2021年6月16日8時15分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
愛知県豊橋市向山大池町の県道で3月、信号機のない横断歩道を渡っていた高校生が車にはねられ死亡した事故を受け、現場の横断歩道が15日、撤去された。
県警は再発防止に向け、3車線以上の広い道路にある、信号機のない横断歩道の調査を始めた。
今後は原則として、こうした横断歩道は新設せず、危険性が高いと判断した場合は廃止も検討していく方針だ。
事故現場の横断歩道では朝から、作業員が白線の塗装材をけずり取ったり、横断歩道を示す道路標識を取り外したりしていた。
豊橋署は事故後、廃止の方針を地元自治会に提案。
維持を求める声も上がったが、廃止に同意した。
現場から約1キロ離れた豊橋市老松町の横断歩道も同様に危険性が高いと署が判断し、この日、撤去した。
署によると、現場は県道豊橋環状線の交差点で、3月4日夜に起きた。
近くの県立豊橋東高校に通う豊川市の男子生徒(当時16)が横断歩道を自転車で渡った際、男性会社員の乗用車にはねられた。
生徒は頭部を強く打ち、亡くなった。
現場は片側2車線の直線道路で、道幅が広く、車両のスピードが出やすい。
しかも、朝夕を中心に交通量が多い。
過去5年間で6件の人身事故があり、そのうち5件は高校生や小学生がはねられた。
https://www.asahi.com/articles/ASP6H6FLKP6HOIPE00T.html
2021年6月16日17時56分にYAHOOニュース(札幌テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
札幌市北区太平で、道路の補修工事中にマンホールが吹き飛ぶ事故がありました。
付近ではガス漏れが発生していて、住民およそ30人が避難しているということです。
マンホールがはずれ、そのすぐ横では、地面を掘り返しての作業が続いています。
現場付近の住宅では・・・。
(記者)
「すぐそばの住宅では地面にあったふたが開いています」
16日午後2時半ごろ、札幌市北区太平8条6丁目で、道路の補修工事中にマンホールが吹き飛ぶ事故がありました。
現場付近ではバーナーを使って作業をしていました。
(作業していた人)
「ガスが出ていたところに火が付いた。1分もたたないうちにマンホールがボンボンボンと順番に(爆発した)」
事故によるけが人はいませんでしたが、付近ではガス漏れが発生していて、住人およそ30人が避難しているということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fac05f786ac3a594e993712e0abd4eb2d4bc1bcb
6月17日12時12分にYAHOOニュース(札幌テレビ)からは、工事時にPE製のガス管に傷をつけたことが原因らしいという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午後2時半ごろ、札幌市北区太平8条6丁目でバーナーを使った道路の補修工事中に道路脇の排水溝から火柱が上がり、付近のマンホールが吹き飛びました。
付近では一時、ガスが止められたほか、住民が避難するなどの影響が出ました。
ガス会社や消防などによりますと、現場付近の地中にあるポリエチレン製のガス管に傷が見つかっていて、この傷から漏れ出たガスに引火したとみられています。
警察は、道路の補修作業に伴ってガス管に傷がついた可能性があるとみて、作業員に話を聞くなどして原因の特定を進めています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/97d6446c45dcd7f98e03dfdae0de0936b808e647
6月17日19時35分にFNN PRIME(北海道文化放送)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
6月16日札幌市北区の住宅街で起きた爆発は、道路の補修作業中、地下のガス管に穴が空き、漏れたガスに引火した可能性があることが分かりました。
ガス管にあいた指先ほどの小さな穴…これが爆発に繋がった可能性が・・・。
道路の補修業者:「火が出たので水をかけた。(火が)消えなくて、もう少しかけたらボンとなった」
https://www.fnn.jp/articles/-/197817
2021年6月15日17時57分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
コロナ禍で、バーベキューやキャンプなどを楽しむ人が増える中、自作のくん製をつくる機器の使い方を誤って火事につながったケースが相次いだとして、15日、消防が再現実験を行い、注意を呼びかけました。
新潟市消防局によりますと、ことし4月と5月、市内で段ボールでつくったくん製器でくん製を作った際、住宅の庭や建物の一部が燃える火事が相次ぎました。
これを受けて15日、市消防局が2件の火事の再現実験を行いました。
実験はいずれも、段ボールでつくったくん製器が使われ、風速10メートルほどの風が吹いた想定で行われました。
それぞれ風の影響で、ほどなく、くん製用の木材であるスモークウッドが落下したり、スモークチップの火の粉が飛んだりして段ボールに着火しました。
くん製は、段ボールの囲いのなかで手軽に作れるとして、最近、インターネットなどでも紹介されています。
しかし、すき間があったり、不安定な作りだと、風の影響を受け、火事につながりかねないといいます。
新潟市消防局予防課・杉本消防司令は、「風の強い状況では使用を控え、くん製をつくっているときは絶対に目を離さないでほしい」と注意を呼びかけています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20210615/1030017195.html
2021年6月15日16時56分にYAHOOニュース(夕刊フジ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
災害時の停電や残量不足に備えて、乾電池を家庭で保管している人も多いだろう。
しかし、保管の仕方など一定の条件が重なってしまえば発火し、大事故へとつながる恐れがあるという。
発火条件や正しい保管法について専門家に聞いた。
昨年8月26日、福岡市城南区にあるマジシャン、菊地さん(53)の2階建ての住宅兼事務所で火災が発生し、全焼した。
当時自宅にいた菊地さんの息子ら3人にけがはなかった。
菊地さんは1階事務所内でマジックに使用する商品と電池をコンテナボックスで保管し、1年以上放置していた。
市消防局からは、黒く燃え固まった角型電池やボタン電池、乾電池などを見せられ、それが出火元であると説明を受けた。
市消防局の報告書には、角型電池とボタン電池などが接触してショートし、周囲に火が付いたと記載があったという。
菊地さんは、「黒い塊を見せられても何だか分からず、電池を保管していたことは記憶にも留めていなかった。まさかという思い」と話す。
菊地さんの息子の証言によると、雷のような大きな音がした後に、煙が発生したという。
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)製品安全センターの佐藤秀幸氏は、「リチウム系のボタン電池には、可燃性のある有機溶媒が含まれる。同方向にプラス・マイナス極がある角型アルカリ電池の多くは9ボルトで、一方のボタン電池は3ボルト程度。電位差があるため、条件が重なれば、まれに発火する可能性がある」と指摘する。
NITEでは、角型電池とボタン電池による発火の様子をホームページで公開している。
動画では角型電池の端子部分とボタン電池を重ね合わせ、大きな音とともに電池が飛び跳ね、数十センチの赤い火が上がっている。
事故を未然に防ぐための保管方法について、佐藤氏は「基本的には種類が異なる電池は離して保管したい。乾電池や角型電池はそれぞれ端子にテープを貼り、ボタン電池は小さな袋に入れることで絶縁できる」と話す。
発火しやすいものを周囲に置かないことはもちろん、長期間放置せず、買い替えることを勧める。
早速、家に帰って保管方法を確認したいところだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e0a0109cdca6c319016efe265654eff5f0e52c17
(ブログ者コメント)
電池保管中に火災になった事例は、本ブログでも過去に2回、紹介している。
『2018年11月28日 大阪府吹田市のホームセンターから朝方に火が出て10時間あまり燃え続ける、防犯タグのボタン電池10個以上を剥き出し状態で入れていたポリ袋から火花が出て出火した』
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9119/
『2013年2月28日 山形県長井市の家電量販店で使用済乾電池の回収箱から発火』
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2716/
2021年6月15日15時29分にYAHOOニュース(河北新報)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
野山を歩くのにいい季節となりました。
そこで出合ったら怖いのがクマ。
仙台市の住宅地に出没する例もあり、今年は水の森や北中山でも目撃されています。
「クマよけ鈴は効果あるの?」
「死んだふりをすれば大丈夫?」。
クマの生態に詳しい土屋剛・元石巻専修大教授(動物比較形態学)に注意点や対処法を聞きました。
Q.夏はクマに出合いやすいのですか?
A.餌が少なくなる時期なので、人里に下りて、トウモロコシなどの農作物を狙うことが多くなります。
春はブナの新芽やミズバショウ、ネマガリダケと餌が豊富です。
秋にドングリができるまでの夏場は危ないといえます。
Q.出没が多い年と少ない年があるのはなぜですか?
