ、転倒して回転翼に手首を挟まれたとみられる。
出典URL
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/521898.html
2014年2月18日11時25分にmsn産経ニュースからも、若干、表現の異なる記事が下記趣旨でネット配信されていた。
警察によると、作業中に回転翼が停止したため近づいた際、急に翼が動き始めたという。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140218/dst14021811260004-n1.htm
(ブログ者コメント)
各記事を総合して考えると、以下のような状況だったのかもしれない。
・回転翼に雪が詰って動かなくなったので、おそらくは運転していた作業員の指示で、高校生が確認に行った。
・運転していた作業員は、詰り状況を確認するだけであり、詰った雪を除去するわけではないので、翼を動かすスイッチを切らなかった。
・高校生が倒れて翼に手をつき、その衝撃で詰っていた雪がとれ、翼が動き出した。
もしそうだったとすれば、危険予知不足が事故の大きな原因。
今後は、委託仕様書に、止まった回転翼を見に行く場合でも回転翼を停止すること、といった注記が追加されるかもしれない。
2014年2月12日付で読売新聞から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
11日午前11時半頃、横浜市都筑区東山田町の県道でマンホールから水が噴き出し、高さ約10mの水柱となった。
噴出は約6時間続き、けが人はおらず、断水も起きなかったが、周囲が水浸しになった。
地中の水道管(直径60cm)の空気弁を固定するボルトがはずれたためで、市水道局は、ボルトが腐食、劣化していた可能性もあるとみて調べている。
同局によると、当時は空気弁の点検中で、作業員がマンホールの蓋を開け、弁のボルトを締め直そうとしたところ、水が噴き出したという。水道管は1989年に敷設された。
現場の真上には第三京浜が通り、周辺には住宅や飲食店などが立ち並ぶ。
水浸しになった県道では、警察官らが2車線を1車線に規制して交通整理にあたり、午後4時過ぎからは、重機がマンホールをふさいで水柱を抑え込んだ。
近くに住む女性(48)は「ものすごい水柱が『ゴォー』と音を立てながら上がり、第三京浜をのみ込みそうだった」と驚いていた。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20140211-OYT8T00986.htm
2013年12月25日21時19分にYAHOOニュース(朝日新聞)から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
25日午後4時7分ごろ、岐阜県大垣市神田町1丁目の歩道で、下校途中の興文小学校6年の男子児童(12)が、倒れた電光掲示板の下敷きになり、足を挟まれた。
男児は同小学校の職員らに助け出されたが、右足首付近を骨折した模様。
警察が、事故当時の状況を調べている。
警察によると、倒れた掲示板は高さ105cm、幅160cm、奥行き20cmで、重さが約400kg。コンクリートブロック製で、中央に企業名などを掲示できる電光板が埋め込まれている。小学校に隣接する民有地の歩道沿いに設置してあった。
男児が触った直後に掲示板が倒れたのを、近くにいた同級生が目撃したという。
同小学校は10月、掲示板が倒れかかっている状態を確認していて、児童らに注意していたという。
出典URL
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131225-00000039-asahi-soci
2013年12月25日20時48分にNHK岐阜からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
帰宅する途中で、ブロック塀を手で触っていたところ、突然倒れてきた。
男の子が通う小学校によると、ことし10月、近くに住む人から「ブロック塀が道路側に傾いている」と連絡があり、児童に対し注意を呼びかけていたという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/gifu/3084109121.html?t=1388001323799
(ブログ者コメント)
注意喚起というソフト対応だけでは、特に小学生相手につき、対処しきれなかった事例のように感じた。
かといって、、人の所有物には手をつけられない。
所有者に連絡をとっていたとは思うのだが・・・・。
(2014年1月23日 修正1 ;追記)
2013年12月26日付の岐阜新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
