2021年11月5日12時42分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪・箕面市の下水道のポンプ場を動かす配電設備の工事でミスがあり、耐震強度が計画の10分の1程度しかなかったことがわかりました。
市は、地震で設備が壊れれば一部の地域で下水処理が出来なくなるおそれがあるとして、補強工事を行う方針です。
不適切な工事が行われたのは、箕面市の「萱野汚水中継ポンプ場」です。
これは、市内の低地にある住宅などから汚水をくみ上げて下水道管に中継するポンプ場で、市は平成30年度から2年かけて、ポンプを動かすための高さ2メートル30センチ、幅9メートルほどの大型の配電設備を新たに設置する工事を行いました。
この工事は、国から費用の半分の交付金を受けて、総額およそ7800万円かけて行われ、会計検査院が完成した配電設備を調べたところ、耐震強度が計画の10分の1程度しかなかったことがわかりました。
原因は、工事の請負業者が配電設備と床を固定するのに使うボルトの種類を間違えたためで、地震の際、この設備が倒れて壊れれば、市内の一部で下水処理が出来なくなるおそれがあるということです。
指摘を受けた箕面市は、今後、耐震強度を計画どおりにするため補強工事を行う方針です。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20211105/2000053496.html
(ブログ者コメント)
〇発注元ではなく、会計検査院の検査で発覚したことに驚いた。
国の交付金を使っていなければ、耐震性が低いまま設備を使っていたことだろう、
〇それにしても、会計検査院は、どのようにしてボルト間違えを発見したのだろうか?
ブログ者が調べた範囲では、その内容は分からなかったが、分かれば、工事全般、発注元が検収する際の一つの参考になりそうな気がした。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。