A.クマが好むブナの実の豊凶に左右されます。
昨年は凶作だったので、人里への出没が増えました。
ことしは新潟県の情報でブナの開花が良いらしく、大豊作になりそうです。
ことしの秋はクマが山にとどまり、人里への出没は減るかもしれません。
豊作の年は妊娠しやすくなるので、来年は子連れのクマが増えるでしょう。
クマは冬に1~3頭を出産し、2歳ぐらいまで共に行動します。
母グマは神経質で、とても危険です。
子グマを見つけても、絶対に近づかないでください。
Q.出合わないようにするには、どうすればいいですか?
A.明け方と夕方に活発に活動するといわれますが、日中もおなかをすかせて歩き回ります。
クマよけ鈴やラジオを持ち歩き、こちらの存在を知らせるのが対策の基本です。
【死んだふりは「餌」を与えるようなもの】
Q.クマよけ鈴は本当に効果がありますか?
A.2016年、秋田県鹿角市で4人がクマに襲われ死亡した事故がありました。
本来、クマは臆病なので、人の気配を感じれば逃げたり隠れたりしますが、人を襲うことを覚えたクマには、(存在を知らせることは)逆効果になります。
現在、宮城県内で、そのようなクマは報告されていません。
Q.出合ってしまったら、死んだふりをするのがいいともよく言われますが?
A.絶対に駄目です。
餌だと思われ、かまれたり、引っかかれたりして大けがをします。
恩師の玉手英夫先生(東北大名誉教授・故人)が著書『クマに会ったらどうするか』で書かれた対処は、『立ち止まったまま話し掛ける』です。
ゆっくり両腕を振るなどして大きく見せて、目を離さず、静かに遠ざかるのがいいでしょう。
Q.襲い掛かってきたら、どうすればいいですか?
A.目つぶしやともえ投げで撃退したというニュースを耳にしますが、普通の人には無理です。
効果が高いのは撃退スプレー。唐辛子の成分でできています。
風下にいると、自分にも影響がありますが、それで助かるならいいでしょう。
[メモ]
クマよけの鈴は、アウトドア用品専門店などで販売しています。
仙台市青葉区の「石井スポーツ仙台店」では、13種類を取り扱っています。
真ちゅう製は音が高く、遠くまで響きます。
山以外の場所では消音できる機能が付いた商品もあります。
価格は400~2700円ほど。
クマ撃退スプレーは1万~1万2000円。
噴射距離は8~10メートルですが、4、5メートルの距離から顔面に命中させることが必要となります。
有効期限は3~5年。
スプレーを過信せず、まずはクマに遭わないことが大事です。
[土屋剛(つちや・たけし)氏]
1947年埼玉県生まれ。
東北大大学院農学研究科博士後期課程修了。
97年から石巻専修大理工学部教授となり、2018年に退官。
宮城県特定鳥獣保護管理計画検討・評価委員会委員、日本鹿研究協会会長。
73歳。
https://news.yahoo.co.jp/articles/52429303a2a7e4fce626ff584b76504f7123dee0
(ブログ者コメント)
〇クマ対策については、これまでにもさまざまな情報を提供してきたが、これでまた一つ、情報が増えた。
〇「出遭った場合、対策としてはクマに話しかける」という件、NHKで数回放送された「知床の海岸でヒグマを叱る漁師」の話しに、相通じるところがあるように感じた。
2021年6月15日17時45分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後1時半ごろ、上川町清川の「層雲峡オートキャンプ場」で、「ドーンという大きな落雷があり、男性が倒れている」と、近くにいた同僚から消防に通報がありました。
男性は上川町新町の会社員、井上さん(61)で、ドクターヘリで旭川市の病院に搬送されましたが、意識不明の重体です。
キャンプ場を管理する上川町によりますと、井上さんは地元の建設会社の社員で、15日朝から同僚など数人とともに、炊事場が入る建物の建設工事にあたっていたということです。
そして、雨が強まってきたことから、キャンプ場内のしらかばの木の下で雨宿りをしていたさい、落雷に遭ったとみられるということです。
気象台によりますと、上川町では当時、大気の状態が不安定で局地的な大雨となり、雷が発生しやすい状況だったということです。
落雷があった当時、キャンプ場の管理棟にいたという70代の男性はNHKの電話取材に対し、「短時間のうちに雨が強くなり、雷もすごかった。大きな落雷のあと、キャンプ場で作業していた人がAEDを借りに来たので事故があったと知った」と述べました。
また、「落雷のあと、キャンプ場にあるしらかばの木がはがれていたが、炎や焦げたあとは確認出来なかった。しかし、落雷が間近で起きて、とても驚いています」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20210615/7000035437.html
6月15日20時23分にYAHOOニュース(北海道放送)からは、落雷の危険を感じて作業を中断した直後に雷が落ちた、当時は雷注意報が出ていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
上川町の層雲峡温泉街に近い「層雲峡オートキャンプ場」で、15日午後1時半ごろ、物置近くの木に雷が落ちました。
この落雷で、物置の溶接作業をしていた井上さん(61歳)が倒れ、ドクターヘリで病院に搬送されましたが、意識不明の重体となっています。
「(雷は)かなり大きな音がしてました」、「見たら顔色が悪いというか、(顔色が)変わってましたね」(キャンプ場の管理人)
警察と消防によりますと、井上さんは同僚と2人で作業をしていて、落雷の危険を感じて、一度、作業を中断した直後に雷が落ちたということです。
気象庁によりますと、上川町は当時、大気の状態が不安定で、局地的な大雨が降り、雷注意報が出ていました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ea2c6379d958215c8ca26be13a93b6d0ecc4382
6月15日20時57分に北海道新聞からは、被災者は4時間後に意識を取り戻したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後1時20分ごろ、上川管内上川町清川の層雲峡オートキャンプ場の建築現場で、男性から「作業中の仲間に雷が当たって負傷した」と119番があった。
同町内の男性作業員(61)が旭川市内の病院に搬送され、意識不明の重体となったが、約4時間後に意識を取り戻したという。
旭川東署などによると、男性作業員は同僚2人と、木材チップを保管する物置を建てる作業をしていた。
雷雨が激しくなり中断しようとしたときに大きな雷鳴が響き、その直後に男性作業員があおむけに倒れていたという。
同署は、男性の近くに落雷したため負傷したとみて調べている。
同僚2人にけがはなかった。
旭川地方気象台によると、上川管内には事故当時、雷注意報が出ていた。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/555862/
2021年6月14日19時16分にYAHOOニュース(RKB毎日)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北九州市小倉北区のマンションで去年12月、工事をしていた作業員の男性が転落し死亡した事故で、警察は現場責任者の男性を業務上過失致死の疑いで書類送検しました。
この事故は去年12月、北九州市小倉北区弁天町の10階建てマンションで、防鳥ネットの取り付け工事をしていた岩元さんが屋上付近から転落し、頭や首などを打って死亡したものです。
岩元さんは、屋上の支柱にくくりつけたロープにより、宙に浮いた状態で作業をしていましたが、支柱が倒れ、ロープが外れたため転落しました。
このような作業では、ロープを2か所以上にくくりつけることが法律により義務づけられていますが、警察によりますと、岩元さんはロープを1か所にしかくくりつけていなかったということです。
警察は14日、作業中の安全確認を怠っていたとして、現場の責任者だった35歳の男性を業務上過失致死の疑いで書類送検しました。
取り調べに対し、男性は「確認をしていれば、こういうことにはならなかったと思う」と話しているということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2a695998f788147f3683c30a4671c3bb43d9e183
6月14日19時40分にYAHOOニュース(福岡放送)からは、責任者は2ケ所にくくりつけるよう指示していたが、確認はしていなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年12月、北九州市のマンションで鳥よけネットの設置中に作業員が転落死。
現場の責任者が書類送検されました。
この事故は去年12月、北九州市小倉北区弁天町の10階建てマンションで、鳥よけネットを設置していた当時26歳の建設会社社員の男性が屋上付近の高さおよそ30メートルから転落し死亡したものです。
落下防止のロープをくくりつけていた屋上の配管の支柱が倒れたことが原因で、安全管理を怠ったとして、警察は14日、35歳の現場責任者の男性を業務上過失致死の疑いで福岡地検小倉支部に書類送検しました。
ロープは本来、2か所にくくりつける必要がありますが、指示はしたものの実際にしていたか確認していなかったということです。
容疑を認めているということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd44759cba7ad460450b549a1a8e5124699efa61