この雑居ビルは3階建てで、1階は空き店舗だった。
男児は5、6人で集団下校しており、塀に触ったところ歩道側に倒れ、脚が下敷きになったという。
近所の50代男性は、「歩道側に少し傾いており、危ないと思っていた」と話した。
2013年12月14日7時49分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午前10時半すぎ、船橋市飯山満町の道路で行われていた下水管の設置工事で、船橋市から工事を請け負っていた建設会社の作業員が、地下に埋められていたNTTの通信ケーブルを誤って切断した。
NTT東日本千葉支店が復旧作業にあたったが、周辺の住宅の電話やインターネットの高速通信など、あわせて500回線が14日午前3時半すぎまでのおよそ15時間にわたって使えない状態になり、利用者から問い合わせが相次いだという。
通信ケーブルは道路の地下およそ1.4mの所に埋設されていて、船橋市によると、ケーブルの位置を確認した上で工事を行っていたということだが、作業員が、使っていたドリルで通信ケーブルを切断してしまったという。
船橋市は「市民の皆様にご迷惑をおかけして申し訳ありません。2度とこのようなことが起きないように対策を講じていきます」と話している。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/chiba/1083829391.html?t=1387052031470
12月14日15時59分に千葉日報からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市下水道建設課によると、建設会社の作業員が機械で竪穴を掘っていたところ、地下約1.4m付近に3段に分けて埋設されていた通信ケーブル計9本のうち、一番上の段の3本を切った。
工事の際に使った図面と実際のケーブルの位置にずれがあったとみられる。
作業員は下水管を通すため、深さ約4.6mまで直径2mの穴を掘っていた。
出典URL
http://www.chibanippo.co.jp/news/national/170599
12月15日付の毎日新聞千葉版紙面には、下記趣旨の記事が掲載されていた。
市は「NTT側からの図面では反対車線にケーブルがあることになっていた」と説明しており、事前準備に問題がなかったか調べる。
2013年10月24日付で中国新聞から、10月24日19時31分に毎日新聞から、それぞれ写真付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午前1時55分ごろ、広島市西区商工センター7丁目の市道交差点で、「信号を待っていたら信号機が落ちてきた」と、タクシー運転手男性から110番があった。
広島県内では9月下旬以降、信号柱や道路標識が相次いで折れている。
警察によると、信号柱はコンクリート製で1978年に設置され、35年が経過していた。
財務省令で定められている信号機の柱の耐用年数は42年。
地上から約4.7mの部分で折れ、外れた信号機(重さ24kg)は横断歩道上の路面にぶつかって壊れた。
男性の目撃証言から、柱は突然折れたとみている。
通行人や通行車両に被害はなかった。
警察は車両通行止めとし、柱を鉄製の棒で応急的に補修した上で信号機を交換。午前7時に規制を解除した。
市内では、9月26日に西区観音町の市道交差点で信号柱が折れて傾いた。
今月9日には呉市広中町の市道で、道路標識の支柱が折れている。
いずれも老朽化で支柱が腐食していた。
出典URL
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201310240146.html
http://mainichi.jp/select/news/20131025k0000m040020000c.html
ちなみに、広島市で行われている信号柱緊急点検の様子が、2013年10月24日12時54分にNHK広島から、下記趣旨でネット配信されていた。
広島市で先月、設置から40年以上がたったコンクリート製の信号機の柱が折れて傾いたことを受けて、警察は信号機の柱の緊急点検を行っている。
この緊急点検は先月、広島市西区観音町の交差点で、設置されて47年がたったコンクリート製の信号機の柱が折れて傾いたことを受けて、今月10日から広島県警が始めたもので、国が定めた42年の耐用年数を超えた柱のうち、建て替えが検討されていない220本余りが対象になっている。
24日は広島市中区住吉町の交差点で、設置から50年がたった柱の点検が行われ、警察から委託を受けた業者が柱をカメラで撮影し、表面の様子を確認した。
また、柱をハンマーでたたいて、ひび割れたりもろくなったりしている場所がないかを調べた。この柱には異常はみられなかったという。
県内では、24日未明にも広島市西区商工センターで設置から35年と国が定めた耐用年数に達していない信号機の柱が折れ、警察が原因を調べている。
