2015年9月7日付で毎日新聞西部版夕刊から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月4日12時8分に沖縄タイムズからも、同趣旨の記事が掲載されていた。
沖縄県浦添市周辺で捕獲されたハブの体内に、有害物質のポリ塩化ビフェニール(PCB)や、毒性が高く使用が禁止されている農薬のDDTが高濃度で蓄積している例があることが、名桜大(沖縄県)と愛媛大の研究グループによる分析で明らかになった。
市北西部にある米軍基地周辺の約1平方キロの範囲内に限られ、田代豊・名桜大教授は、「基地内かその近くに汚染物質の発生源があるとみられる」と指摘。
詳細な汚染源の調査が必要になりそうだ。
グループは、行動範囲が比較的狭く、食物連鎖の上位に位置する動物の汚染状況が、生息地の有害物質汚染の指標となることに注目。
2013年10月から14年12月の間に浦添市内で捕獲された雄のハブ12匹について、DDTやPCBなどの濃度を分析した。
結果、全てのハブから有害物質が検出され、脂肪組織中のPCB濃度が1g当たり2μg(1μは100万分の1)超、DDTとその関連物質の濃度が同0.5μg超という高濃度の5匹は、全て米海兵隊基地「牧港補給地区(キャンプ・キンザー)」の近くで捕獲されたものだった。
米軍基地では、PCBを含む変圧器などの機器が多く存在するとされ、これまでも基地内のPCB漏れや返還跡地のPCB汚染が相次いでいる。
ただ、高濃度地点には民間の事業所も多く、汚染がこれらに起因する可能性もあるという。
研究グループは、13年に同補給地区周辺などで捕獲したマングースの体内にPCBなどが高濃度で蓄積していることを報告。
今回は、より行動範囲が狭いハブに注目した。
出典URL
http://mainichi.jp/area/news/20150907ddg041040004000c.html
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=131417
(ブログ者コメント)
マングースに関する調査結果は、下記記事参照。
(2013年8月20日10時11分 沖縄タイムズ)
マングースから高濃度PCB 米軍2施設周辺 沖縄
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=131466
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。