(2021年9月9日 修正1 ;追記)
2021年9月8日付で労働新聞からは、本来は別々の場所に取り付けるべき2本のロープを、束ねて1箇所に取り付けていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
福岡・北九州東労働基準監督署は、支持物とロープの緊結状況を点検していなかったとして、建設業のF社(兵庫県尼崎市)と同社作業指揮者を労働安全衛生法21条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで福岡地検小倉支部に書類送検した。
26歳の労働者が高さ約25メートルから墜落し、死亡する災害が発生している。
災害は令和2年12月12日、福岡県北九州市の10階建てマンションで発生した。
労働者は居室ベランダの防鳥ネットを張り替えるため、屋上付近でロープ高所作業を行っていた。
本来は墜落を防止するため、メインロープとライフラインロープをそれぞれ別の支柱に取り付けるが、労働者は2本のロープを束ねて水道管に取り付けていた。
水道管が傾いたことで結び目が外れ、地上まで墜落している。
同指揮者は、支持物とロープの緊結部分を点検していなかった疑い。
ロープ作業についての送検は全国12件目で、同労働局管内では初めて。
https://www.rodo.co.jp/column/112282/
2021年6月15日7時13分にYAHOOニュース(札幌テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道室蘭市の製鉄所で14日夜、ガス漏れの修復作業をしていた3人が病院に搬送される事故がありました。
今のところ、命に別条はないということです。
事故があったのは北海道室蘭市仲町の日本製鉄・室蘭製鉄所で、14日午後9時半ごろ「3人の作業員が体調不良を訴えている」と消防に通報がありました。
警察や消防によりますと、製鉄所内のマンホールからガス漏れがあり、修復作業をしていた男性作業員3人が体調不良を訴えて病院に搬送されました。
3人のうち1人は意識がもうろうとして歩行が出来ない状態でしたが、3人とも命に別条はないということです。
警察は、作業員に酸素を送る器具に不具合があった可能性も含めて調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c87feeb8331c36ca980f85a2ce07ff8a651a44a3
6月15日0時51分に共同通信からは、マンホールのボルトを締める作業中だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午後9時20分ごろ、北海道室蘭市の日本製鉄室蘭製鉄所から「高炉ガスで作業員3人が体調不良を訴えている」と119番があった。
道警室蘭署によると、全員が病院に搬送されたが、いずれも意識はあり、命に別条ない。
漏れ出したガスを吸い込み、一酸化炭素(CO)中毒や窒素中毒になったとみられる。
署によると、3人はいずれも男性。
製鉄所内でマンホールのボルトを締める作業中、隙間からガスが漏れたと話しているという。
他にも4人が近くで作業中だったが無事だった。
詳しい状況を調べている。
現場はJR東室蘭駅の西側。
周辺の住宅や学校に被害は確認されていない。
https://nordot.app/777175515032436736?c=39546741839462401
6月15日0時50分にYAHOOニュース(北海道文化放送)からは、銑鉄を取り出していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月14日午後9時20分ごろ、北海道室蘭市仲町にある日本製鉄室蘭製鉄所の保安センターから「高炉ガスで3人の作業員が体調不良を訴えている」と消防に通報がありました。
警察と消防が駆け付けたところ、高炉で作業していた男性3人が意識もうろうで、2人はすぐに意識が回復しましたが、1人は自力歩行できませんでした。
3人は病院に運ばれ、血液検査などを受けています。
警察によりますと、当時、作業員7、8人が鉄鉱石から酸素を取り除いた高炭素の「銑鉄」(せんてつ)を取り出していました。
警察と消防で事故の状況を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5dab4e57538a897025229fbe4cfa346f16225d09
2021年6月12日6時30分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
夏を思わせる暑さが続いています。
この時期、運動会の演目や体育の授業などで、子どもたちが長時間、「はだし」で過ごしていませんか?
校庭の表面が思わぬ熱さになっていて、「やけど」を負うことも。
実際に診療した医師が注意を呼びかけている。
【足の裏に水ぶくれが】
「足の裏が痛くて、歩くのがつらい……」
6月初旬、横浜市の「ふくろ皮膚科クリニック」を受診した小学校高学年の女子児童がこう訴えた。
袋秀平院長が診察すると、女子児童の足の裏には、親指の付け根などに水ぶくれができていた。
「低温やけど」の症状だ。
やけどによる皮膚損傷の度合いは、3段階中の2度だった。
痛みを和らげるため、炎症を抑える塗り薬を処方し、経過観察中だ。
受診の前日、児童は校庭で行われた運動会に参加しており、ダンスなどの演目に出ていた。
1時間近く、足元はずっとはだしの状態。
途中から足裏に痛みを感じはじめ、終わるころには、友達の肩を借りないと歩けない状況になった。
1日経っても痛みが引かないことから受診したという。
袋院長によると、こうした症例が目立ち始めたのは2019年ごろから。
いずれも、運動会の練習や当日、はだしのまま校庭で長時間過ごしていたことが共通していた。
低温やけどは、短時間の皮膚の接触では問題ない温度(約45~50度)でも、連続して皮膚と接することで起きるやけどだ(46度で30分~1時間、50度では数分程度)。
熱さに気づかずに触れ続け、皮膚の奥深くまで損傷することがある。
袋院長は「校庭の地面が、やけどを引き起こすほどの熱を持つことは、ほとんど知られていないのではないか」と危惧する。
これまでにも、気温が27度前後のときでも、はだしで低温やけどになったケースもあったという。
【夏場の校庭、高いリスク】
建設大手の大成建設の研究(大成建設技術センター報38号)では、気温が32・6度の場合、土の校庭の地表面の温度は52度にも達するとの結果が出た。
日照時間や風通しなどで変化すると考えられるが、夏場の校庭のリスクは高いことがうかがえる。
また、子どもたちがはだしで過ごす中、指導する教職員らは靴をはいており、気づきにくい可能性を袋院長は指摘する。
「そのときの気温だけではなく、熱が地面にどのくらいこもっているか、摩擦が起きる活動か、なども影響する。はだしでやるべきかどうか、慎重に判断してほしい」と話す。
文部科学省によると、学習指導要領にはだしでの活動を求める項目はないといい、「あくまでも学校現場の判断で選択されている」とする。
横浜市では、19年に複数の事例が報告されたことから、同年5月、市内の小中高校に対し、校庭での足裏やけどや熱中症について注意喚起する通知を出している。
運動会のダンスや組み体操など、はだしで行う活動は以前からあったが、最近は、夏前でも気温が上がる日が多いことが影響しているのでは、とする。
担当者は「コロナで軒並み行事が中止・延期となった昨年に比べ、今年は運動会を行う学校も多い。十分に注意を呼びかけていきたい」と話す。
https://www.asahi.com/articles/ASP6B6RQMP68UTFL00P.html
2021年6月12日付で毎日新聞東京版から、下記趣旨の記事が事例に関するイラストや写真付きでネット配信されていた。
子どもの首や指などに髪の毛や糸などが巻き付き、傷が付く事故が国内外で確認されている。
国内では、法医学の世界や児童福祉の現場などでも、あまり知られておらず、巻き付きの可能性があったものの、虐待が疑われて児童相談所が子どもを一時保護したケースもある。
専門家は「スマートフォンの充電器のコードなどでも傷ができるので、注意が必要だ」と警鐘を鳴らす。
首や指などに髪の毛や糸などが巻き付き、締め付けられて傷がつくことは「ヘアターニケット症候群」と呼ばれる。
血流が止まることで組織が壊死(えし)することもある。
英医学誌ランセットに1978年、掲載された英リバプール病院の論文によると、母親の髪が隣で寝ていた男児の首に巻き付き、顔の血色が悪化したという。
2005年には米国の研究チームが専門誌で、毛髪の強度や傷の特徴などを報告。
直径が約1センチの髪の毛の束では6・3~15・2キロの重さに耐え、気道を締めるのに必要な力をかけることもできた。
国内では、19年に東京都立小児総合医療センターの研究チームが、救急を受診したヘアターニケット8例を日本小児科学会雑誌で公表。
乳児の足の指に髪の毛が絡まり、指の先が虚血状態になったケースがあった。
ヘアターニケットは、虐待による傷との区別の難しさが指摘される。
米国では、虐待を疑われた母親が懲役30年の判決を受けた後に、髪の毛による事故として無罪になったケースがある。
国内では19年、堺市の男児(当時2歳7カ月)の首についた線状の傷を巡り、法医学者の間でも虐待か事故か見解が分かれる事例があった。
堺市子ども相談所(児童相談所)が虐待を疑って男児を一時保護。
大阪家裁堺支部に施設などへの入所措置を申し立てたが、その後、取り下げた。
