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2017年2月23日12時23分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午前6時40分ごろ、浦臼町キナウスナイのTさん(72歳)の住宅から火が出た。
消防車8台が出て消火にあたり、火はおよそ3時間半後に消し止められたが、Tさんの木造2階建ての住宅1棟が全焼し、1階の焼け跡から3人が遺体で見つかった。
警察によると、Tさんは70代の妻と40代の息子の3人暮らしだが、いずれも連絡が取れなくなっているということで、遺体はこの3人ではないかとみて、確認を急いでいる。
また、Tさんの亡くなった母親の葬儀を控えていたということで、焼け跡からは、この母親とみられる遺体も見つかった。
火災のあった住宅の近くに住む70代の男性は、「はじめに煙が見えて、一気に1階から火が出ていた。 家では仮通夜が行われていたと知り合いから聞いた。とても心配している」と話していた。
現場は石狩川沿いにある田園地帯で、警察と消防は火事の原因を調べている。
出典
『浦臼町 住宅火災で3人の遺体』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170223/4170811.html
2月23日11時45分にテレビ朝日からは、仮通夜でローソクが灯し続けられていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
(現地からの記者レポート)
火事があった2階建て木造住宅です。
現在、火は完全に消し止められましたが、反対側が見えるほどに焼け落ちています。
近所の人が午前6時半すぎ、「1階から煙が出ている」と消防に通報しました。
火は、駆け付けた消防が約2時間後にほぼ消し止めましたが、内部が全焼し、中から4人の遺体が発見されました。
警察によりますと、この家にはTさん(72)と妻、息子の3人が暮らしていて、3人と現在、連絡が取れない状態になっているということです。
近所の人によりますと、22日はTさんの102歳の母の仮通夜が行われていて、夜からろうそく1本の火をともし続けていたということです。
警察が遺体の身元の特定を急ぐとともに、火の出た原因について詳しく調べています。
出典
『仮通夜のろうそくが原因か 住宅火災4人の遺体』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000095010.html
2月28日19時17分に毎日新聞からは、火災の原因に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ストーブに給油するゴムホースが劣化して灯油が漏れ出し、たばこの火がついた可能性があることが、28日、消防への取材で分かった。
消防によると、屋外にある灯油タンク(490ℓ)から室内のストーブにつながる配管のうち、ゴムホースが使われている部分が劣化し、灯油が漏れ出したとみられる。
警察はこれまで、3人の遺体のうち2人の身元を、Tさんと妻(72)と確認。
死因は、Tさんが焼死、妻は一酸化炭素中毒だった。
出典
『3人死亡火災 配管劣化で灯油漏れ引火か 北海道・浦臼』
http://mainichi.jp/articles/20170301/k00/00m/040/026000c
(ブログ者コメント)
映像を見ると現場は一面雪景色で、その中に住宅が点在している、そのうちの1軒。
たばこの火が着火源の可能性ありとのことだが、そのような小さな熱源よりは、ローソクのほうが、着火源としては可能性が高いような気がする。
2017年2月16日22時49分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
幼児が歯磨き中に転んで歯ブラシでのどを突く事故が多発しているとして、消費者庁は、15日、注意を呼びかけた。
メーカー側は、柄が曲がるブラシなど、安全対策に取り組み始めている。
6歳以下の事故は、2010年12月からの6年間に、医療機関から消費者庁へ寄せられただけで139件。
ブラシをくわえたまま歩くなどして転倒したケースが7割近くを占め、「ソファなどから転落」、「ぶつかる」が続く。
年齢別では、1歳児が64件と最多だった。
14年には、1歳児がベッドで歯磨きをしていたところ転倒。歯ブラシがのどに刺さり、3日間入院した。
この数字とは別に、東京消防庁が、11年1月から昨年2月までに5歳以下の子どもを救急搬送した事例数をまとめたところ217件あり、毎年約40件にのぼることが分かった。
有識者で作る東京都の協議会は、14日、歯ブラシに衝撃吸収性を持たせたり、口の奥に入りにくくしたりする対策を強化するように、メーカー側に提言した。
ライオン(東京都)は、15日、「クリニカKid’sハブラシ」を発売した。価格は200円前後(税抜き)。
0~2、3~5歳用は、転倒して強い力がかかると、ゴム性素材を含むネックが曲がる仕組み。
0~2歳用は、同社の従来品より衝撃を95%減らせるという。
歯ブラシのネックが軟らかすぎると磨く効果が下がる課題があったが、担当者は「素材やデザインを試行錯誤し、安全性と清掃性を両立できた」と話す。
子ども用の曲がる歯ブラシを15年から販売しているDHL(大阪府)は、今年1月までに約12万本を売り上げた。
担当者は、「安全を配慮した製品への需要は高い」と話す。
子どもの事故予防について研究する産業技術総合研究所の西田佳史・首席研究員は、「事故は保護者の見守りだけでは防げないため、製品改善は予防に向けて実効性がある。今後、こうした製品が予防にどのくらいの効果をもたらしたのかを検証することが大切です」と話す。
出典
『子どもの歯磨き中の事故が多発 のどに刺さり入院も』
http://www.asahi.com/articles/ASK2H5V5TK2HUCLV00L.html
2月16日付で教育新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
消費者庁と(独)国民生活センターは、2月15日、子供の歯磨き中の事故が多発していると発表し、注意を呼びかけた。
発表によると、平成22年12月から昨年12月末までに、医療機関から6歳以下の事故情報が139件報告された。
年齢別では1歳児が最も多く64件、次いで2歳児が42件、3歳児が17件。
事故の態様は、
・歯ブラシをくわえたまま転倒して喉を突いた
・歯ブラシが口の中に刺さって入院した