警察では、今回の緊急点検で柱の劣化が確認された場合、計画を繰り上げるなどして建て替えることにしている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/hiroshima/4005383401.html?t=1382647302510
(ブログ者コメント)
過去の点検実績の報道に関し、上記2紙でニュアンスは違っていた。
中国新聞の記事は昔実施した点検、毎日新聞の記事は現在実施している点検のことかもしれない。
(中国新聞)
この信号柱は、11年8月の緊急点検では「倒壊の恐れはない」と判断されていた。
(毎日新聞)
県警は耐用年数を過ぎた信号柱約220基を緊急点検していたが、今回の信号柱は対象外だった。
(2013年12月12日 修正1 ;追記)
2013年12月11日17時42分に朝日新聞から、建て替えが追い付かないという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
信号機の柱や道路標識が折れたり倒れたりするトラブルが今秋、広島県内で相次いだ。
重さ20kg以上の信号が歩行者や車の上に落下すれば、事故になりかねない。
県警は、年度内に建て替える信号柱を当初の計画から40本増やし、166本とする方針だが、信号柱は今後年200~300本のペースで耐用年数(42年)を超えていき、建て替えが追いつかない恐れがある。
9月26日未明、広島市西区観音町の交差点で鉄筋コンクリート製信号柱が地上1.7mの部分で折れ曲がった。10月9日には呉市で、駐車禁止と速度制限を示す鋼管製の道路標識が根本から折れた。
県警交通規制課は、老朽化が原因とみて、翌10日から大蔵省令で定める耐用年数42年を過ぎたコンクリート製の信号柱367本の緊急点検を始めた。
しかし、そのさなかの10月24日未明にも、広島市西区の交差点で、信号柱が直角に折れ、重さ24kgの信号機が地面に落下。けが人はいなかったが、この信号柱は35年前に建てられたもので、点検対象に含まれていなかったという。
このほかに「外観上の損傷が認められ、計画的な建て替えが必要」とされた信号柱が277本あり、県警は予算の使途を見直し、20本程度の建て替えに振り向けるが、「予算に限界がある」という。
直角に折れた広島市西区の信号柱のように耐用年数に達していない柱は「なぜ倒れたか分からない。点検の方法を変えないといけない」(同課)とさらに悩ましい。呉市で折れた鋼管製の標識は、そもそも耐用年数が設定されておらず、対策が難しいという。
警察庁によると、全国でも2012年までの5年間に信号柱の倒壊が10件発生。12年度の補正予算で補助金約18億3千万円を確保した。
しかし、県内では今後、年間に最大300本が耐用年数の42年を超えていく見込みだ。今の建て替えペースでは間に合わないという。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/OSK201312090112.html
2013年10月5日19時45分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午後11時すぎ、東京・港区麻布十番を流れる古川の堤防の工事現場で、川沿いの歩道が幅およそ2m、長さおよそ30mに渡って突然、崩れ落ちた。
崩れた土砂は川の中央付近まで達したが、当時、工事はしておらず、作業員や付近の住人などにけが人はいなかった。
工事は古川の堤防を作り直すもので、東京都の発注で去年12月から行われていたが、4日の朝、現場付近の道路が30cmほど沈下しているのが確認されたため、通行止めにしていたという。
近くに住む50代の女性は、「昨夜、地響きのような音が長く続いていた。けさになって道路が崩落していて驚いた」と話している。
現場は地下鉄の麻布十番駅に近いマンションなどが建ち並ぶ住宅街で、警察などが崩落の原因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20131005/5056941.html
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131005/dst13100522180006-n1.htm
2013年10月4日18時58分にNHK北九州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北九州市小倉北区で街路灯の高さ5mの鉄製の柱が倒れているのがみつかり、北九州市は老朽化による腐食が原因とみて、古い柱の緊急点検を始めた。
北九州市によると、今月1日、小倉北区浅野の西日本総合展示場の近くで街路灯の柱1本が倒れているという通報が寄せられた。
市が確認したところ、倒れた柱は25年前に設置され、高さが5m、直径14cmの鉄製で、根元が腐食していたという。
