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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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202112111151分にYAHOOニュース(BBC NEWS JAPAN)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

自転車の世界大会ツール・ド・フランスで、沿道にいた女性が突き出したプラカードが選手に接触し、多数の選手が絡む転倒事故につながった件について、フランスの裁判所は10日、この女性に1200ユーロ(約154000円)の罰金を科した。

事故はツール・ド・フランス初日に発生。

1ステージのゴールまで45キロの地点で、走行していたトニー・マルティン(ドイツ)に、沿道にいた女性のプラカードが接触した。

マルティンは転倒し、後続の多くの選手も次々に転んだ。

大会史上、最悪規模の事故とされている。

AFP通信によると、プラカードを掲げていた31歳の女性は、事故後、インターネット上で攻撃されたため、現在は身元が隠されているという。

さらに、フランスの自転車競技協会に対する象徴的な1ユーロの支払いも命じられた。

 

【接近する選手を見ずに……】

事故の様子が映った動画は、インターネットで広く拡散された。

動画では、黄色のコートを着た女性が、フランス語で「がんばれ」、ドイツ語で「おばあちゃんとおじいちゃん」と書かれたプラカードを手にし、コースの中へ突き出している。

接近してくる選手たちは見ていなかった。

ツイッターには、「これまで見た中で最悪のツール・ド・フランスの事故だ」とするコメントとともに、上空から撮影したとみられる動画が投稿された。

 https://twitter.com/cyclingreporter/status/1408790550195625984

この事故で、選手2人が大会を途中棄権せざるを得なくなり、8人が医師の治療を受けた。

ブレストからランデルノーまでの第1ステージは5分間中断され、主催者側は絡み合った自転車や選手たちの対応に追われた。

また、その後、この事故で両腕を骨折したマルク・ゾレル(スペイン)など、複数の選手がレースから脱落した。

女性は事故から数日後、警察に出頭した。

 

【テレビに映るためではなく、選手を見に来て】

検察当局は当初、この女性が他人の命を危険にさらし、過失致傷を起こしたとして、執行猶予付きで禁錮4カ月を求刑していた。

一方で事故発生以降、ツール・ド・フランスのクリスチャン・プリュドム・ディレクターは、温情を示してきた。

10月には、「この女性は愚かなことをしたが、決してテロリストではない」と発言。
「ツールを見に来た時には注意してほしい、テレビに映るためではなく、選手を見に来たことを忘れないでほしい」と語った。

(英語記事 Woman fined 1,200 for Tour de France pile-up

https://news.yahoo.co.jp/articles/e70bc7c7b0215232463d8cf6cde2e5ada2908064

 

※事故当時の報道は下記参照。

20216271148分 HUFFPOST

上空からの映像では、倒れた自転車と、体勢を立て直そうとする選手たちでコースが埋め尽くされているのが見て取れる。

フランスで始まった世界最大の自転車レース、ツール・ド・フランスでまさかの事態が起きた。

看板を手に、沿道からコースに飛び出した観客と選手が接触し、大規模な落車になってしまったのだ。

108回目となるツール・ド・フランスは現地時間の626日に開幕した。

しかし、初日の第1ステージで大規模な落車が発生。

その原因となったのは一人の観客だった。

大会公式Twitterが載せている動画に、その瞬間が記録されている。

看板を手にコースへ乗り出し、カメラの方向へ微笑む観客。

そこへ後ろから走行してきた選手が接触し転倒すると、そのまま他の選手たちも将棋倒しになってしまった。

上空からの映像では、倒れた自転車と、体勢を立て直そうとする選手たちでコースが埋め尽くされているのが見て取れる。

また、破損した自転車や、腕から出血しながらもレースを続行する選手の姿もあった。

CBSスポーツによると、ファンが手にした看板には祖父母に宛てたメッセージが書かれていたという。また、この観客の行方はわかっていないという。

大会の公式Twitterは英語で、「観客が沿道に来てくれることを嬉しく思いますが、ツアーの成功のために選手の安全へ敬意を示してください。写真やテレビに映るためのリスクを犯さないでください」と呼びかけた。

https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_60d7de74e4b06c8105d68913

 

(ブログ者コメント)

本ブログでは過去に、ニューイヤー駅伝で先頭を走っていた選手の前に観客の犬が飛びだして選手が転倒し順位にも影響した事故や、京都の高校駅伝でコースを車が横切り、あわや選手と接触、といった事例を紹介している。

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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