男児の両親の弁護士を通じ、家裁に意見書を提出した大阪医科薬科大法医学教室の鈴木広一名誉教授は、隣で寝ていた母親の髪の毛の先が男児の着衣のファスナーや寝具などに引っかかり、男児が寝返りすることで首に巻き付いた可能性を指摘。
「保護者や児相関係者は、髪の毛やコードが偶然巻き付いても、首に傷ができるということを把握しておく必要がある」と話す。
【堺の児相、入所取り下げ】
堺市の男児のケースを巡っては、鈴木名誉教授が、両親の証言を基に再現実験を実施し、髪の毛巻き付きの可能性を検証した。
男児の両親によると、2019年12月27日未明、男児が寝ている時に突然泣き声を上げた。
父親が手探りで調べると、隣で寝ていた母親の髪が首に絡まっていた。
髪の毛をほどくと、男児は再び眠った。
両親は同日朝、男児の首に赤紫色の線状の傷(首の全周25センチに対し長さ16センチ、幅0・3センチ)があることに気づいた。
両親は経緯を保育園に説明したうえで、男児を登園させた。
傷の大きさを不審に思った保育園側が堺市子ども相談所に連絡し、児相は虐待の可能性があるとして、男児を一時保護。
その後、児相は家裁に入所措置を申し立てた。
傷について、両親は一貫して「母親の髪の毛が首に巻き付いた」と主張。
大阪府警による現場検証もあったが、事件化しなかった。
家裁の審判で、児相の委託を受けた法医学者は、「母親の髪の長さ(頭頂部から約53センチ)、損傷の状態からも、髪の毛が巻き付いて生じたとは考えがたい」とする意見書を出した。
一方、鈴木名誉教授によると、ひもなどで絞められていれば傷は首のほぼ全周につく可能性が高いが、男児の傷は首の左側だけにあった。ひもで今回のような傷がつくとすれば、ひもの両端を持ってゴシゴシとこする必要があり、「故意の行為としては不自然だ」と指摘。
再現実験から、母親の髪の長さは男児の首に巻き付くには十分で、傷は「髪の毛が巻き付いたことによってできた」と結論づけた。
この事案では、最終的に家裁が和解的な解決を促し、児相が20年7月、申し立てを取り下げた。
男児は同8月以降、児相の指導の下、段階を踏んで自宅に帰るプログラムに沿って生活し、一時保護から約1年後に両親の元に戻った。
児童虐待問題に詳しい馬渕泰至弁護士によると、親が虐待を認めて入所に同意したり、虐待を認めなくても一時保護延長に同意したりすることなく、児相が申し立てを取り下げるケースはまれだという。
両親の代理人の三村雅一弁護士は、「ヘアターニケットと明確に認定されたわけではないが、家裁が『虐待ではない』という両親の主張を尊重してくれたと考えている。児相は、当初の見立てと異なる見方が出たときに、早期に再検討する姿勢が必要だ」としている。
男児の父親は、「児相は『虐待』と決めつけ、専門家の鑑定にも、聞く耳を持ってくれなかった」と話す。
堺市は外部有識者による部会を設け、当時の対応の妥当性について内部調査した結果を検証しており、今月下旬にも結果をまとめる方針だ。
堺市子ども相談所は毎日新聞の取材に対し、「個別の案件についてはお答えしかねる」と回答している。
■ことば
へアターニケット症候群
毛や糸などが手指などに絡まり、締め付けられて起こる状態。
血流が止まることで組織の壊死(えし)が起こることもある。
乳児が泣きやまない一因となっていることもある。
ターニケットは英語で止血帯の意味。
https://mainichi.jp/articles/20210612/ddm/041/040/072000c
(ブログ者コメント)
関連情報調査結果、堺市の事例については、下記報道が詳しかった。(本文転載は省略)
(2021年2月11日 関西テレビ)
https://www.ktv.jp/news/feature/20210211/
2021年6月14日19時51分にYAHOOニュース(北海道文化放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
札幌市で6月12日、湖のほとりで遊んでいた小学生の男の子が溺れる事故がありました。
気温が上がり、子どもの水遊びの機会が増える中、何に注意したらよいのでしょうか。
12日午後1時半ごろ、札幌市南区定山渓のさっぽろ湖で、小学2年生の男の子の姿が見えなくなったと父親から通報がありました。
約1時間後に、消防が湖に浮いている男の子を発見し、救助しましたが、死亡が確認されました。
男の子は家族4人で遊びにきていて、さっぽろ湖の上流付近で遊んでいましたが、父親が釣りをしている間に姿が見えなくなりました。
田中記者:「男の子は水に足をつけて遊んでいたとみられますが、水の中は坂になっていて、転倒や滑る危険性がありそうです。また、坂の奥は底が見えないほど深さがあります」
警察は、親が目を離した隙に湖の深みにはまり溺れたとみて調べています。
夏場に増える子どもの水難事故。
北海道内では毎年気温が高くなる5月から8月にかけて水の事故が増えています。
去年は28件の事故で大人を含む13人が死亡しました。
警察は、川や海などで水遊びをする際は、
▼親は絶対に子どもから目を離さず、
▼子どもにも親から離れないよう言い聞かせる
など、細心の注意を心がけて欲しいと呼び掛けています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c0097f625ab3bbcbfe174e2eea86f7f1b6efa5e
(ブログ者コメント)
遊んでいた場所に関し、上記報道では「湖のほとり」となっており、また別のメディアでは「川の水深の浅いところ」と報じられていた。
それらの文言からは、河川敷で遊んでいて急に深い場所にはまってとか、流れに足をとられて・・・といった状況を想像してしまうが、映像を見ると、本ブログでこれまで何回か情報提供してきた「ため池」事故と同じような状況だったようだ。
2021年6月11日22時14分に毎日新聞から、『ランニング中の後頭部を蹴った「犯人」は… 初夏の頭上に注意』というタイトルで、記者が実際に襲われた体験談などがネット配信されていた。
うるさい鳴き声がした直後、後頭部に衝撃が走った。
8日午後4時過ぎ、盛岡市を流れる北上川に架かる夕顔瀬橋付近で、ランニング中の私(記者)はカラスに襲われた。
後頭部をいきなり蹴られた衝撃に驚いて転倒し、両膝を負傷した。
しばらく現場で様子をうかがっていると、他の通行人も次々に襲われていた。
なぜカラスが人を襲うのか、理由を探った。
その日午後、通り雨がやんだのを確認し、ランニングに出かけた。
北上川沿いの歩道や河川敷を、景色を眺めながら走るのが休日の楽しみで、この日は自宅から上流に向かって走り、夕顔瀬橋を渡って折り返そうとしたところで、数羽のカラスが沿道沿いの木の枝に止まっているのが見えた。
鳴き声も聞こえていたが気に留めず、木の下を通ろうとしたところで急襲された。
カラスが頭上をかすめるように飛び、思わずしゃがみ込んだが、次の瞬間には後頭部に衝撃を受けた。
「ガァ、ガァ」と興奮したような鳴き声で威嚇し続けるカラス。
何とか逃げようと焦り、転んでしまった。
ようやく現場から20メートルほど離れて様子をうかがっていると、カラスはウオーキング中の女性や自転車に乗った制服姿の女子学生らに向かって低く飛び、威嚇を続けていた。
私は転倒した際に無くしたワイヤレスイヤホンを探すために現場に戻ろうとしたが、再び後頭部を蹴られて、立ち去らざるをえなかった。
北上川を管理する国土交通省岩手河川国道事務所盛岡出張所によると、同じ場所でカラスに襲われたという通報が最近になって4件入ったという。
近くの木には高さ約10メートルの位置にカラスの巣があり、9日には「頭上注意 カラスが襲う危険があります」と注意喚起する立て看板を2カ所に設置した。
野鳥に詳しい岩手大講師の東淳樹さん(保全生物学)によると、カラスは5~6月が繁殖期で、産卵してヒナを育てることで「気が高ぶっている」という。
巣の周辺はカラスにとって子育てエリアで、「最も死守しなければならない最前線」(東さん)だ。
そのため、外敵とみなした人間が巣に近付くと鳴き声をあげ、近くを飛んだり頭を蹴ったりして威嚇する。
巣は気付きにくいところにあるため、通行人に存在を周知し、鳴き声が聞こえた場合は近付かないなどの対応が重要という。
ただ、巣を撤去すれば、人間に対してさらに警戒を強め、襲撃対象とする可能性があるという。
東さんは、「親鳥は、巣を撤去されてもすぐに同じ場所や近い場所に巣を作り、何年も繁殖を続けるので、中長期的にはカラスによる被害を減らすことはできない」と指摘。
ヒナが巣立てば、親鳥が襲ってくる可能性は低くなるという。
https://mainichi.jp/articles/20210611/k00/00m/040/136000c
※上記記事配信の翌日、6月12日11時0分に朝日新聞からも、朝日新聞の記者が札幌市でカラスに襲われた体験談記事がネット配信されていた。
「後ろから襲ってきます」
札幌市中心部、大通公園の貼り紙が注意を呼びかけるのは、カラス。
東京五輪マラソンの発着点にも選ばれた観光名所の大通公園では、たくさんのカラスが飛び回り、憩う人たちが食べ物をかすめ取られることもある。
記者は札幌に赴任したばかりの4月中旬、カラスに後頭部を蹴られた。
曇り空の午後、自宅付近の並木道を歩いていた。
ふと、頭に何かが当たった。
木の実が落ちてきたような感覚だったが、頭上を飛び去るカラスが視界に入り、蹴られたと気づいた。
そのカラスは近くの街路樹に止まり、支柱のひもをくちばしで引きちぎり始めた。
巣作りの材料を集めていたのだろうか。
「札幌のカラスは、ひなが巣立ちを迎える5月末から7月上旬にかけて、よく人を蹴ります」
NPO法人「札幌カラス研究・・・
https://www.asahi.com/articles/ASP6C51HWP5PIIPE00X.html
(ブログ者コメント)
