2022年3月25日0時41分に読売新聞から、下記趣旨の記事がイラスト付きでネット配信されていた。
強力な磁石を使ったおもちゃ「マグネットボール」を子どもが誤飲する事故が相次いでいることを受け、消費者庁の消費者安全調査委員会(消費者事故調)は24日、経済産業省に対し、事故防止のための法規制を検討するよう求める意見書を出した。
消費者事故調が独自に法規制の検討を求めたのは初めて。
この日公表された事故調の報告書によると、国内では2017~21年、子どもの誤飲事故が10件確認され、うち6件で緊急手術が行われた。
1個が3~5ミリの「ボール」を複数のみ込み、磁石に挟まれた胃や腸に穴が開いたケースもあった。
海外では玩具の国際規格に基づいて磁力などを法律で規制しているが、国内では製造や販売、輸入を規制する法律がなく、消費者が自由に購入することができる。
通販サイトでは対象年齢や誤飲への注意喚起がない商品も売られており、事故調は日本でも法規制が必要だと判断した。
経産省では「危険が生じないような対策をとりたい」としている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220324-OYT1T50264/
(2022年6月30日 修正1 ;追記)
2022年6月27日19時28分に朝日新聞からは、経産省が販売業者に対し対象年齢14歳以上などを明示するよう要請したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
強力な磁力を持つおもちゃ「マグネットセット」を子どもが誤飲し臓器に穴が開くなどの事故が相次いでいることを受けて、経済産業省は、子どもの手に渡らないよう商品説明による対策を講じるよう販売業者に要請した。
24日付。
マグネットセットは3~5ミリの強力な小型磁石を使ったおもちゃで、球状や立方体のものがあり、互いをくっつけて遊ぶ。
「知育玩具」などとうたい、海外製が主にインターネットモールで売られている。
経産省は販売業者に対して、対象年齢を多くの製品で設定されている14歳以上とすることや、重大事故が発生していることを商品説明で明示するよう要請。
さらに、「知育」や「教育」など、子どもが使うことを前提にした表現を用いないよう求めた。
インターネットモールの大手運営会社7社に対しては、出品者に周知するよう協力を求めた。
消費者庁の消費者安全調査委員会(消費者事故調)が今年3月にまとめた調査報告書によると、子どもによるマグネットセットの誤飲事故は2017~21年に少なくとも10件あった。
年齢は1~7歳で、すべての例で複数をのみ込んでいた。
胃と小腸など異なる場所にとどまった結果、消化管を挟んでくっつくことで臓器に穴が開く例が多く、開腹手術や内視鏡による除去が必要となった。
消費者事故調は事故予防のために法的な規制が必要だと経産省に提言している。
同省は磁力の強さなどについて規制が可能か検討中としている。
担当者は、「非常に危険なので、お子さんに触れさせないよう、家庭でも注意してほしい」と話している。
https://www.asahi.com/articles/ASQ6W5SVWQ6SUTFL02D.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。