など。
同庁と同センターは、事故防止のために、特に事故が多い1歳から3歳頃までの子供が自分で歯磨きをするときは次の点に気を付けるよう、呼び掛けている。
①保護者がそばで見守り、床に座らせて歯磨きをさせる。
子供が歯ブラシを口に入れたり歯ブラシを手に持ったりしたまま歩き回ると転倒してけがをする危険があるので、気を付ける。
②子供用歯ブラシは、喉突き防止カバーなどの安全対策を施したものを選ぶようにする。
③保護者が仕上げ磨きをする際は、子供用歯ブラシはきれいにする効果が不十分なので、仕上げ用歯ブラシを使用する。
ただし、仕上げ用歯ブラシは喉突きなどの危険性が高いため、子供には持たせず、子供の手の届かない場所に置く。
④歯ブラシだけでなく、箸やフォークなど、喉突きの危険性のある日用品も、口に入れたまま歩いたり走ったりさせないようにする。
出典
『子供の歯磨き中の事故多発 消費者庁が注意喚起』
https://www.kyobun.co.jp/news/20170216_06/
(ブログ者コメント)
本件、過去にも本ブログで紹介したことがある。
2016年9月14日掲載
2016年9月7日報道 子供の事故を防ぐため、デザインや素材、構造を変える動きが広がりつつある、キッズデザイン賞がその動きを後押し、柄がグニャリと曲がる歯ブラシは昨年の奨励賞
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6278/
2017年2月14日20時19分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午後2時半ごろ、札幌市北区屯田3条の2階建て住宅で「男性が屋根からロープで宙づりになっている」と、近所の男性から消防に通報があった。
消防が現場に駆け付けたところ、男性は命綱のロープが肩から首にかけて絡まり、意識を失ったまま宙づりになっていて、病院に搬送されたが、その後、死亡が確認された。
警察によると、死亡したのは近所に住む男性(68歳)で、この家の住人から依頼を受けて、1人で作業を行っていたという。
警察は、男性が作業を終えて屋根から下りる際にロープが体に絡まったとみて、詳しい状況を調べている。
出典
『命綱で宙づり雪下ろしの男性死亡』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170214/3912631.html
2月15日付で毎日新聞北海道版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午後2時半ごろ、札幌市北区屯田3の2階建て住宅で、ボランティアで雪下ろしをしていた近くの男性(68)が屋根から下りようとした際、命綱のロープが首に絡まり、宙づりになった。
男性は病院に運ばれたが、死亡した。
警察によると、屋根から下ろした雪で、はしごの設置が難しかったため、ロープを使って下りようとしていたとみられる。
出典
『男性死亡 雪下ろし中に命綱絡まり』
http://mainichi.jp/articles/20170215/ddl/k01/040/046000c
(ブログ者コメント)
命を守るはずの命綱が絡まるなどして死亡した事例は、本ブログで過去に何件か紹介スミ。
2012年10月22日掲載
2012年10月15日 山形県小国町の電柱で電話線工事をしていた作業員が落下、宙吊りとなった時に安全ベルト?が胸を圧迫して死亡
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2370/
2012年1月21日掲載
2012年1月17日 長野県の民家で屋根の雪下ろし中、命綱が首に絡まって窒息死
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/1247/
2011年10月21日掲載
2011年10月17日 秩父市で自宅屋根修理中の男性の首に命綱が絡まって死亡
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/876/
2017年2月13日20時30分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月4日未明、栃木県小山市城北の飲食店従業員の男性(58)方の旧店舗兼住宅が全焼、家族5人が犠牲となった火災では、2階で寝ていたとみられる妻(60)と長女(30)、孫で小学4年の女児(9)の死因は一酸化炭素中毒と判明している。
住宅火災では、煙は大きな脅威。
専門家は、冷静に対応して煙を避けて逃げることや、火災の早期発見、早期避難が重要と指摘する。
「最近の住宅は気密性が高く、有毒ガスがたまりやすい。1階が火元になると、階段が煙突の役割を果たしてしまう」
県防災館(宇都宮市中里町)で解説員も務める大門牧夫館長(61)は、住宅火災での煙の脅威を、こう指摘する。
煙のスピードは、水平方向に移動するときは人間の歩く速さと同じ程度だが、上昇するときは歩く速さの3~5倍にもなるといい、「2階部分には熱のある煙が充満する」。
夜間の火災では停電する可能性もあり、パニックにならずに冷静に逃げ出すことができるかどうかが、生死を分けることさえある。
「一般住宅で火災が起きた場合、火災と同時にまず家が停電することが多く、2階で寝ているときに火災が起きたら、真っ暗となり、避難しにくくなる」。
気が動転すると、背を低くして煙を吸わないようにするなどの機転が利かなくなる場合もあるのだ。
大門館長は、「火災を早期発見し、煙を絶対に吸わないようにするのが何よりも重要」と強調。
煙や熱を感知する住宅用火災警報器を設置していれば、出火の早い段階で気付くことができ、逃げる時間が取れる。
各消防でも、火災警報器設置を呼び掛けている。
同館では、火災を想定し、疑似の煙が立ちこめる6つの部屋を誘導灯を頼りに出口を目指す煙迷路体験がある。
煙の脅威を肌身で感じることができるのだ。
大門館長は、「煙の恐ろしさを身をもって体験して、事前の備えをしてほしい」と話している。
出典
『住宅火災の脅威… 1階の「煙」が階段を煙突代わりに上昇、2階に充満
専門家「煙を絶対に吸わないように」』
http://www.sankei.com/affairs/news/170213/afr1702130016-n1.html
2017年2月13日19時45分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