本ブログでは過去に、札幌カラス研究会からの情報として、カラスに攻撃されそうになったらバンザイポーズをとって通り過ぎればよいといった対策も紹介している。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8413/
2021年6月11日7時28分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
停電発生時に警備員が出動せず、取水ポンプなどが停止したため、陸上養殖のヒラメやトラフグの稚魚計約10万5000匹が全滅したとして、長崎県漁業公社(長崎県佐世保市)が警備大手「セコム」(東京)を相手取り、約760万円の損害賠償を求める訴えを長崎地裁佐世保支部に起こしたことがわかった。
提訴は5月22日付。
訴状によると、公社は2015年から同社と契約。
同社は養殖場の防犯警戒や停電の監視業務を行うことになっていた。
昨年9月の台風で養殖場が停電になった際、同社の担当者は公社職員に電話し、停電の発生と警報装置をリセットする旨を伝えたが、現場には出動しなかった。
警報装置のリセットは現地での操作が必要なため、公社側は警備員が出動していると考えたという。
翌朝出勤した公社職員が、停電で取水ポンプなどが停止し、全ての稚魚が死滅していることに気づいた。
公社側は「警備員が出動し、停電が続いているとの報告があれば、非常用電源を使うなどの緊急対応ができた」と主張。
セコムは「係争中のため、コメントは差し控える」としている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210610-OYT1T50180/
6月11日20時11分に毎日新聞からは、これまで停電発生時は警備員が現地に駆け付けていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
訴状によると、2020年9月2日夜、稚魚を養殖している佐世保市内の県漁業公社の事業所で台風による停電が発生。
セコムの警備員は事業所長に停電の発生を連絡し、現地での操作が必要な警報盤をリセットすると伝えた。
このため所長は自宅待機を続けたが、実際は警備員は出動していなかった。
翌朝、所長が出勤すると、停電が解消されないまま取水ポンプなどが停止しており、稚魚が酸欠で死滅していたという。
県漁業公社は15年にセコムと契約し、同社は事業所の停電の監視業務などを担っていた。
公社は「これまでも停電が発生した際は警備員が現地に駆けつけていた」とし、今回も「警備員が出動し、停電が継続していると電話をかけてくれれば緊急対応が可能だった」と主張している。
https://mainichi.jp/articles/20210611/k00/00m/040/265000c
6月12日8時32分に朝日新聞からは、警備員からその後の連絡はなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
訴状によると、2020年9月2日夜、佐世保市の矢岳事業所で台風による停電が起きた。
セコムの警備員は、自宅にいた所長に電話で「停電で異常警報が出ているのでリセットする」と伝えた。
所長は、警備員が事業所に駆けつけたと思っていたが、実際は出動していなかった。
その後の連絡もなかったため、停電も復旧したと誤信した。
だが停電は続き、4時間しかもたない非常用電源の燃料も補充できなかった。
3日朝に出勤すると、ヒラメなど養殖の稚魚10万5千匹が酸欠で死滅していたという。
公社側は「警備員が現場に駆けつけて停電が続いていることを所長に伝えていれば、所長は非常用電源の燃料補充などの対応ができた」と主張。
ヒラメの死滅分の損害を求めている。
https://www.asahi.com/articles/ASP6C74S5P6CTOLB005.html
(ブログ者コメント)
過去の停電時には警備員が現地に駆け付けていたということだが、その際、警備員からリセット終了し復旧した旨、公社側に報告されていたのだろうか?
2021年6月11日18時40分にYAHOOニュース(テレビ朝日)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
公園の地面から突き出ていた鉄筋の棒。
13歳の男子中学生が15針を縫う大けがです。
掘り出された鉄筋。
東京・足立区の新田さくら公園に埋まっていました。
鉄筋が見つかったのは2日。
園内で遊んでいた男子中学生が転倒して、ひざの下あたりが鉄筋に当たり、15針を縫うけがをしました。
鉄筋があった原因について「施工業者が抜き忘れた可能性がある」としていましたが、足立区の公園管理課は「工事には様々な業者が関わっていて、現時点で調査中」としています。
さらに、別の可能性も…。
担当者によりますと、この場所の地下は土だけで、鉄筋は使っていないというのです。
公園の舗装を手掛ける業者も…。
「舗装工事等で鉄筋を使うことはまず一般的にはないですね。もし(鉄筋を)利用する場合はコンクリートで固めちゃって鉄筋はコンクリートの中に収まる形になりますので」
だとしたら、なぜ…。
足立区の別の公園では去年、砂場で大量の「つまようじ」が見つかりました。
こうした行為は、いたずらかもしれませんが、「けが」や「心理的な不安」ははかり知れません。
一方、今回見つかった鉄筋。
地面に垂直に近い状態で、担当者によれば、地表に「数ミリ」出たような状況だったといいます。
担当者は悪意のある行為だった可能性も捨てきれないとしています。
この公園では、他にも地中から鉄筋3本と杭が1本見つかりました。
足立区は今後、金属探知機を使ってさらに詳しく調べ、約60の公園も調べるとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c910b97ed0abfdfb9e1dbf7352c34a278e2078d5
6月10日18時33分にTBS NEWSからは、鉄筋の長さは30㎝だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鉄筋は地面から数センチ出ていたということで、区の職員が引き抜いたところ、直径10ミリで、長さは30センチあったということです。
周辺からは、他にも同様の鉄筋3本とロープを地面に固定する鉄の杭1本が埋まっているのが見つかり、取り除かれました。
公園は2010年の施工で、工事の際、業者が残した可能性もあるとして、区が調査しています。
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4288972.html
6月10日21時21分に日テレNEWS24からは、管理人が引き抜こうとしたが引き抜けなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
その後、公園の管理人がこの棒を引き抜こうとしたものの、抜くことができず、区への報告を怠りました。
翌日、中学生の保護者から連絡を受けた区は、この棒を掘り起こして撤去しました。
https://www.news24.jp/articles/2021/06/10/07887618.html
6月10日17時20分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)からは、定期的な清掃や点検を行っていたが気付かなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鉄筋の棒は、園道を舗装する工事の際に地中に埋められ、施工業者が抜き忘れたと考えられるもので、これが地面に露出して事故につながったとのことです。
公園では定期的に清掃や点検が行われていましたが、この棒には気付かなかったということです。
区は今後、金属探知機を使用し、この公園全域を調査するほか、近年工事を行った区内の公園、およそ60か所についても調査を行い、再発防止に努めたいとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e674369c03c38a18dedf067452a2d1de68cc03c
(ブログ者コメント)
垂直に、人の力では抜けないほど強固に埋っていたということで、悪質行為だったことも考えられる。
ただ、もしそうだったとすれば、テレ朝の鉄筋アップ映像で、先端がもっと潰れていてしかるべきかな?という気もする。
そういった原因推察はさておき、ここでは日常管理での見落とし事例として紹介する。
2021年6月10日9時22分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
高齢男性の抗体の量は若い女性の半分――。
千葉大病院(千葉市中央区)が新型コロナウイルスワクチン接種を2回受けた同病院職員1774人のウイルスに対する抗体の量(抗体価)を調べたところ、年齢や性別などによって、こうした傾向が見られることが分かった。
同病院はさらに、どのくらいの抗体価で新型コロナに感染しにくくなるかについても追跡調査する。
新型コロナ感染拡大を受けて同病院が今年2月に新設した「コロナワクチンセンター」が研究成果として3日に発表した。
医療従事者向けに供給された米ファイザー社製ワクチンを2回接種した同病院の21~72歳の職員1774人(男性606人、女性1168人)について、年齢や性別、生活習慣、薬の服用歴などの要素と、接種後の抗体価の関係を調べた。
この結果、1773人(99・9%)で抗体価が上昇していることが確認できた。
年齢、性別ごとに見ると、21~29歳の女性の抗体価(いずれも中央値、単位はU/ml)が2340だったのに対し、60~69歳の女性は1405にとどまった。
