2022年8月3日6時30分にYAHOOニュース(PHILE WEB)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
マンガン、アルカリ、ニッケル水素...。
一次電池に二次電池。
電池の種類はいろいろあれど、種類や使用開始時期の異なる電池を “混ぜて” 使うことは避けるべきです。
少しくらいいいじゃない、という声も聞こえてきそうですが、問題が起こってからでは遅いですよ。
電池の種類が異なるということは、その能力に差があることを意味します。
わかりやすい例では、使い切りの一次電池と、充電して繰り返し使う二次電池。
単3形マンガン電池の公称電圧は通常1.5Vですが、同じ単3形でもニッケル水素電池は1.2Vです。
種類は同じでも、電池容量(エネルギー)が異なるかもしれません。
たとえば、使い始めて1ヶ月経過したアルカリ電池と、下ろしたてのアルカリ電池。
同一ブランドの電池でも、1週間経過したもののほうがエネルギーが低下していることは容易に想像できるはずです。
電池の種類やエネルギーが異なると、さまざまな問題を引き起こします。
容量に差がある電池を混ぜて使用した場合、容量の少ないほうにより負担がかかり、電池の消耗ペースが早まり、経済的ではありません。
容量の少ないほうは過放電状態になる可能性もあり、液漏れや破裂などの事故を引き起こすことがあるため、危険です。
だから、電池を交換するときは同じ種類の新品を選び、まとめて入れ替えることが原則。
まさに「混ぜるな危険」なのです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/778bc395d228574c803bc1ce84d17b5d4a980c7f
※パナソニックのHPにも、以下のような説明文があった。
「なぜ電池は,同一品番使用が重要なの?新旧混用がダメなのか?」
電池の品番が変わりますと、電池の仕様(容量)が変わります。
また、新しい電池と古い(使いかけの電池)電池も電池の容量が異なります。
上記のような違う品番の電池を混ぜて使う(異種混用)、新しい電池と古電池を混ぜて使う(新旧混用)と、次のような問題がでてきます。
■ 容量の少ない電池の性能に低下します。
・新旧の電池を一緒にご使用になりますと、電池本来の性能が充分発揮できなくなります。
古い(容量が少ない)電池が先に容量が無くなり、他の電池の容量が残っていても、古い電池の影響で、寿命が早くなります。
■ 容量の少ない電池が液もれする恐れがあります。
・古い電池の容量が無くなっても、そのまま放電を続けますと、古い電池が過放電状態になり、液もれや事故の原因となります。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。