積雪が多く、日によって急に気温が上がるこの時期、道内では、雪が屋根から落ちる落雪とともに、氷が落ちる「落氷」の事故も多くなる。
12日には、置戸町拓殖の住宅の敷地内で、この家に住む男性(78歳)が頭から血を流して倒れているのが見つかり、およそ1時間後に死亡が確認された。
現場には、屋根から落ちてきたとみられるいくつもの氷の塊が残っていて、氷の厚さは20cm近くあり、大きさは大きいもので1辺の長さが50cmあまりあった。
また、13日午後には、北見市で60代の男性が屋根から落ちてきた雪の塊にあたり、背中にけがをした。
警察によると、道内では落雪や「落氷」により、毎年100人前後が死傷している。
中でも氷は雪より重たく、落ちてきたときの衝撃も大きくなる。
雪や氷と建築の関係に詳しい北海道科学大学工学部建築学科の伊東敏幸教授は、「落ちてきた氷が当たれば頭蓋骨が折れるおそれがある」と、落氷の恐ろしさを強調する。
伊東教授によると、屋根の雪が暖房の熱でとけて軒先に流れ、冷やされて凍りつき、日中に気温が上がったときに氷が溶け出して落ちるという。
落ちてくる氷から身を守るためには、ふだんから絶対に軒下を歩かないよう心がけ、気温が0℃以上に上がったときは、さらに注意することが大切だという。
また伊東教授は、自分の家の屋根から氷が落ちて人に当たらないようにするためには、落ちそうな場所に目印を立てて歩行者に知らせることも必要だと話している。
出典
『“落氷”の怖さと対策は』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170213/3869701.html
置戸町の事例については、2月12日20時34分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月13日17時5分に北海道新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後5時ごろ、置戸町拓殖の住宅の敷地内で、この家に住む男性(78歳)が頭から血を流して倒れているのを、妻が見つけた。
男性は病院に運ばれたが、およそ1時間後に死亡が確認された。
男性が倒れていたのは住宅と車庫の間の通路で、近くに厚さ20cmあまりの氷の塊が複数落ちていたという。
近くにスコップがあったことから、男性は何らかの作業中だったとみられる。
12日の北見地方は、時折晴れ間がのぞく天気で、気温は平年より1℃から2℃高く推移していたことから、警察では、屋根から落ちてきた氷が男性の頭に当たったとみて、詳しく調べている。
出典
『氷の塊が直撃か 男性死亡』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170212/3859071.html
『落氷直撃か 男性死亡 置戸』
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0368092.html
北見市の事例については、2月13日19時44分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午後2時前、北見市留辺蘂町の住宅で、この家に住む60代の男性が除雪作業をしていたところ、屋根から落ちてきた雪の塊にあたった。
警察によると、男性は背中にけがをして病院に運ばれたが、意識はあり、命に別状はないという。
警察は、2階建ての屋根から落ちてきた氷が混じった雪の塊が男性にあたったとみて、詳しく調べるとともに、除雪中の事故に注意するよう呼びかけている。
出典
『除雪中に雪の塊落下で男性けが』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170213/3885511.html
2017年2月12日21時4分にNHK関西NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月12日18時25分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後1時半すぎ、京都府宮津市溝尻の住宅の駐車場で、とめてあった軽乗用車の中で、この家に住む漁業の男性(62)が死亡しているのを、男性の息子が見つけた。
警察の調べによると、男性の死因は一酸化炭素中毒で、見つかった当時、周辺には近くの倉庫の屋根から落ちてきたとみられる雪が1m以上積もり、車の後ろの部分が雪に埋もって、マフラーがふさがれた状態になっていたという。
また、男性は11日午前9時ごろから家の雪かきをしていたということで、運転席を倒して車内で休憩中だったとみられるという。
このため警察では、男性が休憩中に雪で排気口がふさがり、排気ガスが車内に充満したことが原因とみて、詳しい状況を捜査している。
日本自動車連盟(JAF)は、排ガスで一酸化炭素中毒にならないよう、頻繁にマフラーの周囲を除雪するなどの対策を取るよう、注意を呼びかけている。
出典
『雪が排気口ふさいだか男性死亡』
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20170212/3860051.html
『雪がマフラーふさぎ車内で男性死亡…CO中毒』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170212-OYT1T50072.html?from=ycont_top_txt
(ブログ者コメント)
山陰地方では過去の記録をン10年ぶりに更新するほどの降雪があり、漁船が沈む(既報)など、多くの被害が出ている。
思うに、この事例、過去にはそれほど多くの雪が屋根から落ちることはなかったが今年は・・・といったことが影響しているのかもしれない。
2016年12月31日19時1分にNHK関西NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月31日23時13分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
29日夜、大阪・西淀川区の集合住宅で、自宅の風呂場で入浴中だった85歳の夫と83歳の妻が2人とも浴槽の中で裸で死亡しているのを、帰宅した次男(58)が見つけた。
2人に目立ったけがなどはなく、司法解剖の結果、死因は溺水(できすい)とわかった。
長い時間風呂に入っていたために2人とも熱中症を起こし、意識を失って浴槽のお湯の中で溺れて亡くなったと見られる。
次男の話では、2人は足が不自由で、以前から互いに助け合って一緒に風呂に入っていたという。