60~69歳の男性では1270と、若い女性のおよそ半分しか抗体が生成されていなかった。
年齢が高くなるほど抗体価は少なくなり、さらに、男性は女性と比較して全年齢で抗体価が少なかった。
また、抗体価の多寡を左右する他の要素も示唆された。
新型コロナの感染歴があるなどして接種前に抗体が確認されていた人は、接種前の抗体価が35だったが、接種後は1万2500と大幅に上昇。
一方、膠原病(こうげんびょう)などに用いられる免疫抑制薬を服用していた場合、抗体価は146しか確認されなかった。
また、酒を飲まない人が2110だったのに対し、毎日飲む人は1720と、やや少なかった。
コロナワクチンセンター副センター長の中島裕史教授は、「一般的には、特定の病気に対する抗体価はその病気に対する免疫力の強さといってもいい。現時点では、免疫抑制薬の服用などで抗体価が少ない場合でも、接種前に比べれば十分に抗体がついていると考えるべきだ」とした。
一方で、「新型コロナの場合に、どのくらいの抗体価があれば感染防御に対して有効かを示す指標はなく、今後、追跡調査して明らかにしたい」と話している。
https://mainichi.jp/articles/20210610/k00/00m/040/023000c
ちょっと前、6月4日9時10分に朝日新聞からは、2回接種の間隔が長いほど抗体が増えやすかったなど、同趣旨の記事がネット配信されていた。
千葉大病院(千葉市中央区)は3日、新型コロナウイルスワクチンの優先接種を受けた同病院職員約2千人を調べた結果、99%で抗体が増えた、と発表した。
接種の1回目と2回目とも9割の職員に副反応が出たが、多くは軽い頭痛や疲労感で、大半が3日ほどで落ち着いたという。
ワクチンはファイザー製。
血液と唾液(だえき)を調べ、1回目の接種前に抗体があった人は全体の1・1%だったが、2回目の接種後に抗体ができた人は99・9%に達した。
また、2回の接種間隔が18~25日の人を比較したところ、間隔が長い人の方が抗体が増えやすかった。
また、抗アレルギー薬を内服している人も抗体が増えやすく、男性よりも女性の方が効果的だったという。
一方、年齢が高い人や飲酒の頻度が高い人、免疫抑制薬や副腎皮質ステロイド薬を内服している人らは抗体が増えにくかったという。
それでも、コロナワクチンセンターの中島裕史・副センター長は「いずれも十分効果が認められる。内服をやめないで接種してほしい」と話した。
同病院によると、2千人規模の抗体を調べた研究は世界的にも例がない。
横手幸太郎病院長は「日本人でも有効性が示された」とし、今後、ワクチンによる副反応と抗体反応の関連についても調べるという。
https://www.asahi.com/articles/ASP636VJ4P63UDCB00H.html
2021年6月10日20時29分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午後2時半ごろ、羅臼漁港の「上架場」で、漁船を陸に揚げて修理していたところ、「爆発が起きた」と消防に通報がありました。
作業にあたっていた40代から60代の男性3人が顔などに軽いやけどをして近くの病院に運ばれましたが、症状は軽く、命に別状はないということです。
漁協などによりますと、爆発が起きたのは羅臼漁協所属の小型刺し網漁船、「第五十八盛漁丸」です。
船は数日前からエンジンが故障していて、当時、作業員3人が甲板の下に潜ってエンジンを修理していたということです。
船は操だ室の後ろの部分が一部吹き飛んで、中がむき出しの状態になっていました。
警察と消防が爆発の詳しい原因を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20210610/7000035252.html
2021年6月9日19時25分にNHK島根から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
島根原子力発電所では先月18日、管理事務所の部屋に保管してあった投光器用のバッテリーから煙が出る火事がありました。
中国電力によりますと、煙が出たバッテリーは8年前に購入し、6か月ごとに点検していましたが、その後の調査で、過去の点検の際、完全に充電ができないといった劣化が見られたことがわかったということです。
このため、島根原発にある同じ型のバッテリー58台を調べたところ、劣化などが見られるバッテリーが、あわせて9台あったということです。
中国電力では、再発防止のため、劣化などが見られるバッテリーについては廃棄することを決めたほか、これまで別々の場所で保管していたバッテリーを1つの場所に集め、延焼を防ぐ金属製のラックで保管するなど、当面の対応策を発表しました。
バッテリーから煙が出た原因などは、消防やメーカーが調査中だということで、中国電力では、こうした調査結果を踏まえた上で、必要な再発防止策を実施していきたいとしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/20210609/4030008776.html
※発煙当時の状況は、下記記事参照。
(2021年5月19日10時0分 山陰中央新報;出火現場などの写真付き)
中国電力は18日、松江市鹿島町片句の島根原発の構内にある管理事務所で午後7時半ごろ、火災が発生したと発表した。
火元は投光器のバッテリーとみられ、約35分後に鎮火した。
放射性物質の放出の恐れはなく、けが人もいない。
中電によると、現場は1号機の原子炉建物から東に70メートル離れた管理事務所2階の情報室内で、投光器の予備バッテリー(縦43センチ、横9センチ、幅11センチ)1台から出火。
火災報知機が作動し、社員が消火器で消した。
情報室は普段、会議などに使っており、通信機器が置かれているという。
市消防本部は中電から事務所内で煙が出ているとの通報を受け、消防車9台と救急車1台を出動させた。
火災発生から17分後に連絡を受けた島根県は同日夜、中電と結ぶ安全協定に基づき、職員を現地に派遣して立ち入り調査した。
島根原発は現在、1号機が廃炉作業中、2号機が運転停止中、3号機が建設中。
2、3号機は原子力規制委員会による新規制基準適合性審査を受けている。
島根原発の構内では17日夕に2号機の原子炉建物内で作業員が転落し、大けがを負う事故があった。
https://www.sanin-chuo.co.jp/articles/-/35327
2021年3月8日に掲載した元記事がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正3として掲載します。
第1報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/11455/
(2021年6月16日 修正3 ;追記)
2021年6月9日16時1分にNHK栃木からは、標高の高い場所にあった消火栓2ケ所が、使うと水圧が下がるため使えなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
当時、消火活動のための水の確保が課題となり、周辺に設置された消火栓が数多く使われましたが、少なくとも2か所が使用できなかったことが、足利市消防本部への取材でわかりました。
これらは、比較的、標高の高い場所にある消火栓で、水圧が弱く、消防が大量の水を使用した場合、周辺の住宅に水を供給できなくなるおそれがあるとわかったため、使用しなかったということです。
その後、消防本部が、市と調査を行ったところ、同様の理由で大規模な火災に使用できない可能性がある消火栓が、ほかにも28あることが分かりました。
消防は、こうした現場では、既存の防火水槽やため池などの活用に加え、大型水槽車をより多く出動させるなど、態勢を強化することにしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/20210609/1090009830.html
(2021年10月15日 修正4 ;追記)
2021年10月14日15時12分にNHK栃木からは、空気が乾燥する季節を迎え、消防が注意喚起看板を登山道に設置したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし2月に発生した足利市の山火事は、およそ3週間にわたって燃え続け、167ヘクタールが焼けたほか、周辺の最大305世帯に避難勧告が出されるなど、住民生活に大きな影響が出ました。
この火事について、市は、ハイキングコースにある休憩所付近から出火した可能性が高いとして、訪れるハイカーに火の取り扱いに注意するよう呼びかけてきましたが、消防は、空気が乾燥する季節を迎えたことから、現場の山に注意を呼びかける看板を14日、設置しました。
看板は、横30センチ、縦51センチほどの板に、燃えている山と消火活動に当たっている消防隊員のイラスト、それに「山火事予防」ということばがデザインされていて、消防職員4人が出て、ハイキングコースの入り口に取りつけました。
この山は、市街地に近く、気軽にハイキングが楽しめる山として人気で、例年、秋には紅葉を目当てに大勢の人が訪れるということです。
足利市消防本部の青山さんは、「山火事の原因は、たばこやたき火など人為的なものが多いので、この看板を見て、火の取り扱いに十分注意してハイキングを楽しんでほしい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/20211014/1090010828.html
2021年6月9日6時1分にYAHOOニュース(JB press)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