けが人はいなかった。
北九州市は、老朽化で根元の腐食が進んだことが倒れた原因とみて、市内の老朽化した街路灯の柱、800本あまりについて緊急点検を始めた。
倒れていた柱が見つかった現場の近くでは、市の職員が小型のハンマーで柱の腐食の進み具合を確認し、倒れる危険がある柱については、電動カッターを使って切断し、撤去していた。
この現場では、1日で7本の柱を撤去したという。
街路灯で使われる鉄製の柱は価格が1本50万円前後で、耐久年数は20年から30年だという。
北九州市道路維持課の向井係長は、「腐食が進んだり傾いたりした柱やカーブミラーなどを見つけたときは、市に情報を寄せて欲しい」と話している。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/5025034831.html?t=1380917629281
2013年9月25日20時47分にNHK大津から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日早朝、近江八幡市で、地上に出ている水道管の弁が外れ、約5時間にわたって水が噴き出し続けるトラブルがあった。
水道を管理する近江八幡市によると、25日午前5時ごろ、近江八幡市の馬淵町で、水道管の中の空気を外に逃がすため地上に設置されている「空気弁」が外れ、直径7cm5mmの穴から水が空に向かって勢いよく噴き出した。
この状態は午前10時頃まで続き、周辺の田んぼは水浸しになった。
この復旧作業のため、付近の桐原学区の一部1750世帯あまりで、一時、水の勢いが弱まる影響が出たが、約10分後には回復したという。
この水道管は昭和61年から使われているということで、近江八幡市では空気弁を固定するボルトが老朽化して外れたものとみて、ほかの空気弁も順次点検するという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/otsu/2064779801.html?t=1380143255919
(ブログ者コメント)
以下のように、空気弁にもいろいろ種類があるようだ。
http://shimizugokin.co.jp/list.php?c=5
「直径7cm5mmの穴」という報道内容から考えると、今回の事例は、弁本体のフランジ固定ボルトが外れたということかもしれない。
しかし、ボルトの老朽化など、地上に設置された弁であれば、目視点検時にチェックできそうなもの。その辺、どうなっていたのだろうか?
2013年9月7日11時55分にテレ朝newsから、9月7日11時17分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日未明、愛知県豊川市の道路工事現場で、交通整理をしていた警備員の66歳の女性が作業中の道路清掃車に巻き込まれて死亡した。
事故があったのは、豊川市中条町の国道151号の道路工事現場。
警察によると、午前0時半ごろ、工事に伴う路面清掃を行っていた道路清掃車が工事現場の中をバックしながら作業していたところ、清掃車を背にして交通整理していた警備員の女性を回転ブラシに巻き込んだ。
女性はさらに清掃車にひかれたとみられ、病院に運ばれたが、約1時間後に死亡が確認された。
現場では路面のアスファルト舗装を張り直す工事をしていて、警察は、道路清掃車を運転していた64歳の男性から事情を聴くとともに、工事の作業方法に問題がなかったか調べている。
出典URL
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000011971.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130907-OYT1T00404.htm
(ブログ者コメント)
道路清掃車のブラシに巻き込まれ死亡した事例は、過去にも起きている。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2378/
2013年8月13日23時4分に山陽新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午前6時40分ごろ、倉敷市生坂、山陽自動車道の倉敷高架橋(延長約1.3km、幅14m)下り線から約7m下の市道(幅3m)に重さ約35kgの鋼板が落ちているのを通行人が見つけ110番した。けが人はなかった。
西日本高速道路中国支社によると、鋼板は縦1m、横0.5m、厚さ9mm。
コンクリート製の橋桁間のつなぎ目を覆う遮音壁の一部で、片側1列をボルト5本で固定してあった。
連日の酷暑の影響で周囲のコンクリートが想定以上に熱で膨張し、近くの支柱と鋼板が接触、負荷がかかりボルトが破断したとみられる。