熱中症に詳しい大阪国際大学人間科学部の井上芳光教授は、「浴室で体が温められると皮膚に近い血管が開いて血圧が下がり、脳に血液が届きにくくなる。その結果、熱中症の症状の1つの熱失神と呼ばれる状態になって意識を失ったと考えられる。熱失神となって浴槽で溺れて亡くなるケースは多く、なかでも高齢者は血圧を調整しにくいため、特に注意が必要だ」と呼びかけている。
出典
『高齢夫婦死亡は風呂で熱中症』
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20161231/5712951.html
『80代夫婦、湯船でおぼれ死亡 入浴中に熱中症か 大阪』
http://www.asahi.com/articles/ASJD06D78JD0PTIL006.html
2016年12月8日16時28分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ドライヤーの使用中にコードから火花が出てやけどをしたり、髪の毛が吸い込まれて取れなくなったりしたという事例が、この5年半ほどの間に120件寄せられ、国民生活センターは、コードの損傷などが事故につながっているとして、注意を呼びかけている。
同センターによると、ドライヤーの使用中に危険な目に遭ったり不安を感じたりしたという相談が、ことし10月までの5年半ほどの間に366件寄せられている。
このうち、コードから火花が出るなどしてやけどしたという事例が105件、髪の毛が吸い込まれて取れなくなったり焦げてしまったりしたという事例が15件あったという。
同センターが調べたところ、繰り返しねじられるなどして損傷したコードは局所的に発熱し、実験の結果、損傷した部分から火花が出ることが分かったという。
また、空気を取り込むドライヤーの吸い込み口に髪の毛が近づきすぎると吸い込まれる場合があることも、確認されたという。
同センターは、コードの損傷を防ぐためコードを巻きつけて保管しないようにし、コードの一部が熱くなるなど異常を感じたら使用をやめることなど、注意を呼びかけている。
同センターの村嶋さんは、「ドライヤーは毎日使われるため、家電製品の中でも過酷な状況で使われている。コードを巻きつけて保管しないなど、改めて使い方に気をつけてほしい」と話している。
出典
『ドライヤーのやけどなどに注意』
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20161208/5061991.html
(ブログ者コメント)
国民生活センターHPに掲載されている記事は下記。
『ヘアドライヤーの取り扱いに注意-発火、火花の発生によるやけどや、髪の毛が吸い込まれて抜けなくなることも-』
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20161208_1.html
以下は序文。
ヘアドライヤーは一般家庭に広く普及し、日常的に使用されています。
PIO-NETには、2011~2015年度の間に「ヘアドライヤー」に関する相談が毎年100件以上寄せられています。
この中には危害・危険情報が毎年50~70件程度含まれており、「コードの付け根から火花が出てやけどをした」、「髪の毛が吸い込まれて取れなくなり、はさみで切った」等の事例が見られました。
そこで、これらの相談事例をもとに、消費者にヘアドライヤーの使用実態等についてのアンケートを実施するとともに、一般家庭で使用中のヘアドライヤーに関する調査、コードの損傷不具合や、ヘアドライヤーによる髪の毛の吸い込みについて再現テストを行い、注意喚起及び情報提供を行います。
2016年10月7日5時0分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
滋賀県草津市で、6月、量販店の駐車場に止まっていた軽乗用車の車内から、県内に住む19歳の男女2人の遺体が発見された。
2人に外傷や着衣の乱れはなく、のちに死因は一酸化炭素中毒と判明。
事件か、自殺か…。
車内に練炭など自殺の要因となるものはなく、薬物を使った可能性も否定された。
ベテラン捜査員も思わずうなった不可思議な状況。
県警が車両実験を経て導き出した結論は、一歩間違えば誰にでも起こりうる「特異な事故」だった。
「駐車場に止まっている軽乗用車の中で人が倒れている」。
車内で男女2人が死亡しているのが見つかったのは、6月14日午後2時10分ごろ。
量販店の店員からの119番で発覚した。
現場を確認した滋賀県警の捜査関係者によると、2人には苦しんだ痕も少しあり、練炭を使って自殺した際の状況にも似ていたという。
「長年携わってきて、一見すると、一酸化炭素中毒の状況だが、車内には練炭など自殺の要因となるものはなかった。『なんやこれは』と思った」(捜査関係者)
車内には薬瓶やペットボトルなどもなく、薬物による自殺の線も薄いとみられた。
約1週間かけた検視の結果は、やはり一酸化炭素中毒。
女性の直接の死因は吐瀉物による窒息死だったが、一酸化炭素中毒である点は、男性と同じだった。
また、監視カメラには、2日前によく似た車が駐車場に入ってくるのが映っており、このときから止まっていた可能性があるという。
2人は、どうやって亡くなったのか。
草津署は、2人の乗っていた車が、昨年12月、駐車場で別の車両と後部を接触する事故に遭っていたことに注目した。
車両を詳しく調べると、車体の後部のバンパーが多少へこんでおり、マフラーに傷が確認された。
そこで同署は、車両を、死亡した2人が発見された当時と同じ状況にして、エンジンを入れるテストを行った。
すると、車を走行させている間は問題なかったが、停車させてエンジンをふかした(アイドリング)状態にすると、車内に一酸化炭素がたまり始めた。
こうした検証を経て、同署は、2人の死因について「整備不良による特異な事故」と結論づけた。
アイドリング状態で駐車中に一酸化炭素が車内に流入し中毒死したというもので、発見時にエンジンが止まっていたのは、バッテリーが上がったか、ガス欠が原因とみられた。
駐車場などに車を長時間停車させ、車内で友人や恋人と話に花を咲かせた経験のある人は少なくないはず。
それが、命まで奪われるほど恐ろしい一酸化中毒の原因になるのだろうか。
車の修理も行っている草津市内の中古自動車販売会社の社長は、「実際に車を見たわけではないが、十分あり得る事故だ」と警鐘を鳴らす。
社長によると、車体後部のマフラーでは、エンジン部分で燃料を動力に変えた際に発生する排ガスを外部に排出しており、一酸化炭素だけでなく、二酸化炭素や窒素酸化物も出しているという。
