2021年11月5日14時20分にNHK京都から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
子どもがマンションのベランダなどから転落して死亡する事故が相次いでいることから、専門家のグループが、効果的な対策を検討するための実証実験を行いました。
実験は4日、京都府長岡京市の保育園で、研究者や医師などで作る専門家のグループが行いました。
ベランダの柵を模した装置に器具を取り付けて、120センチから140センチまで高さを変え、3歳から6歳までの50人余りの園児が柵を乗り越えられるかを、年齢別に調べました。
その結果、なかには、自分の身長より高い140センチの高さでも、素足を柵に貼り付けるようにして5秒ほどで登ってしまう子どももいました。
マンションなどのベランダの柵の高さは、転落防止のために110センチ以上にする基準がありますが、子どもが乗り越えるケースがあとを絶たず、先月には、大阪・北区の高層マンションで、4歳の女の子がベランダから転落して亡くなったと見られる事故も起きています。
グループでは、今後も実験を続け、転落防止につながる柵の形状や効果的な器具による対策を検討して公表することにしています。
グループのメンバーで子どもの事故防止に取り組むNPO法人の北村光司理事は、「子どもが登ろうとしても、柵を乗り越えられない環境づくりが重要です。どういう条件なら安全かを具体的に検討して、メーカーなどとも共有したい」と話しています。
【子どもの建物からの転落事故】
国の人口動態調査によりますと、14歳以下の子どもがマンションのベランダなど建物から転落して死亡した事故は、去年は7件で、前の年から5件減りましたが、毎年、発生していて、過去10年間で124件に上っています。
このうち、2018年までの5年間の死亡事故37件について、消費者庁が詳しく分析したところ、年齢別では3歳が最も多く、1歳から4歳で全体の6割余りを占めていたということです。
また、事故の発生場所では、
▼ベランダからの転落が全体のおよそ4割にあたる15件
▼窓からの転落が7件
▼屋上からの転落が2件
だったということです。
医療機関から収集した事故事例では、5歳の子どもが家族を見送るためにベランダの手すりにつかまっていたところ前のめりになって転落したケースや、高さ90センチの柵がある2階のベランダから4歳の子どもが転落したとみられるケースがあったということです。
子どもの転落事故は、ことしに入ってからも相次いでいて、9月に札幌市のマンションで、子ども部屋の窓から誤って転落したとみられる4歳の男の子が亡くなった事故や、先月、大阪・北区の高層マンションで、ベランダから転落したとみられる4歳の女の子が亡くなった事故が起きています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20211105/2010012589.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。