2022年3月19日11時5分にYAHOOニュース(福井新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福井県南越前町と敦賀市にまたがる北陸自動車道上り線の敦賀トンネル内で約50台の車が絡んだ2021年12月の多重事故で、福井県警高速隊は3月18日、走行中の大型トラックから燃料を流出させて人身事故を引き起こす一因にさせたとして、自動車運転処罰法違反(過失致傷)の疑いで福井市のトラック運転手の男性(61)を書類送検した。
また、運転手が勤務する福井市の物流会社の男性社長(50)=同市=と男性役員(54)=同市=を業務上過失傷害の疑いで書類送検した。
運転手の送検容疑は、大型トラックのメインタンクとサブタンクをつなぐビニール製のホースが経年劣化で破れやすい状態だったのに十分な点検を怠り、走行中にホースが破れ、軽油を流出させて路面を滑りやすい状態にして人身事故4件の一因とさせた疑い。
社長の送検容疑は、役員に点検整備の管理を十分にさせる必要があったのに怠った疑い。
役員の送検容疑は、運転手に十分な点検を実施させる必要があるのに怠った疑い。
高速隊によると、多重事故は21年12月17日午前10時20分ごろ発生。
送検された運転手の大型トラックがトンネルを通過した直後、別のトラックの単独事故をきっかけに後続の乗用車などが次々に衝突し、複数人がけがを負った。
少なくともトンネル内約3キロにわたって路面に軽油が漏れているのが確認された。
事故関係者への聴取やドライブレコーダーの映像などから容疑が分かった。
当時、事故に巻き込まれたドライバーから「路面が滑って止まれなかった」という趣旨の通報が10件以上寄せられていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/28f9f7ee5f0c9b9884618b492191174669659b92
※事故当時の状況は下記報道参照。
(2021年12月19日8時15分 YAHOOニュース;福井新聞)
福井県南越前町と敦賀市にまたがる北陸自動車道上り線の敦賀トンネル内で12月17日午前に発生した乗用車やトラックなど計45台が絡む多重事故で、現場から数十キロ手前の丸岡インターチェンジ(IC)-武生IC間の複数箇所で、事故直前に路面に油膜が確認されていたことが18日、中日本高速道路などへの取材で分かった。
事故に巻き込まれた運転手らは現場の路面に油のようなものがあったと話しており、福井県警は関連を調べている。
中日本高速道路金沢支社によると、17日午前9時55分ごろから事故が発生した同10時20分ごろまでの間に、北陸道上り線の利用者から「路面に油膜らしきものがある」という趣旨の通報が3件あった。
いずれも直後に社員が現地で油膜を確認し、除去したという。
何らかの原因によるオイル漏れが長い区間に及んでいた可能性もある。
県警は事故現場付近の路面数カ所から油を採取し、成分を分析するなどして原因を調べている。
多重事故は、敦賀トンネル内でトラックが壁面に衝突した後、後続で約20件の単独事故や衝突事故が起きた。
1人が重傷、5人が軽傷を負った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cdc4ac3ac0e609dff308010ce55c9e2e8fab4768
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。