二酸化炭素や窒素酸化物より軽い一酸化炭素は、通常上昇するため、マフラーに傷があるとそこから車内へ流入する危険性があるが、走行中は風によって後ろに流れる。
つまり、今回の事故は、停車中だったことが大きな要因となったという。
さらに社長は、「軽自動車は車体を軽くするため、部品の強度が普通乗用車に比べて弱く、普通乗用車よりマフラーなどが傷つく可能性が高い」とも指摘する。
こうした事故は、ほかにも例がある。
国交省自動車局整備課は、「雪などでマフラーの排出口が塞がれて排ガスが逆流する例が多く、外注のマフラーが壊れていたり、排気管に亀裂が入っていたりして、停車中に車内に一酸化炭素が入ってくるケースもある」と説明する。
平成23年9月には、駐車場で軽自動車のエンジンをかけたまま停車していた2人が、一酸化炭素中毒で死亡する事故が発生。
原因は、整備不良によって、排ガスの一酸化炭素濃度が基準値を大幅に超え、さらに社外品のマフラーが床下で破損。
この状態でエンジンをかけたまま仮眠したことにより、車室内に高濃度の一酸化炭素が流入した、と判断された。
長時間にわたって車を停車させていただけで、命を奪われるような恐ろしい事故に遭う可能性がある。
草津署は、「特異な例ではあるが、実際に起きた。事故を起こしたときだけでなく、車の不具合を感じた際にも、きちんと整備・点検をしてほしい」と注意を呼びかけている。
出典
『「なんやこれは!」捜査員もうなった不可思議な遺体…軽乗用車内の19歳男女を死に至らしめた原因とは?』
http://www.sankei.com/west/news/161007/wst1610070003-n1.html
2016年8月30日16時37分にNHK東北NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午前11時ごろ、名取市増田のマンションの住民から「70代の母親が玄関のドアに指をはさまれた」と消防に通報があった。
指をはさまれた70代の女性は、すぐに近くの病院に運ばれたが、消防によると、左手の中指を切断する大けがだという。
消防によると、現場はマンションの6階の部屋で、女性は「強い風にあおられて閉まった玄関のドアに指をはさんだ」と話しているという。
仙台管区気象台によると、事故のあった名取市では、台風の接近で29日夜から強い風が吹いていて、近くの仙台空港では、午後1時39分に20.6mの最大瞬間風速を観測している。
出典
『強風でドアに指挟まれ女性けが』
http://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20160830/5220612.html
2016年7月20日11時38分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月20日5時45分に神戸新聞から、7月21日付で朝日新聞(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
『座席にアルカリ性洗剤こぼす 女子高生熱傷で全治1年 過失傷害容疑で飲食店従業員書類送検』
http://www.sankei.com/west/news/160720/wst1607200042-n1.html
『JR座席でお尻炎症、全治1年 原因は業務用洗剤』
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201607/0009300866.shtml
JR山陽線の快速電車内で、今年2月、座席に座った女子高校生が尻にけがをした事件があり、座席に高濃度の液体洗剤をこぼしたとして、兵庫県警姫路署が過失傷害容疑で飲食店従業員の20代の男=同県加古川市=を書類送検していたことが、20日、分かった。
同県警の鑑定で、座席に付着していた液体洗剤が10~100倍に薄めて使う高濃度の原液で、男は「自宅で洗い物に使うために持ち帰った」と供述している。
書類送検容疑は、2月20日朝、電車内で業務用洗剤を誤って座席にこぼし、同県姫路市内の高校に通う女子生徒(17)=加古川市=にやけどを負わせたとしている。
同署によると、女子生徒は登校のため、加古川駅から野洲発網干行き快速電車に乗車。
2人がけの座席の窓側に座った直後に、スカートがぬれていることに気付いた。
座席から、消毒薬のようなにおいがする、直径15cm程度の染みが見つかった。
尻はやけどの症状で、約1年の治療が必要という。
男は、勤務先の神戸市内の飲食店にあったアルカリ性の業務用洗剤をペットボトルに入れ、リュックサックで自宅に持ち帰る途中だった。
背負ったまま座席に座り、洗剤が漏れたのに気付かないまま、加古川駅で下車。
入れ替わりで女子生徒が座ったという。
2016年4月9日7時3分に、読売新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月4日付で毎日新聞東京版から、4月4日19時39分にFNNニュースからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
子どもの誤飲事故の原因として最も多いのはたばこで、全体の20%を占めていることが、厚生労働省の調査でわかった。
たばこの誤飲事故は、生後6か月~1歳5か月が9割近くと、小さい子どもに集中しており、厚労省は保護者に注意を呼びかけている。
調査は、厚労省が指定する8病院の小児科から報告された2014年度の誤飲事故357件をまとめた。
製品別にみると、たばこが72件で最多だった。
室内に置いてあるたばこや灰皿の吸い殻を口にするケースが多かったが、自家用車内で吸い殻を誤飲したケースもあった。
72件中50件では、家庭内に喫煙者がいた。
年齢別では、生後6か月~11か月が41件、1歳から1歳5か月が21件で、計62件に上る。
具体的には、1歳の女児がたばこを1~2本のみ込んで顔色が青くなったり、1歳2か月の男児が車内の吸い殻を2本誤飲して嘔吐したりという例があった。
たばこ以外では、錠剤などの医薬品・医薬部外品が51件、金属製品43件、プラスチック製品39件の順に多かった。
厚労省は、食品と間違えやすい「パック型洗剤」の誤飲にも注意を呼びかけている。
2013年度は、医薬品・医薬部外品がトップだった。
出典
『子どもの誤飲、たばこが最多…保護者に注意喚』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160408-OYT1T50089.html