同高架橋は1988年建設。2009年1月の点検で異常は見つかっていなかった。
同支社は高架橋を緊急点検し、3カ所で同じ構造の鋼板を撤去。同様の事故報告はこれまでになく、今後管内で類似箇所を点検する。
同社は「近隣住民や市道の利用者に迷惑と心配を掛け、深くおわびする。再発防止に向け、適切な維持管理に努めたい」としている。
出典URL
http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2013081323041191/
8月15日0時18分にNHK岡山からは、原因に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国交省高速道路課では、「鋼板は、横にある支柱と接触して落下したとみられ、連日の猛暑でコンクリートなどが膨張した影響が考えられる」という内容の説明を受けているという。
通常、こうした橋梁の付属物は、暑さでコンリートなどが膨張した場合に備えて、周辺に十分な隙間を設けるよう設計するというが、西日本高速道路の説明では、落下した板のすぐ近くに支柱があり、本来、必要な隙間が十分になかったとみられるという。
国交省では、西日本高速道路から、「設計時の対応に不備があった」と報告を受けていて、板の取り付け位置に問題があり、適切な位置に取り付けていれば防げた問題だとしている。
また、現時点では、西日本高速道路だけでの特異な事例だとして、ほかの高速道路会社に対しては情報提供だけを行い、調査や点検などは求めていない。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/okayama/4023769621.html?t=1376523612452
8月17日12時23分にNHK岡山からは、緊急点検結果、類似場所などの鋼板28枚を撤去したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
西日本高速道路が中国地方の高架橋の緊急点検を行った結果、岡山県内の4か所と山口県内の1か所の合わせて5か所で、同じように落下の恐れのある場所が見つかり、板を撤去した。
また、取り付け位置に問題はなかったものの、高架橋の下に道路があるなど、板が落下した場合に被害が出る恐れのある場所が岡山、広島、山口の3つの県で23か所あり、この場所についても、念のために板を撤去したという。
西日本高速道路中国支社では、「今後も定期点検を行うほか、暑さでコンクリートが膨張しても影響のないよう板の取り付け位置を工夫して再発防止に努めたい」と話している。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/okayama/4023836251.html?t=1376774477304
2013年7月6日19時44分にNHK水戸から、7月7日付で朝日新聞茨城版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午後7時すぎ、水戸市東前町で、近くに住む78歳の女性が市道にかかる歩道橋を渡るため、手すりに手をかけて階段を上っていたところ、手すりが突然、外れた。
女性は転倒して階段の下まで落ち、頭を打つけがをした。
警察によると、この手すりはアルミ合金製で階段の脇にある柵に取り付けられていて、高さ1mほど。
警察によると、女性が階段を上りきる際に手をかけた瞬間、長さ約2.5mにわたって外れ、落下したという。
現場の状況から警察は、接続部分のネジが何らかの理由でゆるんで手すりが外れたとみて、当時の状況を詳しく調べている。
歩道橋を管理する水戸市は、女性に謝罪するとともに、再発防止のため、ほかにもゆるんでいる手すりがないか、6日から点検を始めたという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/mito/1075852531.html?t=1373145604596
また、2013年7月7日付の茨城新聞紙面には、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事が掲載されていた。
警察によると、手すりの上と下の留め金2ケ所のうち、上の留め金のネジが脱落していたという。
女性は、妹(65)と一緒に10段ある階段の4、5段目を上がろうと手すりに手をかけたところ、アルミ製のパイプが外れたという。
(ブログ者コメント)
階段手すりのネジ緩み状況などには、点検の眼が行き届き難いのかもしれない。
24日午後0時25分ごろ、隠岐の島町中町の県道で、下水道の工事業者が土管を地中に埋設していたところ、深さ約1.2mにあったNTT西日本の通信ケーブルを誤って切断した。
同社島根支店によると、同町栄町や中町の一部で電話回線など約300回線が不通になった。
資材の搬送に時間がかかるため、復旧は25日以降になるという。
