2018年9月17日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8810/
(2018年11月6日 修正1 ;追記)
2018年10月28日5時0分に千葉日報から、事故が起きた坂道は逆バンクで大型貨物車は通行禁止になるという下記趣旨の記事が、現場の地図付きでネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
千葉市若葉区中野町の県道交差点で大型トレーラーが横転し、下敷きになった軽乗用車の家族3人が死亡した事故を受け、県警と県公安委員会は、トレーラーが走行してきた現場周辺の道路で大型貨物車の通行禁止を決めた。
再発防止に向けた対策の一環で、12月から標識と案内板を設置して規制を始める方針。
事故は9月8日朝に起きた。
国道126号方面から来た大型トレーラーが、交差点を左折しようとして横転。
対向車線で信号待ちをしていた軽乗用車の会社役員、吉田さん(43)ら3人が積み荷の鉄くずなどの下敷きになり、死亡した。
県警は、トレーラーを運転していた男性会社員(26)を自動車運転処罰法違反(過失傷害)容疑で現行犯逮捕し、同過失致死容疑に切り替えて送検。
千葉地検は勾留期限の同28日、処分保留で男性を釈放し、任意で事故原因などを調べている。
【バスは規制除外】
規制する区間は、事故が起きた「殿川橋交差点」と国道126号「中野交差点」を結ぶ約350m。
バスを除き、車両の総重量8トン以上か最大積載量5トン以上の貨物車が規制対象。
迂回には、殿川橋交差点から750mほど離れた「中野インター入口交差点」を通行することになる。
県警は、「事故を重く受けとめている。地元住民らからの強い再発防止の声があり、規制する必要がある」と説明。
周辺5カ所に標識、3カ所に案内板を設置する。
事故から5日後、県警や道路管理者の千葉市、地元自治会は、道路調査や再発防止策を検討する現地診断を実施した。
事故を起こしたトレーラー側の道路から左折した場合、交差点内で道路がセンターラインに向かって傾斜する“逆バンク”になっていることを確認。
荷物を積んだ貨物車は、特にバランスを崩す可能性があることから、通行禁止を決めた。
県警交通規制課によると、大型車に関する通行規制は県内に約2000区間あり、昨年度は17区間を指定した。
多くが騒音や震動の軽減を求める住民要望で実施され、「事故がきっかけの規制は稀なケース」としている。
【二度とないように】
規制する区間は、国道126号と千葉東金道路中野インターチェンジを行き来する車の“抜け道”になっており、大型貨物車の通行量も多い。
国道側から見ると、片側1車線の、やや曲がりくねった下り坂になっている。
事故現場に居合わせた近所の女性(49)は、「細い道なのに、トラックの通行が多い。子どもたちも通るので心配だった」と、通行規制を歓迎する。
事故現場には、吉田さんらの冥福を祈る花が手向けられている。
近くで会社を営む60代男性によると、花は定期的に新しくなっているという。
交差点そばに住む女性(77)は、「被害者の同級生や友人が訪れていた。今回のような悲しい事故は二度と起こらないでほしい」。
自分のことのように願っていた。
出典
『大型貨物車通行禁止 現場交差点と国道結ぶ350メートル 再発防止へ12月から 千葉市トレーラー横転3人死亡』
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/542901
(2018年12月9日 修正2 ;追記)
2018年12月8日5時0分に千葉日報から、事故が起きた区間が大型車通行禁止になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故を受け、県警は7日、トレーラーが走行してきた国道126号と現場交差点を結ぶ道路で、大型貨物車などの通行を禁止にした。
規制区間は、事故が起きた県道「殿川橋交差点」と国道126号を結ぶ計約350m。
車両総重量8トン以上か、最大積載量5トン以上の貨物車などが規制対象。
周辺5カ所に標識、3カ所に案内板を設置した。
同日は、午前10時ごろから設置工事を行い、同11時10分ごろ規制を開始。
千葉東署員が標識付近に立ち、規制内容を伝えるチラシを配って周知した。
規制を巡っては、県警や地元自治会が事故発生後に現地診断し、規制区間方向から左折した場合、交差点内の道路がセンターラインに向かって傾斜する“逆バンク”になると確認。
貨物車はバランスを崩す可能性があった。
県警交通規制課によると、本年度の大型規制は同区間が初めて。
事故現場に居合わせたという近所の60代女性は、「危険を感じていたので、もっと早く規制してほしかったが、これで安心」と話した。
出典
『千葉市トレーラー横転3人死亡事故 大型貨物規制開始 現場と国道結ぶ350メートル』
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/554009
(2019年8月6日 修正3 ;追記)
2019年8月5日16時34分に産経新聞から、最大積載量を18トン超えた47トンを運んでいたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
千葉県警交通捜査課は5日、過積載の状態でトレーラーを運行したとして、道交法違反(過積載)などの疑いで、トレーラーを運転していた在原運転手(27)=同県八千代市=や、荷主のリサイクル業「M商店」(同県八街市)などを千葉地検に書類送検したと発表した。
調べに対し、いずれも容疑を認めているという。
同課によると、送検容疑は昨年9月8日、M商店から依頼を受けた在原運転手がトレーラーの最大積載量を約18トン超えて、鉄くずなど約47トンを運んだとしている。
在原運転手の勤務先である「A商店」(八千代市)についても、過積載を容認したとして、同法違反容疑で書類送検した。
A商店は、無許可で運送業を営んだ貨物自動車運送事業法違反の容疑でも書類送検された。
https://www.sankei.com/affairs/news/190805/afr1908050014-n1.html
8月5日17時56分にNHK千葉からは、積み荷が重いほど運転手の実入りも多かったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は、トレーラーを運転していた千葉県八千代市の会社員、在原運転手(27)と、鉄筋などを積み込む作業をした廃品回収会社の33歳の社員らを、道路交通法違反の過積載の疑いで書類送検した。
警察によると、在原運転手らは、事件前の去年8月にも合わせて10回にわたって過積載の状態でトレーラーを走らせていた疑いがあるという。
1回に運ぶ積み荷が重いほど、運転手らに支払われる金額は多かったということで、警察は過積載での運転が常態化していたとみて、事故の経緯をさらに調べている。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20190805/1080006637.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。