『子ども誤飲 たばこ首位 14年度72件、厚労省が注意喚起』
http://mainichi.jp/articles/20160404/ddm/041/040/076000c
『子どもの誤飲事故 タバコが最多に パック型洗剤にも注意喚』
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00320672.html
2016年3月29日16時39分に産経新聞から、「海外こぼれ話」として、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
米オクラホマで体調不良を訴えた10歳の少年が、病院で、ウイルス性胃腸炎の疑いと診断された。
しかし、数日たっても症状が治まらず、エックス線検査で8個の磁石を飲み込んだことが原因だったと分かった。
米メディアが伝えた。
医師は、複数の磁石がくっつくことで細胞や血流に問題が生じると指摘。「放置されていれば命の危険もあった」としている。
少年は手術を受け、快方に向かっているという。
出典URL
http://www.sankei.com/affairs/news/160329/afr1603290027-n1.html
(ブログ者コメント)
磁石誤飲の危険性については、下記記事参照。
2016年2月12日掲載
2016年2月12日報道 NHKの調査によれば複数の強力な磁石を幼児が誤飲し手術した事例が5年で11件、中には胃と腸にあった磁石がくっつき穴が開いた事例も
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5646/
2016年2月8日23時1分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月9日9時52分にNHK東海NEWS WEBから、2月8日23時2分に朝日新聞から、2月9日9時0分に中日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後1時すぎ、JR関西線の四日市発名古屋行き普通上り列車が愛知県弥富駅に停車中、乗客から「車内がアンモニア臭い」と報告があり、JRは、乗客約20人を降ろす措置をとった。
警察などによると、同日午後10時ごろ、弥富駅の係員が下り線ホームのごみ箱の異臭に気付き、警察に通報。
警察が中を調べたところ、発酵食品のようなものが見つかった。
中国などで食べる「臭(しゅう)豆腐」とみられ、警察が鑑定を進めている。
警察や消防によると、電車の1両目中央付近の座席付近の床に20cmほどの無色透明の液だまりが見つかり、異臭を発していた。
臭豆腐の汁とみられる。
この影響で、乗客約20人が後続に乗り換えたほか、同線は約1時間45分、運転を見合わせた。
気分が悪くなった人は、いなかった。
臭豆腐は、中国や台湾などで広く食べられている発酵食品で、独特な風味と強烈なにおいが特徴。
乗客が持ち込んだ可能性がある。
出典URL
http://mainichi.jp/articles/20160209/k00/00m/040/096000c
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20160209/5747771.html
http://www.asahi.com/articles/ASJ2876GGJ28OIPE036.html
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2016020990085951.html
2016年2月12日0時37分にNHK首都圏NEWS WEBから、『複数の磁石誤飲で手術の場合も』というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
子どもが誤って複数の磁石を飲み込み、体の中で腸などを挟み込んでくっついてしまい、手術をしたケースが、この5年間に少なくとも11件起きていたことが分かった。
アメリカやEUなどでは、おもちゃへの磁石の使用を制限するなどの対策が行われていて、専門家は、「日本でも実態を把握するシステムを作り、対策につなげる必要がある」と指摘している。
これは、NHKが、専門の学会や小児科の専門誌などに報告された磁石を誤飲した事例を調べたもの。
その結果、誤飲した複数の磁石が体の中で腸などの壁を挟み込んだままくっついてしまい、開腹手術や内視鏡などで取り出したケースが、この5年間に全国で少なくとも11件起こっていたことが分かった。
幼い子どもがおもちゃなどに使われている小さな磁石を飲み込むケースが多く、なかには、腸が挟み込まれたため腸の壁に穴が開いて危険な状態になった子どももいた。
磁石の誤飲事故を巡っては、アメリカやEUでは、子ども向けのおもちゃに強力な磁石を使うことが制限されているほか、最近は、レアアースから作る「ネオジム磁石」と呼ばれる、小さくても極めて強力な磁石が普及したことなどから、おもちゃ以外での使用も規制する動きが出てきている。
一方、日本では、おもちゃの業界団体が独自の規格を設けるなどして注意を呼びかけているものの、国の規制などはなく、実態の把握もできていないということで、子どもの事故に詳しい医師の山中龍宏さんは、「事故は、実際にはかなりの数起きていることが予想される。どのような製品によって事故がどれくらい起きているのかについて実態を把握するシステムを作り、対策につなげる必要がある」と話している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20160212/5589641.html
(以下は、活字化されていないナレーションなど)
最近は、強力な磁石がさまざまな商品に使われている。
(映像;ブログ者解説)
女性アナウンサーが、磁石どうしがチェーンのようにつながった製品から一つの磁石を外してみせたが、結構、力が要る模様。
そして、外した5mmぐらいの磁石を手のひらに置き、別の磁石を5cmぐらいに近づけると、手のひらの磁石が別の磁石に向け、吸い付くように飛んで行った。
メーカー側も、注意を呼び掛けている。
日本玩具協会は、子供の口に入る大きさの強力な磁石使用なら、安全なおもちゃにつける「STマーク」を認定しないようにしている。
11件は氷山の一角だという指摘もある。
好奇心のおうせいな小さな子供。なんでも口に入れようとする。もしそれが磁石だったら?内臓に穴が開くことがある。
(内視鏡写真)
磁石が胃の壁にめりこんでいる。