町上下水道課によると、業者が直径2mの立て坑を機械で約1.3m掘り下げた時、回線の一部を切断したという。
同課は「業者による回線の位置などの事前調査が不十分だった。今後はNTT側とも連絡を密にし、業者に安全対策と調査を徹底させたい」と陳謝した。
(2013年7月15日 修正1)
2013年6月25日付で山陰中央新報紙面に掲載されていた、より詳しい状況を、本文中に追記した。
岡山市の男性が、自転車で走行中、路上に張られた自動車進入禁止用チェーンに引っかかってけがをしたのは安全管理が不十分だったためとして、県に100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が24日、岡山地裁であった。佐藤裁判官は男性の訴えを一部認め、県に約38万円の支払いを命じた。
判決によると、男性は2011年11月9日夕、後楽園の路上を自転車で走行中、自動車の進入を禁止するため道路を横切るように張られた金属製チェーンに引っかかって転倒し、首などにけがをした。
県は「近くに注意を喚起するコーンを置くなど安全管理に問題はなかった」と主張していたが、佐藤裁判官は「(男性から見て)チェーンはコーンの手前にあり、道路のアスファルト舗装の色と一体化して極めて認識しづらかった。当時は日没後で視界も悪く、チェーン自体を目立たせる加工が必要だった」と判断した。
原因は男性の前方不注視―とする県側の主張も一部認定したが、「通常有すべき安全性を欠き、設置または管理に問題があった」と述べた。
一方、伊原木知事は「判決文の内容を確認したうえで、今後、対応を検討したい」とのコメントを出した。
出典URL
http://mainichi.jp/area/okayama/news/20130525ddlk33040558000c.html
手軽に使える家庭用除雪機が主婦やお年寄りの間で人気を呼んでいる。
一方で、県内では今年1月、操作ミスによる重傷事故が発生。全国各地でも事故が相次いでおり、販売店や国民生活センターは注意を呼びかけている。
家庭用除雪機は小型耕運機のように両手で押して進み、回転刃でかき込んだ雪を遠くに吹き飛ばす仕組み。
富山市内4店舗で家庭用除雪機を取り扱う農機具販売「小出農機」では、2009年まで年間販売台数は150~200台程度だったが、10年に452台、11年に624台、12年に818台と年々増加。主婦や高齢者が利用しやすい小回りのきく小型モデル(20~40万円)が特に人気があるという。
同社の小出社長(76)は、「最近は『近所の家で使っているのを見て欲しくなった』と話す客も多い」と話す。
昨年から除雪機を利用している富山市の男性(71)は、これまでスノーダンプとスコップを使って駐車場周辺の除雪を行っていたが、「1時間半かかっていた雪かきが、30分でできるようになった」とうれしそうに語る。
一方、ヒヤリとした経験もある。「前進するつもりで動かしたところ、運転操作を誤ってバックさせてしまい驚いた」と振り返る。
県内では、魚津市で1月下旬、除雪機の吹き出し口にたまった雪を手でかき出そうとした男性が回転する刃に接触し右手の中指と薬指を切断。
11年3月には、男性が誤って除雪機を後進させ、後方の壁との間にはさまれる事故が起きた。
除雪機を巡る事故は全国で相次いでおり、国民生活センターによると、09年9月~12年11月に36件の事故が起き、8人が死亡した。
同センターでは
〈1〉手を放すと自動的に刃の回転が止まる安全装置を正しく使う
〈2〉詰まった雪はエンジンを止め棒でかき出す
〈3〉後進時は障害物に注意する
など注意を呼びかけている。
出典URL
除雪機による事故は、今冬もしばしば報道されている。以下は、その一例。
(2013年2月23日0時40分 NHK秋田)
22日午前9時半過ぎ、湯沢市秋ノ宮の会社員の男性(56)が家庭用の除雪機で自宅の敷地内を除雪していたところ、除雪機に右足をはさまれた。
男性は市内の病院に運ばれたが、約1時間後に死亡した。
警察によると、男性は午前9時ごろから小屋の雪下ろしをしたあと、その雪を除雪するためひとりで作業をしていたという。
警察で事故の原因を調べている。
http://www.nhk.or.jp/lnews/akita/6015716761.html?t=1361569164877
全国の市町村道にある2362本のトンネルを管理する692市町村すべてが、トンネルの点検方法などを定めたマニュアルを持っていないことが、国交省の調査で分かった。
トンネル管理の責任があるのに、財源や人手の不足などを理由にまともな点検はほとんど実施されていなかったとみられる。
同省は、早急に点検するよう市町村に求めるとともに、2月中旬をメドに市町村向けのマニュアルを作って配る方針だ。
中央道笹子トンネルの天井板が崩落した事故を受けて、国交省が昨年12月、トンネルを管理する自治体から聞き取りをした。