長文につき、これはと感じた部分のみ抜粋して紹介する。
・・・
それらの動きが契機となって、研究所流出説が再燃している。
・・・
【動物からの自然発生は考えられない】
大手紙ウォール・ストリート・ジャーナル(2021年6月6日付)は、米国の2人の有力科学者ステーブン・クウェイ氏とリチャード・ミラー氏による「科学が武漢研究所からの流出を示している」と題する寄稿記事を掲載した。
ベースとなったのは、2020年2月に発表された、新型コロナウイルスのスパイクタンパク質に人工的操作の形跡があることを示す論文である。
その論文の趣旨は以下のとおりである。
〇新型コロナウイルスが人間の細胞に侵入する際の突起物であるスパイクタンパク質は、中国で2002年から発生したSARS(重症急性呼吸器症候群)ウイルスのスパイクタンパク質と酷似しているが、一部に人工的な変更の跡がある。
〇この人工的な変更は、既成のウイルスの感染力を高めるための「機能獲得」という作業だったとみられ、ゲノム編集の形跡があった。コロナウイルスに対するこの種の作業は研究所内でしか行えない。当時の武漢ウイルス研究所で同種の研究が行われていた記録がある。
【次々に指摘される研究所流出の可能性】
・・・
またフランスでは4月中旬、ノーベル生理学・医学賞の受賞者リュック・モンタニエ教授が「新型コロナウイルスは武漢の研究所でつくられた人為的なものだろう」と発言し、波紋を広げた。
同教授は、このウイルスが同研究所から事故で外部に流出したという可能性を指摘していた。
【生物兵器開発の途中で所員が感染?】
・・・
アッシャー氏はこの報告書で、武漢地域でのコロナウイルスの一般感染が知られるようになる直前の2019年11月頃に、武漢ウイルス研究所の所員3人が同ウイルス感染の症状に酷似した感染症にかかっていたことを、米国情報機関の情報として明らかにした。
アッシャー氏はそのうえで、「100%の証拠はないが、今回の新型コロナウイルスは、武漢の研究所で進めていた生物兵器開発の途中でウイルスがまず所員に感染し、その後、市街へと流出したことが確実だ」と述べる。
【メディアの論調も変化】
・・・
ここにきて、流出説を「陰謀説」として排除していた大手メディアも流出説の可能性を報じ、少なくとも米国政府として徹底調査する必要性を支持するようになった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b36abdf66fad9f75762f6286f3fb5708bb67a42
※関連情報調査結果、互いに面識のない世界各地の素人集団が、中国国内で埋もれていた過去の論文を探し出し、武漢の研究所で類似ウイルスを研究していたことを突き止めたという、下記趣旨の記事が見つかった。
これも長文につき、これはと感じた部分のみ抜粋で紹介する。
(2021年6月4日22時40分 YAHOOニュース;Newsweek)
「反中の陰謀説」とされてきた新型コロナウイルスの「研究所流出説」が、ここへ来て急に見直されているのは、中国の説明がおかしいと感じた世界各地のアマチュアネットユーザーがチームを組んで、否定しがたい新事実を科学界と大メディアに突きつけたからだ
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そうした中で、本誌は例外的に2020年4月、武漢ウイルス研究所(WIV)はウイルスの病原性や感染性を強める「機能獲得型」研究を行なっており、ここから流出した可能性も否定できないと報道した。
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【あるのは好奇心と根気だけ】
この1週間ほど、研究所流出説がにわかに注目を浴び始めた
雲行きが変わった理由は明らかだ。
この何カ月かの間に、武漢の研究所からの流出を疑わせる状況証拠が次々に明るみに出て、無視できないほどに蓄積された。
それらの証拠を探り当てたのは、ジャーナリストでもスパイでも科学者でもない。
アマチュアの「探偵」たちだ。
彼らの武器は好奇心、そして来る日も来る日もインターネット上の膨大な情報をかき分け、手掛かりを探す根気強さ。
それだけだ。
パンデミックが始まってからというもの、その原因に関心をもった世界各地のアマチュア20数人が独自に調査を行い、埋もれた文書を掘り起こし、断片的な情報をつなぎ合わせてきた。
彼らがばらばらに発信した推理が1つ、また1つとツイッター上でつながり、やがては、まとまったストーリーが紡ぎ出されてきた。
【チーム名は「ドラスティック」】
それは、言ってみれば「オープンソースの自由参加型ブレインストーミング」であり、ネット調査と市民ジャーナリズムの要素が合体した、全く新しい調査方法である。
彼らは自分たちをDRASTIC(Decentralized Radical Autonomous Search Team Investing COVID-19=新型コロナウイルス感染症に関する分散型の急進的な匿名の調査チームの頭文字を取った略称だ)と名乗る。
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【どう見ても疑うしかない新事実】
まず、武漢の研究所が長年、コウモリのいる洞窟で何種類ものコロナウイルスを収集してきたこと。
その多くは2012年にSARS(重症急性呼吸器症候群)のような症状を起こして3人の鉱山労働者が死亡した銅鉱山で見つかったもので、新型コロナと最も近縁なウイルスも、そこに含まれるとみられている。
また、武漢の研究所はこれらのウイルスを使ってさまざまな実験を行なっていたが、安全管理はお粗末で、曝露や流出の危険性があったことも明らかになった。
さらに、新型コロナの発生源とされた武漢の華南海鮮市場で最初の集団感染が起きるよりも何週間も前に、既に感染者が発生していたことも分かった。
【最初は「海鮮市場が発生源」を信じた】
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【「流出説」を揉み消した大物の正体】
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DRASTICの1人、シーカーも、武漢の海鮮市場で野生動物からヒトに感染が広がったと信じていた。
彼がそう信じたのは、主要メディアがそう報じたからで、主要メディアがそう報じたのは、何人かの科学者がそう主張したからだ。
そう主張した科学者の筆頭格がピーター・ダザック。
パンデミックを起こす可能性がある自然界の病原体について大規模な国際調査を行う非営利の研究機関、エコヘルス・アライアンスの代表だ。
ダザックは、武漢ウイルス研究所に所属するコウモリのウイルス研究の第一人者、石正麗(シー・ジェンリー)と長年共同研究を行ってきた。
十数本近い論文を共同執筆し、分かっているだけで60万ドルの米政府の助成金を彼女に回してきた。
【自然発生説のほうが陰謀だった】
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【コウモリウイルスの専門家、石正麗】
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「中国ウイルス説」を唱えるトランプ政権がエコヘルス・アライアンスへの助成金を打ち切ると、メディアはダザックを陰謀論者たちの「犠牲者」として同情的に取り上げたのだ。
シーカーは、2020年前半までにはその考え方に疑問を抱くようになっていた。
そこで、通説のあら探しをしていた人々とのやり取りを始めた。
その中で見つけた重要な情報が、カナダの起業家ユーリ・デイギンによる、オンラインプラットフォーム「メディウム」への投稿だ。
デイギンはこの中で、石正麗が2月3日に科学誌ネイチャーで発表したウイルス「RaTG13」を取り上げていた。
石正麗は論文の中で、新型コロナウイルスについての詳細な分析結果を紹介。
新型コロナウイルスと遺伝子レベルで似ているウイルスとして、「RaTG13」(コウモリコロナウイルス)を挙げていた。
【検閲されて疑い強まる】
論文はRaTG13の起源については曖昧で、中国南部の雲南省に生息するコウモリから以前検出されたと述べるだけで、いつ・どこで発見されたのか具体的な言及はなかった。
デイギンは、この論文に疑念を抱いた。
新型コロナウイルスは、RaTG13あるいはその関連ウイルスを調べていて、遺伝子を混ぜ合わせたり、照合したりする作業の過程で生まれた可能性があるのではないかと考えた。
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彼らはヒントを求めて、インターネットや武漢ウイルス研究所の過去の論文をくまなく調べ、幾つかの重要な指摘を行った。
RaTG13の遺伝子配列が、石正麗が何年も前に発表した論文に記されていた遺伝子コードの一部と完璧に一致した、というのも、その一つだ。
この遺伝子コードは、武漢ウイルス研究所が雲南省のコウモリから発見したウイルスのものだった。
【始祖ウイルス発見は2012年?】
DRASTICチームは、2つの論文に含まれる重要な詳細情報を過去の複数の報道と結びつけて、RaTG13は雲南省の墨江八二族自治県にある鉱山の坑道で発見されたウイルスだと断定した。
ここでは2012年に、コウモリの糞を除去していた男性6人が肺炎を発症し、そのうち3人が死亡していた。
DRASTICは、これが、ヒトが新型コロナウイルスの始祖ウイルス(おそらくRaTG13かそれに類似したウイルス)に感染した初めての症例だったのではないかと考えた。
