2021年12月12日17時0分に朝日新聞から下記趣旨の記事が、複数枚の写真付きでネット配信されていた。
がれきを乗り越えて負傷者を見つけたり、災害現場のデータを集めたり。
そんな災害用ロボットを長年研究してきた愛知工業大工学部の奥川雅之教授(50)の調査ロボットが、インフラや工場の監視点検を想定して実用化され、販売が始まった。
実用機は、コンピューターシステム会社サンリツオートメイション(東京都)の「監視点検用クローラロボット」(全長80センチ、幅46センチ、高さ32センチ、重さ24キロ)。
奥川教授が2010年から研究してきた災害調査用ロボット「スコット」の技術を初めて実用化し、昨年4月に400万円余りで販売を始めた。
仕組みは重機と似ている。
駆動輪にあたるクローラー四つで走り、悪路で姿勢を安定させるサブ(補助)クローラーも四つある。
カメラやセンサー、連続駆動1時間半のバッテリーなどを搭載している。
最高時速は2・7キロ。
高さ20センチの段差を越え、斜度35度の路面や20センチまでの浸水深なら移動できる。
障害に突き当たれば、小回りして向きを変える。
操縦者は専用コントローラーで、進む方向や速度を指示する。
【ポイントは「サブクローラー」】
「悪路走行のポイントは、サブクローラーの動き」と、奥川教授。
地面から受ける力をうまく利用しながら、サブクローラーが自然に動いて前に進んでいく。
同社が、さらに防水や防じん性を高めて実用化した。
開発段階では、救助の現場とも連携し、愛知県豊田市の消防本部と訓練を重ねた。
「走行した場所の様子がわかれば、捜索の助けになる」という現場の声を受け、実用機には移動経路や周辺の状況を記録できるオプション機能を用意した。
同社は、「有事に限らず、監視や点検用として普段使いできる点をPRしている」と言う。
排水管や換気ダクトなどの狭い場所で、ひび割れや腐食などを確認する用途での活用を想定する。
数は少ないが、販売実績はあり、「思ったより使える」といった反応があるという。
奥川教授は、「できることはまだ限られているが、いつ起きるかわからない災害に備え、研究を実用化していくことが大切」と話している。
https://digital.asahi.com/articles/ASPDB5SYLPCHOIPE019.html?pn=4&unlock=1#continuehere
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。