2022年3月24日17時47分にYAHOOニュース(福岡放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡市・中洲で24日未明、約4時間にわたって停電が発生しました。
原因となったのは、パーティーの装飾などで使われる風船です。
なぜ、風船が停電を引き起こしたのでしょうか。
24日午前3時ごろ、「爆発音がして電線が切れた」と消防に通報したのは、福岡市・中洲の現場にいた警察官でした。
現場では、電線が2本切れて道路に垂れ下がった状態でした。
■西山記者:
「電線が切れた原因とみられているのが、このような風船でした。」
警察などによりますと、当時、現場では業者が風船を運んでいて、そのうちのひとつが電線と電線の間に接触したということです。
同じような場面が3年前、アメリカで撮影されていました。
風で運ばれた風船が電線に近づいた次の瞬間、爆発音とともに電線から火花が激しく上がりました。
福岡・中洲の現場でも聞こえたという爆発音の原因は、風船を覆っていた『アルミ』だと、九州電力は話しています。
この『アルミ』に通電してショートし、電線が切れたというのです。
電気工学の専門家は、次のように分析します。
■福岡工業大学工学部電気工学科・北川二郎教授:
「『アルミ』は電気を通しやすいので、どんどん電気を流そうと電線がして、大電流が一瞬流れた。
(電線は)流せる電流が決まっているので、それを超えると発熱の効果で電線が溶ける。」
この事故で、中洲地区では一部の地域で最大で4時間にわたって停電しました。
『アルミ』で覆われた風船によるトラブルは、ほかにも発生しています。
5年前、神奈川県横浜市の駅では、『アルミ風船』が架線に引っかかり、約40分にわたり運転を見合わせました。
東京都内を走る地下鉄東京メトロでは、“危険につながる行動”として、『アルミ風船』の取り扱いには注意するよう求めています。
■北川教授:
「高電圧に限らず、一般家庭では約100ボルトの電圧がかかっているが、そこでさえも『アルミ』を近づけると危ない。」
『アルミ風船』は、イベントでも配られるなど、子どもに人気です。
今回、幸いケガ人はいませんでしたが、場所によっては大きな事故につながる危険があることを知っておくことも重要です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/53b5266976ef23d47bb4dc6b744c9c0f8391225b
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。