石正麗は科学誌「サイエンティフィック・アメリカン」に掲載されたプロフィールの中で、複数の鉱山労働者が死亡した墨江八二族自治県の鉱山について調査を行ったことを認めている。
だが彼女は、この銅鉱山の一件とRaTG13を関連づけることは避けており(論文の中でも触れていない)、作業員たちは洞窟の中の「真菌(カビ)」が原因で死亡したと主張した。
DRASTICの面々は納得しなかった。
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ネット情報を探るうちに、シーカーは中国の学術誌や論文を網羅した巨大なデータベース、CNKI(中国学術文献オンラインサービス)を見つけた。
ここにある膨大な学術文献の中に、鉱山労働者の死に関連した情報が埋もれているかもしれない。
問題の鉱山がある地域の名称(墨江ハニ族自治県)に思いつく限りの関連キーワードを付けて、グーグル翻訳で英語を簡体字の漢字に変換して検索をかけ、検索結果をまた英語に翻訳して目を通す。
「墨江+肺炎」「墨江+武漢ウイルス研究所」「墨江+コウモリ」「墨江+SARS」という具合だ。
1回の検索で何千もの結果が出て、雑誌、本、新聞、修士論文、博士論文などのデータベースが半ダース程も表示される。
【大スクープに値する発見】
その宝物に出くわしたのは、あきらめかけた時だった。
昆明医科大学の院生が2013年に提出した60ページに及ぶ修士論文だ。
タイトルは「未知のウイルスによる6人の重症肺炎患者の分析」。
患者1人1人の症状と治療の進展を事細かく述べた上で、執筆者は疑わしい「犯人」を挙げていた。
「シナキクガシラコウモリ、あるいはその他のコウモリ由来のSARSのような(症状を引き起こすコロナウイルス)」の仕業だ、と。
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次に、中国疾病対策予防センターの博士研究員(ポスドク)が執筆した同じテーマの論文を調べると、内容の多くは最初の論文と一致していた。
鉱山労働者のうち4人はSARSウイルスに似たウイルスの抗体検査で陽性だったこと、これらの検査結果は全て、武漢の研究所に報告されていたことも分かった。
(シーカーが2つの論文のリンクを貼った直後に、中国はCNKIのアクセス管理を変更し、彼が行なったような調査はできなくなった)
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https://news.yahoo.co.jp/articles/22e6ee99310dfcccde55d8970522a4275115b5a2
※以下は、上記記事の後編。
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【「しまい込んで忘れていた」は嘘】
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【ウイルスのデータベースが消えた】
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【科学界も研究所流出説に注目】
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【感染拡大初期にこの情報があれば】
同じ頃、シーカーがまたもややってのけた。
彼は中国科学技術部が運営するデータベースのサイトを訪れ、石正麗が監修した全ての論文を検索。
すると3件がヒットした。
「1回目の検索で見つかった」と彼は言う。
「なぜこれまで誰もこの方法を考えつかなかったのかは分からないが、おそらく誰もここを見ていなかったのだろう」
新たに見つかったこれらの論文は、武漢ウイルス研究所がごまかしを続けてきたことを証明していた。
研究者たちが、墨江ハニ族自治県の鉱山労働者の死因が真菌(カビ)だったなどと考えてはいなかったことが明らかだった。
石正麗がサイエンティフィック・アメリカンなどに行った説明とは矛盾する内容だ。
研究者たちはSARSウイルスに似た新型ウイルスの感染拡大を心配して、ほかに感染者が出ていないか、銅鉱山の周辺にある複数の村に住む人々の血液検査まで行っていた。
また、パンデミックが発生するずっと以前に、そのほかの8つの類似ウイルスの遺伝子配列を知っていた。
公表していれば、新型コロナの流行初期に多くの研究者の理解を助けていたはずだが、実際は、DRASTICがその情報を引っ張り出すまで公表しなかった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/dbd8696aee8da46238937a206144de9ece5d71d6
(1/2から続く)
一方、2021年6月13日13時1分にYAHOOニュース(FRIDAY DIGITAL)からは、研究所流出説に対し専門家は冷静な目で見ているといった、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「情報」をどう読むか。
新型コロナが世界を襲ってから、科学分野の記事を目にすることが多くなった。
国内だけでなく、海外の情報に触れる機会も飛躍的に増えるなか、真偽が定かでない「情報」も多くなった。
海外メディアの「情報」を十分な検証、咀嚼することなく「ダダ流し」ているメディアも、残念ながら少なくない。
それに踊らされることは不幸でしかない。
「インテリジェンス(情報収集・分析)」の手法に詳しい軍事ジャーナリストの黒井文太郎が、その「読み方」を解説する。
【アメリカの新聞が報じたことの正しい「意味」】
6月7日、米有力紙『ウォールストリート・ジャーナル』が、関係者の話として 「米国のローレンス・リバモア国立研究所が2020年5月に、新型コロナ・ウイルスが武漢研究所から流出した可能性にも説得力があるとの報告書を作成していた」 と報じた。
この記事をロイター通信などが「そのまま」伝えたため、日本のメディア各社も大きく報道したが、ひとつ注意が必要だ。
このニュースだけ見ると、あたかもそれが「事実」であるかのような印象だが、実際は、そうではない。
あくまで「一研究機関が、かつてそうした報告書を作成していた」というだけの話であり、しかも何か新たな科学的発見があり、専門家の世界で認められたというような意味ではないことに留意しなければならない。
しかし、それに対して、ウイルス専門家などの科学者サイドは、比較的冷静だ。
たとえば、前述したサイエンス誌への書簡の共同署名者たちも、べつに研究所流出説を支持しているわけではない。
一部の米メディアでは、
「2019年11月に武漢ウイルス研究所の研究員3名が体調を崩して治療を受けたらしい」とか、
「武漢ウイルス研究所ではコウモリのコロナ・ウイルスを遺伝子操作して人間への感染力をつけさせる機能獲得実験と呼ばれる研究を行っていたようだ」とか、
さらには「米国のウイルス研究者の間では、武漢ウイルス研究所の機能獲得実験に米国から資金が出ていたことを隠すために、研究所流出説はタブーにされたらしい」とか、
さまざまな疑惑が報じられた。
こうした流れから、ネットの一部などでは「自然発生説よりも研究所流出説のほうが優勢」になっているかのような論調も見られる。
仮にそれが事実なら、世界中に大混乱を引き起こし、多くの人々を死に追いやった直接の責任が中国当局にあることになり、世界情勢はいっきに緊迫するだろう。
一部メディアとネットでは、その真偽をめぐる論争が過熱している。
【科学者たちは、冷静だ】
しかし、それに対して、ウイルス専門家などの科学者サイドは、比較的冷静だ。
たとえば、前述したサイエンス誌への書簡の共同署名者たちも、べつに研究所流出説を支持しているわけではない。
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つまり、これまでは研究所流出説がほとんど軽視されてきたことに対して、科学界からはすべての可能性が否定されていないことが指摘されているが、かといって研究所流出説を支持する声が強まっているわけではないのだ。
また、研究所流出の可能性を否定しないとしても、機能獲得実験により武漢ウイルス研究所が作ったとする仮説を支持する研究者は少ない。
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専門家たちが研究所流出の可能性を否定していないのは、これまでとなんら変わりはない。
あえて違いを挙げれば、昨年は「ウイルスの起源は証明されていないが、自然変異の可能性が高い」との前提のうえでの議論だったのが、現在は「ウイルスは自然変異の可能性が高いが、その起源はまだ証明されていない」に比重が移っていることだ。
議論の注目点は変化しているが、内容は同じだ。
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しかも、その誤分析の語られ方も、ほぼQアノンなどの陰謀論の拡散のパターンと共通していた。
これに関しては、筆者自身、それらの誤情報拡散の「仕組み」を検証した記事をいくつも書いている。実際のところ、高度なサイエンス領域は第一線の専門家にしかわからない。
そこで私たちメディア側がこうした情報を評価する際には、専門家の議論をフォローすることが必須となる。
仮に興味深い仮説を目にしても、すぐに飛びつかずに、まずは専門家たちの反応を確認することが重要なのだ。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/f48670f186060f5c1f5b939a7e64f546252d70b8
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。