(日本の事例)
2cm程度の細長い磁石を2個飲み込んだ1歳5ケ月の女児のレントゲン写真。
当初は、1個が胃に、もう一個が腸にあり、離れていたので経過観察扱いにしていたが、翌日嘔吐したので再度調べると、胃と腸を挟み複雑な形でくっついていて、3ケ所に穴が開いていた。
(診察した医師談)
粘膜も筋肉もずっと押し潰されていたことで腐った。一歩間違って血管を傷つけていれば、おなかの中が大量に出血し、危険な状態だった。
(ブログ者コメント)
ブログ者は、強力磁石の誤飲問題を初めて知った。
本ブログでは、原則、約1週間遅れで報道記事を掲載しているが、本報道は6分強の放映で、活字化されていない情報もかなりあるため、当日掲載とした。
NHK首都圏NEWS WEBにつき、2月18日(木)まで元記事にアクセスできる。
2015年12月18日1時0分に京都新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
商品と一緒にドライアイスを密閉して保冷袋に入れたため袋が破裂してけがをしたとして、大阪府茨木市の40代女性が、滋賀県竜王町の乳製品製造販売会社「K社」に損害賠償を求めていた訴訟の判決が17日、大阪地裁であった。
松永裁判官は、店員に過失があったとして、同社に約27万6千円の支払いを命じた。
判決によると、2013年8月、女性の知人が同社経営の「K本店」でプリンなどを購入。
その際、店員が保冷袋に商品とドライアイスを入れて密封した。
その後、知人から商品を受け取った女性が袋をつかんだ瞬間に破裂し、女性は首や背中の捻挫を負った。
出典URL
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20151217000183
(ブログ者コメント)
ブログ者は、つい最近、冷凍食品と一緒に送られてきた、ドライアイスだけが入った袋をつかんだことがある。
その袋はといえば、中のドライアイスが全量昇華してパンパン状態。
しかし、つかむと指の部分が若干凹む程度のパンパンさで、仮に穴を開けたとしても中のガスがプシューっと出るだけ・・・そんな感じだった。
今回の事例は、商品と同じ袋にドライアイスを入れていたようだが、思うに、「店員の過失」とは、袋の容積に応じたドライアイスの投入量があったものの、たとえばお持ち帰り時間が長いなどの理由で、その量をオーバーして入れてしまった・・・ということだったのだろうか?
2015年10月2日1時36分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国民生活センターは1日、インテリア用品として売られている水で膨らむボール状の樹脂製品を2歳女児が誤ってのみ込み、腸がふさがれる重症事故が発生したと発表し、注意を呼びかけた。
女児は開腹手術で製品を摘出し、一命を取り留めた。
直径1~1.5cmほどの製品が4cmほどに膨らんでいたという。
発表によると、同様の品は100円ショップなどで売られている。
赤や青などに着色されており、透明な器に入れて飾る。
「高吸水性樹脂」などと呼ばれるものを用いており、吸水すると膨らみ、ゲル状になる。
女児は、今年6月に嘔吐が続いて受診し、開腹手術したところ、十二指腸から製品が見つかった。
手術前の検査では、異物を見つけられなかった。
症状が出てから摘出まで7日間、体内に残っていた。
保護者は、「引っ越しの際に出てきたものを誤飲したかもしれない」と話したという。
米国でも、生後8カ月の乳児が同様の製品を誤飲し、手術で取り除いた例があるという。
センターは、「高吸水性樹脂はX線撮影で写らない可能性が高い。乳幼児の目や手の届かない場所に保管し、絶対に誤飲しない環境にしてほしい」と呼びかけた。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASHB15D0SHB1UTFL00H.html
10月1日21時39分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
国民生活センターは1日、樹脂製のインテリア用ボール(直径約1cm)を誤飲した2歳の女児が十二指腸閉塞になり、肝障害と膵炎を引き起こす重症事故が今年6月に発生したと発表した。
ボールは水を吸って膨らむようにできており、体内で直径約4cm大になっていた。
エックス線検査で樹脂製ボールは映らないため把握できず、開腹手術で誤飲が判明した。
ボールは100円ショップなどで、「高吸水性樹脂」「アクリルポリマー」「吸水性ポリマー」といった表示で売られている。
カラフルな色で、「ビーズ」とも呼ばれる。
水を吸って膨らませると、弾力があり崩れないゼリー状の球になる。元に戻りにくいのが特徴。
飾りとして人気だという。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20151002k0000m040089000c.html
(ブログ者コメント)
国民生活センターから10月1日付で公表された内容は、下記参照。
『幼児が水で膨らむボール状の樹脂製品を誤飲-十二指腸閉塞、開腹手術により摘出-』
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20151001_1.html
2015年9月18日20時8分にNHK長崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月9日午後9時半ごろ、長崎市のコンビニエンスストアでレジ付近に置かれていた缶コーヒーのアルミ製のボトルが破裂し、中身の液体が2mから3m飛び散った。
警察で、破裂したボトルの中身の液体を鑑定した結果、一般に販売されているアルカリ性の洗剤の成分が検出されたという。
警察によると、この洗剤の成分がボトルの素材のアルミニウムと化学反応を起こして水素が発生し、ボトルのふたが閉まっていたために充満して破裂した可能性が高いことが分かった。
警察は、ボトルをレジに置いた長崎市の30代の男性に事情を聞いたところ、「会社にあった洗剤をボトルに入れて自宅に持ち帰る途中、コンビニエンスストアで買い物したときにレジに置き忘れた」と話しており、事件性はないと判断したという。
この事故によるけが人は、いなかった。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5035036961.html?t=1442640951814
以下は、トラブル発生当時の記事。ほぼすべてのメディアで、事件扱いされていた。