その結果、都道府県や指定市はマニュアルを策定したり、国のマニュアルなどを参考にしていたが、692の市町村はまったく策定していなかった。
トンネルが完成して以降、一度も詳細な点検をしていなかったり、中央道での事故後に初めて点検したりした市町村が数多くあった。
策定しなかった理由は、「トンネルは壊れにくいと思っていた」、「維持管理には予算が付きにくく、点検できなかった」などがあった。
技術系職員の不足も原因だ。国交省が昨年7月にまとめた調査では、技術系職員がまったくいないのは全ての町の5割、村で7割にのぼる。
国交省は、トンネル構造に詳しい職員の不足が、マニュアルを策定しなかったり保守点検が進まなかったりする一因になっている可能性があると見ている。
国は1989年、マニュアルをつくるよう高速道路各社や各自治体に求めているが、策定は各自治体任せで、国交省も中央道の事故以前に策定しているかを確認したことはなかった。
国交省は、コンクリートやモルタルのはくらくを未然に防ぐ打音検査などを明示した市町村向けのマニュアルを配布し、点検を後押しする。
◇
《トンネルの維持管理》
旧建設省(国土交通省)が1989年、全国の自治体などに「トンネルの維持・修繕では、あらかじめ点検保守要領を定めて実施する」と通達。
その後、同省などがマニュアル作成の参考として「道路トンネル維持管理便覧」を作り、点検の頻度をおおよそ5年に1回としている。
これをもとに、高速道路のトンネルは高速道路会社が、国道のトンネルは国が別途マニュアルを定めている。
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(ブログ者コメント)
2013年1月31日のNHKクローズアップ現代から、「問われる『維持管理』~笹子トンネル事故の波紋」というタイトルで、下記趣旨の放映があった。
期せずして、同じ日に同じような内容の報道だったので、併せて紹介する。
番組中、設計図が残されていないので、補修は図面を作るところから始めねばならず、さらに費用がかさむ・・・といったことも解説されていた。
9人の命が犠牲になった中央自動車道笹子トンネルの天井崩落事故からまもなく2ヶ月。
事故をきっかけにNHKが取材を進めた結果、全国各地の道路や橋といったインフラの維持・管理が危うい実態になっていることが見えてきた。
多くのインフラが作られた高度経済成長時代の建設業者は、「維持・管理を考えていなかった」と証言。
さらに、管理している自治体には、点検や修繕の際に必要な“設計図面や構造図面”すら、きちんと保存されていない実態も明らかになった。
政府は、来年度予算案の中で、インフラの老朽化・安全対策に重点を置くことを打ち出したが、具体策は見えていない。
維持管理を着実に行い、安全な社会にどうしたら舵を切れるのか考えていく。
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県南部と会津の南部をつないでいるトンネルで、おととしから路面が隆起し、通行する車に注意の呼びかけが行われている。
29日、この問題の原因や対策を検討する専門家を集めた会議が開かれ、県は原因究明に向けた調査結果を明らかにした。
路面の隆起が確認されているのは西郷村と下郷町の境にある全長4.3kmの甲子トンネル。
おととし3月の震災直前に国が行った道路パトロールで、初めて確認された。
現場は、トンネルのちょうど真ん中辺りで、およそ300mにわたって隆起が3か所、確認されている。
このうち、一番大きいものでは、高さ25cmも路面が膨らんでいる。
県は、路面の隆起によって事故が起こらないよう、注意を呼びかける塗装を道路に施すなど、対策を講じてきた。
この地面の隆起の原因を突き止めるため県が作った専門家による会議が29日開かれ、県は現場でボーリングなどを行った結果を明らかにした。
この中で、道路の地下では「盤ぶくれ」という現象が起こっているのではないかという見解が示された。
「盤ぶくれ」とは、地中の鉱物などが膨張することで、路面などを押し上げ隆起・変形する現象。
県によると、トンネルがある山には、水を含むと膨張しやすい性質を持つ鉱物が多く含まれていていることがわかったという。
29日の会議では今後、交通への影響を考えながら対策工事についても検討していくことも決めた。
委員長を務める東北大学の京谷孝史教授は、「トンネルが通る山が膨張するような性質を持っていたことが、原因と結論付けられた。今後や、工事の施工性や地域の重要な道路を止めずに済むようなことも考えて検討を進めていきたい」と話していた。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6055105311.html?t=1359496482068
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。