2019年4月4日付で信濃毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前2時半ごろ、長野市松岡のごみ処理施設「市資源再生センター」にある資源化施設棟で煙が充満しているのを施設職員が気付き、119番通報した。
警察などによると、鉄骨造り(地上4階、地下1階)の施設棟内のピットに一時保管していた不燃ごみなどが燃え、市消防局などが消火作業に当たっているが、同日午後1時半現在、鎮火していない。
けが人は確認されていない。
同センターは1996年に完成。
市内全域から不燃ごみや資源ごみを回収している。
市生活環境課によると、火災の影響で、4日に予定していた市中心部などの集積場計369カ所での不燃ごみや瓶の回収を中止した。
同課の担当者は、同日昼の時点で鎮火していないことや、鎮火しても安全確認に時間がかかることから、回収再開についての「見通しは立っていない」と説明。
回収できない状態が続く場合は「地域の役員や有線放送を通じて、家庭での不燃ごみの保管を呼び掛ける」とした。
同課によると、出火当時、施設棟は稼働しておらず、同センターは無人だったが、火災報知機が鳴り、職員が駆け付けて火災に気付いた。
ピットは、回収車から不燃ごみなどを降ろす場所。
選別前や破砕前の鉄類、ガラス、プラスチック類などが一時的に保管されていた。
出火原因は今のところ不明だが、集積所で回収する際と、同センターに集められた時点で、職員が出火しやすいスプレー缶が交じっていないか目視で確認し、取り除いているという。
消火には、市消防局の消防車など計15台が出動。
放水活動を続けたが、4日昼の時点でも白や灰色の煙が施設棟から立ち上っている。
市消防局は「放水しても大量に堆積したごみに次々と燃え移り、鎮火に時間がかかっている」とした。
現場は犀川近くにあるが、周辺には住宅も多く、風向きによっては煙が住宅近くまで流れた。
近くの水野さん(男性、70歳)は、「化学物質が燃えて有害なガスが出ていないか」と心配していた。
出典
『長野のごみ処理施設「市資源再生センター」で火災 きょうの回収中止』
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20190404/KT190404FSI090005000.php
4月5日付で中日新聞からは、水道管の流れが変わったため周辺住宅の水道水にサビが出たなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前2時35分ごろ、長野市松岡二の市資源再生センターで、火災報知機が鳴っているのに職員が気づき、不燃ごみを仮置きする貯留槽内から煙が出ているのを確認して119番した。
市生活環境課によると、貯留槽には破砕される前の不燃ごみが置かれていた。
この火災の消火活動に現場付近の消火栓が使われ、周辺住宅の水道にさびが混じる影響が出た。
市上下水道局によると、消火栓につながる水道管内の水の流れが変わり、管のさびが剥がれた。
担当者は「50件ほど苦情が来た」と明かすが、復旧のめどは立っていないという。
出典
『不燃ごみ250トン燃える 長野市資源再生センター』
https://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20190405/CK2019040502000010.html
4月6日付で信濃毎日新聞からは、消火が難航している理由など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日未明に発生した火災は、5日も鎮火しなかった。
市消防局は24時間態勢で消火活動を続ける。
同局によると、火災が起きているのは硬いプラスチック製品やガラス、金属など、不燃ごみを一時ためるピット内=図。
消火活動が長引いているのは、約250トンあるごみの内部が燃え、放水が届きにくいのが理由とした。
火災による停電のためか、ごみを搬出するクレーンも作動せず、上部のごみを取り除けない他、ピットの下部に排水溝があるため、ごみを水没させて火を消すこともできないという。
消火活動には、5日までに消防隊員延べ約200人、消防団員延べ約60人を投入。
消防車の放水に加え、15分間でおよそ40トンを放水できる施設備え付けのスプリンクラーも稼働しているが、火はくすぶり続けている。
市は、影響が長期化する可能性があるとみて、ピットの代わりに不燃ごみをためる仮置き場の設置を検討。
市内の複数箇所で想定し、民間事業者に打診を始めた。
出典
『長野のごみ施設火災、鎮火めど立たず 13日まで不燃物の回収中止』
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20190406/KT190405FTI090028000.php
4月7日15時5分にNHK信州からは、発生3日後に消し止められたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消防が24時間態勢で消火活動を続けた結果、発生から3日あまりたった7日午前8時になって消し止められた。
警察と消防によると、この火事でけがをした人はいなかったという。
記者会見した長野市消防局は、出火の原因について「ピットにたまっていた不燃ごみの中にライターかスプレー缶など発火を誘発するようなものが含まれていて、上に積まれたごみで圧力がかかって火が出たのではないか」との見方を示した。
出典
『ごみ処理施設火事 3日ぶり鎮火』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20190407/1010008266.html
4月8日付で信濃毎日新聞からは、重機でゴミをかき回しながら放水したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消防によると、6日午後に発煙がなくなり、同日夕から大型重機でごみをかき回しながら放水を続けた。
鎮圧状態が10時間以上続いたことから、鎮火と判断した。
消火活動では男性消防団員2人が、のどの不調を訴えて治療を受けた。
一方、燃えたごみの中には本来、別に分けて回収するはずのスプレー缶やリチウム電池などがあったといい、警察は「何らかの可燃性の物品」から出火した可能性があるとみている。
出典
『長野のごみ処理施設火災が鎮火 不燃ごみ当面民間委託』
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20190408/KT190407FTI090015000.php
4月8日付で中日新聞からは、紛れ込んだライターなどが発火源かもという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消防は、貯留槽内に紛れ込んだライターやスプレー缶などが発火につながったのではないかとみて、出火原因を調べている。
施設内のクレーンや照明機器の配線設備などが被害を受けたため、不燃ごみや瓶などの収集再開のめどは立っていない。
出典
『不燃ごみ火災、78時間ぶり鎮火 長野市資源再生センター』
https://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20190408/CK2019040802000081.html
4月9日17時54分にNHK信州からは、市長が分別徹底を呼び掛けたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日の定例の記者会見で長野市の加藤市長は「スプレー缶や電池など発火につながるごみの混入が原因とみている」としたうえで、「電池などは施設の火災原因となるので、市民の皆様には改めて分別の徹底をお願いしたい」と述べ、市民に対し協力を呼びかけた。
出典
『火災 市長「ごみ分別の徹底を」』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20190409/1010008306.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。