(9月12日付 毎日新聞西部版)
長崎県警は11日、長崎市勝山町のコンビニエンスストアで9日午後9時半ごろ、客の男が店内に放置したコーヒー缶が破裂したと発表した。
威力業務妨害容疑で捜査している。
県警によると、同日午後8時半ごろ、男が来店し清涼飲料水を数点購入後、レジ近くの台の上に自ら持ち込んだアルミニウム製コーヒー缶(400mℓ入り)を置き、店を出た。
約1時間後、「パーン」という音とともに缶が破裂し、中から茶色の液体が飛び散った。
客が数人いたが、けがはなかった。
男は店内の防犯カメラに映っており、中年で中肉中背だった。
http://mainichi.jp/area/news/20150912ddp041040027000c.html
(ブログ者コメント)
同様のトラブルは、過去にも起きている。
2012年10月26日掲載
2012年10月20日 文京区の地下鉄丸ノ内線で、乗客が勤務先から小分けして持っていた業務用強力洗剤入りのアルミ缶が破裂、アルカリとアルミが反応して発生した水素が原因 (修正1)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2390/
2015年8月20日13時5分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
強化ガラス製の鍋ぶたや食器が突然、粉々に割れる事故の情報が、2012年4月以降の約3年間に少なくとも45件寄せられていることが20日、消費者庁や製品評価技術基盤機構(NITE)への取材による集計で分かった。
うち8件では、割れた破片で指を切るなどのけがをしていた。
強化ガラスは、表面に細かな傷があると急な温度変化などで激しく砕け散る恐れがあるという。
消費者庁は12年に注意喚起しているが、それ以降も同種の事故が後を絶たないため、再度注意を呼び掛ける方針だ。
事故があった製品の内訳は、鍋やフライパンのふたが多く28件。それ以外のグラス、ボウル、皿などの食器が計17件。
ふたは、調理中に割れて飛び散るケースが目立つ。
岩手県で13年11月、調理中に飛散し、そばにいた人がすり傷を負ったほか、大阪府でも12年12月、ガラス片が足に刺さる事故があった。
グラスは、食器洗い機から取り出した途端に飛散したり、洗った後に伏せた際に割れたりしたケースがあった。
消費者庁は、対策として、
・傷やひびが入った製品は使わない、
・高温の状態で水に入れず十分に冷やしてから洗う、
・洗う際はガラスを傷つける金属製たわしを使わない
ことなどを呼び掛けている。
ほかに、テレビ台やドラム式洗濯乾燥機のドア部分、電子レンジの扉部分などの強化ガラスが割れる同種の事故も12年4月以降、少なくとも約60件起きている。
今年5月には、ダイニングテーブルのガラスが食事中に飛散し、その場にいた人が軽傷を負った。
強化ガラス製品の事故情報は、09年11月以降の約1年半に約40件寄せられ、同庁が12年4月に注意喚起している。
出典URL
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG20H01_Q5A820C1000000/
8月26日16時59分に産経新聞からは、消費者庁が呼びかけたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。なお、記事中の事故件数は、平成20年(2008年)度以降の数字となっている。
消費者庁は26日、強化ガラス製の鍋やフライパンなどのふたが突然、粉々に割れる事故が平成20年度以降に85件寄せられ、11人が割れた破片で指を切るなど軽傷を負ったとして注意を呼び掛けた。
24年4月にも注意喚起したが、その後も46件の事故情報があり、再度の注意喚起となった。
強化ガラス製のふたは、急激な衝撃を与えないなどの注意をラベル表示することが家庭用品品質表示法などで義務付けられている。
消費者庁が今年4月以降、国内企業の強化ガラス製のふた38商品で表示が適切か調査した結果、9商品で表示がなかったり、表示ラベルが容易にはがれたり不適切だった。
同庁は7月、対象メーカーに改善を指導した。
強化ガラス製のふたは、表面に細かな傷があると、急な温度変化などで激しく砕け散る恐れがある。
消費者庁は、洗う際に高温のまま水に入れず、金属製たわしなどは使わないよう求めている。
出典URL
http://www.sankei.com/affairs/news/150826/afr1508260015-n1.html
(ブログ者コメント)
消費者庁からのニュースリリースは、下記参照。
http://www.caa.go.jp/safety/pdf/150826kouhyou_1.pdf
本件、消費者庁以外、2009年7月22日付で国民生活センターHPにも、「強化ガラス製食器の破損事故」というタイトルで、事例や問題点、事業者や行政への要望、消費者へのアドバイスなどが実験映像とともに詳しく掲載されている。
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20090722_2.html
2015年7月27日3時0分に神奈川新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
アルミ風船がトンネル内を浮遊していたため、みなとみらい線は26日、1日に2回、運転を見合わせるトラブルに見舞われた。
横浜高速鉄道運転指令所によると、同日午後2時40分ごろ、新高島駅を出発した運転士が、10~20m下ったトンネル内の架線付近で、アルミ風船が浮遊しているのを発見、緊急停止した。
駅員が確認したところ、風船が駅構内の屋根に移動したため、約10分後に全線で運転を再開した。
同日午後8時45分ごろにも、馬車道駅から20m近く下ったトンネル内の架線付近で、運転士が風船を発見。
撤去作業のため、全線で約1時間にわたり、運転を見合わせた。
運転指令所によると、アルミ風船が架線に接触すると、電気トラブルを引き起こす恐れがある。
いずれも、みなとみらい21地区の商業施設で開かれた車関連のイベントで配られた風船だったという。
出典URL
http://www.kanaloco.jp/article/111589
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プロフィール Profile
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

