2016年5月4日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5879/
(2017年5月5日 修正2 ;追記)
2017年4月26日19時15分に福井テレビから、不揃いの角材を積んだにもかかわらず落下防止措置を怠ったとして経営者らが起訴されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福井地方検察庁は、26日、角材を運搬していたトラック運転手の男と当時の勤務先の会社の経営者を起訴した。
起訴状によると、トラックには、重さや長さが不ぞろいの角材が積まれていたにもかかわらず、落下防止策を講じる注意を怠ったとして、経営者は業務上過失致死罪に、トラックの運転手は過失運転致死罪に問われている。
福井地検は、事故からちょうど1年目のこの日、起訴に踏み切った。
出典
『材落下死亡事故 トラック運転手と会社経営者を起訴~福井地検』
4月26日12時34分にNHK福井からは、1年後の節目にあたり積み荷固定の徹底を河川国道事務所が呼びかけたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年4月、福井市でトラックから落下した積み荷の木材が乗用車を直撃し男性が死亡した事故から、26日で1年となる。
重大な事故につながる落下物をなくそうと、福井河川国道事務所はトラックの運転手に、積み荷の固定を徹底するよう呼びかけた。
この呼びかけは、去年4月に福井市でトラックから積み荷の木材が落下し男性が死亡した事故から26日で1年となることから、福井河川国道事務所が南越前町の道の駅「河野」で行った。
呼びかけでは、職員2人がトラックの運転手にチラシを手渡して、
▽出発前には積み荷がきちんと固定されているか改めて確認する
▽積み荷をシートで覆う
など、対策の徹底を呼びかけた。
福井河川国道事務所が、昨年度、県内の国道で落下物を回収したのは合計1450件で、前の年度より約100件増えている。
チラシを受け取った運送会社の50代の男性社員は、「前の車から突然、木の板が落ちてきて危ないと感じた経験があります。積み荷をきちんと固定して、絶対に落とさないように気をつけます」と話していた。
福井河川国道事務所の村岡・保全対策官は、「人の命を奪う落下物をなくすために、運送会社やドライバーに対して注意を呼びかける活動を続けていきたい」と話していた。
福井河川国道事務所は、落下物を発見した場合には道路緊急ダイヤル「#9910」への連絡を呼びかけている。
出典
『貨物車運転手に「積み荷固定を」』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3055865151.html
(ブログ者コメント)
「#9910」は全国共通の番号。
国交省HPには、以下の記載がある。
・道路の穴ぼこ、路肩の崩壊などの道路損傷、落下物や路面の汚れなど道路の異状を24時間受け付けています。
・電話番号は【#9910】で、通話料は無料です。
http://www.mlit.go.jp/road/dia/
(2017年6月25日 修正3; 追記)
2017年6月23日18時53分にNHK福井から、運転手は会社に入ったばかりで正しい積載方法を学んだことはなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
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23日、福井地方裁判所で開かれた裁判で、検察は「運転手は事故の3か月ほど前に製材会社で働き始めたばかりで、正しい積載方法を学んだことはなかった。荷台に積み上げられた木材の高さは1m30cmを超え、長さもふぞろいだったが、ロープで1か所しか固定されていなかった。運転手は経営者に相手が待っていると言われ、配達先に向かった」と指摘した。
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出典
『落下物事故裁判 初公判 認否は?』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3053632261.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。